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第二の「カメ止め」こと「カメはめ」=岩崎友彦「クライングフリーセックス」がバカバカしくよいらしい(笑)

製作費20万15分500円切符の映画が、注目の的とか。

e0178641_17162088.jpg 以下ネットニュースより。
エロバカバカしさの頂点!全編結合しっぱなしの映画「クライングフリーセックス」 松田健次
岩崎友彦監督「クライングフリーセックス」を9月12日に鑑賞、エロバカバカしさの向こう側にある爆笑至福のゾーンに連れていかれた。これぞ『映画』だとのけぞった。その断片を知れば胸騒ぎ止まらなくなるか、呆れて溜息吐き出すか、どちらかだろう。
敵地潜入しミッション遂行の朝、諸事情抑えきれずに性交してしまい、ワケあって局部が抜けなくなってしまった男女コブラとナオミ。そんなふたりに秘密組織の銃弾が襲い掛かる。
コブラとナオミは全裸で下半身が立位・櫓立ち(=駅弁ファック)なスタイルでつながったまま、ハードな逃走劇に身を投じる。
果たしてふたりはこのピンチをいかにして切り抜けるのか? 
そしてセックス進行形な下半身の行方はどんな結末を迎えるのか!
ナオミ役にバイリンガル女優の合アレン、コブラ役に格闘家でイタリア系アメリカ人俳優のマイケル・ファンコーニ。ふたりの役柄は潜入ヒットマンで、全身はフィジカルに絞られ、股間結合したままのエロさと彫像的肉体美が拮抗し、いやらしさ、逞しさ、くだらなさ、それらが三位一体となってハードバトルを展開する。
メインディッシュはアクションだ。まず、つながりながら走って逃げる行為がいかにみっともないかを知らされる。そもそもつながりながら走るとこんなことになるなんて知りもしなかった。これまでどんなAVも林修先生もチコちゃんも教えてくれることがなかった未知の扉が開く。
そして、前代未聞な結合アクションの世界が繰り広げられる。
・敵に囲まれ銃口を向けられたらどうするか
・車で逃げる際に運転席がどうなるか
・二人まとめて縛られた状態からどうなるか
・刃が振り下ろされたらどう対処するのか
下半身がつながっているというハンデをいかにしてアドバンテージに反転させるか。そのアクションがことごとく、いい。なるほど、そうなるか、そうするか、そうしたか、唸りながら爆笑する。

【映画 予告編】 クライング フリー セックス


しかし、男女の下半身が結合したまま抜けないという、社会的良識の元に封印されてきた背徳の「つながりもの」に岩崎監督は目覚めてしまい、熊王涼が息吹をふきこんでしまった。覚醒したこの「つながりアクション」は爆発的に新鮮で、何だかホントにもう、身悶えた。これは、初ブルース・リーや初ジャッキー・チェンの衝撃に匹敵していい事件だ。
製作予算は20万円。「カメラを止めるな!」の低予算(300万円)ぶりも耳に新しいが、20万円は低すぎる。主演ふたりがほぼ全裸なので衣装代がかからないとか、そんなコストカットがあったとしても、あまりに低予算過ぎる。
劇中の背景やカーアクションや被弾場面など、ほとんどのシーンを支えるのはチープなCG合成&アニメだ。これはテレ東で放送中の「テレビ野郎 ナナーナ」がハイエンドに見えてしまうぐらいのチープなCGであちこち安っぽいのだが、このユルさも笑いを底上げする要素になっている。
CFSは新宿ケーズシネマで9月8日から一週間上映され、のべ868人の観客動員を記録した。熱心なリピーター(通称「セクサー」)も多数続出したという。今後は横浜ジャック&ベティ(公開日未定)、名古屋シネマスコーレ(10月6日~19日)で観ることができる。
8月末に観客動員100万人を突破した「カメラを止めるな!」に比べれば、868人がどういう数字かリアルだろう。CFSが投じた波紋はまだまだ微小だ。だが、この作品は世界に直結していると思う。クールジャパンの辺境から「ニッポンのエロバカバカしいはここまでの高みに到達した」と世界に向けて誇れる『映画』だ。(以上抜粋引用終わり)

