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西村昭五郎「青春の海」吉永小百合渡哲也和泉雅子川地民夫和田浩治山内賢笠智衆水谷豊

うーむこれはこれは。
 神保町にて「映画で愉しむ――石坂洋次郎の世界」特集。66年、日活。
 この特集、全作傑作快作と書いて、おススメした。しかし今回未見の、本作と松尾昭典「風と樹と空と」を続けて見て、小百合主演の映画は、例外だなー、と思った(笑)。この二作、まったくつまらん(笑)。
 これについては、不明を恥じ、訂正したい(笑)。

 確かに小百合、和泉は演技力はある。うまい。しかし、それが、ことごとく、空転している。

e0178641_1627469.png10. 青春の海(神保町シアターHPより)
S41('66)/日活/カラー/1時間29分
■監督:西村昭五郎■原作:石坂洋次郎『サルと空気銃』■脚本:三木克巳■撮影:姫田真佐久■音楽:黛敏郎■美術:横尾嘉良■出演:吉永小百合、渡哲也、和泉雅子、川地民夫、和田浩治、山内賢、笠智衆
東京から地方の漁師町に左遷された熱血女教師(吉永)の奮闘を描く。何かとヒロインを助けるワケ有りのやくざ者は、まさに渡のハマリ役!日活映画への出演は珍しい笠智衆の名演も嬉しい。

小百合、雅子ともに、デヴューのころの天然の輝きは素晴らしかった。しかしそれはたった数年間のゴールデンタイムの輝きで、本作で本当に若い娘にはもはや無理なことは、画面の端々から感じる。天然の輝きが崩れた後、しかしまだ若い娘を演じる戦術は何か。
 過剰演技だ。ふたりは天然の娘を演じるに、明らかなオーヴァーアクト。本来涼やかな映画のはずなのに、ヒロイン二人の演技は、暑苦しい。しかもふたりとも演技力があるだけに余計に暑苦しくなる。はっきり言うと、二十歳前後の女優に、その若さの演技はないだろう、というのも失礼だが、この二人に関しては、その前段があまりに素晴らしすぎたせいで。

 そして、さらに暑苦しさを増すのが。
 監督がのちに日活ロマンポルノで活躍する西村昭五郎だから感じてしまうのか、ある種の発情演技。
 不良中学生や、その兄貴分の渡哲也のバイクに乗せてもらう小百合の、ひしと背中に抱き着く、その恍惚感。旅立つ哲也に、何もかも捨てて、付いていこうとするあまりに拙い発情。
 雅子の過剰なシスコンぶり。
e0178641_16282745.png うーん、暑苦しい(笑)。
 石坂洋次郎流戦後民主主義礼賛が、このころから賞味期限を過ぎていた、ということか。
 なお少女小百合は、現在では周回遅れの左翼老女になっている。

 上記神保町シアターHPコメントで、「日活映画への出演は珍しい笠智衆の名演」とあるが、やはり若い監督だから一本調子の演出で、とても名演とは申せない。
 もっとも笠の息子たち、川地民夫、渡哲也、和田浩治、山内賢の日活四兄弟は、なかなかゴージャス。
 クレジットの最後のほうに水谷豊の名前が。
 確認はできなかったが、渡哲也の子供時代の子? 伊豆の海に海女の母を死なせる回想シーンの数秒のみの、アップなし、セリフなしの子だろうか。
 なお姫田真佐久の陰影ある撮影も素晴らしい。

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by mukashinoeiga | 2018-07-22 16:28 | 舟木一夫と60年代アイドル | Trackback | Comments(1)

柳瀬観『北国の街』舟木一夫和泉雅子山内賢脚本倉本聰

これもいいんだよなあ。
e0178641_1575055.png 主演三人の好ましさ。丁寧な絵作り。
 感想駄文自体は、この特集にあるので、できればお読みいただきたいが、今回特筆したいのは、以下の柳瀬観監督のインタヴュー、講演映像。
 ふつう彼のようなプログラムピクチャアの監督の講演など、ほとんど残されていないのが現実で、その中にあって、この講演自体の存在、そして記録の公開、本当にまれな事態。
 奇跡とすら言っていいほど。
 やはり舟木ファンの力だろうか。
 なおこの映画は村山新治「故郷は緑なりき」東映61年のリメイク。
 ヒロイン佐久間良子のセーラー服姿というお宝映像。
女子高校生役なのに、すでにしっとり(笑)。こちらも佳作。




映画『北国の街』予告

 男子同士の会話は今とあまり変わらない気もするが、女子和泉雅子の「申し遅れましたが」って(笑)。
「舟木一夫青春歌謡映画」 柳瀬 観 監督 1


「舟木一夫青春歌謡映画」 柳瀬 観 監督 2
「舟木一夫青春歌謡映画」 柳瀬 観(のぞむ)監督作品予告編集
「仲間たち」「花咲く乙女たち」「北国の街」「東京は恋する」「高原のお嬢さん」
柳瀬観監督の講演時に上映された主催者による編集版を再編集しました.

