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2015年 03月 01日 ( 4 )

阿部孝男「記録なき青春」田村正和真理アンヌ弓恵子加藤嘉永井智雄野村昭子

 日比谷にて。「短編映画研究会147 シネマスコープ大会」特集。67年。16ミリ。
 もはや短編とはいえない79分の映画がなぜ短編映画研究会で上映されるかというと、本作が一般映画館での上映ではなく、小学校の講堂などでの上映会を意図して製作されたものだからであり、だから劇映画なのに、「文化映画」というくくりで、旧日比谷図書館に収蔵されて、かくて上映されたわけ。
 でも基本は田村正和、真理アンヌ主演の青春映画。一般劇場映画として、まったく通用するレヴェル。
 会場では、真理アンヌも一緒に鑑賞、挨拶していた。
 同じ年の鈴木清順「殺しの烙印」で妖艶な女、本作で清純派と、対照的な役でした、と回想する。

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548『記録なき青春』 1967年/79分/白黒/ワイド <短編映画研究会ブログより>
製作■「記録なき青春」製作上映委員会 日本原水爆被害者団体協議会
制作■和プロ 製作■樋口信 花形利和
監督■阿部孝男(阿部野人) 脚本■今子正義 音楽■伊福部昭
撮影■鈴木史郎 照明■近藤兼太郎 録音■神津原巌 効果■河野修
編集■竹村峻司 村松建 現地進行■藤田且照 田村登志麿 古林邦和
撮影助手■尾崎弘 照明助手■安西光男 記録■志村佳子
出演者■田村正和 真理アンヌ 弓恵子(俳優小劇場)加藤嘉(文学座)永井智雄(俳優座)野村昭子(俳優座)
白石加代子 早稲田小劇場 山梨放送劇団 ラジオ中国放送劇団 広島NHK放送劇団 広島大学映画研究会
ヒロシマの街に燃えつきたつかのまの青春。それは被爆2世の平和への叫び声。ひとつの愛の結末を通じて、戦後の平和と繁栄を問題として描いた劇映画。

 なので、あるが、そこに広島の被爆者問題が、大きくウェイトを占める。
 なにこれ、あの映画に、ティストがそっくりだなと。白井更生「ヒロシマ1966」(急遽感想駄文済み)。
 昨年京橋で見て、当ブログにも感想書いたはず、と検索してみるが、ヒットせず。
 確か書いた覚えが? でも、見つからぬ。酔っ払いつつ書いて、眠くなってシャットダウンして、消してしまったのか(泣)。うーむ。ということで、本作の「前段」たる白井更生「ヒロシマ1966」は、記憶のそこから、急遽、いま感想駄文しました。
 なぜ「前段」かというと、
 アラン・レネ「二十四時間の情事」(1959)の助監督・白井更生が同じ広島で「ヒロシマ1966」を監督し、その「ヒロシマ1966」で助監督の、阿部孝男が本作「記録なき青春」を監督。
 なんとなく、広島利権の継続という構図が思い浮かぶ(笑)。
 大映もこの先先細りだし、ひとつ会社をやめて(逃げ出して)、広島で原爆教育映画に活路を見出しちゃるけんのう。
 で、出来たのか、この映画、という構図か。
 
 最初の「二十四時間の情事」が、すべてを決定する。
 アヴァンギャルドな恋愛ドラマと、広島被爆ドラマの止揚。しかしそのティストは、だんだん薄まり、本作にいたっては、せいぜいヌーヴェルバーグ果汁0.5パーセント、というところか。
 なお、加藤嘉の因業ないもうと?野村昭子の役名が金山玉子って(笑)。
 またインド系真理アンヌがGIとの子というは、ちょっとムリスジかな。

田村正和が浪人生で、広島大医学部を受験するために勉強中。
 その田村の唯一の勉強シーンが、憲法9条を音読するところ。医学部受験でこれ、ないでしょ。これが唯一の、受験勉強シーンだよ(笑)。左翼って、どこまでお花畑なの(笑)。

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by mukashinoeiga | 2015-03-01 23:47 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(2)

