蔵原惟繕「嵐の中を突っ走れ」

 渋谷にて。「蔵原惟繕 日活デイズ」特集。58年、日活。
 前半の学園モノと、後半の悪徳企業追求事件が、まったく分離乖離した、珍作。
 石原裕次郎は、東京の体育大学助手から、都落ちして、千葉館山の女子高体育教師へ。浜村純は、いいオトコの裕次郎に、女子高生とのけじめは、ちゃんとするように忠告。
「南国のおなごは早熟ですからな」
 館山とはいえ、千葉が南国って(笑)。その「早熟」な女子高生に、中原早苗、(新人)とクレジットされる清水マリ子、薄幸顔の葵真木子(案の定父親に自殺されてしまう)と、この時期の日活なら、彼女たちしかいないだろ、という定番はっちゃき娘たち。
 しかし、後半は、学園モノから離れて、イマイチ設定が???な悪徳企業の研究所(所長清水将夫、黒幕西村晃)との対決へ。
 都落ちの青年教師という設定が、もうどうでもよいような展開。
 「嵐を呼ぶ男」裕次郎で、 「風速40米」でも裕次郎を演出した蔵原惟繕に、再び「嵐モノ」を作れということで、無理やり作ったと思しい。まあ凡品。嵐は、呼べず。
 主人公が赴任したゆえはじき出された老教師、下宿先で隣り合わせになる地元新聞社・市村俊幸との交流、なんとなく最近見た山本薩夫「お嬢さん」のパクリめいているのは偶然か。

★嵐の中を突っ走れ | Movie Walker★
 北原三枝の父は、裕次郎のせいでやめさせられた老教師(大町文夫)とあるが、老網元(松本染升?)に変更されている。初期設定がそのまま載せられているのか。
★日本映画データベース/嵐の中を突っ走れ★
 なお、Movie Walkerも日本映画データベースも、モトネタのキネ旬の間違いを引き継いでいて、両方に記されている悪いほうの網元・芦田伸介は出演していない。代役は誰だったか。

★新・今、そこにある映画★日本映画・外国映画の、新作感想兄弟ブログ。
★映画流れ者★当ブログへの感想・質問・指導・いちゃ問はこちらへ

★人気ブログランキング・日本映画★
↑↓クリックしていただければ、ランクが上がります(笑)。
にほんブログ村 映画ブログ 名作・なつかし映画へ
★にほんブログ村・名作なつかし映画★
[PR]

by mukashinoeiga | 2013-12-12 22:41 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

トラックバックURL : https://mukasieiga.exblog.jp/tb/21444129
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
名前
URL
削除用パスワード