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2017年 03月 03日 ( 2 )

鈴木清順VS宮崎駿「ルパン三世」をめぐる歴史的対立!?

巨匠同士の名対決か(笑)。これは面白い(笑)。 
追悼・鈴木清順監督/ルパン三世に敗れた職人監督
 mixiユーザー(id:1846031)さんの文章は、あまりに長文なので全文引用しないが、以下抜粋引用します。 
 ぼくの技術力では、直接貼り付けられなかったので(笑)全文はタイトル検索で見つけてください。

e0178641_352167.jpg なお『ルパン三世』第1シリーズは、当時まだ子供だったぼくは第1回から見ていて、そのアダルトな作風のアニメに大興奮したものです。
 当然原作漫画は知らないのに、なぜ第1回から見ていたのか、今では全く不明ですが、たぶん幼少のころから(笑)ミステリ好きだったので「ルパン」の名にひかれたのかな?

(以下mixiユーザー(id:1846031)さんからの抜粋引用)
 TVアニメ『ルパン三世』第2シリーズに「監修」として、鈴木清順の名前がクレジットされているのを見た時には、これは本当にあの鈴木清順なのかと驚いたものだった。
 考えてみれば、『ルパン三世』第1シリーズから関わり、第2シリーズではシリーズ構成も担当した脚本家の大和屋竺は、日活時代からの鈴木清順の直弟子であり、清順監督を筆頭にして結成された脚本家グループ・具流八郎の一人でもある。大和屋の他に、山崎忠昭や宮田雪といった、日活アクションを支えてきた仲間たちによって立ち上げられた『ルパン三世』シリーズに、清順監督が参戦するのはごく自然な流れだった。清順監督は、さらに最若手の弟子として、浦沢義雄も『ルパン三世』でデビューさせている。
 清順監督の「監修」という立場がどの程度のものだったのか、名前貸し程度に過ぎなかったのか、長らく謎ではあったが、飯岡順一の『私の「ルパン三世」奮闘記』によって、毎回シナリオ会議に参加して指示を出すほどに熱心に関わっていたことが語られている。原作やアニメ初期のシリアスさこそ失われてしまったが、破天荒なエンタテインメント性は、清順グループによって支えられることになったのだ。
 しかし、そこに再び宮崎駿が「乱入」してくることになる。
 清順グループも、宮崎・大塚も、お互いに「自分たちこそがルパンのオリジナルを築いた」という矜持がある。それがぶつかり合うのだから、タダですむはずがない。
 先述した『私の「ルパン三世」奮闘記』に、鈴木清順と宮崎駿の緊迫したやりとりが記されている。『アルバトロス』の絵コンテに、「どこが面白いか分からない」と突っ込む清順監督に対して、宮崎駿は「テレビアニメなんてこんなもんです」と嘯く。筆者の飯岡順一は清順監督寄りで、プロデューサーの藤岡豊の覚えめでたい宮崎駿を恨んでいる嫌いがあるから、どうしても宮崎駿が不遜に見える書き方をしているが、客観的に見れば、清順監督のツッコミの方がただの言い掛かりのイチャモンである。
さらには自分たちが用意した最終回の脚本も、宮崎駿に乗っ取られる形になった。しかもその内容は、「これまでの第2シリーズのルパンは全部偽物で、本物のルパン一味が偽物をたたきのめす」という話であった。これで清順監督が怒り狂わないわけがない。
 しかし、『アルバトロス』と『愛しきルパン』は、第2シリーズ中でも屈指の名編として評価されている。この勝負の軍配は、完全に宮崎駿に上がっていた
 ところが二人の「勝負」はこれで終わったわけではなかった
 もはやルパンに興味も関心もなくなっていた宮崎駿は、その企画を旧知の押井守に押し付ける。押井は後に『天使のたまご』『機動警察パトレイバー THE MOVIE』の原型となるプロットを提出するが、これがよみうりテレビや配給の東宝に「訳が分からない」と修正を求められる結果になる。それを拒否した押井は監督を下ろされたが、映画公開の日程は既に決められていた。
 急遽、監督を依頼されたのが鈴木清順で、吉田茂承との共同監督で、突貫作業で作り上げたのが『バビロンの黄金伝説』である。(抜粋引用終わり。文字変色は、引用者である当ブログによる)

 いやア、面白いなあ(笑)。これ、追悼企画として、バトルのドキュメントを、宮崎駿、押井守の証言などで、ドキュメントとして作ってくれないかな。まあ、亡くなっているもの多数の「清順グループ」には、分が悪いだろうけど。
 ちなみに、公開当時に見た鈴木清順・吉田しげつぐ「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」は、面白くもおかしくもない大失敗作でした。
 これなら「訳のわからない」と判断された押井守のほうが、絶対に傑作になっていただろう(笑)。

  素晴らしい!素晴らしい!
 ファンムーヴィーというらしいが、これは何回見ても、いい。グラッチェ!
Lupin III - The FanMovie (2010)

