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柳瀬観『北国の街』舟木一夫和泉雅子山内賢脚本倉本聰

これもいいんだよなあ。
e0178641_1575055.png 主演三人の好ましさ。丁寧な絵作り。
 感想駄文自体は、この特集にあるので、できればお読みいただきたいが、今回特筆したいのは、以下の柳瀬観監督のインタヴュー、講演映像。
 ふつう彼のようなプログラムピクチャアの監督の講演など、ほとんど残されていないのが現実で、その中にあって、この講演自体の存在、そして記録の公開、本当にまれな事態。
 奇跡とすら言っていいほど。
 やはり舟木ファンの力だろうか。
 なおこの映画は村山新治「故郷は緑なりき」東映61年のリメイク。
 ヒロイン佐久間良子のセーラー服姿というお宝映像。
女子高校生役なのに、すでにしっとり(笑)。こちらも佳作。




映画『北国の街』予告

 男子同士の会話は今とあまり変わらない気もするが、女子和泉雅子の「申し遅れましたが」って(笑)。
「舟木一夫青春歌謡映画」 柳瀬 観 監督 1


「舟木一夫青春歌謡映画」 柳瀬 観 監督 2
「舟木一夫青春歌謡映画」 柳瀬 観(のぞむ)監督作品予告編集
「仲間たち」「花咲く乙女たち」「北国の街」「東京は恋する」「高原のお嬢さん」
柳瀬観監督の講演時に上映された主催者による編集版を再編集しました.

「舟木一夫青春歌謡映画」 柳瀬 観 監督 3


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by mukashinoeiga | 2018-06-06 01:56 | 舟木一夫と60年代アイドル | Trackback | Comments(0)

6月舟木一夫特集が新文芸座で 当ブログも「舟木一夫と60年代アイドル」新設!和泉雅子本間千代子内藤洋子

王道の青春映画の宝庫。さわやかさ、甘酸っぱさ、清らかさ満載の。
 永遠の高校三年生・舟木の存在は突出して、素晴らしい。

e0178641_4323267.png 池袋新文芸座のラインナップは、

《1963年(昭和38年)6月5日「高校三年生」レコード発売記念・デビュー55周年 舟木一夫特集 スクリーンで観る青春歌謡、永遠の輝き》
6/05(火) 「北国の街」「高校三年生」
6/06(水) 「夢のハワイで盆踊り」「高原のお嬢さん」
6/07(木) 「友を送る歌」「哀愁の夜」
6/08(金) 「夕笛」「絶唱」
6/09(土) 「いつか来るさよなら」「その人は昔」
※上映時間など詳細は、公式サイトをご参照ください。

 いくつか未見作もあるが、文字変色はおススメ。
 もちろん突出した傑作佳作ではない。しかし繰り返すが、さわやかさ、甘酸っぱさ、清らかさ満載の、爺的に表現すれば、一服の清涼剤と申すべきか。
 涙が出るくらいすがすがしい(笑)。
 本特集の唯一の不満は、舟木&本間千代子絶対の快作「君たちがいて僕がいた」が上映されないことで、これはちょと問題(笑)。本間千代子は、今回「夢のハワイで盆踊り」に出ているが、出番は少ない。

◎重要な追記◎最近当ブログは、レロレロな状態でして、古い形式で埋め込んだユーチューブ動画が見られなくなっています(最近埋め込んだ動画はそのまま見られます)。
 この場合、当ブログ最上部のへんてこなマーク(保護されたコンテンツのみ表示)をクリック、さらにすべてのコンテンツを表示をクリックすると、見られます。
 まあ白黒ゴースト状の、削除された動画は見られませんけどね。でもそれもイタチごっこというやつで、削除されてもされても、再アップされることも多いので、検索してみてください。
君たちがいて僕がいた 舟木一夫 さん2


e0178641_4331016.jpg 本間千代子は東映女優なのに、いわゆる東映女優臭が全くない、という稀有な東映アイドル女優。
忘れられた60年代アイドル女優なので「君僕」がないのは、ちょとクヤシイ。

 なお、本特集には、舟木一夫が出演していないけど、関連付けられるようなさわやか系も集めました(笑)。

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by mukashinoeiga | 2018-05-23 04:36 | 舟木一夫と60年代アイドル | Trackback(4) | Comments(0)

