タグ:美空ひばり ( 12 ) タグの人気記事

阿部豊「浮気の季節」出演の沢村みつ子歌唱動画張り付けました

ニコ動駄目ようつべOKでした。
 何個か前の阿部豊「浮気の季節」の関連動画です。
 子役上がりのジュディ・ガーランドの子役愛に感動。
Judy Garland & Mitsuko Sawamura - It's De Lovely (Ford Star Jubilee)


Mitsuko Sawamura - リンゴ追分 (Ford Star Jubilee)

 英語発音風って(笑)。
 沖縄出身という彼女が絵にかいたようなオキュパイド沖縄歌手であったわけだ。
My Lucky Charm
Dan Dailey and a little Japanese girl, Mitsuko Sawamura, in the film "meet me in Las Vegas".


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by mukashinoeiga | 2017-10-08 16:09 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(2)

こっちこそ真・歌う銀幕スタアだ!

 当ブログの★歌う銀幕スター夢の狂宴・再び★が、ykkさんなどのコメント投稿の影響か、アクセス数が伸び、改めて、ユーチューブ音声を、見聞きしてみました。
 一番拍手がきたのが、役者じゃない、清順さんというところに爆笑。当時最先端の人気者でしたからね。
 ところで、70年代に毒されきった(笑)林美雄の感性は、そうはいっても、肌にアワない(笑)。やっぱり、ぼくなどは、たとえばひばり、裕次郎、ツルコウなどが、歌う銀幕スタアでしょうね。
 しかし、そういう感性がなくても、林らアマチュアに、彼らの「興行」は、ムリでしょうね。
 そんなこと企画した段階で、「怖いおじさんたち」が、出てくるというもんで(笑)。 

昭和の喝采 歌う銀幕スターSP

美空ひばり@歌う銀幕スター

鶴田浩二@歌う銀幕スター

美空ひばり&鶴田浩二 悲しい酒ほか・・・デュエット UPB-0036

美空ひばり 『都々逸~酒は涙か溜息か入り』 1953 / 1967

斉藤寅次郎監督 『ひばり捕物帳 唄祭り八百八町』 1953.7.14
16歳の女の子が酒を呑みながら都々逸を一節、なんて演出

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by mukashinoeiga | 2015-11-09 23:17 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

松田定次「水戸黄門 天下の副将軍」

e0178641_23592288.jpg 京橋小ホールにて。「京橋映画小劇場No.30 アンコール特集:2014年度上映作品より」特集。59年、東映京都。
 なんというゴージャスな娯楽映画。
 普通この種のオールスタア映画は、ぬるいユルユル映画になりがちだが、緊密な脚本が、完璧なエンターティンメントに。

e0178641_23534324.jpg水戸黄門 天下の副将軍 (94分・35mm・カラー) <フィルムセンターHPより>
月形龍之介の「水戸黄門」シリーズ第12作で、シリーズ最高傑作とも評される1本。水戸のご老公が、実子で高松藩主の松平頼常(中村)が正気を失ったという噂を聞きつけ、高松に赴いて真相を確かめる。人物たちを次々と関連づけていく小国英雄の洗練された脚本が見事。
1959(東映京都)(監)松田定次(脚)小国英雄(撮)川崎新太郎(美)鈴木孝俊(音)深井史郎(出)月形龍之介、中村錦之助、東千代之介、里見浩太郎、丘さとみ、若山富三郎、三島雅夫、大河内傳次郎、山形勲、進藤英太郎、大川橋藏、美空ひばり
→「日本映画史横断⑤ 東映時代劇の世界」より

 一行がゆるゆる街道を歩きながら、歌う格さんに里見、それに合わせて踊る助さんに、千代之介。里見は、のちのTV版で、助さんと、水戸黄門を、演じたらしい(前者は見たかもしれんが記憶になし、後者は未見)。
 大川橋藏は、例によって水も滴る「謎の板前さん」実は公儀隠密。橋蔵も、若死にしなければ、何代目かのTV版水戸黄門を絶対に演じたに違いない。見たかった。
 水戸黄門の実子に、錦ちゃん。ゲスト出演で、狂人風演技を、思い切りはじけて快演。錦ちゃんも、長生きしていれば、あるいは水戸黄門を演じたかもしれないなあ。
 錦ちゃん付きの腰元に、美空ひばり。風格ある(笑)水戸黄門映画で、歌うか。
 歌うのである。
 さすがに、オトナシメの曲を(笑)。そして何よりも、風狂の果て、踊り狂う錦ちゃんに、殿様は狂っていないのです、踊っているのでございます、と即興風に踊り合わせるひばりの、なんというゴージャス。
 このひばりも、長生きしていれば、水戸黄門に・・・・・ま、それは、ないか(笑)。
 そして、ころころ可愛い丘さとみ、デブなのに(笑)可愛いアイドル女優。
 水戸家家老にコミカル演技の大河内傳次郎、大河内は、戦前に水戸黄門を演じていた、という知識もあるが、事実か。
 さらに、あるブログによれば、加藤玄蕃(高松藩士)役・加賀邦男は、「黄門シリーズの初代・格さん!」とのこと。しかし黄門シリーズの初代とは、なにか。うーん。

