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「シン・ゴジラ」史上最クールな傑作!

 庵野秀明総監督、樋口真嗣監督「シン・ゴジラ」16年、東宝。
 いやあ、面白い! これほど知的興奮に満ちたエンターティンメントが、あろうか!
 かつて怪獣プロレスと揶揄され、お子様向き映画であったゴジラを、大人向けエンタメに奪還した、これは異様かつクールな、傑作ではないか。
 「ブロゴス」という、ブログまとめサイトに、ある方が、本作の感想を寄せられた。その内容はともかく、「公開したばかりなのに、ネタバレすんなよー」というレスが2件もついていた。一行目にネタバレあり、と、書いてあったのに(笑)。
 そんなにネタバレが嫌なら、ネタバレあり、なんて感想を読むなや、と(笑)。
 というわけで、当感想駄文も、当然ネタバレあり、ですので未見の方は、読まないように(笑)。
 というところで、では、この最クールな映画の、まずはホットな部分を、いくつか、指摘するところから、始めよう。以下、ネタバレあり、ですよ。

『シン・ゴジラ』予告

Godzilla Resurgence(Fan Made Trailer)Music by Akira Ifukube 「シン・ゴジラ」予告篇


 これがアメリカとか、EUとかに、ゴジラが上陸して、街を破壊するなら、問答無用、即応して米軍なりNATO軍が出動するであろう。しかし、わが自衛隊には、憲法上の縛りがあり、このような国家的危機にすら、即応することが、できない。
 鳥越や福島瑞穂や岡田や志位なら、「自衛隊などもってのほか、甘んじてゴジラに踏みつぶされよう」というかもしれないが、そんな左翼お花畑が跋扈するから、自衛隊を出すのにも、いちいち政府は会議を繰り返さなければならない。
 かつて湾岸署・青島刑事は「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ!」と、名言を吐いたが、本映画では、延々と会議、閣議が続けられる。
 現状の日本では、一発の銃弾、ミサイルを撃つにも、会議が必要だからだ。
 その会議の間に、どんどん東京が、鎌倉が、破壊されていく。
 首尾よく?破壊される東京や鎌倉の街を見て、共産党や社民党や民進党の支持者は、ムネアツで感動するのだろうか(笑)。

 というところで、自衛隊が前面で戦うには、いささか不備な日本が、では、どうするか。
 民生品で戦うのだ(笑)。
 二台の新幹線車両が、並走して、ゴジラに、突っ込む。無人運転で、全車両に爆弾を積んで、自走して、自爆するのだ。
 さらにすごいのは、東京駅に、鎮座(エネルギーがなくなり、スリープ状態)のゴジラに、在来線の山手線と京浜東北線が、線路を並走して、自動運転の上自爆するのだ。
 新幹線ならともかく?在来線がですよ。ケナゲじゃあないですか(笑)。
 神風特別攻撃隊の血か。無人なんですが。
 しかし、在日米軍の無人爆撃機には、興奮しないが、こちらの山手線、京浜東北線には、感情移入できる(笑)。
 山手線といえば、初代ゴジラで、ゴジラに甚大な被害を浴びせられた。約70年たって、山手線もゴジラに、一矢報いたのだ(笑)。これが泣かずにいられようか(笑)。

 そして高層ビルだ。これまで、散々ビルを破壊してきたゴジラだが、今回は、ゴジラがビルに倒されるのだ!
 スリープ状態のゴジラの周囲のビルに、爆弾を仕掛け、次々と倒壊させ、ゴジラをビルの下敷きにするのだ。
 ゴジラに散々倒されてきたビルが、ゴジラを倒す。高層ビルも、また、ゴジラに、一矢報いたのだ。やるなあ。

 かつて初代ゴジラは、原爆の、あるいは米軍による無差別空襲の、象徴というか隠喩というか直喩だった。 
 それが、ニューヨーク貿易センタービルへのテロ、東北大震災、最近の世界各地で頻発する無差別テロの象徴として、どんどん肥大化している。
 街を破壊するものすべての表徴として、ゴジラは、進化?肥大化?している。だから、本作でも何段階もの進化を遂げて、より力を増しているのだ。

 そして、日本の化学産業が総力を結集して、ゴジラの血液凝固剤を生産する。米軍が、軍隊オンリーで当たるところを、日本は民生品で総力戦を挑むところに、なんだか日本らしいな、と(笑)。
 めちゃくちゃ数多いキャストの中では、数少ない女性キャスト、セクシー石原さとみ、市川実日子、余貴美子、片桐はいり(笑)などが、印象的。しかし犬童一心、緒方明、原一男、藤木孝、前田敦子、原知佐子らは、いったいどこに出ていたんだ(笑)。

 あと、音楽については、伊福部に、頼りすぎ(笑)。確かに伊福部にしては、ゴジラ音楽は、シンプルな傑作なんだけどねー。
組曲『シンゴジラ』弦楽四重奏_Shin-Godzilla Suite String quartet


ゴジラから紫の光が…!映画『シン・ゴジラ』新予告

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このTVに使用されているフッテージは、実際には、本編では、見ていないものが、多いような????
海外のゴジラファンが激増している!2018年「ゴジラ,.GODZILLA」

 モスラ、キングギドラも、出てくるのか(笑)。アメリカらしく、メタボすぎないか、ゴジラ(笑)。

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by mukashinoeiga | 2016-08-10 23:46 | 新・今そこにある映画2 | Trackback | Comments(5)

