歌う銀幕スター夢の狂宴/林美雄
TBSラジオ・パックインミュージックは、なかでも、なっちゃんちゃこちゃんなど深夜で大爆笑で、聞いていました。
もちろん第二部の林美雄も愛聴していました。苦労多かるローカルニュースでしたか、そういうコーナーを記憶しております。アナウンサーなのに、なんだか不器用な感じで。
この「歌う銀幕スター夢の狂宴」も、だいぶのちに知り、ああ、聴いてみたかったなあ、と長年思っていました。当時は、映画に、ほとんど興味がなかったので、アウトオブ眼中。今となっては、泣きたくなりますな(笑)。
歌う銀幕スター夢の狂宴
2014/06/18 に公開
1975/01/19 新宿厚生年金会館大ホール
ポスターのイラストは小説家の島田荘司さんのものですね。当時はイラストの仕事をなさっていたとか。という、コメントもあり。
★あがた森魚 with 桃井かおり 「昭和柔侠伝の唄」1975年1月19日★
2009/02/09 にアップロード
しかし、林美雄もホントに不器用だな(笑)。TBSの社員だったのだから、正式な録音・録画をしようと思えば、出来ただろうに(笑)。
まだ、全部を聴かないまま、とりあえずアッブしてみます。
◎追記◎聞いてみれば、文太、深作をのぞけば、ほぼ日活オンリー、しかも実際に主題歌を歌っているスタアは少ない、という案外しょぼい人選だ。
林美雄が取材を通じての知り合いだけに声をかけただけの、一種のプロデューサーごっこ、という形か。
確かに、主題歌スタアをかき集めたら、莫大なギャラになるだろうし、興行ど素人のラジオ・アナウンサーに仕切りきれるものではないだろう。
当時の若い映画ファンたちにおける、おくれてきた日活ブームを、垣間見れる人選でもあり、それはそれで楽しい。
当時の名画座ファンに絶大な人気を誇っていた鈴木清順の登場は、神の降臨か(笑)。
清順、深作が歌うなら、ここはひとつ、鈴木清順「殺しの烙印」主題歌を、助監督・脚本家風情で歌った大和屋も、呼んでほしかったな。
林美雄パック最終回(1974年8月30日)
追悼 原田芳雄 故 林美雄へ鎮魂歌「リンゴ追分」を弾き語る
小説「すばる」の主人公「林美雄」について久米宏さんが語ります。
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by mukashinoeiga | 2015-02-19 04:43 | 旧作日本映画感想文 | Comments(3)

「裏切りの季節」の劇中で、黒人少年が歌う歌はどう考えても大和屋竺の声で、すでに声のカメオ出演もしていたわけであります。しかし、足立正生監督の何かの映画に出演したときは「大和屋笠」とクレジットされていたりして、半世紀前は本当におおらかな時代だったですね。
おお、そうでしたか。
ただ清順目線で考えると、大和屋は、いつまでも助監督のひとりでは、あるのかと。新文芸坐でありましたか、マキノ特集のトークで、沢井信一郎が「マキノ組助監督沢井信一郎です」と冒頭に、自己紹介した例もあります。
監督でもあり、同時に助監督でもあり。ということですかね。 昔の映画