白井更生「ヒロシマ1966」望月優子加藤剛松本典子寺田路惠永井智雄

 京橋にて。「発掘された映画たち2014」特集。66年、広島県原爆被爆者映画製作の会。
 昨年秋見たのだが、どうやら書き漏らしたようなので、遠い記憶を頼って感想駄文。

e0178641_19593987.pngヒロシマ1966(78分・35mm・白黒) <フィルムセンターHPより>
アラン・レネの『二十四時間の情事』(1959)で助監督を務めた広島出身の白井と、後に個人映画作家として活躍する金井が、共に大映を飛び出して製作した意欲作。リアリズムとアンチロマンの不意の交錯により、暗夜行路の広島は世界のヒロシマへと変貌する。共に個人より受贈した35㎜ポジ(1巻欠落)と16㎜ポジを合わせて復元。
1966(広島県原爆被爆者映画製作の会)(監)(脚)白井更生(撮)金井勝(音)山内正(出)望月優子、加藤剛、松本典子、寺田路惠、鈴木宏子、永井智雄、下村和男、長谷川美代子

 「二十四時間の情事」風の、加藤剛、松本典子アヴァンギャルド風味のすかした恋愛ドラマと、望月優子の高湿度の怨念ドラマが、交互に描かれる。珍味っチャ珍味。
 階層の異なるドラマを同時進行させるのだが、
1 すでに遠い記憶によれば、加藤は学生運動に挫折して、医者に。長崎で医者になり、広島の松本と遠距離恋愛。
 しかし、やっと逢っても、手も握らずキスすらしない禁欲振り。
2 望月は原爆病でからだがだるく、仕事(広島駅前で原爆写真の本などを観光客に売る屋台)も休みがちで、ついにはノイローゼとなる
3 望月が危篤になって救急搬送される先の病院医師が松本。ここで、やっと二つのドラマが重なる。

 とは言いつつ、それは消化不良。階層の異なるドラマを統合する戦略に欠けている。
 あまりに生硬すぎる加藤剛の二枚目演技には、失笑するのみ。
 かっこよすぎる恋愛ドラマと、泥臭い望月優子ドラマの、奇妙な混合。おそらく会社を辞めて、張り切って、ぎゅうづめにした結果だろうか。
 なお、本作の助監督、阿部孝男が翌年監督したのが阿部孝男「記録なき青春」(感想駄文済み)

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by mukashinoeiga | 2015-03-01 21:29 | 旧作日本映画感想文 | Trackback(3) | Comments(2)

石田民三「古代の奈良」

 日比谷にて。「短編映画研究会147 シネマスコープ大会」特集。60年、新日本プロダクション。16ミリ。
 というわけで、池袋の健さん特集を途中退場できずに、ひやひやもので日比谷図書会館に駆けつけ、4階会議室のドアを開けたら、本作の上映が始まる直前だった。ラッキー行けた(笑)。
 赤焼けてはいるが、きれいなフィルム。再現された古代衣装の黄色が垣間見れて、きれい。

547『古代の奈良』 <短編映画研究会ブログより>
1960年/33分/カラー/ワイド 制作■新日本プロダクション
近畿日本鉄道株式会社 創業五十周年記念映画
企画■佐伯勇(近畿日本鉄道社長) 制作■猪熊兼繁(京都大学教授)
演出■石田民三 構成■上野行清 撮影■谷口政勝 照明■山本行雄
衣裳■喜多川平朗 深見重明 京都六選会
結髪■野村松太郎 中村八重 南千恵 百々喜子 作舞■滝川はやみ
音楽■宮城衛 演奏■宮城室内楽団 合唱■東京放送合唱団
録音■アオイスタジオ 現像■東洋現像所 語り■小沢栄太郎
『花ちりぬ』(1938)『むかしの歌』(39)などで知られる映画監督・石田民三(1901~72)が、戦後に演出を手掛けた短編映画。寺院、仏閣、古墳など、大和地方の文化財から、日本の古代の姿をしのぶ。