 いいんだよなあ~(山田康夫の口調で)

ルパン三世 バビロンの黄金伝説 予告

【なつかCM】 TOTO ウォッシュレット 戸川純 鈴木清順

 いまや、当たり前のウォシュレットも、こういう異端の(笑)ヘンテココンビのヘンテコCMから、出発したのですな。

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by mukashinoeiga | 2017-03-03 03:19 | 清順の光と影すべって狂ってる | Trackback(35) | Comments(2)

青柳信雄「愛の砂丘」島崎雪子高島忠夫滝沢修田村秋子

楽しいほのぼの大快作家庭劇。53年、新東宝。
 渋谷にて「玉石混淆!? 秘宝発掘! 新東宝のディープな世界」特集。
 ごく近い近所の二家庭の、家族ぐるみの交流、そして、それぞれの家族の、息子と娘の恋を、ほのぼの、つつましやかに、描く。
 あやしげな大蔵貢新東宝になる前の、つつましやか?新東宝の、佳作良編。ああ、いいなあ。

e0178641_8362978.jpg『愛の砂丘(デジタル)』公開:1953年 (渋谷シネマヴェーラHPより)
監督:青柳信雄
出演:滝沢修、田村秋子、島崎雪子、高島忠夫、三津田健、和田孝
病を抱えた父聴一と共に辻堂に越してきた歩は近所に住む田島家の娘薫と知り合うが、彼女の母秋子はかつて聴一と結婚の寸前まで行った間柄であった。木下惠介のオリジナル脚本を青柳信雄が意外にも好演出。名優滝沢修の静な演技も光る。後に木下の妹楠田芳子(本作では作詞)が脚本を書き川頭義郎が監督した『涙』は本作の姉妹編ともいうべき作品で主題歌もそのまま転用されている。©国際放映

 誰一人、悪人が、嫌な奴が出てこない、ささやかホームドラマ、ああいいなあ。
 脚本木下恵介。島津保次郎「隣の八重ちゃん」の撮影助手だった。
 感想駄文済みの「隣の八重ちゃん」は、隣同士の二家族の交流と、それぞれの家族の息子と娘のほのかな想いを描いた。
 それの発展形が本作で。いや、パクリなどといういやらしいものではなく、まさに発展系としか言いようがない、つつましくも、のびやかな快作だ。
 ただ、まあ、松竹で作ったら、島津御大のパクリだよねえ、と言われちゃうかもしれないから、お気楽な他社でアルバイト的に脚本提供と(笑)。
 その結果が、かくも快作なのだから、言うことなし。青柳信雄演出も、いつになく快調で。

 いつになくおだやかで、病弱(精悍すぎて、そうは見えないが(笑))な滝沢修、毎度たおやかな田村秋子(役名も秋子なので、木下の当て書きか)の絶品。
 この時期どんな映画でも絶対キュートな島崎雪子の愛らしさ。
 島崎雪子で画像検索すると、原節子のオンパレード。今井正「青い山脈」で、原節子の役名が確か、島崎雪子、それにあやかって芸名にしたので、今はすっかり忘れられた島崎雪子で検索すると、ハラセツ画像ばっかし。
 かわいそうや島崎雪子(泣)。
 阿佐ヶ谷の女優モーニングで、島崎雪子やるべきだ。客来ないかなあ。
 島崎の父役(ということは田村秋子の夫役)の、三津田健も、この時期各社映画に出まくっているのに、平凡人ばかり演じるキャラゆえ、いまいち話題にならず。
 しかし凡人ゆえの快は、いつ見ても、楽しい。個性豊かすぎる脇役だけが、名脇役にあらず、の典型だ。
 OLD映画モノにとっては、全員顔見知り(笑)の役者たちによる、全員善人の、ほのぼのホームドラマの親和性の快は、これまた応えられず、の快感なのですね。
 なおヴェーラの解説にもあるが、脚本木下恵介、音楽木下忠司の、本作主題歌は、作曲木下八郎とあるが、やはり木下兄弟の弟なのだろうか。
 なお、滝沢・高島父子の大家に、坂本武・清川虹子の、団子屋夫婦。その娘夫婦に、特別出演格で水島道太郎・相馬千恵子という、なかなかの豪華版。って、この設定そのものが、まんま寅さんやないかい(笑)。
 注目すべきは、中空の満月(合成か)を含む白黒撮影の見事さ。
 映画は白黒のままでよかったんじゃないか、とすら思わせる見事さ。いちいちのスタジオセットの見事さ。撮影・小原譲治、美術・松山崇 、照明・矢口明の完璧。
 夜の海岸撮影も見事。ただ、辻堂当たりの海岸の砂浜を、砂丘と称するタイトルは、明らかに、盛り過ぎだろう(笑)新東宝。
 
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by mukashinoeiga | 2017-03-03 01:41 | 傑作・快作の森 | Trackback | Comments(0)