「舟木一夫青春歌謡映画」 柳瀬 観 監督 3


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by mukashinoeiga | 2018-06-06 01:56 | 舟木一夫と60年代アイドル | Trackback | Comments(0)

阿部豊「浮気の季節」出演の沢村みつ子歌唱動画張り付けました

ニコ動駄目ようつべOKでした。
 何個か前の阿部豊「浮気の季節」の関連動画です。
 子役上がりのジュディ・ガーランドの子役愛に感動。
Judy Garland & Mitsuko Sawamura - It's De Lovely (Ford Star Jubilee)


Mitsuko Sawamura - リンゴ追分 (Ford Star Jubilee)

 英語発音風って(笑)。
 沖縄出身という彼女が絵にかいたようなオキュパイド沖縄歌手であったわけだ。
My Lucky Charm
Dan Dailey and a little Japanese girl, Mitsuko Sawamura, in the film "meet me in Las Vegas".


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by mukashinoeiga | 2017-10-08 16:09 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(2)

阿部豊「浮気の季節」益田喜頓岡田真澄赤木圭一郎白木マリ中原早苗吉行和子沢村みつ子小沢昭一

小気味いいホームドラマコメディ。
e0178641_354733.jpg 神保町にて「よみがえる赤木圭一郎 銀幕に輝く不滅の星(スター)」特集。59年、日活。
 東宝や大映が得意としたホームドラマコメディの日活版は珍しい。裕次郎はアクションものも青春ものもともに得意としたが、アクション偏重の赤木圭一郎が、この種ののほほん軽快コメディーに出るのも、さらに珍しい。
 最初はこの種のホームドラマコメディを得意としない日活らしくもたつくが、小ネタの連発で、だんだん良くなる法華の太鼓か。
 そもそも冒頭は、いかにも日活らしい、手慣れた拳銃強盗事件。ホームドラマコメディとしてはまことに異色のマクラが、いかにも日活で。

e0178641_354409.jpg2.浮気の季節S34('59)/日活/白黒/シネスコ/1時間25分 (神保町シアターHPより)
■監督:阿部豊■原作:松浦健郎■脚本:松浦健郎、山崎巌■撮影:岩佐一泉■音楽:大森盛太郎■美術:木村威夫■出演:益田喜頓、岡田真澄、赤木圭一郎、白木マリ、中原早苗、吉行和子、小沢昭一
定年間近の会社員・桐野(益田)は、男手ひとつで育てた三人娘の将来が気がかりだが、当の娘たちは父の再婚を企て大騒ぎ!思わぬ恋愛作戦が飛び出す恋の鞘当てを描いた愉快な明朗喜劇。赤木はストリッパーに恋する御曹司役。

e0178641_3552377.jpg これが東宝大映ならいかにも華やかなスタア総出演となるし、日活でも裕次郎北原芦川など出せば豪華なのだが、父親が益田喜頓、娘たちが新劇上がりの中原早苗、吉行和子とは、やや、安い造り。とはいえ、新劇上がりながら(笑)番茶も一番搾りで(笑)中原、吉行とも愛らしいのだが。
 赤木圭一郎も、この種ののほほんお坊ちゃんが柄にあって、大変好ましい。若死にしなければ、裕次郎並みに活躍したのに、つくづく惜しいなあ。
 その赤木の父親役・小川虎之助も、いつもに増して、あるいは例によって、大変愛らしい。ラブリー親父ナンヴァーワン役者ではあるまいか(笑)。赤木の恋人役・白木マリも彼女の代表作というべき、ベストパフォーマンス。  
 なお吉行和子、中原早苗姉妹の三女・沢村みつ子が、なかなかキュートで歌もうまいのに、その後伸びず、未知の人だったが、ググってみれば結構すごい人で。結局日本語オリジナルのヒット曲がないのが致命傷のオキュパイドジャパン歌手だったか。

Mitsuko Sawamura - ON LONDON BRIDGE

すてきなあなた 澤村美司子&沢村まみ

 なお貼り付けることができなかったが、ニコニコ動画It's De-Lovely-ジュディ・ガーランド&沢村みつ子という動画あり。
アップ主の説明では、50年代半ばの映像だと思います。ジュディ・ガーランドが日本人歌手とデュエットしている姿を初めて見ました。沢村みつ子は八月十五夜の茶屋ラスヴェガスで逢いましょうなどの映画に出演しています。歌っているのがコール・ポーターの曲ってとこがまた素敵。とのこと。

なお小川虎之助の会社、野呂圭介や柳瀬志郎が社員とあっては、到底まともな会社とは思われない(笑)。

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by mukashinoeiga | 2017-10-06 03:55 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(2)

山本弘之「第五列の恐怖」轟夕起子中田弘二永田靖見明凡太郎伊澤一郎潮萬太郎水島道太郎北龍二

超レア物だが、内容は、うーん。
 阿佐ヶ谷にて。「昭和の銀幕に輝くヒロイン 第86弾 轟夕起子」モーニング特集。42年、日活多摩川。
e0178641_6495140.jpg 通常は一週間上映の阿佐ヶ谷だが、フィルムセンターから借りたプリントは、三日しかできない縛りがある。平日最終日に行ったら、上映一時間前に、すでに長蛇の列(阿佐ヶ谷レヴェルではね)。
 案内の人から「補助席になりますが」、とりあえず並ぶ。その後もどんどん客が来て、返されていく。お詫びの轟夕起子しおりをもらって。
 おそらく三日間で、延べ百人近くは、見れなかったのではないか。
 場内に入ってみれば、なぜか普通席が一つ空いていたので、そこに座った。おそらくぼくの前にいた人が一人列から離脱しているので、そのせいか。「第五列の恐怖」を見に行って、列に並ぶ。

