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SSラージャマウリ「RRR 」N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア ラーム・チャラン

えらく評判がいい。最寄りのシネコンでは年末27日終了予定が2週間の延長。立派なお正月映画になり仰せた。もっともこれは正月の目玉の「アバター」が思ったほどはヒットしていないことも関係ありそうだ。お正月映画としてはふさわしいので良かった良かった。


映画『RRR』本予告 10/21(金)公開



 ネットメディアでは大絶賛の嵐。たしかにパワフル。3時間を飽きさせない。
 ただ、ぼくは主役二人の男の区別がつかないこともしばしば。だって同じような髭面なんだもの。そりゃよく見れば違うのだが、各ショットのたびに、数秒迷うばかり。こいつはかなりハンデだ。しかも脇役のインド人も大抵ヒゲなので、私めの動体視力では混乱することシキリ。
 バディー物なんだから、ある種の色分けは必要だろう。それともインド人の顔を見慣れていないせいか。むしろ白人のほうが見分けが付きやすい。ひげがないし、ステレオタイプの悪役ばかりなので、わかりやすい。
 
 美点としては、あのインド映画特有の求愛ダンスが、殆ど無いところか。
 インド映画のダンスは、挨拶に困る。しかも長い。ダンス自体がコクもキレもなく、しかも捏造された古典芸能を、現代風味にしてみました、というインチキ感がつきまとってるようにも感じる。歌も微妙。まず、歌が全て別歌手の吹き替えで、なんかもやもや感が残る。ひょっとして演技者と吹き替え歌手は、カーストが違うのか。よくわからない。
 本作は、その歌と踊りが少ないので、消化が良くなったと思う。また美人ヒロイン女優の出番も少ない。これは残念(笑)。まあ基本男と男の友情アクションだからね。女優パートをふやしたら4時間になっちまう。
 ぼく的には、スーパーではないが、パワフル。


RRR 2022年/179分/カラー/インド/テルグ語/DCP上映 (ネット資料より)
監督 脚本S・S・ラージャマウリ
出演N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア ラーム・チャラン
 数々の興行新記録を打ち立て、全世界に“バーフバリ旋風”を巻き起こしてインド映画の歴史を変えた映画史上最大の叙事詩にして、もはや神話ともいうべき伝説の2部作『バーフバリ 伝説誕生』と『バーフバリ 王の凱旋』。その創造神S.S.ラージャマウリ監督による全宇宙待望の最新作がついに完成した。インド映画史上最高の製作費7200万ドル(約97億円)をかけたその超大作の名は『RRR』。
 舞台は1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム(NTR Jr.)。大義のため英国政府の警察となるラーマ(ラーム・チャラン)。熱い思いを胸に秘めた男たちが”運命”に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに、それぞれの”宿命”に切り裂かれる2人はやがて究極の選択を迫られることに。

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by mukashinoeiga | 2023-01-07 12:06 | 新・今そこにある映画2 | Comments(0)

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