野村浩将「元気で行かうよ」上原謙 佐野周二 佐分利信 田中絹代 桑野通子 高峰三枝子 飯田蝶子 坂本武 河村黎吉【疑似カラー&疑似ステレオ】
松竹三羽烏揃い踏み。戦前松竹三人娘(とは、いわれはしなかったが)も揃い踏み。
まあ、戦時中ゆえの制作本数激減による、オールスタア仕様というのが、悲しいが。
冒頭、上原と佐野が、無精髭で、過労で、爆睡中。故に極めて冴えない、こんな二人、初めて見た。画質が良くないので、しばしば目を凝らして、一体どっちがサノシュウなのか、ウエケンなのか、迷うばかり(笑)。
イレイザーヘッドのサノシュウが主演、渋いサブリンが先輩役で脇に回る。
ところがヒロイン陣では、一番古手の絹代が主演、三枝子が準主演、ごひいきクワミチが脇に回り、サブリンの奥方役。
タイトルと違い、やや暗めのトーンになったのは、絹代メインのせいか。バタ臭い?桑野はやはり戦時中は嫌われたのか。うーん。
最も戦前松竹スタアシステムは、入れ替え可能なローテーションで、どんな役でもやったからなあ。
元気で行かうよ 1941(昭和16)年5月1日(木)公開
83,242 回視聴 2019/10/19 上原謙 佐野周二 佐分利信 田中絹代 桑野通子 高峰三枝子 飯田蝶子 坂本武 河村黎吉
https://youtu.be/OU9qKMJKo1Y
と、いうので最初は見たが、
【疑似カラー&疑似ステレオ】 映画『元氣で行かうよ』(1941年公開)
9,324 回視聴 2021/02/03
こちらのほうが、かなり鮮明なので。
本作の子役が、おそらく戦前あまたいた松竹子役の中でとびきりの名演技と見たが。
河村黎吉が、娘の絹代を泣かせるダメおやじで、山師。ダメおやじはたいてい山師、なのがおかしい。その息子の少年は、会社の給仕。今は販売機に取って代わられた。日本人にはチップ文化はなかった、というのが歴史の常識だが、彼はチップもらいまくり。少年給仕とは、そもいかなる存在だったのか。
またラストのハイキング?シーンで、上原・高峰、サブリン・桑野、河村・少年の父子を順にうつして、主役の佐野・田中を映さない、おしゃれな演出。だいぶ遅れている、という体だったのか。新婚旅行を見送ったあと、という体だったのか。
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by mukashinoeiga | 2022-07-22 07:33 | 佐分利信 サブリン人生劇場 | Comments(0)