 まあ、基本的に、「寺院、仏閣、古墳」や、「古墳から採掘(盗掘とも言う)された文化財」やら「寺院などに安置された仏像」を紹介する記録映画なのではあるが。
 なのであるが、キャメラが画面が絶えず動いているのが、らしいっちゃらしい。
 古代の鏡などや小さな仏像は、ろくろ?みたいなものに乗せて回転させたり、その回転させた仏像に光を当て、その影の変容で楽しませたり、かつての石田の劇映画同様に、キャメラを絶えずパンニングさせたり、この種の映画としては珍しく、なかなかあきさせない。
 さらに小沢栄太郎ナレーションで「古代の様子に思いをはせてみよう」と、いにしえの人々が吉野の里の野で歩いたり、踊ったり、独特のポージングで古代の楽器を弾いたりの、再現映像もあり、そのカラフルな衣装(再現映像としては、ちょっとカラフルすぎるかも>笑)で、目を楽しませてくれるが、その登場する人たちが全員女性なのね(笑)。男は、一人でもイタのか(笑)。
 さすが戦前ただひとりのガールズ・ムーヴィーの巨匠だっただけある(笑)。特に「花ちりぬ」なんて、男の姿は一切見せない映画だったし。こんなスクエアな記録映画にまで、その趣味を貫徹(笑)。

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by mukashinoeiga | 2015-03-01 17:22 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

映画「相棒」と護憲派の無能

 ということで、日本の左翼、リベラル、護憲派、九条狂(教)と称するものたちの、正体を、ぼくは映画好きですから、映画のなかから、あぶりだしていきます。
 その一例が、時にテロ朝と揶揄されがちなテレ朝が主体の和泉聖治「相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」ですね。
 以下そのストーリーの一部を、Movie Walkerから引用。

 ターゲットは3万人のランナーと15万人の観客だった。犯人の足跡を洗う左京と薫の前に、木佐原(西田敏行)とやよい(本仮屋ユイカ)が浮かび上がる。やよいの兄の渡は、南米で難民の救済活動中にゲリラに拉致され、その行動を日本中のバッシングを受けた末に殺害された人物だった。その報復として、兄の親友の塩谷(柏原崇)が連続殺人事件を仕掛けていると気がつく左京たち。
 マラソン大会は、無事に終了した。その表彰式で元総理を狙おうとしていた木佐原を捉える左京。塩谷は実行犯であり、すべての計画は木佐原によるものだった。その動機は、国家から切り捨てられてゲリラに殺された息子の無念を晴らすためであり、その経緯を記した外務省に眠るSファイルの存在を明らかにすることだった。そして、木佐原は癌に侵されており、余命半年の身の上だった。隠蔽されていたSファイルは、雛子の手によって公表される。木佐原渡は退去勧告を受けていなかったことが証明され、汚名をそそぐことができた。涙ぐみ会見を見ている父と娘の姿は、左京と薫にとっても胸を打たれる光景だった。 (抜粋引用終わり)

 どうです(笑)。おかしいでしょ(笑)。
 「汚名をそそぐ」ことが、「殺戮に対する報復」より、優先される、いかにも日本人的な心性とは、思いますが、それって、おかしくない?

 息子(親友)を、実際に殺したゲリラには、何の非難も抗議も攻撃もせず、八つ当たり的に、「手近の日本人」攻撃に終始する。それが「胸を打たれる光景」とも、呼ばれるわけですね。
 現在の左翼諸君と、まったく同じ心性では、あ~りませんか。
 今回の日本人人質虐殺に当たっても、民主党や共産党、一太郎党(笑)の諸君諸嬢が、
安倍を憎んでテロを憎まず
 こんな不可思議な左翼諸君の心性については、謎でもなんでもなく、ちゃんと、分かっているのですが、というところまでが、前回のお話でした。
 続けます。
★イスラム国が左翼の劣情をあぶりだす★からの、続きですね。

