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2010年 10月 07日 ( 1 )

井上梅次「悶え」

 神保町にて。「みつめていたい!若尾文子」特集。64年、大映東京。
 原作は、平林たい子「愛と悲しみの時」。散々、バカにされて、しかも根強い人気の「愛と旅立ちの青春」パターンのタイトル、昔から、大衆的人気が、あったのですな。それを映画化で「悶え」、さすが、大映は、若尾文子のキーポイントを、わかって、らっしゃる。
 結婚式。若尾文子と、高橋昌也は、新婚旅行に。しかし、高橋昌也は、何やかやと、理由を作って、新妻に、迫らない。「鎮花祭」で、新郎がすさまじく迫り、新妻が徹底抗戦する、その逆パターン。
 やっと告白、高橋昌也。交通事故の後遺症で、不能なのだと。
 タテマエ上は、辛抱強く治療しましょう、あたし、待つわの、若尾。本音は、タイトルどおり、悶えに悶える(笑)。わかりやすい。
 若い川津祐介の、強引な誘惑に、くらくら。友人・江波杏子の、ボーイフレンド川津が、実は、夫高橋昌也の直属の部下、という、メロドラマにありがちな、<偶然出会った誰かと誰かは、必ず、つながりが、ある>パターン。
 ふたりが、高橋昌也がモヨオシかけて、ココロミルと、抱き合うふたりに、赤い渦巻きがぐるんぐるん、からまる合成場面。厳かな、男女混声合唱。ま、ここで、笑っちゃ、何とか、ミュージカルにしたい井上梅次の、苦肉の策が、台無しか(笑)。
 しかし、EDの治療を、怪しげな黒メガネをかけた、怪しげな多々良純の、いかにも民間治療師といった風情の、家庭訪問治療、これで治るのか。だまされてないか、多々良純に。直るモンも、直らんと違うか、多々良純。
 普段、やらずぼったくりで、色気を振りまく若尾文子が、逆やらずぼったくり。

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by mukashinoeiga | 2010-10-07 23:58 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)