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ロバート・アルトマン「わが心のジミー・ディーン」

アメリカの森崎東(笑)アルトマンにしては、心地よくないなあ。82年、アメリカ。
 京橋にて「UCLA映画テレビアーカイブ 復元映画コレクション」特集。
e0178641_985298.jpg 本作のキモ1 アルトマンほどの知名度の高いヴェテラン監督が、スーパー16mmで撮影している、というのが、まず驚き。
 三池などVシネ系若手がスーパー16mmで、というのは、わかるのだが、アメリカの有名監督が、という。まあ、これも実験精神ということでしょうか。
 やはり画質は35に比べて悪いのだが、だからといってスーパー16である「理由」が、よくわからない仕様で。

 本作のキモ2。やはり舞台劇の映画化、というのが、まるわかり。セリフの多さ、場面転換のなさ、その舞台劇的臭みが、やはり映画との相性の悪さを露呈する。
 もともとアルトマン映画は、舞台的臭みのある監督なので、特に本作は、うーん、こいつは、きつい(笑)。
 もちろん舞台的臭みのある傑作映画も、多いわけなのだが。

11 わが心のジミー・ディーン(109分・35mm・カラー) (フィルムセンターHPより)
COME BACK TO THE 5 & DIME, JIMMY DEAN, JIMMY DEAN
1982(サンドキャッスル・ファイブ・プロ=ヴァイアコム・エンタープライズ)(監)ロバート・アルトマン(原・脚)エド・グラジック(撮)ピエール・ミニョー(美)デヴィッド・グロップマン(出)サンディ・デニス、シェール、カレン・ブラック、スーディ・ボンド、キャシー・ベイツ、マータ・ヘフリン
35mm restored print courtesy of the UCLA Film & Television Archive. Restoration funding provided by The Film Foundation and the Hollywood Foreign Press Association.
アルトマンがブロードウェイで演出した舞台劇を、スーパー16mmカメラを用いて同じキャストで映画化。『ジャイアンツ』(1955)の撮影時にテキサスでJ・ディーンのファンクラブを結成した面々が、溜り場だった雑貨店に20年ぶりに集まった。リーダーのモナ(デニス)、ステラ(ベイツ)、シシー(シェール)、エドナ(ヘフリン)の4名に、見慣れぬ女性(ブラック)も登場し、それぞれの人生が暴かれていく。店の鏡を用いて過去と現在を往還しながら、人間の内面をひりひりと焙り出すアルトマン演出の妙味。日本劇場未公開。


e0178641_9142689.jpg 意外と豪華な役者陣なのだが、なぜか地味(笑)。ジミー・ディーンをめぐる映画なのに、地味(笑)。
 アルトマンもやはりゲイか(笑)。というのも、女優ばかり出てくる映画(「男」は一人だけ)なのに、性的バイアスが、まるでない(笑)。
 アイドル俳優に「発情」している(していた)女の、生々しさが、ない。
 なんだろなあ。
 舞台劇的映画の欠点の一つは、映画的生々しさを欠いている、ということだと思うが、その典型で。
 唯一笑ったのは、元男性が、性転換手術を経て女性に、なった。その「使用後」女性に、カレン・ブラック。
 カレン・ブラックって、もともと表情が固まっていて、なおかつ顔てらてら、しわとかもなくて、男顔で、整形感満載の女優さんなので、こりゃあナイスキャスト。

 いかに舞台劇と映画の相性が悪いか、それがはっきりわかる。

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by mukashinoeiga | 2016-11-27 09:15 | 旧作外国映画感想文 | Trackback | Comments(0)

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