斎藤武市「骨まで愛して」

 京橋にて。「逝ける映画人を偲んで 2007-2008」特集。66年・日活。
 原作・脚本・主題歌作詞の川内康範の追悼である。
 麻薬がらみのやくざ抗争で傷つき、流れ流れて函館の、のどかな牧場に安息の地を見出し、堅気になる決心の渡哲也だが・・・・。当然、元のボス・金子信雄、地元ボス近藤宏が、それを許すはずもなく。
 おなじみの日活アクションを彩るのは、ダブル・ヒロイン、松原智恵子が美しく、すばらしい。さらに、その後急速にダイエットだか整形だかで、ガリガリ君になる直前の、ふっくらした浅丘ルリ子が最高に美しい。あと、出番は少ないながら、往年の白木マリ以上にすばらしいダンサー役・浜川智子も、この映画では印象を残す。これら女優陣の最高の美しさを強調する照明もすばらしい。横浜の桟橋から、港町・函館へと移る、おなじみの日活空間を、つややかなカラー映像に定着させている。撮影・萩原憲治(「けんかえれじい」)、照明・大西美津男、賞賛すべき。
 コメディリリーフ・宍戸錠、ヒーロー渡を邪魔し、悪いボス連も邪魔するトリックスタアを、アドリブ満点で演じ、登場するたびに笑いを取る。ギャングスタアが、ギャグスタアでもある、ひたすらすばらしい。
 渡も、同年の川内脚本・主題歌作詞の「東京流れ者」のテーマを一くさり、ギター爪弾き歌う。マジックアワーの牧場の柵に腰掛けて。「天国の門」以降のマジックアワーの撮影と違い、すばらしい色調の景色のなかで、女優俳優の顔にきっちりライトを当て、その美しさも引き立てる。

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by mukashinoeiga | 2009-08-23 23:33 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

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