 そして、何気ない顔の水戸黄門・月形龍之介の、絶対的美。何気ない顔の、しかしにじみ出る威厳。ベスト水戸黄門。
 月形龍之介は、素顔、というのもヘンだが、普通の顔では、なんとなく安定を欠いていて、黒沢明「姿三四郎」では、クレイジー野郎を演じたりするわけだが、白髪、シラガひげの、水戸黄門になると、絶対的な威厳を具現する。
 その圧倒的な威厳美。グッド。
 なお、かくもにぎにぎしいオールスタア映画になると、タグには、何人も入れたいのだが、あいにくエキサイトブログでは三つの枠しかなく、泣く泣くあきらめました。御容赦。

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by mukashinoeiga | 2015-05-23 00:00 | 傑作・快作の森 | Trackback | Comments(0)

フィルムセンターと、その観客の質

 京橋フィルムセンターに来る観客は、大方二つの客層に分かれると思う。
 退職して暇なので、昔見たようなOLD映画を、もう一回見てみようか、というお年寄り。まあ、これが大部分か。
 そして、少数の、とにかく映画と名がつくものなら、何でも見てやろう、という映画バカ(笑)。
 そして、なぜか、というのも変なのだが、最近若い人が、ごくごく少数だが、増えている? 学生風? これは、四月以降、東京デヴューした若い衆が、ひとつ珍奇な?映画なるものも、見てやろう、という野次馬精神か。

 なぜ、こんなことをわざわざ書くか、というと、上記その他は、どうでもいいのだが、ごく少数の映画バカは、本当にバカなんじゃないか、という話だ(笑)。

 ここ最近大ホールで映画を見ていると(小ホールでは、そういうことは、ない)途中、映写のピント精度が、必ず、落ちる。
 なんといったらいいのか、ピントは合っているのに、ピントが、甘い。画面が、ぼけるのだ。

 今、現在の映画館は、新作の場合、ほとんどデジタル素材による。あまりに、画面すべてにピントが合いすぎて、味も素っ気もなく、これぢゃあ、大型の高画質TVを見るようなもので、ぼくなどのオールドタイマーは、かえって新作を見に行く頻度がおちているのだが、それはまた別の話。
 しかし、フィルム上映の場合は、必ずピントを合わせなければならない。

 にもかかわらず、最近のフィルムセンターでは、毎回毎回ピントが、甘い。いや、ピントは合っているのだが、画面が、ぼけている。より正確に言うと、中央部分が甘く、左右のワキには、ピント正確。
 これは、たった一つの理由しか推測できない。
 フィルム上映というのは、映写機のクセノンランプから、強烈な光をフィルムに当てて、それをレンズで拡大して映写するものだ。長年強烈な光を当てられるレンズは、当然劣化する。いわゆるレンズ焼けというやつだ。
 レンズの、特に中央部分が白色化して、レンズとしては劣化している状態だ。
 これにより、ピントはちゃんと合っているのに、画面は、ぼける、という事態となる。
 クローズアップの顔などは、まだ、いいのだが、ロングショットになると、あからさまにボケボケ。それが、ここ最近何度も何度も続く。なぜ、誰も抗議して、修正させないのか。
 ぼくには、そこが不思議で、ならない。

 いや、ぼくは、映画バカとしてもヘンタイなほうだから(笑)ピントのボケも、コマズレ映写も、コマ飛びも、あらゆる映写不備も、偶然のモアレ、一種のヴァリアント違いとして、大歓迎、といったら語弊があるが、そりゃもちろん映写は正常丁寧であるほうがいいが、そこからのズレも、また、映画だ、と思う口だから、このピント不正常も、まあ、許容していたのだが。

 しかし、何回も何回も同じ間違いを犯しつつ、恬として恥じずに、毎回木戸銭を受け取っている、その凡庸さに、ついに切れて(笑)受付譲に、早急に映写担当者に伝えるよう、要請いたしました。
 そうしたら、次の回から、レンズを換えたらしく、ピントの甘さは、直っていました(笑)。だから、いま現在は、問題は解消しているかな、と。

 しかし、映画ファンたちは、なぜ、この、不正常上映に、抗議しないのか。不思議で、なりません。バカとしか、言いようが、ない、と思います。
 そういえば、かなり昔、その後二度と行かないホール(場所も名前も記憶になし)に、美空ひばりの少女時代の松竹映画(「東京キッド」を歌うやつ)を、見に行ったら、音声は聞こえているのに、スクリーンは、ほぼ真っ黒、映っていない。
 なのに、満席の観客は、最初から最後まで、ごくごく静かに見ているという珍景に遭遇しまして、なぜ観客は暴動を起こさない、なぜ映写技師は上映を止めて修正しない、とワタクシは、この空前絶後の映写に、ただただ感動しておりました。
 最初から最後まで真っ黒なスクリーン。
 なんというエクスタシー(笑)。
 それを一言の抗議もせず、見つめ続ける観衆。いやあ、寺山修司に、この場にいてもらいたかった(笑)。そうしたら、嫉妬のあまり(笑)発狂したのでは、ないでしょうか(笑)。