本間千代子:東映少女アイドルという稀有な存在

 感想駄文済みの「君たちがいて僕がいた」以来気になっているのが、アイドル女優・歌手の本間千代子。
e0178641_2021352.jpg ユーチューブでは、そのレコード歌手音声もいくつかあるのだが、ダンゼン映画の映像のほうの彼女が、素晴らしい。
 今回、彼女の子役時代のものを見つけたので、改めてフィーチャーしたい。

本間 千代子(ほんま ちよこ、1945年1月29日 - )は、日本の歌手・女優。本名同じ。長野県上伊那郡伊那町(現・伊那市)生まれ、東京都杉並区育ち[1] 。夫は音楽プロデューサーのひのきしんじ。
 杉並区立高井戸第四小学校に通うようになってからは「みすず児童合唱団」で歌の勉強を続ける。先生はやがて姉の夫となる当時高校3年生であった冨田勲(後にシンセサイザーアーティストとして著名)であった。その後ポリドール児童合唱団に所属し、昭和26年(1951年)1月にはNHKから『けんけん小雉』『お菓子の汽車』が放送される(同合唱団には倍賞千恵子がいて、その後も友好を保つ)。
 当時雑誌の人気投票で吉永小百合を抜いて1位になることもあり[4]、ブロマイド売上げでも高位をキープしていた。(以上ウィキペディアから抜粋引用)

東映教育映画 六人姉妹 1959

★日本映画データベース/六人姉妹★
◎追記◎これのどこが「教育映画」なのだろうか(笑)。六人姉妹ということで、女子中学生向けの「家族(学校)での人間関係について考えよう」ということなのか?

17歳のこの胸に 本間千代子 西郷輝彦  鹿児島ロケ

 たいへん愛らしい本間千代子と西郷輝彦。
 ちなみに、貧しい時代には、フレッシュな大根を生齧り→この映像をアップした「現代人」は、大根ナマは想定外→現在は、大根サラダは女子に人気→時代は、めぐるのだ。
◎追記◎ぼくにとって大根サラダはあんなまずいもの、どこがいいのか、と(笑)。

西郷輝彦=十七歳のこの胸に=

★チャペルに続く白い道(西郷輝彦)(再:本間千代子編)


舟木一夫「君たちがいて僕がいた」 YouTube

 
映画「君たちがいて僕がいた」(東映/64)

 
★music39【おはようサタデー】personality 本間千代子★

教育映画 続 六人姉妹 1962

 たいへん楽しいが、本間千代子は、出ていない。アイドル女優として、忙しかったのだろうか。

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by mukashinoeiga | 2013-12-29 03:52 | 舟木一夫と60年代アイドル | Trackback | Comments(0)

Youtubeでたどる私の和泉雅子と舟木一夫

 ネットを、ヨロメキつつ、徘徊していたら、タイトルのブログを見つけた。
 なかなか、面白い。ついつい、ページを繰って、見入ってしまった。
 和泉雅子と舟木一夫、ついでに吉永小百合に関する、延々とした考察、映像も含め、おもしろい。

★Youtubeでたどる私の和泉雅子と舟木一夫★

《とりあえず「寒い時期」のことからいっちゃおう。(略)
 オレってやつはどこまでこの寒さに耐えられるんだろう、そう思って事務所もスタッフもすべて解散した。昭和六十年(=85年・註)頃のことだ。マネジャーもいない。あるのは自宅の電話一本。その電話で仕事を受けると、バッグの中にカラオケテープを放り込み、ステージ衣装を提げて、一人で出かける。

