西河克己「雨の中に消えて」

 阿佐ヶ谷にて。「百万人の作家 石坂洋次郎の映画アルバム」特集。63年・日活。
 田舎から出てきた高校の同級生、吉永小百合、笹森礼子、十朱幸代が共同生活。もちろん吉永のエピソードがメイン。
 雑誌編集者・笹森の、担当作家・下元勉(何か清張風のミステリ流行作家)、笹森へ気色悪いアプローチ、しかし全てを呑み込んだ糟糠の妻・菅井きんが出てきて、救われる? や、十朱の恩師・山田吾一への憧れと、クールな結末、は、やはり、付け足しに過ぎない。
 吉永のボーイフレンドに詰襟姿の高橋英樹、いつもの朴訥・硬派な高橋と違って、やはりバンカラ学生なんだけど、割と洗練された好青年、これが意外に、様になっている。はきはきした、当為即妙とすら言える受け答え、意外だよ高橋英樹。石坂流セックス・ディスカッションもサマになっていて、意外と奥行きがある役者だったのね(笑)。
 なお、吉永・高橋がアルバイトする先が、都議選に立候補している(前回は落選している)伊藤雄之助、この人がいちいち笑わせる。いかにもな、政治家を気持ちよく快演は爆笑の連続で。その賢夫人に、この人が出ているからこそ、石坂ワールドがシマる、轟夕起子ママ。余裕の大快演。
 タイトルが、日活らしくない、小味な、短編小説ノリな、文芸の香り? だいぶ、らしくない。ラストも、日活らしくなく、こじんまりとしたもので。
 吉永は、二十代後半から、現在に至るまで、まったく女優としてのオーラが消えている。最後の華やぎのころで、貴重だ。

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by mukashinoeiga | 2010-02-05 23:04 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

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