e0178641_6502621.jpg第五列の恐怖 (ラピュタ阿佐ヶ谷HPより)
1942年(S17)/日活多摩川/白黒/64分 ○東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
■監督:山本弘之/原作・脚本:北村勉/撮影:内納滸/美術:仲美喜雄/音楽:飯田景應
■出演:中田弘二、永田靖、見明凡太郎、伊沢一郎
第五列(=スパイ)への警戒を国民に呼びかけるため製作された戦争映画。日本で新開発された無音発動機をめぐり、轟夕起子扮する女スパイ・YZ七号が破壊活動を計画。それを阻止するため憲兵隊は必死の捜査に乗り出すのだった…。轟が初の悪役に挑戦した異色サスペンス。めったに上映されない映画で、今回の特集上映の超目玉作品。

 なお相変わらずこの映画解説はヒドイ。本作はスパイ映画であっても、戦争映画では、ない。偏見で勝手に映画をカテゴライズするな! 007を戦争映画というか。言わないだろう。

 始まって十数分は、実に大勢の人物が同時に登場して右往左往。誰が誰だかわからず混乱するが、これは演出家の無能だ。ヤマサツやミッキー成瀬程度(笑)の交通整理能力を欠いている。
 時間経過とともに、落ち着くが。
 驚くべきは、轟夕起子の演技。通常の愛らしい、アイドル女優演技で「悪役スパイ」を演じる。まあいかにも悪役悪役していたら、スパイは務まらないか(笑)。
 ターゲットの航空機社長・見明凡太郎の娘に取り入り、そのホームパーティーに何食わぬ顔で「潜入」した轟が最新情報を得て、即興でピアノを弾く。そのピアノ曲を盗聴している外国人スパイ、ジェームス・ペインタース=高田弘(いかにもバタ臭い外人顔)が音符暗号を解読する。って、まんまヒッチコックやないかーい(笑)。
 ピアノが弾けて、なおかつ反日スパイらしい?適度なバタ臭さ?というところで轟が選ばれたのか。和風の花柳小菊では、イメージに合わないということかしらん。

e0178641_651158.jpg なお検索で見つけた映画収集狂というブログでは、

この轟夕起子演ずる女スパイのコードネームを「Y-27号」といいますが、「Y-27号」とは、どこがで聞いたような番号だな、と考えていたら、思い出しました。
ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督「間諜X27」でディートリッヒ演ずる女スパイのコードネームが、まさにX-27号でしたよね。なるほど、なるほど。
僕は、はたして当時の日本映画に「分野としてのスパイ映画」を娯楽として成り立たせ得るような欧米に匹敵する成熟した大衆的な土壌があったのかと疑問に思い続けていたので、この命名といい、シュチエイションといい、欧米作品を全面的に拝借した手掛かりを得て、なんとなく納得した気になりました。
また、この映画が憲兵隊司令部から特別な表彰を受けたということからも察せられるように、あるいは、作られた1942年の戦局が厳しく切迫した状況にあったことを加味しても、軍部が苛立ちをつのらせて大衆に大きな影響力を持つ防諜映画に眼をつけ、「肝いり」したと考えたほうが、あるいは自然かもしれません。
この作品、当時はあからさまな酷評もありましたが、国民の防諜観念を向上させたとして憲兵司令官より感謝状も授与されたということと、映画統制によって新会社大映に統合される前の、日活多摩川撮影所名義の最終作としても記憶されるべき貴重な作品と言えます。(以上引用終わり)

 正確に轟のコードネームは、YZ7號。映画収集狂さんはZを2と「誤読」したように思うが、いずれにしても誤読させるように「間諜X27」をパクったのは、間違いなかろう。ディートリッヒのような大スタアもスパイ役を演じている、という一言は、当時の清純スタアに、本作出演を後押しする格好の口説き文句だったろうし。

 なお本作のデータについて検索したが、文化庁の日本映画情報システムHPは、他の映画を検索したときもそうだが、全くの役立たず。典型的お役所仕事の税金泥棒。ひどさもひどし。みたら笑っちゃうレヴェル。
 日活作品データベースは、さすがに詳しい。

撮影所稟議書によれば撮影=糸田頼一となっている。2003年6月6日フィルムセンターで上映(ロシアからの返還フィルムの1本として)。現存フィルムはカット入れ替り、シーンダブリ等あり、1/3位欠落した不完全版であるが、ストーリー理解は可能"(現代劇)
監督山本弘之 キャスト野口少佐(憲兵隊長)=中田弘二 森本光雄=伊沢一郎 小柳二郎=北龍二 YZ7号=轟夕起子 平田淑子=国分みさを 寺田中尉=永田靖(特別出演) 昭和航空機社長・平田兵衛=見明凡太郎 航空会社専務=村田宏寿 水田=水島道太郎 門衛=小宮一晃 渡辺伍長=笠原恒彦 森本の母=三井智恵 スコット牧師=吉井莞象 金山鉱三=斎藤紫香 江川運転手=潮万太郎 ジェームス・ペインタース=高田弘 長野軍曹=菊地良一 車掌=井上敏正 ボーズ=富士木弘 渥美君子 若原初子 町田博子 文野朋子 小林桂樹 
脚本北村勉 音楽飯田景應 その他スタッフ原作/北村勉 撮影/内納滸 糸田頼一 美術/仲美喜雄 編集/辻井正則
<ご注意>戦前の製作作品(1942年以前)は、資料の不足などの事情により、当HPのデータの内容が必ずしも正確なものとは限りません。
製作国:多摩川 製作年:1942公開年月日:1942/4/16 上映時間ほか:モノクロ/94分現存分数66分/スタンダード・サイズ/9巻/2580m(以上引用終わり)

