市村泰一「求婚旅行」

 阿佐ヶ谷にて。「旅する映画 映画の旅」特集。65年、松竹大船。
 後発のライヴァル誌に追い立てられている、週刊ダイナマイトの、編集者・桑野みゆきは、新たな企画にチャレンジ。
 プレイボーイの純文学作家(吉行淳之介あたりがモデルか。間違っても、遠藤周作ではあるまい)池部良に、東海道・夜の街ルポを、書かせようとする。ただし、気難し屋の作家ゆえ、おいそれとは、乗ってこないだろう。
 そこをとんちとお色気でクリア、かくて一台の車で、みゆきと良は、東海道へ。しかし、「みゆきは俺の嫁」と、編集長・園井啓介、カメラマン・沢本忠雄らは、プレイボーイ池部のちょっかいを、何とか、阻止しようとするが・・・・。
 桑野みゆきの、健全なお色気全開の、コメディー。と、行きたいところなのだが、たしかに、桑野みゆきは、可愛い。
 しかし、桑野みゆきの魅力というのは、何かしら、屈折したものがあるのではないか。屈折みゆきに、これまた屈折池部。
 う~ん、うまくいくとは思えないのだが、うまく行っちゃうんだよねー。おざなりだなあ。まあ、この時期の松竹は、おおむね、工夫がない。
 桑野みゆきの、明るさの中の、奇妙な暗みの色気が、気になる。それだけの映画。
 それと、ライヴァル誌の編集者・香山美子が、やっぱり、可愛いんだよね。
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by mukashinoeiga | 2010-08-25 23:08 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

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