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「聖女と拳銃」は「セーラー服と機関銃」の原点か(笑)

鰐淵晴子特集モーニングが、2/12~4/15に、ラピュタ阿佐ヶ谷で開催される。
 モーニングショー「昭和の銀幕に輝くヒロイン 第84弾 鰐淵晴子」特集。
 なかでも個人的に注目しているのが、

e0178641_22552381.jpg2.12[日]-18[土]聖女と拳銃 (ラピュタ阿佐ヶ谷HPより)
1959年(S34)/松竹大船/白黒/66分
■監督:野崎正郎/原作:水沼一郎/脚本:光畑碩郎/撮影:鶴見正二/美術:浜田辰雄/音楽:加藤三雄
■出演:大木実、田代百合子、三井弘次、明石潮、諸角啓二郎、永井達郎、磯野秋雄
花売娘の真心が、暗い過去をもったヤクザ者の胸にほのぼのとした愛の灯をともす──。助監督部発行のシナリオ集に掲載された水沼一郎のオリジナル『人殺しのバラッド』をもとにした異色メロドラマ。

 無垢な少女と、男根の直喩というべき銃器を、対比させるというタイトルは、はるか後年の相米慎二「セーラー服と機関銃」を、思わせる。
 つまりこれこそ映画だ。セックスこそエンタティンメントだ。
 寄る年波で(泣)朝が嫌(や)と化している阿佐ヶ谷モーニングだが、ぜひともこれは見てみたい。

 他にも、
2.26[日]-3.4[土]明日はいっぱいの果実 (ラピュタ阿佐ヶ谷HPより)
1960年(S35)/松竹大船/白黒/88分
■監督・脚本:斉藤正夫/脚本:山田太一/撮影:荒野諒一/美術:岡田要/音楽:木下忠司
■出演:三上真一郎、杉浦直樹、姫ゆり子、桂小金治、山下洵一郎、小坂一也、大泉滉、左卜全、伊藤雄之助
田舎で弾丸拾いをしていた少女が兄を頼って上京。大人たちの思惑に巻きこまれ、危険と騒乱に満ちた大都会をめいっぱい体感する──。鰐淵晴子が快活な魅力を発揮!とびきりファンキーでキュートな風俗喜劇。

 なんてもの見てみたい。
 一方既見作の五所平「猟銃」野村芳太郎「春の山脈」酒井欣也「晴子の応援団長」桜井秀雄「この空のある限り」などの、当時の松竹新人監督の作品も、みんなウェルメイドな秀作で。
 川頭義郎「伊豆の踊子」番匠義影「三人娘乾杯」は、見たかどうか、記憶がないなあ。
 というわけで、この特集、要注目!

◎おまけ◎ああ、いいなあ。OLDモノとしては、こういう情報が、ほんとに貴重で(笑)。
よみがえる青春スター 女優編(芸能ニュース)
2015/04/30 に公開
原 節子、山本富士子、鰐淵晴子、司 葉子、佐久間良子、若尾文子

よみがえる青春スター(芸能ニュース)
2014/12/06 に公開
赤木圭一郎、高橋英樹、石原裕次郎、渡 哲也

よみがえる青春スター パート2(芸能ニュース)
2015/04/30 に公開
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2015/11/06 に公開
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昭和38年芸能ニュース


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by mukashinoeiga | 2017-02-07 22:58 | 業務連絡 | Trackback | Comments(2)

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Commented by お邪魔ビンラディン at 2017-02-19 09:01 x
ラピュタの上映期間も終了したのでハッキリと言いきってしまいますが、この映画は、当時の鰐淵晴子のキュートさのみを売物とする凡作で、期待しすぎると裏切られます。おじさん役の小林十九二をはじめ、明石潮や三井弘次といった脇役陣の好演で、見て損をした感じはしませんが、後半の大木実の描き方がいかにもぞんざいで、ラスト近くの教会の用い方も、脚本の救いがたい観念性とそれを逆手に取るだけの才気のない監督との組み合わせによるマイナス効果で、作品のもつ価値を大きく減じています。
「明日はいっぱいの果実」は、一度、自主上映の小さな小屋で見たときはそれなりに面白く見たものの、名画座の二本立で二度目に見たときは、やはり、これもまた当時の鰐淵晴子のキュートさのみを売物とする凡作と思わないわけにはいきませんでした。これは、小津安二郎の「秋日和」の添え物で、巨匠の作品の引き立て役に徹したと見るべきでしょうか。
「伊豆の踊子」は、歴代の作品の中でもっとも美しいヒロインだったと言うべきで、しかも堅実な川頭義郎演出が心地よかったという記憶があります。
今回の特集で佐分利信監督の「乙女の祈り」がかからなかったのは残念。これは名ヴァイオリニスト巌本真理が独自の存在感を持つ異色作です。まあ、鰐淵晴子特集第二弾が組まれることを期待しましょう。
Commented by mukashinoeiga at 2017-02-19 10:47
「聖女と拳銃」は「セーラー服と機関銃」の原点か(笑)へのコメント、お邪魔ビンラディンさん、ども。
 私もわざわざ早起きして、見てまいりましたが、やはり余りの凡作ゆえ、感想を書く気も起らず(笑)。まあ、そのうち書くつもりですが…
 まあ鰐淵晴子も、とことん作品に恵まれませんね。結局はデヴュー作の「ノンちゃん」が代表作か、という「出落ち感」が、いなめません。
 しかし今回は中年以降の、少女時代とは真逆な淫靡感満載の作品がないので、ぜひラピュタには第2弾淫乱篇を期待したいものです。
「伊豆の踊子」は、未見なので、見たいなあ。 昔の映画
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