 製作国:多摩川は、ご愛敬だが、驚くべきは、ランニングタイムの三分の一が失われた不完全フィルムとのこと。
 同時上映の島耕二「暢気眼鏡」は[不完全]と明記している阿佐ヶ谷も、フィルムセンターとずぶずぶの文化庁も明記なし(わかる人にはわかる9巻という表示で手がかりつかめって>1巻は約10分)。

現存フィルムはカット入れ替り、シーンダブリ等あり 確かにおかしい繋ぎは散見しましたが、これってなんのせい? 当時の映写技師が、フィルム切れの際、いい加減につないだってこと? 確かにそれはありそうだが。

 なお戦前戦後を通じて数多くの脇役陣が多数出演の豪華さ。OLD映画ファンにとっては、うれしき限り。ただし最後尾の小林桂樹については確認できず。電車内で新製品の噂をする職工風の男の一人だろうか。
 なお令嬢役の国分みさをには、別データベースでは、國分ミサヲという表記もあり。ここら辺があまりプリントもデータも残っていない戦前映画の難しい/面白いところ。

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by mukashinoeiga | 2017-09-03 06:51 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(2)

菅井一郎「泥だらけの青春」三國連太郎乙羽信子高杉早苗山内明小杉勇植村謙二郎加東大介伊藤雄之助滝沢修

面白い映画業界内幕モノだが、イマイチ不発。それもそのはず、これからも業界で生きていかなければならないスタッフキャストが、どぎつくバックキャメラ?を暴くわけにもいかず、くすぐり程度でお茶を濁さざるを得まい。
 阿佐ヶ谷にて「一役入魂 映画俳優・三國連太郎」特集。54年、日活。

e0178641_2413081.jpg泥だらけの青春 (ラピュタ阿佐ヶ谷HPより)
1954年(S29)/日活/白黒/93分 ※16mm
■監督:菅井一郎/脚本:新藤兼人/撮影:峰重義/美術:水谷浩/音楽:伊福部昭
■出演:乙羽信子、山内明、高杉早苗、小杉勇、植村謙二郎、加東大介、伊藤雄之助、滝沢修、清水将夫、三島雅夫、石黒達也
エキストラから人気スタアへ、一人の青年俳優がたどる華やかな道とその転落──。名バイプレイヤー・菅井一郎の第一回監督作品。松竹→東宝の移籍騒動でマスコミを賑わせた三國連太郎、本作への出演で今度は「五社協定違反第一号」に。

 Movie Walkerの本作スタッフ紹介にアッと驚く。スクリプター 吉村公三郎って(笑)。
 実際の画面上のクレジットは、演出看守、もとい演出監修。
 確かに吉村が出身の戦前松竹では、助監督がスクリプターを兼務していたと聞く。だから、スクリプトはお手の物だろうが、これひょっとして、スクリプターとしてぴっちり現場に張り付きつつ、演出監修していた、ということだろうか。
 新人監督にとって、嫌な現場だなあ(笑)。しかも脚本は、新藤だし、美術は水谷浩だぜー(笑)。主演は業界の問題児だし(笑)。
 映画の中の管井同様のほほんと受け流していたのだろうか。
 俳優出身監督だと出演も兼ねるのだが、本作では自身は出演せず。ただ、やはり俳優出身監督の常として、ほんの数ショットの脇役に、有名俳優多数出演。本作にも超贅沢なご祝儀出演てんこ盛りで。まともにギャラを払っていたら、それだけで赤字だろう。
 映画監督役に小杉勇、だが本作は業界内幕モノというより、人情ドラマに力点を置いてるので、さして見せ場なし、相変わらずの珍獣扱い。スケベ重役の三島雅夫の役名が根岸重役って。
 宣伝部の加東大介部長、ヒラ宣伝部の下絛正巳(最高にチャラい)。プロデューサーの石黒達也も最高にクール。高杉早苗らが囲む雀卓に「さあ、カモが来ましたよー」と、座り込む。