 仕事場は国道沿いにある健康ランド。田舎の小さな温泉やヘルスセンターなどお客さんが二、三百人も入ったらいっぱいになるところばかり。
 着いてすぐ楽屋へ。
「すいませんが、アイロンとアイロン台だけ用意してください」
 そこは楽屋と呼べるような所ではないが、とりあえずワイシャツとスーツのしわに慣れぬ手つきでアイロンをかける。(略)半ばプライドを放棄したような仕事にも、いつしかけっこう大丈夫な自分を発見していた。》
 舟木のデビュー以来の爆発的な人気と、10年後の自殺未遂については、すでにご存じの通りです。その後、独立した事務所でのごたごた、実弟の事故死、経済的行き詰まりからの自宅の売却……、と続いた不幸の中で、舟木一夫が唯一手放さなかったのは、〝自分は芸人である〟という自覚でした。
 芸人であるからには、9時~5時で仕事したりなどしない。まっとうな職業には就けないし、就こうとも思わない。舟木は〝芸人であることの矜持〟を保ちつつ、この長い冬の時代を生きました。
 この自覚というか、性格の形成には、舟木が芸能界に入って以来目をかけてくれた先輩歌手や役者、あるいは気が合ってつきあった芸人仲間の影響もありますが、やはりバクチ打ちだった父親の感化が一番、あずかって力があったようです。

《僕は、小学校二年から六年までに母親が九人変わった。九人のうち、出戻りがひとりいるから実質は八人……。その出戻りが、私の生みの母だ。八人のうち、顔は思い出せても、今でも名前を覚えているという人は、五人しかいない。(略)
 ここで親父のことにふれよう。
 親父は、江戸屋という一家をかまえたバクチ打ちで、一日中、着流しで過ごしていた。もの心がついたころ、家には十人ほどの若い衆が常時いて、僕は〝ぼん〟とか〝ワカ〟と呼ばれていた。僕にとって父方の祖母、つまり親父を生んだおばあちゃんの左腕には、花札の短冊の絵と〝だれそれ命〟の入れ墨がしてあった。だから、僕の家は、僕も含めここ三代、カタギがいないわけ》(『怪傑!!高校三年生』)

 舟木の父親は、息子が小学校に上がる前に足を洗い、芝居小屋(映画館)の小屋主となりました。興行師も兼ねましたが、たちまち食えなくなったといいます。舟木は貧しい少年時代を過ごしました。要するに、舟木は出自からして根っからの〝はぐれ者〟で、その業を自覚し、青春歌謡の流行歌手になった時点で、すでに筋金入りの〝芸人〟だったのです。 

《オレは運命論者ではないけれど、美空ひばりさん、三橋三智也さん、島倉千代子さんたちのように長く芸人をやっている人ほど、一言で言うと〝強い業〟を持っていると思う。
 そういうものを持って生まれる星の人がたしかにいる。
 芸事というのは、本番でお客さんの前にたっている状態は、命を削ると言う行為だ。結局、芸人はロウソクだと思う》(『風来坊』)

 このような自覚をもつ人間に、カタギの定規はあてはまりません。すでに芸人としての性根が据わっているわけですから、あとはこの「寒い時期」を肥やしに、もう一度気持ちよく男の花を咲かせるだけです。中年になった舟木はその花を、もう一度青春期の自分自身を演じるということによって、咲かせることに見事に成功します。
 参考のために舟木が90年1月2日に岩手で行ったショーの一部映像を掲げます。場所は初売りのデパートかどこかでしょうか? 翌91年に芸能生活30周年プレ公演で華々しくカムバックする舟木は、この時期、ようやく頬もふっくらとしてきて、まさにオーラを取り戻す直前といった雰囲気です。   以下略・引用終わり

舟木一夫ショー 高原のお嬢さん



◎追記◎そうはいっても、なかなかお客さんに目線を合わせない、中空にぼんやりした目線を漂わせるところ、ちから弱い歌い方。うーむ。
◎関連記事◎
★美少女対決:和泉雅子・吉永小百合そして安達明★

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by mukashinoeiga | 2012-12-05 23:36 | 舟木一夫と60年代アイドル | Trackback | Comments(0)

