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桜 三月 渋谷は サブリン!佐分利信監督作は必見! ロックオンせよ!山村聰『鹿島灘の女』も絶対的オドロキの傑作だ!

名優は実は名監督でもあった。
桜 三月 渋谷は サブリン!佐分利信監督作は必見! ロックオンせよ!山村聰『鹿島灘の女』も絶対的オドロキの傑作だ!_e0178641_20271236.png この三月に(2019/03/09 ~ 2019/03/29)渋谷シネマヴェーラにて「俳優が監督するとき」特集あり。その最重要監督がサブリンなのだ。
 下手なプロパー監督を超えて、傑作快作問題作目白押しなのだ。
 今回上映されるのは、その監督作のほんのわずかなのだが、お暇なら見てよね(笑)。お暇でなくても、見てよね。 ◎=傑作 〇=快作 ●=問題作

◎『慟哭 (114分)(デジタル)』♂↓
◎『叛乱 (115分)(デジタル)』▲
〇『心に花の咲く日まで (109分)(35mm)』♂↓
◎『愛情の決算 (112分)(35mm)』♂↓
(←左チラシの三船と原節)
◎『夜の鴎 (100分)(35mm)』♂↓
●『広場の孤独 (107分)(デジタル)』▲♂↓

 時に社会派、新左翼!作家とも呼ばれもしたが(なんと新左翼の存在しない時代に!)、共産党監督の、今井、ヤマサツがふにゃけた映画を撮っていた時代に、かくも野心的な映画▲を撮りつつ、同時にスタアを配した堂々としたメロドラマを撮る。
 監督としての堂々とした安定感と、どの映画にも必ずあるカットビぶり。
 そして自身が出演すると、素晴らしい(笑)。常にダメな男、コキュ、女に馬鹿にされる男を演じ続ける執拗さ。この男のマゾヒズム♂↓異様で、素晴らしい(笑)。
 豊饒なダメ男の世界。モリマのダメぶりとはまた一味違う、サブリンのダメ男ぶり。眼福。
 堂々たるメロドラマ、政治ドラマにときおり挿入される、小津とも清順とも違うが、何となく似ている、異様かつ面白い映像と編集のカットビも、また、楽しい。
 ぜひ、絶対のおススメ。
 面白い映画を見たいなら、サブリン監督作を見に、渋谷に、駆け付けよ。
 なお、これらの作品の感想駄文は、すべて、この記事の一番下のをクリックすれば、全て読めます。

 また、この特集の山村聰『鹿島灘の女 (93分)(35mm)』絶対的な、オドロキの傑作。彼の一般的監督代表作は『黒い潮 (113分)(16mm)』だろうが、『鹿島灘の女 (93分)(35mm)』は、万難を排してみるべき一本だ。

 ★Movie Walker★に、タイトル検索で詳細な作品情報あり。簡単な作品解説、あらすじ紹介(企画書レヴェルの初期情報の孫引きゆえ、しばしば実際とは違うが)。

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by mukashinoeiga | 2019-03-02 03:30 | 佐分利信 サブリン人生劇場 | Comments(0)

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