 三国連太郎はいささかワイルドだが、日活はこの数年後、ワイルドではあるが、三国よりはたいぶソフトな戦後派やんちゃスタア石原裕次郎という大鉱脈を掘り当てる。先輩女優スタアと割りない仲になる点も同じ。
 もし頭の良い日活プロデューサーがいたら、何らかの撮影の前に、この、わがままを言って転落する若手スタアを描く映画を、裕次郎や旭に参考上映として見せたのではないか(笑)。だとすれば本作自体はさしてヒットしていなかろうが、日活にとっては、値千金映画だったかも(笑)。
 まあもっともそれに主演したのが業界の横紙破りの連太郎だが、そこはそれ、お前に連太郎ほどの腹はくくれるのか、と。
 上の写真でお分かりのように、この時代の男性スタアとしては髪はぼさぼさだが、役作りか、この頭で打ち合わせに現れて、これで行こうということか。
 結局はスタアになった連太郎に捨てられる乙羽信子だが、かわいいけど儚さが皆無な、どっこい生きている女優だけに、より堅実スタアになった山内明に、ちゃっかり乗り換え感が半端ないぞ(笑)。

 舞台となった新日本映画撮影所廻りは、あからさまに日活だが、東亜映画撮影所ロケは、どこかな。

★Movie Walker★に、タイトル検索で詳細な作品情報あり。簡単な作品解説、あらすじ紹介(企画書レヴェルの初期情報の孫引きゆえ、しばしば実際とは違うが)。
 なお本作のMovie Walkerキャストには、三国の母に北林谷栄がクレジットされてるが、下絛正巳が三国に「お母さんが上京してきた」と告げるシーンはあるが、頭がカッカしているので完全無視。カットされたのだろう。

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by mukashinoeiga | 2017-08-30 02:43 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

田坂具隆「爆音」小杉勇轟夕起子花柳小菊片山明彦吉田一子

 楽しい田園コメディ。ただしクライマックスが、明らかに過剰に長すぎる(笑)。そういえば小杉勇が自転車で村内を走り回る中盤も長すぎる(笑)。たった90分弱の映画なのに(笑)。
e0178641_7363065.jpg とにかく延々延々の繰り返し描写が多すぎる。田坂具隆下手すぎ(笑)。見ていて閉口。
 阿佐ヶ谷にて。「昭和の銀幕に輝くヒロイン 第86弾 轟夕起子」モーニング特集。39年、日活多摩川。8月23日(水)〜26日(土)/30日(水)〜9月2日(土)上映中。フィルムセンター以来の再見。

 ただし轟夕起子は、大変愛らしい。もと宝塚女優らしく歌も披露。
 いつもクサさマックスの父親役小杉勇も、相変わらず鼻につく、くどい演技だが、なーに珍獣演技と思えば、愛らしい(笑)。

爆音 1939年(S14)/日活多摩川/白黒/84分 ※16mm (ラピュタ阿佐ヶ谷HPより)
■監督:田坂具隆/原作・脚色:伊藤章三/撮影:伊佐山三郎、気賀靖吾、相坂操一/美術:梶芳朗/音楽:中川栄三
■出演:小杉勇、吉田一子、片山明彦、花柳小菊
村民の献金で作られた戦闘機が、お披露目で故郷の上空を飛行する!大喜びの村長は、このニュースを村中に伝えて回るのだった。戦意高揚映画ながら、平和な田舎の善良な人々の姿を、田坂監督がヒューマンに描く。轟夕起子は、上品だがお転婆な一面もある村長の娘を好演。轟の生地の良さが存分に発揮された田園抒情編。

 さて、上記の解説には、おおむね二つの「誤り」があるように思う。
 まず村民の献金で作られた戦闘機というが、映画の中で轟が「あたしたち130万県民が献納した飛行機」という。確かに一小村民たちの献金で飛行機(映画の飛行機はとても戦闘機には見えない民間機仕様と思われるが)は、買えまい。
 ちなみに余談だが、蓮舫の祖母は、個人で帝国海軍に戦闘機二機を献納した富豪、蓮舫の父親も国会で疑惑を追及された政商、の祖母と父親を持つ蓮舫が、台湾に膨大な隠し財産、つまり脱税物件を持っている可能性は、蓋然性としてかなり、高いのでは(笑)。
 冒頭、轟夕起子と花柳小菊の親友二人が乗るバスのボディに土田温泉の字があり、これは岐阜県のことなのか。もっとも土田温泉でググってみれば、この地味な温泉名は、商業的に隠蔽されている模様。

 二つ目の「誤り」は、主観的なものだが、戦意高揚映画というレッテル張り。あるいは国策映画という、意図的なネーミングもある。
 映画は、常にその時代時代のエートスに寄り添った、きわめてジャーナリスティックな存在でもあった。
 時代のトレンドというビッグウェーヴに乗っかった方が、ヒット率は格段に向上する。

 その時代一番二番の人気アイドルを出演させ、その時代の一番な、あるいは二番な、潮流を具現化させ、またネクストバッターサークルにいる次世代人気者ないし事案をピックアップしてきて、その人気の顕現化に努めた。
 という観点から見ると、この映画紹介者の戦意高揚映画というレッテル張りは、無自覚とはいえ、極めて悪質である。
 この時代の一番の社会的トレンドは戦争であろう。
 各家庭でも、一番の話題は、その家族の男子の出征であろう。
 その時代一番の話題をテーマにして、映画をヒットさせるに何の不思議もない、なのにこの時代のみ、なぜヘンなレッテル張りを後付けでするのか。
 戦争を煽りに煽って部数を伸ばした朝日新聞を戦意高揚新聞といってるか。
 植木等らのサラリーマン喜劇を高度成長高揚映画といってるか。
 森田芳光映画、伊丹十三映画のいくつかをバブル高揚映画といってるか。