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by mukashinoeiga | 2015-05-19 03:52 | うわごと | Trackback | Comments(3)

萩原遼「おしどり喧嘩笠」

 ユーチューブにて。57年、東宝。
 2コ前の感想駄文杉江敏男「大当り三色娘」で検索ヒットし、1コ前の駄文楽しい鶴田浩二・ひばり夢の競演で引用した、本作が、たいへん楽しい、スタアの快にあふれている。
 萩原遼という、マキノや山中貞雄の残党だが、あまり映画的には面白くない映画ばかり、と言う印象だったが、これはよい。
 粋でイナセで、水もしたたるいい男ツルコウ鶴田と、ひばり史上まったく珍しい(笑)しおらしい、娘娘したひばりが、楽しめる、一粒で二度おいしい、時代劇の快だ。

鶴田浩二.美空ひばり共演!おしどり喧嘩笠 1/2

鶴田浩二.美空ひばり共演!おしどり喧嘩笠 2/2


おしどり喧嘩笠 <Movie WalkerHPより>
長谷川伸の股旅小説『蹴手繰り音頭』の映画化。「母星子星」の中田竜雄が脚色、「修羅時鳥」の萩原遼が監督、「男の牙」の服部幹夫が撮影した。主演は、「柳生武芸帳(1957)」の鶴田浩二、「ロマンス誕生」の美空ひばり。他に小堀明男、北川町子、堺駿二など。1957年、配給東宝、95分。

 萩原の盟友・山中貞雄以来(と、言うのも、おかしいし、実際そのフィルムは戦火散逸していて、見られないわけだが)、いったい何本の時代劇が、フランク・キャプラ「ある夜の出来事」を時代劇に換骨奪胎してきたことだろうか。
 戦前アメリカのバリバリの現代劇コメディが、日本では時代劇での相性が良く、数作作られてきたのは、珍なるかな。
 モチロン上原謙&桑野通子の絶対カップルによる清水宏「恋愛修学旅行」も、現代劇版のキャプラ・スクールの一本だが、当然のごとく?戦火消失している。残念無念。
 おそらくハリウッド版の夢物語と、日本時代劇の幸福感が一致したゆえの、キャプラへのオマージュが、この一本に凝縮している、というしだいか。

 例によって、鶴田浩二、ひばり絶品。
 ツルコウさんは、その台詞回しだけで、うっとりのスタア。
 ひばりは、ちゃっかり、時代劇のマキノ的?所作を身につけていて。完璧。時代劇特有の、むすめ娘した身のこなしの、あでやかさがうつくしく、娘盛りで、顔も愛らしい。
 ま、そのしおらしさも、後半は、歌って踊っての、ちゃっかり娘に戻ってしまうのだが(笑)。

 個人的には、雨の中の、荒れ堂での、見知らぬ男女というシチュエーションが好きなので、定番の演出・編集とはいえ、その繊細さが、楽しかった。
 北川町子も、割とよくて、出番も多い。堺駿二も、まだガチャガチャしていなくて、抑制が効いているので、邪魔にはならない。小堀明男は、沢村国太郎かと思った。善玉とも悪玉ともつかぬ小悪党を演じて、山茶花究も、いい。

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by mukashinoeiga | 2015-04-03 08:10 | 傑作・快作の森 | Trackback | Comments(0)

楽しい鶴田浩二・ひばり夢の競演

 この一個前の感想駄文杉江敏男「大当り三色娘」を書くさいに、いろいろ検索していたら、次の動画がヒット。
 これがなかなか貴重で、うれしい。

美空ひばり 鶴田浩二と夢の競演 第1部

 後半の芝居は、まあ、TVヴァラエティの垂れ流しっぱなし演出だから、ぐだぐだだけれど、TV的には「夢の競演」なんだが、昔の映画では、この豪華さが、当たり前だったんだよなー。

 以後、続けて、芋づる式に・・・・・

美空ひばり 鶴田浩二と夢の競演 第2部


鶴田浩二.美空ひばり共演!おしどり喧嘩笠 1/2

鶴田浩二.美空ひばり共演!おしどり喧嘩笠 2/2


 歌うスタア・ツルコウと、演技できる歌手ひばりの、因縁浅からぬ(笑)共演の数々。
 まず、最初の「競演」が「共演」でないことの、おかしみ(笑)。
 いっしょの場で、にこやかに歌うわけでもなく、互いに遠く離れて、歌いあう。この距離感に小爆笑。
 親密さとは離れた、ツンデレ感。
 計るなんてばかばかしいが、東映系二大御大共演の法則、ショット数もコマ数も見事におんなじの、文字通りの「競演」なのだろうか(笑)。
 モチロン、若き日の、松竹では、そうじゃなかったのだが。
美空ひばり・鶴田浩二 『あの丘越えて』 '51.11.1

 永遠のヤンキー映画の会社である東映では、やはり、けじめ、必要っす、か。おっす!

