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瀬々敬久「 MOON CHILD ムーンチャイルド」HYDE、Gackt、ワン・リーホン、ゼニー・クォック、鈴木杏、山本太郎

時代の気分と寝た映画。その美質と、消費期間の短さ。
 とはいえ今見ても、それなりに面白い。爆睡しましたが( 笑)、それはぼくの体調ということで。
 Gacktの、白い整った顔のくちびるが血で真っ赤になる、その美。
 そういう意味では、いつもの瀬々映画の、例外で、これはGacktサイドの発想か。おそらく瀬々のメニューに、お耽美もガンアクションもない。そこらへんは全部お任せだったのかもしれない。

 神保町にて「年末特番 未来世紀ニッポン!奇想天外SF映画大会」特集。
 ネット感想で見ると、ファンですらHYDEの演技にガックリ、という声多数。しかしこれは、あくまでも、意外に演技力があり、しかも暑いパワー満載のGacktとの対比のがっかり感もあるのかも。主役ふたりとも熱かったら暑苦しいし、何よりも役柄もアレだし、いつも血の足りない設定だろう。彼こそ真のムーン・チャイルドなのだが、いかんせんGacktに比べれば、素人。
 ま、やっぱり下手なのかい( 笑)。
 グループの三枚目山本太郎すら、それなりにイケメンという、このゆがんだ構図? のお耽美志向と、お花畑隠蔽資質の、当時としては、華麗な結婚。「希望」という名の巨大な壁画の、お花畑、さすがパヨク、あれはひどかった( 笑)。

MOON CHILD ムーンチャイルド (各種ネットニュースより)
H15(2003)/TBS=松竹=毎日新聞社=WOWOW=MBS=カルチュア・パブリッシャーズ=スポーツニッポン新聞社/カラー/2時間
■監督:瀬々敬久■脚本:瀬々敬久、井土紀州、Gackt■撮影:柴主高秀■音楽:安川午朗■美術:嵩村裕司■出演:HYDE、Gackt、ワン・リーホン、ゼニー・クォック、鈴木杏、山本太郎
 独自の世界観を音楽で表現してきたGacktが、自ら原案のストーリーを映画化。L'Arc〜en〜Cielのボーカル、hydeと台湾のトップスター、ワン・リーホンをキャストに加えた。
 アジアの片隅にある移民都市マレッパ。日本は経済崩壊し多くの国民が移民となって海外に移住していた2014年。アジアの片隅にある移民都市マレッパにもそんな人々が流れ込み、この街は人種のるつぼと化し、欲望と暴力の支配する街となっていた。
 日本人移民の少年・ショウ(本郷奏多〜Gackt)はトシ(山本太郎)や兄の信士(寺島進)とともに現地マフィアに絡まれるトラブルに遭うが、謎の人物・ケイ(HYDE)に助けられる。ケイは人血で生きるバンパイアだった。やがてショウとケイはマレッパでのし上がっていく。


 この時期から流行り始めたと思しい、ちうごく文化圏に飲み込まれる運命の貧乏日本という構図(製作委員会に見る反日メディアからそれは明らか) に沿った形で、お耽美を利用しているクズ映画と見ることもできる。


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by mukashinoeiga | 2022-12-26 13:11 | 旧作日本映画感想文 | Comments(0)

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