 ちなみに田坂具隆「爆音」で検索すると、

nanashima0122‏
先週『爆音』(1939/田坂具隆)を鑑賞。爆音というタイトルからは想像できない程、のどかな田舎が舞台。村長さんの息子が飛行兵で、村の上空を演習で飛ぶ
というので、村中の人が楽しみに空を見上げる一日。妹の轟夕起子が明るくてお茶目。それが今の目で見ると怖い映画に見えてくる…9:03 - 2012年8月20日(以上引用終わり)

 これなんかも今の時代のエートスに逆に毒されていますな。ただし映画ファンとしては、この件に関して、たぶんnanashima0122とは若干違う気分的違和感があるので、それについては後述する。

 映画は、常にその時代のエートスに寄り添った、きわめてジャーナリスティックな存在でもあった。ちょうどいまのTVが視聴率が取れるからという理由で、安倍首相に全く罪がないのに、連日連月モリカケ問題を煽っているように。
 なのに戦意高揚映画だけが、悪質なレッテルを張られ、このような多少下手な、しかし愛嬌ある田園コメディ映画にさえも、戦意高揚映画扱いされ、製作から約80年後の今日まで非難されている。凡庸な紋切り型のレッテル張りに、ぼくたちは、いつまで付き合わねばならないのか。
 これは戦意高揚映画というレッテルを張られているが、それは後付けの偏見であり、いつの時代にもあった、その時代特有のトレンディドラマなのだ。それ以上でもそれ以下でもない。
 その時代に所与された社会的トレンドに、素直に寄り添う、それはいつの時代にも、あることなのに。

e0178641_738456.jpg 映画の中身に戻ろう。
 冒頭のバス目線の縦方向への移動キャメラ、全編にわたっていささか執拗に繰り返される横移動、その性急さ、あまりにしつこい飛行機描写に、若い監督の映画的発情があからさまであり、チョイと老人には、きついっす(笑)。
 ひょっとして、トーキーの秒24コマ時代になっても、助監督時代の無声映画仕様を引きずって秒16コマとか、そういう感覚?
 あるいはのんびりとすべき田園コメディを撮らざるを得ない、若い意欲的な監督が、ぬるま湯停滞田園ドラマは絶対に撮らない、という意志か。
 とにかく轟夕起子は、田園地帯なのに、まるで都会のモダンガアルのようにテキパキテキパキ歩き、小杉勇は老人役にしてはアッと驚く自転車小川墜落アクション事案を平然とこなし、生ぬるい田園ドラマの規範を破っていく。

 一方中国でも台湾でもインドでもメキシコでも世界中の田園ドラマのお約束として、鳥や豚やアヒルたち家畜のクローズアップ、ないし擬人化の描写も豊かだ。豚がしゃべる最高のギャグもある。
 もっともしゃべるといえば、花柳小菊が独習している謎の言語がフランス語ということにされているが、ちっともフランス語に聞こえない(笑)。

 前に書いた、若干違う気分的違和感とは、クライマックスの延々たるアクロバット飛行だ。
 長すぎる。軍人があんなアクロバット飛行をするか。
 個人的には、村民挙げて期待した、上空通過は、まあ数分あったとしても、意外にあっさり機影は遠くに去り、皆少しがっかり、という描写が、望しかった。
 それをあんなにしつこく華麗なアクロバット飛行。
 小杉勇も、妻吉田一子も、娘たち、轟と、轟の兄(機内の中尉)の許嫁・花柳も、ハラハラドキドキ。
 映画を見ている方も、偽りの墜落の予感満載で。
 この描写は、戦意高揚とは真逆の効果があるのでは。その前の父親の小川墜落自転車の描写と合わせて、あるいは戦意失墜を意図しているのかも。うーん。

 なお轟の中学生の弟に、達者な名子役・片山明彦、のちに実父島耕二と轟が再婚したために、轟の実の義理の息子(といういい方もヘンだが)になるのは、また別の話。

e0178641_7375732.jpg昭和モダン好きというブログより(写真も)
 1939(昭和14)年発行の雑誌「映画之友」一月號の雑誌記事より「『爆音』信州ロケを見る」です。手前が小杉勇(1904-1983)さん、その後ろが田坂具隆(1902-1974)さんです。小杉勇さんは石巻商業学校卒業後、日本橋白木屋デパートに就職しますが、1923(大正12)年に日本俳優学校設立とともに入学し、1925(大正14)年に日活京都に入社しスターとなります。戦後は映画監督に転身しました。田坂具隆さんは広島県の生まれ、京都の旧制第三高校を経済的事情のため中退した後、新聞記者を経て1924(大正13)年、日活大将軍撮影所に助監督として入社しました。昭和13(1938)年には「五人の斥候兵」で、昭和14(1939)年には「土と兵隊」でヴェネツィア国際映画祭で連続受賞しました。終戦直前召集された広島で原爆に遭い、その経験が戦後の作品に影響を与えたと言われています。(以上引用終わり)

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by mukashinoeiga | 2017-08-27 07:38 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(2)