 それと昔の印象では、ツルコウの歌う際の手の耳あてが、ツルコウなりには、ごくごく自然の作法と、思っていたのだが、これらの映像をあらためて見ると、あまりに、パッパッパッと、超高速で耳あて(笑)。
 あまりに、急に、しかも絶対に、耳あて(笑)。これ、必要超えてマスやろ。
 末端神経症レヴェル。おかしいよ、この、急速な動作は(笑)。
なお、和服では男の二の腕、洋服では手と男の手首をさらす、女性向けエロ狙いか。男のぼくには、よくわからんが(笑)。

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by mukashinoeiga | 2015-04-01 10:48 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

杉江敏男「大当り三色娘」

 阿佐ヶ谷にて。「春爛漫 歌と踊りの銀幕祭典 Dancing,Singing!」特集。57年、東宝。
 ひばり、チエミ、いづみの、お手伝い三人娘が、歌に恋に踊りに大活躍のアイドル映画。
 まあ、とりあえずは、のほほんと、楽しい。

大当り三色娘 1957年(S32)/東宝/カラー/94分 <ラピュタ阿佐ヶ谷HPより>
■監督:杉江敏男/原作:中野実/脚本:井手俊郎/撮影:完倉泰一/美術:村木忍/音楽:神津善行
■出演:美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみ、宝田明、山田真二、江原達怡、草笛光子、三好栄子、若山セツ子、伊豆肇
美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみの三人娘がお手伝いさんに扮して、恋人探しに大騒ぎのミュージカル・コメディ。「三人娘」シリーズ過去二作の大当りを受けハード面もスケールアップ、東宝スコープ第一回作品である。
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 きわめて「異色」な構成だ。
 三家族の、若き三人娘を描く。高校時代の親友と、新たに仲間に加わったものと。
 なぜ、その家の娘たちではなく、お手伝いさん三人娘なのか。

 東宝としては、リッチでアメリカナイズされた、豊かなモダニズム生活を享楽する娘たちを、エンターティンメントとして、描きたい。アメリカナイズされたソング&ダンスのミュージカル・コメディでは、特に。
 TV(当然白黒だが)を楽しみ、アメリカサイズの瓶の牛乳を、水のようにごくごく飲み、優雅に手習いをたしなむ。
 そして、この三家庭の「邸宅」は、外見を、東宝特殊技術部が、今で言えばCGを使って描きこんだ絵として登場するほどの、当時の理想的「豪邸」だったりする。
 
 しかし、まだまだ貧しい日本の、アイドル娘には、豊かな生活を享楽するキャラを映画で演じてほしいが、そればっかりでは、庶民はむかつくだろう。何らかの「落としどころ」が必要だ。
 それは嫉妬か。リアリズムか。いや、「庶民感覚」というリアリズムだろうね。

 かくて、その豪邸の「一人娘」としてではなく、人からは「一見お嬢さん」に見間違われるけれど、実は、お手伝いさんなんだ、という、ねじれた苦肉の設定。
 しかし、たとえば、いづみの一家の主は、女性歌手・草笛光子。タレント業が忙しく、家は留守勝ち。いづみは、のびのびとソファに座って、牛乳ごくごくTV鑑賞。TVでは、生放送で草笛が歌っている。
 チエミも、まるでお手伝いさんではなく、娘であるかのように、ひばり、いづみ宅を頻繁に訪れる。たまに台所に顔を出すと、女主人から、台所はいいから、これこれの用事でと、外出を促される。
 ヴェテランお手伝いの出雲八重子(戦前松竹以来の、女中役ひとすじ女優)が家事は奮闘し、実はチエミの必要は、あまりない(笑)。

 ということで、「本当はお手伝いさん」なんだけど、ほとんど「自由気ままな若い娘」として、レジャーに恋愛にと、自由に時間を使うことができ、のほほんかつおおらかに、まるで歌手のように(そうなんだけど)歌を歌ったりできるという、設定は、さらにねじれていくのだった(笑)。
 かくてひばりには宝田明、チエミには山田真二、という当時東宝の二枚目スタアが、ボーイフレンドとなる。さすがに東宝も、輝く二枚目若手を、三人目は、ちと用意できなかったらしく(笑)いづみには、江原達怡、という若手脇役で、やや挌落ち感は、否めない。
◎追記◎戦後ニッポンは、まるまるアメリカのお手伝いさん、でも、けっこー自由を謳歌しているぜー、という戦後日本事情を揶揄しているのだとしたら、意外とこの映画は、奥深いなー(笑)。