 簡単に言ってしまうと、一国平和主義と護憲教(=狂=経)たちの、思考停止ですね。
 映画の南米ゲリラ/現実のいわゆるイスラム国を報復、懲罰、またはその前段階として、人質奪還を目指すとすれば、それは一個人では、ほぼ不可能。ランボーじゃないんだからさあ。いや、ランボーすら、左翼諸君には、まずい存在だよね(笑)。
 唯一可能な手段としては、テロリスト情報に精通する情報機関を設置して、精鋭部隊を海外派兵して、かなりの大量兵器を使用しての、強制的な奪還ないし懲罰的報復オペレーションしかありえない(それが成功するかどうかは、また別の話=)。
 しかし、これこそは、平和ボケの護憲派、一国平和主義と護憲教(=狂=経)たち、左翼リベラル諸君には、あってはならないこと(笑)。
 秘密の諜報活動、海外派兵、大量破壊兵器、そんなことするくらいなら、人質はバンバン殺してかまわないよ、というのが左翼の「ホンネ」。
 でも、その上で、人質は殺すな、日本政府は、直ちに人質を解放させよ、と政府攻撃。これ、左翼リベラルのタテマエに過ぎない。
 秘密の諜報活動による情報収集、精鋭部隊育成、海外派兵、大量破壊兵器、これを禁じておいて、人質の開放に努力せよ、こんな無理難題、誰にも不可能ですわ。それを左翼はやれという。
 お花畑がお花畑といわれるゆえんですよね、共産党、民主党、一太郎党もとい党名が長過ぎるので単なるバカ党の諸君諸嬢は。
 彼らは、話せばわかる、といいたいんだろうが、そもそもそう言う共産党、民主党、一太郎党もとい党名が長過ぎるので単なるバカ党の諸君諸嬢こそが、実はいわゆるイスラム国の方たちのお仲間で、「話してもわからない」人たちなんだという皮肉、落ちなので(笑)。 
 
 本当の問題点、元凶対策は、左翼リベラル諸君の護憲という名の「教条主義」により、解決が禁じられている。で、左翼リベラル諸君が、本当の平和主義者なら、話は、ここで、終わる。
 永六輔言うところの「殺されはする。殺しはしない」が、左翼リベラル諸君の心情なら、ここで話は、丸く収まる。
 ところが左翼リベラル諸君も、自称するような平和主義者では、決して、ないので、何らかの代償作用が必要となるわけですね。そこで、映画では、「自己責任」「自己責任」とバッシングする日本国民たち、あるいは、政権を、攻撃する。
 現実の共産党、民主党、一太郎党もとい党名が長過ぎるので単なるバカ党の諸君諸嬢は、安倍政権を批判する。
 それも、自分たちで、日本政府の解決可能性を、文字通り手足を縛るように禁じておいて、その上で批判するわけですね。
 あまりに、わかりやすい、本末転倒。

 これは左翼に限らないんですが、左翼は見たくないものは見ない。
 お花畑には、お花畑しか、見えない。それ以外は、目に入らない(笑)。
 某有名作家の処女作ミステリに、死体が見えない、というのがありまして、わたくしなども衝撃を受けましたね。
 家の、一室に、その家の主が死体として、隠しようもなく、転がっているのに、家人は一向に「気づかない」。
 見たくないものは、見えない、見ない。
 ミステリの趣向として、あっと驚きましたね。傑作でした。
 もっと卑近な例で言えば、自戒をこめて言うのですが(笑)、ゴミ屋敷、汚部屋の主には、ゴミは、眼に入らない(笑)。
 共産党、民主党、一太郎党もとい党名が長過ぎるので単なるバカ党の諸君諸嬢も、お花畑しか眼に入らないゆえに、現実が、見えていない。
 ロシア、中国、日本の民主党政権、その他左翼革命政権が、ことごとく失敗しているのは、そのせいですね。
 だから、左翼お花畑に、ケッシテ現実の政権を任せてはいけないわけです。わかってるかな、民主党支持者諸君(笑)。 

)「人質」をとって、カフェに、劇場に、銀行に、大使館に、建物に、航空機に、「立てこもる」いわゆる密室系立てこもりには、特殊部隊を投入して、比較的解決には、持ち込みやすい。これは、世界各国で実例が多々ある。
 しかし、他国の、ある地域のどこかに、拉致された人質を奪還する、これは、ほぼほぼ失敗している。最近もアメリカ軍が中東で失敗している事例がある。いわゆるイスラム国にも、アメリカ軍が実行したのだが。
 いわば点における人質奪還は成功の可能性が高いが、(他国の)面における人質奪還は、ほぼ難しい。
 世界各国の人々が、北朝鮮に拉致されているが、軍事オペレーションによる成功例は、ないし、そもそも試みることすら不可能だろう。いわゆるイスラム国でも、同様だ。
 それでも、それは、やらねばならないことなのだが。

相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン 【予告編】

◎おまけ◎「相棒」コント@武道館

水谷豊 地井武男 ちい散歩

 
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by mukashinoeiga | 2015-03-01 06:49 | うわごと | Trackback | Comments(0)