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ハン・ジェリム「非常宣言」ソン・ガンホ/イ・ビョンホン/チョン・ドヨン

ウェルメイドなB級映画。
 本当はシネコンで「アバター」か「すずめ」とか見る予定だったのだが、大ヒット作に互して、けなげにかんばっている?B級に急遽変えた。
(以下、ネタバレ全開)

1月6日(金)公開 『非常宣言』|本予告



 約二百人を載せたハワイ行きの韓国機が、正体不明のバイオ・テロ。アメリカに着陸拒否され、しょんぼり引き返すが、「な~に、日本なら受け入れてくれるだろう」と。な~に甘えてるんだ、この野郎(笑)。
 でもまあ人権派の自民党政権もグダグダだから、結局一抹の不安(笑)。だが日本も着陸拒否。よし、よくやった。ま、単なる映画なんですけど。
 だがアメリカの着陸拒否には唯々諾々と従った韓国機、日本の拒否は見くびって、強行着陸せんとす。な~に甘えてるんだ、この野郎(笑)。これは完全な侵略行為。バイオテロそのもの。
 ついに自衛隊戦闘機が出動。韓国機に威嚇射撃。いいぞ。反日国の都合のいい甘えは絶たねば。
 それでもなお甘えに甘えて、成田に強行着陸せんと。
 ついに自衛隊機に韓国民間機への撃墜命令がくだされるのだが、戦闘機パイロットに、最終許可が遅すぎて、「近すぎる」と撃墜回避、反転して引き返す。詰めが甘いな日本。
 ま、これは日本民間機がそうなったら、南朝鮮軍はそうするだろう、ということなんでしょう。さすがに成田は諦め、南朝鮮帰国を目指す。
 ところが南朝鮮空港前に着陸拒否せよ、という大デモ隊が発生。乗員乗客全員がバイオテロ扱い。
 同胞愛はないんか、という。
 ところがところが。母国にウィルスを巻き散らかすのは、しのびない。で、乗客・乗員全員がある決意。 空港に着陸せず、海の藻屑と消えよう、と。
 な~に、綺麗事言ってんだ、この野郎。他人を押しのけても、自己利益を図るのが、キミたちだろう。南朝鮮映画の良いところは、綺麗事をほぼほぼ排除しているのが、美点だったのだろう(個人の感想です)。久々に見た南朝映画だが、この綺麗事は何なんだ。
 日本にはさんざん迷惑かけてもいい、母国には迷惑かけられない、そういう歪んだ精神性も垣間見られる。ソン・ガンホが自己犠牲するのもナンの綺麗事かと思うが、二百人弱がそう自己犠牲的結論に達する、くりかえすが、この綺麗事は何なんだ。
 まあ、ソン・ガンホの落ちは、無意味で。単に名優名演技ぶりを、見せたいだけだろう。邪推だが、あのラストシーンに極めて大切な人物が出ていない。ガンホの妻と娘、多分ソン・ガンホ側が、これじゃ俺の名優ぶりがわからないじゃん、ということで、再撮影、妻役と娘役が確保できず、あるいは俺の演技にそれは必要ないから、ということだろうか(個人の妄想です)。

 もうひとつ。撮影された映像が極めて劣悪。全編に紗がかかっているようで、ピントは合っているのに、ボケボケ。これが、よくわからない。個人的には色々な原因が想像では考えられるが、そしてある意味があると思われるが。


「非常宣言」 (ネット資料より)
【ストーリー】娘とハワイへ向かう飛行機恐怖症のジェイ・ヒョク(イ・ビョンホン)は、空港で執拗にふたりにつきまとう謎の若い男が、同じ便に搭乗したことを知り不安がよぎる。KI501便はハワイに向け飛び立つが、離陸後間もなくして、1人の乗客男性が死亡。直後に、次々と乗客が原因不明で死亡し、KI501便は恐怖とパニックの渦に包まれていく。一方、地上では、妻とのハワイ旅行をキャンセルしたベテラン刑事のク・イノ(ソン・ガンホ)が警察署にいた。
【公開日】2023年1月6日【上映時間】141分【配給】クロックワークス
【監督】ハン・ジェリム
【出演】ソン・ガンホ/イ・ビョンホン/チョン・ドヨン/キム・ナムギル/イム・シワン/キム・ソジン/パク・ヘジュン ほか


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by mukashinoeiga | 2023-01-09 11:38 | 新・今そこにある映画2 | Comments(0)

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