美空ひばり 江利チエミ 雪村いづみ

 さて、昔っから、ずーっと、疑問だったのは。
 ひばりは、数限りなくヒット曲があるのに、チエミ、いづみは、ヒット曲という意味では、ほとんど一発屋という非対称。なのに、なぜのトリオ感なのか、というところ。
 東宝三人娘、というくくりで、一体感のある三人だが、ヒット歌手としては、ひばりが、ひとり突出している。映画も、当然、ひばりの主演感があったりする。だからボーイフレンドも東宝いちばん若手の宝田をゲット。
 チエミ、いづみは、それこそ女優タレントとしての演技力、アイドル性が重宝されたので、歌手としては、当時のアメリカ風の歌を日本人が歌う「時代の要請」(アメリカ風歌唱が、国産歌唱のお手本)の、まあ、言っては悪いが、二流歌手だろう(妄言多謝)。
 まあ、言ってみれば、当時アメ車専門の中古ディーラーが、独立系ベンチャービジネスとして「時代の寵児」化していたことと同様の、時代特有の仇花だろうか。
 そうはいっても、ちゃきちゃきの若い娘なりの、アイドル性、アイドルなりの演技力には事欠かないし、歌って踊れて演技できる貴重さが、まあひばりには及ばないが、ひばりの同級生挌の天才少女歌手、というくくりに見事当てはまったという次第か。
 かくて、このふたりは、ひばりの何十週年記念番組には、モト同級生として、必ず呼ばれる仕儀となる。

美空ひばり - 20周年(1967)  江利チエミ 中村メイコ


 なお、本作終映直後、ラピュタの全観客が話題にし、突っ込んだのは、ラストの水上スキーのシーン。
 宝田、山田、江原の三台のボートが、併走し、その後ろの水上スキーに、ひばり、チエミ、いづみが、つながっている。
 アップで歌っていたり、運転しつつ後ろを振り返り、手を振っているのは、紛れもなくスタアカップル三組なのだが、ロングショットでは、明らかに吹き替えスタンドイン。
 豆粒のような小ささだが、顔は明らかに別人であり、何より三人娘より、明らかに手足が長いすらりとした、プロポーション(笑)。
 ボート三台を完璧にシンクロ併走させ、なおかつボート尻から伸びたロープの水上スキーを、こんがらかせないためには、かなりの修練が必要だし、三人娘もこんな超高速の水上スキーに乗ったら、たちまち湖の藻屑(笑)状態で危険すぎる。
 そういう大人の事情丸わかりの、かくてクライマックスシーンなのに、スタア全員スタンドイン、という大爆笑。
 なら、ごくごく凡庸に、全員総出で、歌って踊って、で、よかったんじゃないの、という。

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◎追記◎下記コメント欄に、taisukez1962さん、お邪魔ビンラディンさんからオススメがありましたので、貼り付けておきます。これから自分が聞くために(笑)。
園まり 逢いたくて逢いたくて

園 まり 逢いたくて逢いたくて 編集=動画x3 静止画x24

ザ・ヒットパレード

橋幸夫「雨の中の二人」

Chiemi Eri with Count Basie orch.(2)-CARIOCA

昭和の歌姫・江利チエミ


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by mukashinoeiga | 2015-04-01 10:18 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(4)

佐々木康「踊る龍宮城」

 阿佐ヶ谷にて。「春爛漫 歌と踊りの銀幕祭典 Dancing,Singing!」特集。49年、松竹。3月28日(土)まで上映中。
 初代大辻司郎は、もともと気色悪い顔立ちだが、河童の悪大将として、さらに気色悪いメイク。クエックエッと台詞回しも気色悪く、子供が見たら、夢に出てきそうなレヴェル。素晴らしい
 その悪声は、息子の二代目そっくり。顔立ちはともかく、声まで親子でそっくり、というのは、珍しいかも。

踊る龍宮城 1949年(S24)/松竹大船/白黒/91分 ※16mm <ラピュタ阿佐ヶ谷HPより>
■監督:佐々木康/原作:穂積純太郎/脚本:津路嘉郎/撮影:生方敏夫、斎藤毅/美術:小島基司/音楽:万城目正、浅井挙曄、田代与志
■出演:川路龍子、並木路子、曙ゆり、小月冴子、奈良光枝、岸井明、森川信、日守新一
海底の龍宮城から舞い戻った浦島太郎。彼を待ち受けていたのはすっかり近代化した故郷だった──。歌と踊りが満載のファンタジー・オペレッタ!幼い美空ひばりがなんとも可愛らしい衣裳で「河童ブギウギ」を歌う。
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 この映画については、以下のキネ旬からの孫引きが、たいへん面白い。

<Movie WalkerHPより>
「桃色河童騒動」の改題で製作は「殺人鬼」につぐ久保光三。元ムーラン・ルージュのライター穂積純太郎の原作を「社長と女店員」「シミキンのスポーツ王」の津路嘉郎が脚色、「魔の口紅」「別れのタンゴ」の佐々木康が監督する。配役は「我輩は探偵でアル」につぐ岸井・森川の“のらくらコンビ”に「シミキンの忍術凸凹道中」につぐ奈良光枝、終戦直後大船が作った「グランドショウ1946年」以来の川路龍子「のど自慢狂時代」の並木路子を中心に、日守新一、小林十九二、大辻司郎 (父)、横尾泥海男、らが出演、松竹歌劇団から小月冴子、曙ゆり以下東京方全員が参加する。特出には霧島昇、池真理子らがあり、注目されたターキー、秋月惠美子、芦原千津子の出演は都合で中止になった。(引用終わり)

