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小津漬の味・ディープ 笠智衆の巻

 小津安「二」郎映画が、(なぜか)「二」男坊を重視したり、「二」枚目の芸名・役名で「二」に固執したこと、なぜか画面に大きく「2」の字を映すことは、「小津漬の味」に書いた。
 いや、たった今、気づいたんだけど。・・・・。
 小津映画の常連俳優にして、小津映画の一方の象徴でもある、笠智衆。・・・・。
 独特の口調で知られる。・・・・。
「いや、よく見ればぜんぜん似てないがにぃ」
「じゃあ、いずれはお婿さんだにぃ」・・・・。

 語尾でにぃにぃ言わしている・・・・!
 えっ。なに、これ。
 これも小や津ギャグ!?
 考えてみれば、笠智衆、他の監督の映画では、それほどなまりを強調してはいないはずだ。と、思う。・・・・。小津映画でのみ、語尾「にぃ」が突出している気もする。・・・・。
 小津、「にぃにぃ」言わせたいだけなんじゃないの。小津はあてがきで、一語一句脚本どおりにしゃべることを俳優に強要したという。
「いや、よく見ればぜんぜん似てないさ」「ぜんぜん似てない」
「じゃあ、いずれはお婿さんかな」「お婿さんかい」
 上記の台詞回しを小津が気に入るかどうかは別にして、「にぃ」を「回避」するせりふは、いくらだって、書けたはずなのだ。
 もっとも、たぶんギャグでなしに、小津は家族間の会話を、まったく異なる方言の集合体とすることにも、固執する。方言自体に、小津を誘発するものがあることは確かだろう。
 う~ん、小津映画、深い。・・・・(馬鹿)。

by mukashinoeiga | 2009-07-18 03:00 | 小津安二郎映画の正体小津漬の味 | Trackback | Comments(0)

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