 しかしたった15分の映画でこれほど長文引用してよいものか(笑)。また、ぴくちゃあ師匠に怒られてしまう(笑)。
 うーん、世に珍映画の種は尽きまじ。
 たった20万で、これだけのクオリティの映画ができてしまうのか。勿論関係者ノーギャラ、機材すべて自腹なんだろうけど。
 とはいえ、やはりいかんせんタイトルが悪過ぎ。このタイトルでは日本語の語感が悪過ぎて、日本では絶対にヒットはしないだろう。むろんアメリカナイズされた内容に合わせたタイトルなのだろうが、70年代の東宝東和のタイトルというか、あるいは「悪魔の毒々モンスター」的なタイトルでなきゃあ、スカシ過ぎのタイトルとして失敗する典型。ご愁傷さま。
 「クライングフリーセックス」を原題として、さらに邦題をつければよかったのにね。

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by mukashinoeiga | 2018-09-23 17:09 | 新・今そこにある映画2 | Trackback | Comments(4)

大杉漣さんがナレーション『世界一と言われた映画館』来年1月公開

うーむこれは気になる。
e0178641_2125292.jpg(ネットニュースより) 本作はかつて山形県酒田市にあった映画館「グリーン・ハウス」についての証言を集めたトリビュートフィルム。グリーン・ハウスは映画評論家・淀川長治さんが「世界一」と評した映画館で、上映ベルの代わりにジャズの名曲「ムーンライト・セレナーデ」が流れるなど、独特の雰囲気で多くの人々を魅了した。しかし、1976年の酒田大火と呼ばれる大火災の火元となり焼失。それから40年以上がたち、伝説となったグリーン・ハウスに足を運んでいた人達がそれぞれの思いを語っていく。
 今年2月に急逝した大杉漣さんがナレーションを務めたドキュメンタリー映画『世界一と言われた映画館』が来年1月に公開される。
大杉さんの声で導かれる『世界一と言われた映画館』予告編

e0178641_214372.jpg 大杉さんの声で導かれる予告編も公開され、最後にはナレーション時の大杉さんの写真と、「この映画には生きた言葉がありました!! 大杉漣」と書かれた直筆コメントが含まれている。公開は2019年1月5日より有楽町スバル座ほか全国順次。9月20日に開幕する第5回なら国際映画祭2018での上映も決まっている。(編集部・小松芙未)(以上引用終わり)


 酒田市の火災は記憶にあるが、映画館が火元とは知らなかった。
また、これとは別件で、新潟?のピンク映画館で雪の重みでピンク映画館がつぶれ、多数の観客が死亡、というのも映画ファンとしては恥ずべき死に方だった。あるいは幸福な死というべきか!?

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by mukashinoeiga | 2018-09-20 02:04 | 業務連絡 | Trackback | Comments(3)

荒木太郎「ハレンチ君主 いんびな休日」その後の顛末 劇場休館映倫に街宣車過去DVDまで出荷中止

すわまさかの上映決定か!?と、色めきたったのだが。
 というのも、この春に荒木太郎「ハレンチ君主 いんびな休日」上映中止!あるいは出来レースか!?新手の炎上商法か(笑) という記事を書いたら、週刊新潮が同映画をトップ記事に特集したため、一日に三千アクセスという、弱小ブログにしては、唯一の四桁アクセス(笑)。
e0178641_10432585.png その後は沈静化していたのだが、また、いきなりの三桁アクセス。
 上記記事だけで、三日前113、二日前36、きのう576と、いきなりのアップ。ブログ内記事ランクでもご覧のように1位に。

 すわまさかの上映決定か!?と、色めきたって、いろいろ検索したのだが、当たりなし。
 そうしたらきのう、BLOGOSというサイトを見ていたら、『週刊新潮』が「不敬」と叩いた記事で右翼団体が映倫などへ街宣という記事あり。ははあ、これか。
 もともとは左翼系言論誌『創』の記事らしいが、この雑誌自体はおそらく発行部数は一万を切っているだろうし、そんな影響力はないはず。その広告か、こうしたネット化した記事で広まったのだろう。