 普通、こういう出演しなかった俳優については記述しないものだが、ここは松竹プレスリリースにはない、キネ旬の独自取材か。超人気者ターキーは、この手のアチャラカ三流レビュー映画には、やはり、出なかったほうが賢明か(笑)。
 ということで、浦島太郎に川路龍子、外国航路の高級船員・カツ男に曙ゆり、スリの少年サヨリに小月冴子、と松竹歌劇団の男役スタアが出演。
 ここで、複雑怪奇なのは、浦島太郎とカツオは、女優が男装して演じる男性の役。サヨリはその名のとおり、もともとは少女だが、なぜか男装して、対外的には少年扱いされている役を、女優が男装して、演じている。
 おそらく、敗戦直後の街場で、小悪党一味のチンピラたちの仲間に入り、スリ稼業をするのには、女の子であるよりは、男の子であるほうが、ダンゼン都合がよかった。という現実の実例があっての、ことだろうか。
 川路と小月は、超細顔の男顔、女の顔としては異様で、オトコ役としてしか生きられなかったような顔。現代の宝塚基準とも、かけはなれている印象。
 ゆいいつ曙ゆりは、さわやかな笑顔で、さわやかに男役を好演。この女優だけは、現代の宝塚でも、立派に男役になれそう。なおかつ人気が出そう。

 いっぽう娘役は、乙姫さまに奈良光枝、カツオの恋人・アン子に並木路子、と既成歌手&女優。このへんの、知名度のある人気歌手登用、松竹歌劇団の娘役無視が、あるいはターキーたちが出演しなかった理由だろうか。
 ただし、奈良、並木とも、歌手としては美人(いわゆるジャンル美人)だろうが、女優としては、ちょっとイマイチ(現代の基準から見て)。

 なお、肝心のストーリーだが(笑)。浦島太郎が、助けた亀(モチロンでぶな岸井明)とタコ森川信に、つれられて、竜宮城から戻ってみれば、なんと昭和24年の浦島町、地元一番の歴史上有名人の「浦島太郎仮装コンテスト」の真っ最中。そのコンテストに、本物が紛れ込んで、日守新一町長、中村是好警察署長、小林十九二博覧会長らが、右往左往する、いかにもありがちな展開。
 のちに俳優化した森川信の、アチャラカ軽演劇時代。卑怯なギャグで笑いを取るのが、楽しい。

 というところで、前述の、ワル河童集団が出てくるところから、浦島太郎タイムスリップ?話は、どうでもよくなり、程度の低いアチャラカものになり、前述大辻司郎の独壇場と化す(笑)。この大辻の大怪演は、かの「カリガリ博士」を、超えたとか超えないとか(笑)。
 なお、1946年、映画「はたちの青春」で日本初のキスシーンということになってるが、その大坂志郎も出ている本作では、川路浦島と乙姫様のキスシーン。これば女優同士初のキスシーンだろうか?

 肝心のソング&ダンスだが、この当時は、バリバリのアメリカ志向。まだまだ日本人には難しいハードルを、少女歌劇というもうひとつの虚構・仮想で、乗り越えようとしたのだろうか。
 なお、のちに東映にトレードされて、お嬢ひばりの主演映画を量産する佐々木康も、本作では、ひばりを歌が歌える子役としか認識していなかっただろう、2シーンで「河童ブギ」を歌わせるが、どちらのシーンも、ひばりの歌を途中でぶつ切り、セリフの一言すらなく、アップのひとつもなく、雑な扱い。こういう雑なゲテモノ扱いから、ひばりは、スタートしていったのだ。
◎おまけ追記◎
漫談 耳と眼の話 (大辻司郎)

五所平之助 映画監督

2012/12/07 に公開
昭和初期、湯河原中西旅館にて。
漫談家・大辻司郎と脚本家・伏見晃と共に。(五所平之助旧蔵プライベートフィルムより­)
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by mukashinoeiga | 2015-03-24 09:28 | 珍品・怪作の谷 | Trackback | Comments(2)

佐伯清「花笠若衆」「天竜母恋い笠」工藤栄一

 京橋にて。「日本映画史横断⑤ 東映時代劇の世界」特集。
 どちらも、美空ひばり主演。他愛ない/アッパレな娯楽作。58・60年、東映京都。
 スタアひばりの快にあふれている。
 「花笠若衆」では、双子の姉妹を、一人二役で。姉のほうは、普段は男装している。
 「天竜母恋い笠」では、姉弟を、一人二役。こちらの弟は、女性の男装というわけではなく、完全な男という設定で、ひばりが演じている。
 この2本に限らず、おそらく東映時代劇で、ほとんどのひばり映画は、ひばりの「男装」シーンを展開している。世に下町のナポレオン、下町の玉三郎というキャッチコピーがあるが、ひばりこそまさしく下町の宝塚であったわけだ。
 ではいったいなぜ、ひばりが男役を得意とし、また観客衆もこれを支持し、東映も多産したのか。

