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黒沢清「Seventh Code セブンス・コード」「ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト」

 渋谷にて。「カンヌ凱旋 黒沢清レトロスペクティブ」特集。13年、各社。
 この、60分の中篇と、29分の短篇の2本立て、いやあ、なかなか面白かった(笑)。いずれもデジタル素材。
 以下、本当にホントウのネタバレあり未見の方は絶対読まぬこと(笑)。

e0178641_11165369.jpg『Seventh Code セブンス・コード(DVD)』公開:2013年 <渋谷シネマヴェーラHPより>
監督:黒沢清
主演:前田敦子、鈴木亮平、アイシー、山本浩司
東京で知り合った男・松永を追いかけてウラジオストクにやってきた秋子は…。MVから映画化され、ローマ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞したサスペンス。黒沢も大絶賛する女優・前田敦子の信じられないような超絶アクションを見よ!©2013AKS

『ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト(Blu-ray)』公開:2013年 <渋谷シネマヴェーラHPより>
監督:黒沢清
主演:三田真央、柄本佑、森下じんせい
湾岸地帯の再開発を狙う会社社長が港湾労働者の高子に一目惚れするが…。次々現れる敵と高子の戦いに突入する怒涛の展開から目が離せない! 黒沢清初のアクション映画にしてシネスコ作品。

映画『Seventh Code : セブンスコード』予告編
2014.1.11(Sat)シネクイント他にて1週間限定公開


東京芸大大学院映画専攻 7期修了作品展 7/6〜7/19 渋谷ユーロスペース

 最後に『ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト』の予告あり。

 この、同じ年に撮られた2本は、ともに同じ属性を持つ。
 前半は、かなりぐだぐだの人間ドラマ。
 後半は、前半のシリアス?ドラマ調から、アクション映画に、一気に、移行する変調。
 「Seventh Code セブンス・コード」の、パッパラパーの尻軽バカ娘・前田敦子が、実はバカ娘を装った、独立エージェントだった、とか。
 「ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト」の、ガテン女子・三田真央が、実はスーパー格闘家だったとか。
 例によって、黒沢清映画の常として、
 面白いといえば、面白い。
 つまらないといえば、つまらない。

と、いう二言に、尽きる。
 二作とも、前半の人間ドラマ(風?)が、あまりに、ぐだぐだすぎる。
 その、人間ドラマ風の、悩み多き女の子たちが、後半一気に、アクション・ヒロインに「昇華」する意外性を狙ったのだろうが、うーん、なんとも「凡庸」な(笑)。
 凡庸さを毛嫌いするハスミちぇんちぇいの一番弟子として、いいのか、この凡庸さは(笑)。
 おそらく、黒沢の狙い目としては、真っ当な人間ドラマ、ないしはメロドラマのセオリーに従った通俗メロ、として、前半をやり過ごし、後半一気に畑違いのアクション映画に移行して、一粒で二度おいしいシチュを狙ったのだろう。
 なのだが、たぶん、黒沢は、正統派メロドラマがヘタ(笑)。
 あまりにヘタすぎて、後段のアクション落ちも、ぐだぐだに。
 快作・珍品を狙ったのだろうが、凡庸な映画作家には、怪作・珍品は、撮れない(笑)。よって、本作たちは、当ブログの怪作・珍品の谷への、入門?は、認めない(笑)。残念。

しかし、この二作品の構造は、アレと似ている(笑)。
 最初は楚々とした女の子のドラマ風が展開され、しかし、最後は、あんなこともこんなことも、バッコンバッコンやっちゃうAVモノ。こういうのこそ、もっと繊細に(笑)やってくれないとね(笑)。
 きゃしゃな前田敦子が、意外にアクション女優としての資質を発揮。シホエツに匹敵するアクション能力に、目を見張る。
 三田真央も、普通に美人女優だが、その身体能力は、素晴らしい。ただ、キレという点では、マエアツに、劣るのは、明らか。
 しかし、このふたりが、ガタイや体重の点で男性敵役に劣るのも、明らか。にしては、男性に勝つ必然性を、演出は、おろそかにした。残念。
 前田敦子、三田真央、黒沢ではない、しかるべき(笑)演出家に出会えば、アクション・ヒロインとして、輝くだろう逸材だ。

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by mukashinoeiga | 2015-10-01 02:53 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)