 上記記事によれば、

e0178641_1044247.jpg大蔵映画としてはこの事態に慌てたようで、同誌発売の2日後に「上映延期ではなく、中止となっております。今後の上映予定はございません」という告知を行った。ホームページで告知するだけでなく、直営館に貼り紙も行った。そして不測の事態に備えて発売後の土日は、直営館そのものを休館にした。問題となった映画はもちろん上映されてはいないのだが、劇場そのものを休館にしたのだった。
 その後、大蔵映画の目黒駅前の本社、直営館、さらには映倫にまで街宣車による抗議活動が始まったのは前述の通りだ。街宣は何度も繰り返して行われたという。
 さらに荒木監督への仕事発注はなくなり、過去の作品のDVDまで出荷中止、脚本に一部関わっただけという今岡信治監督への仕事発注も取りやめになったと言われる。
 荒木監督の過去の作品の封印は、監督作品だけでなく出演作品まで及ぶという徹底ぶりらしい。明らかに過剰反応で、今後萎縮を生むのは明らかだろう。ピンク映画に起きた事件ということで映画業界でも、表現に関わる問題としてこの事件を取り上げようという動きはこれまでなかったが、さすがにきちんと考えるべきだという声も出始めているという。
かつて皇室報道や差別表現に対して激しい抗議が行われた時代は、表現する側にももう少し緊張感や自覚があったし、事件が起きた時にはもう少し業界で議論もなされたものだ。昨今はそういう問題についての議論さえほとんどなされない。言論や表現をめぐる問題に対して無頓着、無関心というこの風潮もどうしたものかという気がするのだ。( 月刊『創』編集長 篠田博之 以上抜粋引用終わり)


 この記事自体は末尾で、「さすがにきちんと考えるべきだという声も出始めているという」「無関心というこの風潮もどうしたものかという気がするのだ」という、ぼんやりとした妄想願望(声も出始めているというが、それは自分一人の声ではないか)(無関心というこの風潮もどうしたものかという気がするのだ、この弱気さは、あまりに過激な発言をして、自分ところにも街宣かけられたら、たまらない、とおびえている故と察する)の、あいまいさ。
 このところ極左、左翼は、あまりに評判を落としていて、まったく筋違いのリベラルを僭称していたが、さらに自業自得なのだが筋違いのリベラルも嘲笑の的となり、すっかり自信を無くしているパヨク諸君を象徴しているかのような、あいまいで自信のないまとめだ。

 過去作品のDVDまで出荷中止、というのはさすがにやりすぎだとは思うが、完全絶縁宣言としては正しい。古い体質の映画界は、やくざ体質とは言わないまでも、テキヤ稼業だからねー。いわゆる廻状を回したわけだ。
 かつて60年代には、鈴木清順の日活解雇、全作品の封印、という事態に対し、助監督、同僚、学生、ファン、評論家、マスコミ、時代のエートスに簡単に乗っかる民衆などが、鈴木清順共闘会議を結成し、デモ、裁判で、その封印を解いた。
 今回の場合はどうか。
 パヨク女性層は、ピンク映画だから、連帯は問題外だろう。
 パヨク男性層も、最近は女性目線に妥協して?触れたくないだろう。
 では共産党は? かつて日活ロマンポルノは、日活従業員の日活系組合員が先導して生まれたし、一時AV界を席巻した代々木忠監督は、そのペンネームから、いかにも共産党系だ。
 でも今の日共にゃ無理だろ。
 こうなりゃ荒木太郎には、ドルトン・トランボのようなペンネームでの映画界復帰の道しかない。
 太郎ってのは、どう(笑)。

 なおこの記事に対するBLOGOSのコメント欄を見ると、おおむね、
パヨク側 あらゆる言論の自由は認めるべきだ
常識派  じゃあ、ヘイトスピーチも言論の自由として認めろよ
 と、パヨクいつものダブスタが露呈してしまう(笑)。

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by mukashinoeiga | 2018-09-16 10:44 | 新・今そこにある映画2 | Trackback(55) | Comments(0)