鷹森立一「夢のハワイで盆踊り」舟木一夫本間千代子笠智衆高見理紗堺正章高橋元太郎

 三原橋にて。「デビュー50周年記念 ともに歩んだ青春の一ページ スクリーンで観る舟木一夫と時代を彩ったヒロインたち」特集。64年、東映。ニュープリント。
e0178641_0551986.png 本特集の名前が長いのは、来春の閉館が決まっている、銀座シネパトの「代償行為」であろうか。せめて、特集タイトルくらいは、長くしたいというような(笑)。
 同時上映の鷹森立一「君たちがいて僕がいた」の、同年作、同じ監督、同じ主演コンビながら、出来は「君・僕」に及ばない、凡作。
 舟木一夫の、若さ特有の憂鬱顔、さわやかさを生かすには、いささかノー天気過ぎた題材だろう。
 こんな、コメディー、ヴァラエティー寄りの企画では、舟木がかわいそうだ。タイトルは、絶品に素晴らしかったのだが(笑)、若大将か、クレイジーか、ドリフ向きの題材で。
 「君・僕」で輝いていた本間千代子も、金持ちのお嬢様役は、ちょいと、似合わない。出番も少なく、残念。
 舟木と同じで、誠実な青春映画でこそ、輝く逸材なのに、惜しい。
 むしろ、本作で輝いていたのは、ハーフの高見理紗。ころころ小太りで、三枚目な魅力がキュート。のち、鳩山邦夫の従兄弟と結婚し、実の妹・高見エミリーも邦夫と結婚。ということは、鳩山ルーピーの義理の従姉妹にもなるわけか(笑)。
 
 舟木、本間、歌えるアイドル(当時は)高橋元太郎、二代目コロムビア・ローズが、楽しく歌い踊るなか、「君・僕」同様に一声も歌わない、仲間はずれの堺正章が、哀れ(笑)。まだ歌手活動以前のハイティーンの堺は、バックで盆踊りを踊って、ヒョーキン者役を、黙々と(笑)こなす。若くして、のちの活躍を期待させる逸材で。

 なお、本作の最大の魅力は、舟木の生き別れの祖父となる、ハワイ日系一世の笠智衆。
 老人役ながら、ワイルドな精力にあふれた、野性味充実の笠。こんなに多彩な表情の笠は、始めてみる気がする。ナイス。笠の代表作というべき

 ちなみに今回の二本立て、ともにニュープリということで、銀座シネバトは、1500円の特別均一料金設定。シニア割引もないらしく、チケットを買い求める客に、いちいちどうして高いのか、聞かれまくっておりました(笑)。

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by mukashinoeiga | 2012-10-26 20:39 | 舟木一夫と60年代アイドル | Trackback | Comments(2)

鷹森立一「君たちがいて僕がいた」舟木一夫本間千代子千葉真一堺正章高峰三枝子岡村文子佐野周二

 三原橋にて。64年、東映。ニュープリント。
 東映なのに、これほど「東映臭」(笑)のない映画は、ぼくは、はじめて、見た。
 きっぱりさわやかな、楽しい青春アイドル映画の佳作。10/21(日)まで上映中。
 なお、本特集の名前は、「デビュー50周年記念 ともに歩んだ青春の一ページ スクリーンで観る舟木一夫と時代を彩ったヒロインたち」特集。なげーよ、銀座シネパト。

e0178641_11350100.jpg 原作は「明星」連載の富島健夫の学園モノ。いかにもな、いわゆる「青い山脈」系。
 小田原の地方ボスにして、PTA会長の実力者が、若い熱血教師・千葉真一を辞職に追い詰めるが、若い生徒パワーでそれを阻止という、まあ、定番ながら、とても楽しい青春ドラマ。

 お楽しみその1 さわやかな「高校三年生」 役・舟木一夫の清潔さ。いつものことながら、まじめな好青年役が、似合う似合う。これ、ほんとに、東映映画なのか、と(笑)。

 お楽しみその2 それをさらに上回るクラスメイトのヒロイン、本間千代子の、愛らしさ、可憐さ。その絶対の魅力。当時のアイドル歌手だというが、ほぼ始めて見て、そのチャーム、ほほえましい。何で彼女の魅力が、現代につながり残っていないのか。

 お楽しみその3 担任・千葉真一は体育担当ということで、トランポリンや、なかんずく鉄棒で、たっぷり美技を堪能できる。日体大の体操選手であった千葉の、美技に、惚れ惚れ。
 アクション俳優ではない、体操選手のチバシンの美技の数々。
 また、役者としても、後年のアクション専門俳優ではない、若い教師役の、普通のドラマの青年役を、きわめて魅力的に好演。ああ、普通の演技のチバシンの、青年らしい、好ましさ。