架空映画妄想キャスティングを特集新設しました

当ブログの特集(カテゴリ)を、また一つ増やしました。
 ま、内容はそのまんまなんですが、もっと妄想していたはずなのに、意外と少なかったなあ。
 特にヤマサツなんて、もっといっぱい妄想していたはず(笑)。ニフティ時代だったのか(泣)。

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by mukashinoeiga | 2017-05-08 19:50 | 架空映画妄想キャスティング | Trackback | Comments(0)

鈴木清太郎(清順)「浮草の宿」二谷英明山岡久乃春日八郎木室郁子安部徹小沢昭一高品格深江章喜

らしさとらしくなさの混載。神保町にて「女優は踊る―素敵なダンスのある映画」特集。56年、日活。再見。でも、ほとんど忘れている(笑)。
 清順らしいカッとんだショットが、当時の水準的な描写の中に、時折顔を出す。とはいえ、その水準的な描写もまた、鮮烈だとは、ひいき目か(笑)。
 冒頭山岡久乃が愛人二谷英明を失って、バーカウンターに酔いどれて突っ伏す。
 店の、ではなく、映画の照明が暗転して回想の二谷の顔が漆黒から浮かび上がる。安いデジタルではなく35ミリフィルムのクオリティーで見たかった。

 なお、一番笑ったのは…

e0178641_1613922.jpg3. 浮草の宿 (神保町シアターHPより)
S31('56)/日活/白黒/スタンダード/1時間14分
■監督:鈴木清太郎(清順)■脚本:山崎巌■撮影:中尾利太郎■音楽:江口夜詩■美術:佐谷晃能■出演:二谷英明、山岡久乃、春日八郎、木室郁子、安部徹、小沢昭一、高品格、深江章喜
横浜の港町を舞台にした二谷初主演作で、春日八郎の同名ヒット曲に因んだ歌謡映画。踊子達が酒場で所狭しとカンカンを踊るシーンは、異国情緒を漂わせるモダンな演出が光る。山岡の宝塚仕込みの華麗な身のこなしにもご注目あれ!*デジタル上映

…二谷英明がホテルに帰ってくる。ドアの鍵を回すと開いていて電気が点いている。
 かつての弟分・小沢昭一が訪ねてきたのか、と二谷は小沢に語り続けるが、小沢の気配は、ない。
 従来の映画作法なら、ここで殺し屋が出てくるところだが、その気配は、肩透かし。
 ふと窓を見ると、外に山岡久乃が立っている。招き入れる。
 次のショットでは、殺し屋の宮崎準が二谷の部屋のドア前に佇む、いったん間合いを外し、廊下突き当りの窓でタバコを吸いつつ、窓外を見る。
 見下ろした眼下に、流しの春日八郎がギターつま弾きつつ唄っているさまが俯瞰で捉えられている。
 殺し屋の背後の壁には3階の表示
 3階の部屋で、窓外の歩道に立つ山岡久乃を迎え入れることは不可能だから、鈴木清順「暗黒の旅券」(感想駄文済み)で岡田真澄E・H・エリック兄弟二人一役をやったように、二部屋一役?を、やったのか、と(笑)。さすが一見無駄とも思える工夫の清順だ。

 このほかで、目についたのは二谷が対立する安部徹の子分たちに拉致されて、はしけ船に連れ込まれ、対岸に上陸し、倉庫街を延々連れまわされる一連のシークエンスを通常の映画的時間軸に沿って処理している。これでは当たり前すぎると、のちに歌舞いて行くのか。
 春日八郎がやたら歌いまくるのが、のちの清順流オペレッタの数々に、つながる。
 上映が終わりロビーに出ると、清順組助監督と思しい二人が、
「小道具(のアップ)から(キャメラを)引いたり、(キャメラを小道具に)寄ったりするのを一番嫌ってたのに(本作では、やっている)」
 と、なかなか興奮していました。要するに清順トライアル&エラーの時代。って清順いつでもそうか(笑)。

e0178641_16143119.jpg 本作肝心?の山岡久乃は、恐らくそのキャリア唯一のヒロイン役。神保町ご推奨のダンスシーンはさほど多くなく、いかんせんヒロイン女優としては、顔立ち、演技とも華が全くなく見ていて楽しくない。白木マリや筑波久子当たりの代役かと。
 その代わり妙に顔立ちが清順好みの和泉雅子似の第二ヒロイン木室郁子がかわいい。
 器械体操やっていたの、と橋の欄干で自在に歩き回る。清順組助監督の座談会で、下に何の保護具も置かずびっくりした、というがほんとに器械体操をやっていて、それを活用したのだろう。清順演出も相まってなかなか愛らしいシーンになった。

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by mukashinoeiga | 2017-04-27 16:21 | 清順の光と影すべって狂ってる | Trackback | Comments(2)

鈴木清順追悼が4月~7月まで4か月も!どんとしんく、ふぃーるザ清順!

