渋谷実『自由学校』 サブリン佐分利信、高峰三枝子、淡島千景、佐田啓二、三津田健、田村秋子、杉村春子、笠智衆、東野英治郎、小沢栄、高橋豊子【疑似カラー&疑似ステレオ】
同じ疑似カラー氏によるもの。
それにしても、松竹の体制打破っぷりも、凄まじい。
戦前、戦中に、清楚で楚々としたお嬢様、高峰がたくましき鬼嫁に。
戦前、戦中に、颯爽とした有能好青年、サブリンがすっかり自信を失い、ぐうたら凡人に。
この立場逆転を、愉快痛快と捉えるか、無惨なり、と思うか。
この二人の、さらに戯画化と言えるのが、キャンディボーイ啓二とそのガールフレンド淡島だ。わざとらしく浮ついていて、今見ても、昔見ても、失敗したコメディリリーフとしか、思えぬ。
他のみんながうわついているときに、どっしりと構える伯母・田村秋子が好印象。
【疑似カラー&疑似ステレオ】 映画『自由学校』(1951年公開)
12,952 回視聴 2021/03/16
渋谷実『自由学校』 (ネット情報より)
製作は山本武、脚色は「女の水鏡」の斎藤良輔、監督は「てんやわんや」で獅子文六の原作ものを手がけた渋谷実が当たっている。配役は、五百助に、「帰郷(1950)」の佐分利信、駒子に「聖春婦」「情熱のルムバ」の高峰三枝子、ユリに「善魔」の淡島千景、隆文には「カルメン故郷に帰る」の佐田啓二、その他三津田健、田村秋子、杉村春子、笠智衆、東野英治郎、小沢栄、高橋豊子など新劇陣よりの出演が多い。
1951年製作/109分/日本 配給:松竹
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by mukashinoeiga | 2022-08-05 15:15 | 旧作日本映画感想文 | Comments(0)