梅津明治郎「忍法破り 必殺」
阿佐ヶ谷にて。「CINEMA×忍法帖」特集。64年、松竹京都。なお、特集名の×は手裏剣ロゴ。
当時TVで人気の長門勇を主演にした、戦国時代劇。
とぼけた、しかしいったん刀を抜けばめっぽう強い浪人者を、長門が好演。このひと「おえんぞなもし」などとひょうきんなのだが、そのメタボな体型から繰り出す体技は、素晴らしい。
ただ、相棒の若手竹脇無我が痛々しい。演技をするときに、やたらと目が泳ぐ。
この時期の、やせた丹波哲郎が珍しく、いい方の重職。長門の師匠に曽我部家明蝶。
by mukashinoeiga | 2009-11-15 08:50 | 旧作日本映画感想文 | Comments(0)