渡辺祐介「桃色の超特急」大空眞弓(真弓)松原緑郎坂本武花井蘭子鳴門洋二若宮隆二丹波哲郎

よく出来たラヴコメ快作。お気楽楽しい。
 渋谷にて。「玉石混淆!? 秘宝発掘! 新東宝のまだまだディープな世界」特集。61年、新東宝。
 イッコ前の感想駄文「契約結婚」と、同じ年、同じ監督、同じヒロイン女優、快作なんだけど、演技もうまい新人男優たちが、その後伸びなかったのは、うまいしイケメンだけど、整いすぎて、いわゆるスタアオーラが足りなかった、というところか。
 また音大声楽科出身の大空が主題歌を歌う、うまいのだが、これが絵にかいたような学校で習ったすっきり歌唱で、何の味もない。当然ヒット歌手には、なれなかった。ヒットする流行歌の歌手には、声に何らかの引っ掛かり、いわゆる「魅力」「雑味」がなくちゃね。歌詞も曲も関係ない、ただその声自体が人を魅了しなければ、ヒット歌手にはなれない。
 もちろん大空のせりふ回しは、大変甘い声なんだが、歌唱は、そうではなかった。

e0178641_13343049.png『桃色の超特急(デジタル)(87分)』公開:1961年(渋谷シネマヴェーラHPより)
監督:渡辺祐介
出演:大空眞弓、松原緑郎、坂本武、花井蘭子、鳴門洋二、若宮隆二、丹波哲郎、杉山弘太郎、西一樹、小高まさる、国方伝、水原爆、松原由美子
ショーを目前に人気モデルが失踪。替え玉探しを買って出た吾郎だが、瓜二つのストリッパーは鼻を整形してしまい…。やっと見つけたそっくりさんを騙して、ショーが開催される大阪行きの特急列車に乗り込んだ吾郎の運命は!? テンポも良ければ主題歌も楽しいロマンチック・コメディ。モデル、ストリッパー、水商売風の女、吾郎の隣人と、大空眞弓が一人四役を演じる。


 日本型スクリューボールコメディとして、あからさまにロープに毛布を垂らして、男女を分かつという、フランク・キャプラ「或る夜の出来事」をそのまま援用したり、まああからさまなんだけど、かえって狙いがわかって、好ましい(笑)。
 坂本武社長が珍しく関西弁。ネィティヴとは言えないが、それなりに柄にあっている。
 二人を乗せるトラックの運ちゃんに丹波。この時期としては珍しい、こわもてではない三枚目。晩年に山田洋次作品(題名失念)での爆発的三枚目の丹波を見て、丹波もっとイケたんじゃないか三枚目、なんとも惜しいことを。日本映画の損失とさえ思う。
 後出しじゃんけんで言えば、二代目寅さんも、何代目かのおいちゃんも、丹波でよかったんじゃないかと(笑)。
 この映画は、その三枚目丹波の片鱗を見せてくれた。
 ちなみにおいちゃん役は、初代森川信はともかくとして、二代目もその次も面白みに欠け、山田洋次としては、党員とは言わないが、共産党シンパの商店主というイメージで、キャスティングしたのだと思う。「おめえ、さしずめインテリだな」の、つまらないおいちゃんたち。


e0178641_13351952.jpg西郷輝彦@teruhikosaigo
石井ふく子さん92歳のお誕生日会。
71歳の私がガキのように、
あれこれお説教頂いたのでした。
男優陣も当然ながら、女優陣のすごいこと。

 中央石井ふく子の左右が、長山藍子と大空真弓かな。前列香川京子のほかは、よくわからず。このなかでは超若い薬師丸ひろ子の可愛さが目立つのみ。
 このなかでは若手の薬師丸、高島が最後列にいる中、三田佳子が先輩香川を脇に従え?、ちゃっかりメインの位置に。うーん、これでは息子もはみ出すわけだ?
◎追記◎どうやら上記薬師丸ひろ子云々は、ぼくの見誤りで別人のようです。詳しくは下記コメント欄にて。皆さん、ありがとう。
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by mukashinoeiga | 2018-09-12 13:35 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(11)

