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2013年 09月 11日 ( 2 )

福田純「暗黒街全滅作戦」三橋達也浜美枝佐藤允北あけみミッキー安川千石規子

 阿佐ヶ谷にて。「漢★佐藤允!BANG!BANG!BANG!」特集。65年、東宝。9/14(土)まで上映中。
e0178641_23135630.png 本特集で先に感想駄文した福田純「吼えろ脱獄囚」も、よかった。本作もなかなか、よかった。
「吼えろ脱獄囚」では日活アクションにオマージュをささげたかのよう、本作では東映ヤクザ映画に接近、福田純は憑依型?の監督か?
 実質佐藤允主演だが、スタア度で勝る三橋達也が主役ビリング。まあ、これもW主演といっていいのだが、イマイチ人気のないのは、佐藤允が女性受けしないからか。
 そしてなんといっても、ヒロイン・浜美枝がめちゃくちゃキュート。佐藤允がルパン三世みたいな赤ジャケットを着ていることもあって、まるでヤング峰不二子を思わせる。さしずめ三橋が次元か(笑)。とにかく本作は、この浜美枝を見るだけでも、見る価値があり(笑)。
 彼女の美質が最高度に発揮され、その上、喪服姿、ぎりぎりの下着姿、きらびやかなホステス姿、ジーパン姿と、コスプレ展開が楽しい。最高の目の保養や(笑)。
 どうも佐藤允主演映画は、彼以外の女優男優に、彼よりも注目してしまう仕組みになっておる(笑)。
 東映ヤクザには絶対にまねできないなあ。東映ヤクザ映画には、まあ若い女優さんは、その辺で拾ったような安い女優さんしか出てこないからなあ。浜美枝みたいな、ゴージャスかつキュート(笑)な女優さんが出てくる、さすが東宝。三橋に殺されるホステス役・北あけみクラスでさえ、東映にはいないよなあ。
 東映どうして女優の趣味が悪いのだ。桜町弘子、大原麗子も、冷遇したし。酷過ぎや。
 しかし女優の趣味は絶大によいが、ヤクザ映画としては、イマイチ。脚本(小川英・石松愛弘・福田純)はバツグンなのに、演出がもっさり。
 ラストの佐藤・三橋のガンファイトの顛末は、脚本はいいが、演出駄目。さらにオーラスのミッキー安川(一見サラリーマン風のスナイパー、一切のせりふなしというのが、脚本上は極めてしびれるキャラ)パートも、演出が緊張感をそぐ、イマイチのもっさりさ。駄目駄目や。
 しかし、そういうもっさりさを補って余りあるのが、浜美枝。繰り返すが、彼女だけで、この映画は、見る価値マックス。
 ついでに言えば、場末のストリップ劇場の小汚い掃除婦のオバサン、しかしてその裏の顔は、違法拳銃密売人(笑)この千石規子が、大変楽しい。
 浜美枝と千石規子、この二人の対照的な女優さんが、本作の華。福田純演出も、いつもながらの佐藤允もどうでもよろしい。必見だ(笑)。

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by mukashinoeiga | 2013-09-11 02:21 | 旧作日本映画感想文 | Trackback(10) | Comments(0)

日高繁明「手錠をかけろ」池部良佐藤允三津田健野口ふみえ若林映子星由里子

 阿佐ヶ谷にて。「漢★佐藤允!BANG!BANG!BANG!」特集。59年、東宝。
 原作・樫原一郎「トランペット刑事」とクレジット。
 何のことかと思ったら、警察に入り、さてこれから交番勤務か、というときに、警察音楽隊志望で、トランペット吹きになった佐藤允のこと。だから正確には刑事では、ない。「トランペット巡査」。
e0178641_5291480.png 頑固一徹の三津田健刑事は、息子が自分のあとを継いで、警察に入ってくれたうれしさが、楽隊屋になったことで、裏切られた思い。
 三津田の後輩刑事・池部良は、「何も刑事だけが警察じゃない。音楽隊も立派な警察の一員だ」と理解がある。
 三津田・佐藤允親子と、一家ぐるみで付き合いのある、隣家の老人が殺されて、事件の幕が開く。老人の孫に野口ふみえ。野口は、佐藤允のガールフレンドだ。
野口ふみえ、笑顔はかわいいのだが、表情に、薄幸感があり、ちとスタア女優の華やかさに欠けるのは、いつものとおり。結局、主演女優としては、長いキャリアにはならなかった。
 むしろその他大勢にクレジットされる、若林映子がキュート。すぐ出てきて、次のシーンでは殺される愛人役だが、このひともなかなかその他大勢から抜け出せなかったのは、惜しい。
 なお、この映画、もうひとり、その他大勢にクレジットされるのは、星由里子。発見できず。大勢のドンくさそうな女の子が、いかにも悪辣な南道郎に誘拐監禁されるが、その一員だろうか。
 南道郎といえば、渋いしゃがれ声が絶品。この声を聞いているだけで、幸福になるワタシはヘンタイだろうか(笑)。毎度毎度の悪役もうれしい。
 なお、ラピュタのチラシ解説には、佐藤允主演映画なのに、一枚看板は池部良、おかしいじゃないか、とのことだが、実際に見てみると、まず映画は、池部良視点で始まり、次に佐藤允エピソードが続き、さらに三津田健が中心になる。以下、この三人が交互に主役となるエピソードが繰り返される。
 新劇出身の味のある名脇役の三津田健はともかく、実質は池部良・佐藤允のW主演といって言い。正確には、二枚看板にすべきだが、当時佐藤允とは比べ物にならない大スタアの池部が、一枚看板になるのも、やむをえない。妥当なところだろう。
 悪役の、親分はよくわからないが、中田康子(キャバレーで歌うヴァンプ)、南道郎、池部の相棒刑事・有島一郎と、俳優陣も充実。アチャラカを一切封印した有島は、いい。
 実は有島のアチャラカ、いつも面白くないんだよね。やせてるひとのコメディには、痛々しいものがある気がする。やせたコメディアンでいいのは、若いころの堺正章だけ。
 なお佐藤允は、この駄文の1コ前に書いた福田純「吼えろ脱獄囚」では、「トランペットやくざ」でありました。

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by mukashinoeiga | 2013-09-11 00:13 | 旧作日本映画感想文 | Trackback(1) | Comments(0)