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小津安二郎脚本「青春放課後」

 ユーチューブにて。63年、NHK。
 まるで冗談みたいな「自己模倣」の、あるいは完全使い回しの、斎藤高順音楽で。
 宮口精二と北竜二がエロ話をしても、なんだか、「不潔」な感じがして、「真性」小津映画とは、違うような・・・・。
 やはり、演出の「格」の圧倒的な違いか。

青春放課後

 当ブログに載ったら、速攻削除されるかも(笑)。削除するならするで、DVDくらい出すべきだろう。
 さらに言えば、たった1回しか放映されず、歴史にうずもれたTYドラマは、数多いはず。名画座でのTVドラマ特集の充実も望む。
 ただただ、ユーチューブ映像の削除だけをしていたら、おまえら、死刑執行人もまた死す、だぞNHK(笑)。
 しかし、これだけ「小津組」で固めて、肝心の主役が、何で宮口なんだ。ヒロインの母も、何気に地味。
 まあ、そこまで凝ったら、もろ松竹のパクリになるということか。でも、もう十分にパクってるよな。
 さらに言えば、たとえば宮口が、真性?笠智衆や佐分利信だったら、尺内に収められそうもないというところか(笑)。
 ちょっと、佐田啓二、老けた顔だな、なぜ。
 ヒロイン小林千登勢は、あきらかに小津調女優イントネーションを「独学」した様子。
 小津じしんの傑作「淑女は何を忘れたか」の、実に30年ぶりのリメイクといっていい。これに「彼岸花」「秋刀魚の味」を足して、作ったような。脚本の里見弴は名ばかりだろう。おそらく「彼岸花」原作者として、そのパート再利用のために、仁義を通しただけと、思われる。 

青春放課後 <テレビドラマデータベースHPより>
 適齢期を過ぎようとするひとりの娘の結婚に対する心情の変化を描く。夫を早く失い京都で小料理屋を開いているせいのひとり娘・千鶴は、すでに年ごろを過ぎようとしている。せいは何とか娘をとつがせようと縁談をもちかけるが千鶴はなかなか承知しない。そんなある日、すでに結婚している同級生・三枝子の家をたずねた千鶴は、彼女の楽しそうな生活をみて、何か空虚な気持に襲われ、父の友人の秘書・長谷川をバーによび出した…。【以上、毎日新聞1963/03/21付夕刊より引用】【役名(演技者)】佐々木千鶴(小林千登勢)、山口信吉(宮口精二)、妻・ふみ(三宅邦子)、長谷川一郎(佐田啓二)、緒方省三(北竜二)、妻・あや子(杉村春子)、千鶴の友人夫婦(高橋幸治、環三千世)、千鶴の母・せい(西口紀代子)、ローガン(マイク・ダニーン)、赤坂の女将(藤代佳子)、バーのマダム(南美江)、宿の女中(宮内順子)、京子(稲野和子)。
キー局 NHK 放送曜日 木 放送期間 1963/03/21
放送時間 20:00-21:30 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 テレビドラマ
主な出演 小林千登勢、宮口 精二、佐田 啓二、杉村 春子、北  竜二、三宅 邦子(三宅くにこ)、環 三千世、高橋 幸治、西口紀代子、マイク・ダニーン、藤代 佳子、南  美江、宮内 順子、稲野 和子、文学座、新鋭、西岡プロ、やまもとグループ
主な脚本 里見  弴、小津安二郎
主な演出 畑中 庸生
局系列 NHK 制作会社 NHK 
音楽 斎藤 高順、(効果:富田 純孝)
撮影技術 (技術:中藤 宗二)
美術 (装置:小川 和夫)

モトネタは★小津脚本『青春放課後』の「鳥」|小津安二郎『東京物語』の謎解き ★から。

◎追記◎「小津調」を担保するものとは・・・・
 しかし、よくよく考えてみると、このドラマを「小津調」と感じる要素とは・・・・。
1 過去自作の総ざらい・自己模倣とも言うべき、小津脚本のせりふ・シチュ・登場人物配置の数々
2 過去自作の総ざらい・自己模倣とも言うべき、斎藤高順の音楽
3 小林千登勢の「独習」というべき、小津調台詞回し
 「だけ」なので、ある、たぶん。
 つまり、NHKディレクターらによる各映像ショット、宮口はじめ、非「小津組」による演技、北竜二、杉村春子、佐田啓二の旧「小津組」演技も、必ずしも小津調では、ない。
 そりゃあ、そうだろう。旧「小津組」の俳優たちも、小津に「強制」されて、いわゆる「小津調」を「演じた」のであろうし、いくら小津脚本とはいえ、小津ならぬTV演出家のドラマで、いわゆる小津調を再現する理由もあるまい。
 というわけで、「独学」の過剰な小津調の小林千登勢をのぞけば、実はダレも「小津調」の演技では、ない。
 
 しかも、いかに小津脚本だからといって、そのドラマが「小津調」である必然性は、何もない。かえって、下手に「小津調」を取り入れたがゆえに、ドラマは、凡庸になったと、言うべきだろう。

 なぜ主演が宮口精なのか、ということは、北竜、佐田啓、と小津安郎映画では、「」なる芸名が多発することと、関連があろう。
  女優にしても、宅邦子、環世、小林登勢と、ナンヴァー?ネーム女優起用は、あてがき脚本家・小津の、何らかの駄洒落か。
 この辺の事情に関しては★小津漬の味1 淑女はナニを忘れても「二」は忘れない:昔の映画を見ています★を参照されたい(笑)。

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by mukashinoeiga | 2014-06-19 09:38 | 小津安二郎映画の正体小津漬の味 | Trackback(1) | Comments(0)

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小津安二郎脚本「青春放課後」 : 昔の映画を見ています... more
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