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G・エドワーズ「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

とりあえずネタバレなし(笑)。なんせ公開直後ですからね。
 16年、ルーカス・フィルム/ディズニー映画。原題ROGUE ONE: A STAR WARS STORY。
 77年のジョージ・ルーカス「スター・ウォーズ」の冒頭十分前までを描いた映画だと、言う。なるほどなるほど。
 前日譚、ならぬ、まさに10分前譚というところか(笑)。
 
e0178641_34098.jpg こういう、後出しじゃんけんの、つじつま合わせが、面白くないのはありがちだが、まあ面白い方だろう。
 しかし、ぼくが面白くないのは、77年の原点作が、中坊でも楽しめる明朗かつ単純な少年の冒険物語だったのに、だんだん大人向けのアクション映画になっていった点だ。
 特に、本作は冒頭から、イロイロな場所、イロイロな人物を複線で登場させ、つまり現代のアクション映画らしく、複雑に語ることがミステリの第一歩なのだと、意味深長描写が、意味を持つのだ、という現代映画のセオリーだが。
 しかし、原点ともいうべき「スター・ウォーズ」のシンプルは、どこに行った?
当時盛んにスぺオペ、スぺオペ、といわれていたが、今や、このスター・ウォーズ・サーガを、よりシリーズ化して、サーガ化しているはずなのに、だれも「スター・ウォーズ」を、スぺオペなどと、いうものは、いなくなった。
 77年の原点作が、少年モノの明朗単純な勧善懲悪モノだったのに、あろうことかルークの父アナキンが、ダースベイダーになり果てた、という暗黒面に落ち(笑)、ディズニー映画に移ってから、いやそれ以前からか、主人公は女性に。
 少年小説の単純爽快さが、失われてしまった、と思うのはぼくだけか。
 いや、女性がヒロインというのに、偏見はないのだが(笑)。
 主人公が、ルーク、アナキンの父子から、女性に移った理由は?
 いや、これ、結構大事で、だって、もともとは、少年のシンプルな冒険物語だったものが、なぜかくも窯変したのか、と。
 万事がマーケティング重視のアメリカ映画だから、女性を主人公にして、女性受けを狙ったのか。もちろんディズニー映画の主人公は、ほとんど女性というのもあるだろう。
 キャスリーン・ケネディという女性プロデューサーゆえか。
 少年だと、いろいろ修行して、ジェダイマスターを目指さなくてはならず、その辺の描写がかったるくて、女性に変えたとか。
 少年が強くなるには、イロイロ修業が必要。
 日本映画の影響、というか、オマージュというか、パクリというか、本シリーズはそういう傾向がある(後述)。ということで、主にアニメなどで、日本映画には「戦闘美少女」という、まあジャンルが、ある。
 根拠なく少女は強い。なぜなら彼女は「戦闘美少女」だから、というのが、日本映画の、お約束だからで。
 それを、パクったのか。うーん。
 77年の原点作が、黒沢明「隠し砦の三悪人」を基本線にした映画であることはよく知られているが、本作は、まさに黒澤明「七人の侍」の、オマージュないしパクリであり、さらにドニー・イェン演じる、盲目の超絶棒術使いは「座頭市」まんまであり、その相棒は、さながら赤い胴鎧で髪はざんばら、どう見ても戦国時代の落ち武者のイメージ。

 いやー「アルマゲドン」とかもそうだけど、アメリカ映画って、日本映画のように、あるいは日本映画以上に、特攻精神好きだよねー。
 ある作戦遂行のために、自らの身を顧みず犠牲にして、どんどん死んでいく。
 やむに已まれぬ大和魂ってやつか。

 なお例外的に、このシリーズ唯一の生き延びるキャラとして、C3POとR2D2コンビが、ワンシーンのみ登場するが、近年このコンビが全く活躍しないのは、本シリーズが全編アクション映画に移行したため、登場人物全員が戦闘員と化したためだろう。
 全員アクション体質ゆえに、戦闘能力絶無の、このコンビは、全くお呼びではない、わけだ。
 かなり牧歌的シーン満載の77年の原点作から、それをそぎ落としマッチョ体質になった本シリーズは、全く別物になっているわけですね。

 というわけで?以下の動画の後に、この感想駄文唯一の?ネタバレに、突入しますが、それは理由があってのこと(笑)。
 くれぐれも未見の方は、以下、読まないように(笑)。

(以下、ネタバレあり)
(以下、ネタバレあり)

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』日本向け特報

『スター・ウォーズ』アナザー・ストーリー!『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』予告編 第2弾


(以下、ネタバレあり)
(以下、ネタバレあり)

本作は、77年の原点作の、前日譚、というか、まさに10分前譚、なのだが、そうなると、ぼくたち観客は77年の原点作の登場人物の若き姿、というか、10分前の姿を、探しがちなのだが、それは残念ながら、存在しない。
 いや、実は例外的にただ一人だけ、77年の原点作の登場人物は登場するが(もちろんC3POとR2D2コンビは、そして当たり前だのクラッカーのダースベイダーも、のぞいてですが)それを言うと、ネタバレになりますので、略(笑)。
 実は特攻精神の理由でもある。
 登場人物ほぼ全員が、果敢に戦って死んでしまう。よく典型的ネタバレのたとえとして、「主人公が最後には、死んでしまう」というのが、ありますが、本当に、そう。
 潔ぎよいくらい、全員死んでしまうのですね。
 その理由は簡単。
 10分前に生き残っていたら、その10分後の、77年の原点作にも、当然登場しなきゃならない。
 しかし後付けの本作登場人物たちが、77年の原点作に登場できるわけもない。
 かくて、これが、全員戦死の、特攻精神の、最大の理由、なのですね。
 うーん、システマテック(笑)。

「新たなる希望」の10分前までを描く!? スター・ウォーズ ローグ・ワン 全・予告編 まとめ [日本語字幕]


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by mukashinoeiga | 2016-12-19 03:41 | 新・今そこにある映画2 | Trackback | Comments(0)