花笠若衆 (88分・35mm・カラー) <フィルムセンターHPより>
美空ひばりの芸能生活十周年を記念して、母でマネージャーの加藤喜美枝が書いた小説を映画化。ひばりが三万石の大名の息女・千代姫と、男伊達・江戸家吉三(実は千代姫と双子の雪姫)を鮮やかに演じ分け、その魅力を最大限に発揮している。現在も絶大な人気を誇る1本。
1958(東映京都)(監)佐伯清(原)加藤喜美枝(脚)中田竜雄(撮)三木滋人(美)川島泰三(音)米山正夫(出)美空ひばり、櫻町弘子、堺駿二、大河内傳次郎、柳永二郎、星十郎、吉田義夫、沢村宗之助、清川荘司、大川橋藏

天竜母恋い笠 (89分・35mm・カラー)<フィルムセンターHPより>
やくざ稼業に憧れる材木商信濃屋の跡とり息子・新太郎(美空)は、人殺しの濡れ衣を着せられ、背後に信濃屋乗っ取りの企みがあることを知る。美空ひばりが得意の2役を演じる股旅ものだが、後に『十三人の刺客』(1963)を発表する工藤栄一の初期作品としても興味深い。
1960(東映京都)(監)工藤榮一(原)瀨戸口寅雄(脚)棚田吾郎(撮)鷲尾元也(美)井川徳道(音)米山正夫(出)美空ひばり、若山富三郎、星美智子、品川隆二、山形勲、田中春男、加賀邦男、黒川弥太郎

 ちなみに両作ともタイトルに「笠」の字。東映的には時代劇の表象か。しかもお祭り系町奴モノや股旅ものを、指し示す一字か。
 さて、モンダイはひばりの声と顔だろうか。
 高音も低音も、どちらも可。
 顔は、女性としては、男顔。しかし、モチロン本来は女だから、当然(笑)女性役もイケル。
 この特性をさらに生かすのが、ひばりの多彩な表情力。声の表情も顔の表情も、多彩な引き出しがあり、しかもそのすべてに華やかさがある。
 これを生かさない手はない。
 しかも東映時代劇では、スタアの一人二役はお家芸だ。
 「一心太助」モノでは、まったく無関係な将軍(吉宗だか綱吉だか)と、一心太助というまったくの別人を、錦ちゃんが同時に演じている。あいだに大久保彦左衛門を挟んで、将軍錦ちゃんと、太助錦ちゃんの、奇妙な三角関係が、平然と存在するこの不可思議。
 このシュールさは、ドラマとしては、不条理だが、ヴァラエティーショーとしては、大正解。一粒で二度おいしい、ファンにはとてもうれしい。主演の太助錦ちゃんを見にきたら、おまけで将軍錦ちゃんも付いてきたよ、とちょっと、お得。ボーナストラックというべきか。特典映像というべきか。本誌に対する別冊付録というべきか。
 このちょっとお得なおまけ感にあふれているのが、錦ちゃんだけでない、モチロンひばり映画だ。
 本来は歌手なのだが、もちろんエンターティナーひばりは、演技もイケル。しかも華やかなスタア性は抜の群。
 ステージの宝塚では、娘役と男役を同一タレントが演じることはできないが、ナニ、映画なら、合成や代役を使って、同時に存在することも可能だ。
 なら、やるしかないだろ、一人二役。
 しかも、多少ムリでも、男と女をともに演じられるは、まさにひばり専売特許だ。ひばりにしか、出来ない
 なら、やるしかないだろ、一人で、男と女の二役。
「お譲、たのむぜ。全国のひばりファンが、まってるんだぜ」
「おうっ、まかしとけってんだ」
「お譲、変幻自在はひばりの専売だぜー、期待してるよー」
「おうっ、あたぼうよ」

 なお「天竜母恋い笠」で、男のはずのひばりが刺青を入れるシーンで、ちらりと胸のふくらみが見え、「花笠若衆」でラスト、祭りの山車で歌う男装ひばり、高く上げた手をふるシーンで、ひばりのわきの下が見えるが、江戸時代の設定なのに、腋毛を剃っている、ワキの甘さ(笑)。
 こういう、男役なんだけど、ちょこっと女性性も垣間見せる、その按配が、ひばり。
 「花笠若衆」の若殿・大川橋蔵も、相変わらず、水もしたたるいい男。

◎追記◎たいしたことのない感想駄文なので、おまけ。
美空ひばり - 20周年(1967)  江利チエミ 中村メイコ

美空ひばりを語る1 立川談志&上岡龍太郎

美空ひばり 江利チエミ 雪村いづみ

こちらは25周年の時らしい。
 結局、英語翻案の歌の歌手だったふたりは、ひばりと比べるでなく、ヒット曲を残してはいない。

美空ひばり 『お祭りマンボ』 '52.12.29

リンゴ追分


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by mukashinoeiga | 2015-02-12 12:41 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

松田定次「鳳城の花嫁」沢島忠「ひばり捕物帖 かんざし小判」

 京橋にて。「日本映画史横断⑤ 東映時代劇の世界」特集。57年、東映京都。松田作品は、助監督沢島忠。
 京橋にて。「日本映画史横断⑤ 東映時代劇の世界」特集。58年、東映京都。沢島作品は、助監督工藤栄一。