渡辺祐介「契約結婚」大空眞弓(真弓)沼田曜一小畑絹子寺島達夫松浦浪路星輝美鳴門洋二菅原文太

よく出来たラヴコメ快作。お気楽楽しい。
 渋谷にて。「玉石混淆!? 秘宝発掘! 新東宝のまだまだディープな世界」特集。61年、新東宝。
 冒頭大空ら女子大生が、キャンパスの芝生の上で、ラーメン屋でラーメン食いつつ、銭湯で湯につかりつつ、持論を展開する、次々と場所を変えた、短いショットをつないでいく、快調なスタート。
 かつて、実態はともかく、いくつもの契約結婚モノが作られた。
 それまで、なあなあの状態で結婚していた日本人が、きっちり契約書を交わして結婚する。しかし、肝心の結婚中の収入配分、離婚時の財産分与については、まったく触れていない、きわめて情緒趣味のお遊び。
 当時の日本人に契約書の概念が全くないのが、まるわかり。何しろ双方に弁護士が全く出てこないのだから!
 要するに消極的な日本女性が、浅薄な理論武装をすることによって、先進的な女子が後進的な男子に、積極的なアプローチを仕掛けることが、出来ると。そういう極めて日本的なスクリューボールコメディな(だけの)わけだ。

e0178641_2511741.png『契約結婚(デジタル)(86分)』公開:1961年(渋谷シネマヴェーラHPより)
監督:渡辺祐介
出演:大空眞弓、沼田曜一、小畑絹子、寺島達夫、松浦浪路、星輝美、鳴門洋二、菅原文太、原聖二、国方伝、並木一路、石川冷、山口多賀志、加藤欣子、ピーター・ウィリアムス、堀池浩子、橘恵子、水上恵子、鈴木信二
寮のお風呂で同級生相手に“契約結婚の勧め”を唱える進歩的女子大生・大空眞弓のターゲットは将来有望な野球部員。一方、バーのマダムと契約結婚しているプロ野球選手の沼田曜一は落ちぶれて解雇され…。若い二人と大人の二人の契約結婚の顛末を描いた渡辺祐介の傑作コメディ。結婚って打算、それとも愛!?

 打算であり、愛でもあると思うんだが。あだしごとは、さておき。
 この種の軽いコメディ向きの大空眞弓が、かわいい。一応処女なのに、積極的アプローチは、日本版プロフェッショナルヴァージンといったところ。ただ、奥さんになったとたんイキナリしおらしい和服で、楚々とした風情に急変とは、進歩的女子大生から大和なでしこへ、お里が知れるとはこういうことか。
 相手役寺島達夫は、ぼく的にはなじみがないが、なんでもプロ野球の東映フライヤーズに入団した実際のプロらしく、野球シーンは決まっているし、演技も合格点。けがで退団したが、拾ったのは東映でなく新東宝というのが面白い。
 演技はうまいのだが、スタアオーラに欠けていて、その後は伸び悩んだか。
 一方こちらも契約結婚の先輩、スタアオーラがあるんだかないんだかの沼田曜一は、生き延びた。契約相手の小畑絹子もなかなか。
 ただ契約結婚といいながら、なあなあでほだされ、ずるずると実結婚?に横滑りするのは、ああ日本人てのは、ビジネスライクな契約に、とことんなじまないんだなあ、としか。

土居通芳監督『男の世界だ』(1960)より、ハンサムタワーズ+大空真弓


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by mukashinoeiga | 2018-09-09 02:53 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

新カテゴリ「我ら盆暗呆け老人のじじいライフ」開設しました!

パヨク社民党福島みずほ劣化激しすぎ(笑)もう引退させてやれよという2コ前の駄文を読み返してまして、いやはや。
e0178641_1421980.jpg いや痴呆老人は、みずほだけじゃないぞ、自分もそうだ、と思い至り、恥ずかしながらの告白ページを設けることにいたしました。
 老人老いやすくガックリなりがち(笑)。
 ただしまあ、みずほは税金をがっぽり吸いまくる、いわゆる一つの公人ですから、国民の被害は甚大。一方、わたくしメは市井の私人ですから、どんなにドヂを踏もうとも、自己責任。この違いは大きい。

 と、いうわけで、細々と、今まで通り、駄文致します。

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by mukashinoeiga | 2018-09-03 20:40 | 我ら盆暗呆け老人のじじいライフ | Trackback | Comments(0)