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田畠恒男「花くれないに」高橋貞二小山明子杉田弘子清川新吾雪代敬子菅佐原英一笠智衆柳永二郎

お気楽三番煎じの良さ。作中でも言及あるが「坊ちゃん」「青い山脈」の堂々たるパクリだが、そのぬるさが、心地いいんだよねー。
 ユーチューブにて。57年、松竹大船。 


 実際のランニングタイムは102分とのことだが、この動画は72分。明らかにTV放送の短縮版録画で、高橋貞二と小山明子が仲良くなるエピソードなどが省かれているが、それなりに楽しめる。
 むしろ映画としては、しまったのではないか。

e0178641_9465413.png花くれないに (1957)(Movie Walker HPより)
阿木翁助・作のNHK連続放送劇の映画化。「怒濤の兄弟」の共同脚本執筆者の一人、猪俣勝人が脚色、「「夢に罪あり」より 処女」のコンビ田畠恒男が監督し、布戸章が撮影した。主演は「逃げだした縁談」の高橋貞二、杉田弘子、小山明子、清川新吾、「お富と切られ与三郎」の雪代敬子、「「夢に罪あり」より 処女」の菅佐原英一。ほかに中川弘子、笠智衆、柳永二郎、新人山田百合子など。色彩はイーストマン松竹カラー。
朝田恵太郎はみちのくの今石東校に赴任し、早速若ムジナという仇名を貰った。この土地では男女共学が行われず、この間題をめぐって有力者や教師が二派に別れていた。共学を主張するのは佐久間教師や老町医者の若杉で、反対派には市の有力者、PTA会長の五本松や押川教頭がいて、男女合同の運動場の予定地を競輪場にしようと計っていた。

 高橋貞二ののほん演技の好ましさ。ああ、いいなあ。これがこの映画のすべて。
 琴の師匠・夏川静江の娘に、夏川かほる。娘か。なかなか好印象だが、そのあと見ないな。後のほうのクレジットで、女生徒町田祥子。由紀さおりの姉? 確認できず。
 改めて言うが、三流映画の心地よさ。

 ★Movie Walker★に、タイトル検索で詳細な作品情報あり。簡単な作品解説、あらすじ紹介(企画書レヴェルの初期情報の孫引きゆえ、しばしば実際とは違うが)。

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by mukashinoeiga | 2018-05-11 09:32 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

野村芳太郎「踊る摩天楼」

 渋谷にて。「野村芳太郎監督特集」。56年、松竹。
 実は何気に、面白映画が多い高打率ヒットメイカー野村芳太郎。本作もグッド。
 徳川家の末裔の「若殿」川喜多雄二と、若手TV局ディレクター高橋貞二を中心とした、このラヴコメも、快調なり。
 特筆すべきは、戦前松竹以来の、日守新一。川喜多の家の「家老」という「時代錯誤」な役にばっちり。老け作りで老家老を快演なのは、ヒモリンファンとして、うれしい。
 卑怯な(笑)エロキューションと、極端なイントネーションにますます磨きがかかり(笑)せりふ自体やシチュエーションの面白さがないまま、その独特の発声で、笑いをかもし出す。
 おそらく戦前のヒモリンなど見たこともないだろう若い衆たちが、後半ヒモリンがしゃべるたびに、笑いを発していた。いわゆる森繁プシといわれる、森繁口調は、せりふ自体の面白さやシチュエーションの面白さも含めて笑いを取っているのだが、本作のヒモリンは、大仰な台詞回しのみで、観客を笑わせる。
 至芸。
 これに感動したのか(笑)野村演出は、ラストカットを、若い高橋貞二らスタアではなく、ヒモリンでシメる。
 娘・藤乃高子の結婚後、ひとりさびしく残される父、という小津映画おなじみのラストのパロディで、部屋の照明を徐々に落とすという演劇調。なんだか、本作の実質主演がヒモリンかとも、思えてくる(笑)。

 タイトルのハリウッド・ミュージカル調からもわかるように、本作、歌とダンスの間をドラマでつなぐ、野村流オペレッタ。
 川喜多の姉・越路吹雪を始め、朝丘雪路、中川弘子(父譲りのタップも披露。確かお父さんも出ていた?)小坂一也、モチロン元歌手の大木実も、ちょいと歌う。
 大木実は、ぼうぼうのひげを剃ったら、いいオトコ、というお定まり。別にこれは、小津を意識したものではなく、定番ギャグの援用だろう。
 東踊り?みたいな設定か、劇場で踊りを披露するのは、超美貌の有馬稲子、特別出演。大勢の当時のタレントも出ていて、いかにもお正月映画らしい華やかさ。
 ただ、そのブン、歌わない高橋貞二は、主演クラスなのに、生彩を欠くのは、致し方なし(笑)。

 なお、冒頭クレジットを見ていて、終わり近くのその他大勢の中に、槙芙佐子の名が。
 フィルムセンターで最近見た大庭秀雄「感激の頃」39年の、戦前松竹ヒロイン女優。率直な美人だが、あまりにあくがなさ過ぎて、主演としては、残らなかった。その彼女が、エキストラ?扱いでクレジット。
 「見合いの客」として、四人クレジットされたうちの一人。残り三人の名前は、視力に入らなかったが、彼女のみ、目に入った。
 そもそも「見合いの客」などというクレジットも、不思議。ふつう、見合いに客はいない。
おそらく、見合いの場に設定された劇場で、有馬稲子が日舞を踊る。その観客(主人公周りの)の、和服の女性が何人かいたが、そのひとりだろうか(判別は不能)。
 そもそもほんの数秒映るかどうかのエキストラに、クレジットがあること自体が、当時としては異色。かつて戦前はヒロイン女優でもあった彼女を、松竹は遇したということだろう。となると、残りの三人も気になるが。
 その見合いの場の劇場にちらりと顔を出すヒモリンあたりは、おそらく戦前共演しているはずで、たぶん認識していたと思う。「おはようございます。お久しぶりです」などと挨拶を交わしていたのかと推測するが、なんだか、面白い。

 なお、サブタイトル(原作明記)込みの正式タイトルは下記。
★千万長者の恋人より 踊る摩天楼|Movie Walker★

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by mukashinoeiga | 2014-05-24 10:54 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)