 お楽しみその4 まだ、スパイダース以前のティーンの、堺正章が、助演で。そのタレントぶり。

 お楽しみその5 脚本・池田一郎(隆慶一郎)らの、ナイスな青春映画ぶり。

◎追記◎お楽しみその6 本間千代子の母・高峰三枝子、祖母・岡村文子、高峰の友人・佐野周二と、戦前松竹おなじみの面々が、助演。特に、岡村文子大活躍とは、戦前松竹ファンとしても、うれしすぎる。

◎追記◎ヒロイン・本間千代子が、むさい独身男のチバシンのために、チバシンの下宿に持ち込むのが、なんと、女子高生でも、持ち運び可能な「洗濯機」。
 そんなに大きくない程度の電気ポット(直径は、目算で15センチ?)くらいで、洗面器に水を張り、これを立てて、スイッチを入れ、水を撹拌すると、靴下程度は「洗濯」出来るというもの。
 なんというナイスな「新製品」。まあ、サイズからいって、洗面器に入る程度の靴下とか、ハンカチとかぐらいしか「洗濯」出来ないか。速攻で市場から姿を消したのは無理もないが、なんか、夢のある「モバイル洗濯機」だなあ。
 ちょと、感動(笑)。下の、3本目のクリップの真ん中あたりで、本間千代子が持っているのが、そのモバイル洗濯機。


舟木一夫=君たちがいて僕がいた=





◎追記◎君たちがいて僕がいた 舟木一夫 さん2

★おはようサタデー personality 本間千代子★

愛しあうには早過ぎて 本間千代子 Honma Chiyoko

 削除されてもされても、愛だなあ(笑)。
◎関連記事◎
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by mukashinoeiga | 2012-10-19 23:54 | 舟木一夫と60年代アイドル | Trackback | Comments(0)

柳瀬観「北国の街」舟木一夫和泉雅子山内賢岡田可愛東恵美子

 神保町にて。「思ひ出は列車に乗って 川本三郎編 鉄道映画紀行」特集。65年・日活。
 本特集でやはり今週上映中の、村山新治「故郷は緑なりき」61年、ニュー東映東京(未見、のちに見ました。こちらも佳作)のリメイク。
 舟木一夫、和泉雅子、山内賢主演の日活青春モノで、どうせたいした映画ではなかろう、と鼻でふふんと見に行ったら、恐れ入りました、傑作でした。
 ニュープリントの、美しいカラー・シネスコ画面が、大スクリーンに映されていて、そのロケーション効果にため息。新潟・長野間の飯山線沿線の、雪景色がたっぷりとロケされていて、抜群の効果を挙げている。「北国の街」その冬から雪解けの春までを描き、雪はきれいなものだけではない、ぐじゃぐじゃの土混じり泥交じりの半解けの雪まで、丁寧なロケーション。高校生役には、いずれもトウの立った三人だが、みんな素晴らしい。まさか富島健夫原作、倉本聰脚本の青春モノで泣かされるとは思いもしなかったなあ。いや、ぼくが泣いたのは、そのロケーションの美しさゆえ、と思いたい(笑)。舟木の歌が舟木の歩く絵にかかる、というのではなくて、舟木の歌が山内賢の歩く後姿にかぶる美しさ。へへっと笑う山内。微笑む和泉。
 ところで、シアターで配っているスタッフ&キャスト表には、舟木の父の友人の娘・岡田可愛が載っていない。代わりに「加藤敬子(信子の母)」というのがあるが、肝心の「信子」役が表にない。「信子」が岡田可愛だろうか。また、刑事役二人と守衛役が載っているが、映画にそのような人物は出てこなかった? 刑事が出るとしたら、せりふだけで語られる、山内賢の<通行人の女性が不逞の輩に暴行されているのを助けた事件>くらいだろうか。カットされたものかもしれない。女性を助けたのに、校長は山内の武力行使を非難する。日教組か(笑)。和泉雅子の母に東恵美子、顔が似てる母娘のキャスティング、ベスト親子賞ね。
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by mukashinoeiga | 2009-10-11 22:04 | 舟木一夫と60年代アイドル | Trackback | Comments(0)