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Commented by mukashinoeiga at 2016-08-11 06:37
「シン・ゴジラ」についての、さすらい日常さんのコメントを、以下コピペしました。

『ローレライ』や『亡国のイージス』で「非国民」ぶりを重ねて来た樋口なので、平気なのか心配したが、出非常に良かったと思う。庵野の主導権で作られたのでしょう。

ただ、隣にいた小学生たちは、厭きて騒ぎ出したくて仕方がないようでしたが。
それにCGは、模型にくらべて有難味がないですね。
Commented by mukashinoeiga at 2016-08-11 06:38
「シン・ゴジラ」についての、私、昔の映画のコメントを、以下コピペしました。

「シン・ゴジラ」史上最クールな傑作!へのコメント、さすらい日乗さん、ども。
『ローレライ』や『亡国のイージス』は、はるかかなたに見たきりなので、もはや記憶の外。とはいえ、単に「ダメな日本をダメなままにダメダメに描いたダメ映画」という記憶しかないので、どこか「非国民」なのか、まるで、判明せず。そもそもある映画を「非国民」呼ばわりする感性こそ、まさに非映画的かと思われます。
 たとえどんなにジャンク映画であっても、信じがたいプロパガンダ映画であっても、そこに「映画的躍動」があれば、ぼくは、「映画」として、許す。
 ただまあ、『ローレライ』や『亡国のイージス』は、ただ単なる凡作であって、そういうレヴェルの映画では、ありませんけどね。

>隣にいた小学生たち

 海外物も含めて、おそらく史上初の、「子供を一切客層に想定していない」ゴジラものになったと思いますが、これは、おそらく東宝にとっては想定外か?
 それとも少子化・高齢化の現実に合わせた、実験作か(笑)。まあ監督側の確信的暴走を「映画に興味のない映画会社」東宝が、茫然自失で、スルーしちゃった、というところでしょうか。

>それにCGは、模型にくらべて有難味がないですね。

 ぼくもその意見に長々長年賛成だったのですが、かの大傑作「マッドマックス 怒りのデスロード」でさえ感じた違和感が、今回ほとんど感じなかったことのほうが、むしろ逆に衝撃でした(笑)。  昔の映画
Commented by mukashinoeiga at 2016-08-11 06:40
「シン・ゴジラ」についての、お邪魔ビンラディンさんのコメントを、以下コピペしました。

ゴジラを核の象徴と見て、自衛隊の全面的な協力を得ながら反原発映画を作り上げてしまった製作陣の大胆不敵さに、まずは脱帽。官僚機構のいやったらしさ、アメリカのどうしようもない傍若無人さ、スキだらけの権力中枢などを描きながら、現場で懸命に使命を果たそうとする自衛官たちや技術者たちの努力により最悪の事態だけは免れる。一見無能に見えた平泉成の首相代行が、実はいちばんしたたかであったりするというのもイロニイが効いている。この先の「復興への希望の示唆」は、どうも保守系の「お花畑」といった気がしないでもありませんが、それはこの映画の面白さを減じることにはつながりません。役所やある程度の規模をもつ会社に勤める大人たちが「ある。ある。」と言って楽しめる映画で、「『陸軍中野学校』第一作のじっさいの主役は加東大介で、あれは中間管理職にエールを送った作品なのだ」という見立てに習えば、「シン・ゴジラ」は、現場でたいへんな思いをしている職業人たちにエールを送った作品だとみることができそうです。
岡本喜八が写真だけの出演という遊びは楽しいですが、小川真由美、原知左子、前田敦子なんて、どこに出ていたのかな?
Commented by mukashinoeiga at 2016-08-11 06:50
「シン・ゴジラ」記事の不具合と削除について。
 すでにアップした「シン・ゴジラ」感想駄文について、若干の追加をしようとして、ブログの新管理画面なるものから追加をしたところ、意図しない文字の拡大等の不具合が発生しました。また、追加を含んだ記事が、別に立ち上がって、いわば二重投稿となりました。
 原因は、私などの情弱には、わかりません(笑)。
 これを修正する技術も気力もありませんので(笑)旧記事は、そのまま削除しました。
 ただ、さすらい日常さん、お邪魔ビンラディンさんからのコメントも、消去されてしまうので、コピペして、そのまま移動しました。お許しください。 昔の映画 
Commented by mukashinoeiga at 2016-08-11 07:03
庵野秀明「シン・ゴジラ」へのコメント、お邪魔ビンラディンさん、ども。
 ただもっと現場の熱い戦いの描写があれば、とも思いましたが、それをやると尺が伸びるし、血と汗のプロジェクトX風になって、本作のクール感が損なわれましょう。だから、これはこれで、いいのかなあ、と。

>岡本喜八が写真だけの出演という遊び

 「日本の一番長い日」への、庵野なりのオマージュなのかもしれません。

>小川真由美、原知左子、前田敦子

 ある程度のキャスト表は、ぴくちゃあ通信の記事で見ました。原知左子さんは、ゴジラ攻撃の際に、踏切を渡り、大杉蓮総理に、攻撃中止を叫ばせた老婆ですかね。
 元有名女優に、米粒みたいなエキストラを振るのは、どうなんだ、という意見もありますが、日本総力戦というイメージですかね。  昔の映画
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