谷口千吉「33号車応答なし」

 阿佐ヶ谷にて。「東宝娯楽アクションの雄 谷口千吉監督の仕事」特集。55年、東宝。題名の「応」は旧字体。
 池部良、志村喬の、警官コンビは、クリスマスの夜を費やして、パトロール・カーで街の警邏に出る。
 しかし、かかわる事件は、酔っ払い女・塩沢ときの収監だったり、ぼったくりバーの処理だったり。しかし、スピードの出しすぎで注意した、タクシー・ドライヴァーが、殺されて。逃亡する凶悪犯の追跡にかかわるハメに。
 この凶悪犯が、タニセン映画毎度おなじみの平田明彦。谷口千吉「吹けよ春風」の、おねえ言葉のタクシー強盗・三国連太郎どうよう、やさしい言葉遣いの、凶悪犯。
 しかし、タニセン映画は、毎度毎度、簡単なプロットを紹介すると、あとは、もう、特記事項が、ない(笑)。
 どこまでも、標準仕様。
 伊藤雄之助の実兄・沢村宗之助が、珍しく、孤児を引き取り面倒を見ている町工場主、しかして実態は、犯罪のパシリに使ったり、ヤクを売りつけて中毒にさせたり、と、お里が知れる。
 池部の新婚妻は、この時期当然のように司葉子、その司の姉に、キャバレーづとめの中北千枝子。夫婦喧嘩した妹を、夜の遊びに誘い出し、悪知恵を仕込むのだが。この時期の司は、やはり当然、夫の元に帰るわけだ。
 まあ、何のとりえもないようだけど、クライマックスの、千葉の海沿い、夜の工場でのアクションは、ちょっと、いい。
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by mukashinoeiga | 2010-07-21 23:33 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

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