村田武雄「女学生記」谷間小百合/矢口陽子/高峰秀子/加藤治子(御舟京子)/山田五十鈴/御橋公
戦前ガールズ映画の巨匠・石田民三ほどのコクはないが。
デコちゃんは、少女俳優として群を抜いているので、俳優序列で少女たちの止めに入る、大物感。しかし掛け持ちで忙しかったのか、主役の時間もなく、結局は大成しなかった、戦後は脇役の谷間小百合、黒沢明夫人としてのみ語られる黒沢「一番美しく」主演の矢口陽子が主演。
特筆は、のちの加藤治子。当時は御舟京子という芸名の。石田民三「花つみ日記」などデコちゃんの同級生役でデヴュー。
女学生ながら弟妹の世話をして、割烹着。中年になっても向田邦子のテレビドラマなどで、割烹着。割烹着女優か。
とはいえ見る監督はちゃんとその隠された美質を見ている。感想駄文済みの佐分利信「心に花の咲く日まで」(1955年)はつらつとしたモダンガアル。サブリン、あんな無骨な顔で、女優の美質をちゃんと見抜いている。
【スタッフ&キャスト】原作:細川武子 脚本:鈴木紀子 監督:村田武雄 撮影:吉田勝亮 音楽:津田主一 出演:谷間小百合/矢口陽子/高峰秀子/加藤治子(御舟京子)/山田五十鈴/御橋公
Schoolgirl notes(1941)
25,007 回視聴2020/10/28
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by mukashinoeiga | 2022-08-29 08:11 | 石田民三:戦前ガールズ映画の輝き | Comments(0)