変貌する水谷豊 ちんぴら風「男たちの旅路」から英国紳士風「相棒」へ
水谷豊映画の代表作といえば、長谷川和彦「青春の殺人者」だろうが、ほくはこれを見ていない。
というか、何度掛かろうが、一向に見る気が起こらない一本。ということで長谷川和彦は比較的コンプリートしやすい監督だと思うが(なんせこれまでに2本しか撮っていない)ぼくには永遠にコンプリート出来ないだろう。
ショーケンのことを、アニキーと呼ぶ人気ドラマも見ていないし、それ以外にも、ほとんど、見ていない。けっきょくぼくは彼の熱心なファンというわけでもなく、「男たちの旅路」と「相棒」だけの付き合いだ。その「相棒」シリーズだって、初期中期は全く見ていなくて、見るようになったのはここ四、五年のこと。しかも昨秋期シーズンは、実は一回も見ていない。水曜夜9時に家にいないか、いても忘れてる。
ようやく最終回に当たる元旦スペシャルは見たが、例によって、飲みながら見ているので、終盤はうつらうつら状態に。
どうも「相棒」シリーズは、特に終盤は、ぼくには低刺激過ぎるようだ。
で、水谷豊だが。
若いころのチンピラ風(でも根は真面目)から、現在の英国紳士風まで、変貌といえば、大変貌だ。
一人の俳優が、これほどキャラ変するのも珍しいのではないか。
しかもチンピラ風も英国紳士風も、どちらも、地上から1~2センチは浮いてるだろう、不自然な演技。
例えば桃井かおりの不思議ちゃんキャラは、いかにもいそうな、自然さだが、水谷豊の、チンピラ風青年も、英国紳士風も、やはりヘンだ。いつも、彼は、浮いている。自然な演技では、ない。
鶴田浩二は、「俺は若い奴らが、嫌いだ」と、嫌いなものは嫌いだ、頑固おやじだから、若い奴らをしかりつける。いわば情の世界だ。
いっぽう「相棒」の水谷は、ときおり犯人に、ほほをぶるぶるさせて叱責するのだが、この演技は、いかにも不自然で、唐突だ。彼の怒りに、情が感じられない。
情がなく、怒ることの、不自然さを、感じてしまう。ツルコウを真似しようとして、失敗する、ということか。
うーん、よくわからない。
あるいは水谷豊には、性のにおいを感じられない、ということもあるのかもしれない。
「男たちの旅路」には、桃井かおりが鶴田に迫って、たじたじになる回があるのだが、鶴田には男の色気を感じても、水谷には、色気は感じられない(あくまで個人の感想です)。
Journey of Men: Pt.2 Ep.2 "Winter Tree"
Journey of Men: Pt.2 ep.3 "Voyage to Kushiro"
Journey of Men: Pt.3 ep.3 "Parting"
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by mukashinoeiga | 2019-01-23 08:47 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