鳳城の花嫁(85分・35mm・カラー) <フィルムセンターHPより>
大友柳太朗演じる若さまの花嫁探しを明朗なタッチで描いた、日本初のシネマスコープ(東映スコープ)作品。世間知らずでとぼけた言動をする若さまの役柄が大友の持ち味とよく合い、たくまざるユーモアを生んでいる。松田定次の弟子である監督・松村昌治が、中山文夫名義で脚本を担当。
1957(東映京都)(監)松田定次(脚)中山文夫(撮)川崎新太郎(美)鈴木孝俊(音)深井史郎(出)大友柳太朗、長谷川裕見子、中原ひとみ、志村喬、薄田研二、田崎潤、進藤英太郎、片岡栄二郎、杉狂児、三島雅夫、神田隆、明石潮、加賀邦男、原健策

ひばり捕物帖 かんざし小判 (85分・35mm・カラー) <フィルムセンターHPより>
ひばり扮する姫様が、大名暮らしに飽きて市井の十手取り扱いとなり、財宝をめぐる難事件を小気味良く解決していく痛快娯楽作。時代劇に新風を吹き込んだ沢島監督の第3作。劇中歌は「かんざし小判」、「初恋柳」。
1958(東映京都)(監)沢島忠(原)瀬戸口寅雄(脚)中田竜雄(撮)松井鴻(美)吉村晟(音)髙橋半(出)美空ひばり、東千代之介、里見浩太郎、堺駿二、薄田研二、尾上鯉之助、阿部九州男、沢村宗之助、杉狂児、松風利栄子、円山栄子、若水美子

 
 鳳城の大友柳太朗(相変わらず友に点)は、二十八万石の大名の跡取り息子ながら、自分で嫁を探すため、江戸の市井に、浪人として沈潜す。
 ひばり捕物帖のひばりは、老中・尾上鯉之助の妹姫。姫なのに、なぜか市中の十手預かり・お七に、身をやつす? 東映時代劇お得意の貴種流離譚。
 しがない庶民なんだけど、実は貴なる出自なんだよ、という、いかにも、庶民的な単純なる<スペシャルな存在>願望を、直撃・刺激する。

 
 鳳城の大友柳太朗は、豪快な笑いが好漢な、朴訥快人物を、例によって好演す。この快。
 ひばり捕物帖の東千代之介は、高田安兵衛張りの酔いどれ・喧嘩仲裁人稼業の素浪人を、凡演す。この不快。とにかく、やたらの大声で怒鳴りまわすも不快な、不自然きわまる好漢演技。
 まあ、典型的謹厳実直、面白みも味もないA型人間が、破天荒なB型天然タイプを、ごくごく律儀に演じることの不自然。前にも書いたが、往時の人気が、どこに起因していたのか不思議な、千代之介なのである。

 ひばり捕物帖の薄田研二は、例によっての、特異なマスクを生かした悪役に徹す悪家老。ひばり主演の、歌って踊ってのアチャラカ軽時代劇にあっても、一切動じることなく、不動の冷酷悪役を貫く。ひばりヴァラエティーと、薄田研二悪役演技、水と油のこの二態が、違和感なく融合する。
 ひばりと薄田の、二律背反が、絶妙に交じり合う。絶対的存在感と絶対的存在感が、交わりあうことなく、戯れに、同居する。両雄が相並び立っている。うーん。
 鳳城の薄田研二は、珍しく善玉・大友の爺・家老役。大げさな三角眉、ひたいの真ん中には、枝豆サイズいぼ、というコント仕様ながら、そしてわずかにひょうきん演技を加えつつ、しかしいつものむっつり演技で、若殿大事の忠義者を演ず。すこしは、ずっこけ演技も求められたであろうが、いつもの重厚演技で押し通す。はらはらしながら見ておりましたが(笑)実際は超絶の安定演技。恐れ入りました。悪家老でも、忠義一徹のマジメ家老でも、どちらもグッド。

 ひばり捕物帖のひばりは、やはりやはりひばり、歌って良し、踊って良し、男装も良し、「女装」も良しの、エンターティナーぶり。若衆姿におひい様スタイルに、イナセな十手持ちに、これまたイナセな芸者姿に、どれもよし。
 鳳城の大友柳太朗は、眉目秀麗な若殿も、むさくるしい浪人姿も、どちらも似合い、やはり東映時代劇、貴種流離譚が似合ってナンボのスタアの快。
 鳳城のファニーフェイス中原ひとみも、絶品の愛らしさ。
 ひばり捕物帖の、今回は白柄組ならぬ赤柄組なる、不良旗本暴走グループに、進藤英太郎、神田隆、って、若い不良はいないのか東映は(笑)。

東映城のチャンバラスターよ永遠に

2014/09/04 に公開
片岡千恵蔵・大川橋蔵・大友柳太郎・進藤英太郎

昭和を駆け抜けた101人① 映画界・歌謡界

2014/09/04 に公開
美空ひばり・石原裕次郎・高峰三枝子・鶴田浩二・江利チエミ・水原弘・坂本九・越路吹雪

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by mukashinoeiga | 2015-01-28 01:40 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)