つい最近、ハスミン蓮実重彦が、三島賞を受賞したそうな。

これを、blogosという、なんだか、ブログのまとめのようなところを、最近その内容があまりにばかばかしくて、愛読しているのだが、ほんと、みんな、真面目な顔して、へんてこな意見を書くよねー、と、まるでコメディーを読むように見ているblogosなのだが、そのなかで、
◎<三島賞>蓮實重彦氏「中二病」会見は日本の文化にとって非常に嘆かわしいこと
(貼り付けるまでもないので張り付けませんが、爆笑したい方は検索してね)
というのには、笑った笑った。多数のコメントは、皆、この矩子幸平[ライター]の文章を批判するものばかり。150のコメントの99パーセントは、この自称ライターの批判で、これは、心折れるんじゃないの(笑)。
そもそもこの矩子幸平[ライター]は、ただの一冊も蓮実の本を読んでいないのが、まるわかり。
数々のトークショーで、下手な芸人もはだしで逃げ出す爆笑トークを繰り広げ、「全盛期」の映画評論、野球評論で、一ページに何度も読者を爆笑させた蓮実が、練達のトーク師が、この程度の記者会見で「下手を打つ」わけが、ない。
あえて、剣呑不機嫌な頑迷老人役を演じているに過ぎない。まあ、実際に、そうなっちゃったのかもしれないけどね。内田百閒気取ったのかしら(笑)。
なお、このコメントの中で、これまたバカが「蓮実の言葉で一番有名なのは<馬鹿は相手にしない>だが」とコメントしていて、そんな馬鹿な、凡庸な言葉なぞ、世間でよくある表現で、なにも蓮実の代表的な言葉というわけでもなかろう。
ぼくが蓮実の言葉で好きなのは「そつのない凡庸さ」というものだが、まさに以下の記者会見の記者の質問など「そつのない凡庸さ」そのもの。
「蓮実の言葉で一番有名なのは」女性名義で書いた野球評論(すでに二度ほど買っていたが、なくしてしまい、どこか、また再刊しないかな)での、「記録に残る選手より、記憶に残る選手」でしょう。この会見も、まさしく、そうなるな(笑)。
いろんな人が引用しているし、何より爆笑したのは、かつて王が選手に「記録より記憶に残る選手になれ」と酒席?で、言ったという逸話。長嶋と対比して、王こそ「記録に残る選手」だったのに。そこまで、この言葉は、浸透していたのか、と、一人爆笑いたしました。
なお「みんなの疑問」は、そこまで言うならなぜ賞を辞退しなかったのか、ということだが、かつて蓮実が東大総長に選ばれた時、なんで俺なんか選んだんだと、罵倒しながら、立派に?総長職を全うしたことを思い出しました。いやいやでも、まあ義務を全うする、これも「そつのない凡庸さ」というところでしょうか。
しかし蓮実は、学習院、東大と三島の後輩のはずだが、その三島感を誰も聞かなかったのだろうか。
面白すぎる80歳、蓮實重彦さんの三島由紀夫賞受賞時の会見
◎追加◎北野武×蓮實重彦
北野武、ビビりすぎ(笑)。いつものしゃべり方と違うぞ(笑)。
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▲ by mukashinoeiga | 2016-05-27 02:22 | うわごと | Trackback | Comments(3)