気がつけば吉行和子が旬の女優に、なんと
映画館で予告を見ていたら、今月11月と、来年1月に、吉行和子主演主演映画が続けて公開されるようだ。
なんと吉行和子、主演バブルか。若いころは、まるきり主演には縁のなかった女優なのに。
映画『燦燦-さんさん-』予告編
映画「御手洗薫の愛と死」予告編
前者は77歳の婚活という、いかにも中高年向け映画な、小さなマーケット狙いな感じだが、後者は一般的なミステリ映画の印象。相手役の若手がジャニーズ系であれば、もっと注目されるような、いわゆる一般映画だ。
若いころの彼女は、日活映画の地味な脇役で、女優としても、三番手か四番手の役どころ。決して、主役女優という感じではない。
そこそこに清楚で、そこそこに愛らしく、そこそこに汚れ役もこなし、がつんとしたインパクトもなく、だから助演でも助演女優賞を取るようなタイプでもない。何の野心も、女優として突出したところもなく、そこに、いる。
もっとアイドルっぽかったら、ルリ子や小百合に互していこうかというのだろうが、あまりに女優としては、普通すぎた。いわゆる女優オーラがない、目元がはれぼったいような、地味な子。
むしろ年を重ねると、ルリ子系の美人女優は、なんだか、見てはいけないもののように、扱われてしまう。小百合など、例外だろう。
若いころは目立たない吉行和子のほうが、むしろ、年をとってからは、女優として有利なのかもしれない。
しかし、だから、「燦燦」も「御手洗薫の愛と死」も、吉行和子を主演に起用することによって、あるいは、映画としては、インパクトに欠ける結果になるのかも知れぬが(笑)。
どちらも新人の監督さんということで、吉行和子が、とことん、インパクトに欠ける女優であることを、あるいは、ご存じない上で起用されたのかもしれないが(笑)。まあ、それは別のはなし。
★日本映画データベース/吉行和子★
森崎東の、久しぶりの新作は、赤木春江主演。若いころからインパクトのない赤城より、なぜ倍賞美津子を使わない、という思いもありつつ(笑)。
映画『ペコロスの母に会いに行く』予告編
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by mukashinoeiga | 2013-11-07 01:19 | 業務連絡 | Comments(0)