わが最愛映画監督の追悼上映が池袋と神保町で時間差開催!
e0178641_20555023.jpg しかも日活と三社すり合わせをした模様。どうやら一本も重複していないようだ。
 数作個人的に好みでない(笑)映画もあるが、全作きわめてクレイジーに歪んで、クレイジーにカットんで、クレイジーに面白くて、クレイジーに素晴らしい。
 清順未体験者は、ゼヒゼヒ名画座に通うべし!
 というのも、清順はシネスコの画面すべてに情報と情緒を埋め込む。
 シネスコ画面の右上隅にも左上隅にも右下隅にも左下隅にも画面中央右側にも左側にも情報と情緒を埋め込む。
 デジタルデバイスの小さな画面では、追いきれない情報量であり、情緒量なのだ。
 その快を追い求めるべし。
 ブルース・リーも言っている。
 どんとしんく、ふぃーる。


e0178641_20541972.jpg◎池袋新文芸坐
4/23(日)~5/8(月)
追悼 鈴木清順 清順美学・その胎動期から開花まで
4/23(日)
関東無宿(1963/93分)
11:50/15:25/19:00
刺青一代(1965/87分)
10:10/13:45/17:20/20:55
24(月)
俺たちの血が許さない(1964/97分)
11:40/15:20/19:00
河内カルメン(1966/89分)
10:00/13:40/17:20/21:00
25(火)
裸女と拳銃(1957/88分)
12:00/15:30/19:00
暗黒の旅券(1959/89分)
10:20/13:50/17:20/20:50
26(水)
青い乳房(1958/90分)
9:45/12:55/16:05/19:15
すべてが狂ってる(1960/72分)
11:30/14:40/17:50/21:00
27(木)
「13号待避線」より その護送車を狙え(1960/79分)
12:10/15:35/19:00
俺に賭けた奴ら(1962/90分)
10:25/13:50/17:15/20:40
28(金)
らぶれたあ(1958/40分)
11:30/14:10/16:50/19:30
「恐怖劇場アンバランス」木乃伊の恋(1973/45分/BD)
「日曜恐怖シリーズ」穴の牙(1979/45分/16mm)※『木乃伊の恋』と『穴の牙』は続けて上映
9:45/12:25/15:05/17:45/20:25
以下 レイトショー(夜のみ)1本立て
4/29(土・祝)4/30(日)・5/1(月)
ツィゴイネルワイゼン(1980/144分)
2(火)3(水・祝)・4(木・祝)
陽炎座(1981/139分)
6(土)7(日)8(月)
夢二

e0178641_20565690.jpg◎神保町シアター
《速報》特集企画「追悼企画 映画監督・鈴木清順の世界」開催決定!
2017年6月10日(土)~7月6日(木)
主に日活作品を中心に、デビュー作『港の乾杯 勝利をわが手に』から遺作『オペレッタ狸御殿』まで全20作品を上映いたします。ご期待ください。

【映画監督・鈴木清順の世界】
6/10土~6/16金①
『港の乾杯 勝利をわが手に』1956年
『暗黒街の美女』1958年
『踏みはずした春』1958年
『影なき声』1958年
『密航0ライン』1960年
6/17土~6/23金②
『散弾銃の男』1961年
『百万弗を叩き出せ』1961年
『探偵事務所23 くたばれ悪党ども』1963年
『野獣の青春』1963年
『悪太郎』1963年
6/24土~6/30金③
『花と怒涛』1964年
『肉体の門』1964年
『春婦傳』1965年
『悪太郎伝 悪い星の下でも』1965年
『東京流れ者』1966年
7/1土~7/6木④
『けんかえれじい』1966年
『殺しの烙印』1967年
『悲愁物語』1977年
『ピストルオペラ』2001年
『オペレッタ狸御殿』2005年

Seijun Suzuki: The Chaos of Cool

 Chaos of Coolは、それなりに清順を表していると思うが、いまいち言いえて妙感が足りないなあ(笑)。

Seijun Suzuki

このクリップは意図的にだと思うがあえて?清順的ベストショットを外し、ベターショットで構成している。クレバーなのか盆暗なのか。
 清順デモの写真に写っているのはハスミンか(笑)。

鈴木清順監督"浪漫三部作"予告編
Deep Seijun - Soundtrack of Suzuki Seijun's Taisho trilogy(鈴木清順 大正三部作 サントラ)

2013/05/07 に公開
ツィゴイネルワイゼン/Zigeunerweisen
1.ツィゴイネルワイゼン 00:00
2.骨のテーマ 05:27
3.数え歌 06:23
4.春の唄 07:01
5.狐の穴の中 08:03
6.中砂の唄 10:34

陽炎座/Kagero-za
7.陽炎座のテーマ 13:19
8.三度目の偶然 15:10
9.葬列 16:50
10.夜ン堀リ 20:36
11.和田のテーマ 21:24
12.麗人の唄 22:04
13.背中合わせの松崎と品子 23:20
14.陽炎座のワルツ 25:29
夢二/Yumeji
15.カフェ宵待草28:02
16.十五夜の晩に(しょっぱいな節) 30:10
夢二の秘密
17.蘭灯 作詞/竹久夢二 作曲/本居長世 30:43
18.別れし宵 作詞/竹久夢二 作曲/本居長世 31:42
19.なみだ 作詞/竹久夢二 作曲/山田耕筰 33:02
夢二
20.宵待草 作詞/竹久夢二 作曲/多忠亮 34:26

Tatsuya Nakadai on SANJURO

このシリーズもセンスあるなあ。

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by mukashinoeiga | 2017-04-17 20:57 | 清順の光と影すべって狂ってる | Trackback | Comments(1)