菅井一郎「泥だらけの青春」三國連太郎乙羽信子高杉早苗山内明小杉勇植村謙二郎加東大介伊藤雄之助滝沢修

面白い映画業界内幕モノだが、イマイチ不発。それもそのはず、これからも業界で生きていかなければならないスタッフキャストが、どぎつくバックキャメラ?を暴くわけにもいかず、くすぐり程度でお茶を濁さざるを得まい。
 阿佐ヶ谷にて「一役入魂 映画俳優・三國連太郎」特集。54年、日活。

e0178641_2413081.jpg泥だらけの青春 (ラピュタ阿佐ヶ谷HPより)
1954年(S29)/日活/白黒/93分 ※16mm
■監督:菅井一郎/脚本:新藤兼人/撮影:峰重義/美術:水谷浩/音楽:伊福部昭
■出演:乙羽信子、山内明、高杉早苗、小杉勇、植村謙二郎、加東大介、伊藤雄之助、滝沢修、清水将夫、三島雅夫、石黒達也
エキストラから人気スタアへ、一人の青年俳優がたどる華やかな道とその転落──。名バイプレイヤー・菅井一郎の第一回監督作品。松竹→東宝の移籍騒動でマスコミを賑わせた三國連太郎、本作への出演で今度は「五社協定違反第一号」に。

 Movie Walkerの本作スタッフ紹介にアッと驚く。スクリプター 吉村公三郎って(笑)。
 実際の画面上のクレジットは、演出看守、もとい演出監修。
 確かに吉村が出身の戦前松竹では、助監督がスクリプターを兼務していたと聞く。だから、スクリプトはお手の物だろうが、これひょっとして、スクリプターとしてぴっちり現場に張り付きつつ、演出監修していた、ということだろうか。
 新人監督にとって、嫌な現場だなあ(笑)。しかも脚本は、新藤だし、美術は水谷浩だぜー(笑)。主演は業界の問題児だし(笑)。
 映画の中の管井同様のほほんと受け流していたのだろうか。
 俳優出身監督だと出演も兼ねるのだが、本作では自身は出演せず。ただ、やはり俳優出身監督の常として、ほんの数ショットの脇役に、有名俳優多数出演。本作にも超贅沢なご祝儀出演てんこ盛りで。まともにギャラを払っていたら、それだけで赤字だろう。
 映画監督役に小杉勇、だが本作は業界内幕モノというより、人情ドラマに力点を置いてるので、さして見せ場なし、相変わらずの珍獣扱い。スケベ重役の三島雅夫の役名が根岸重役って。
 宣伝部の加東大介部長、ヒラ宣伝部の下絛正巳(最高にチャラい)。プロデューサーの石黒達也も最高にクール。高杉早苗らが囲む雀卓に「さあ、カモが来ましたよー」と、座り込む。

 三国連太郎はいささかワイルドだが、日活はこの数年後、ワイルドではあるが、三国よりはたいぶソフトな戦後派やんちゃスタア石原裕次郎という大鉱脈を掘り当てる。先輩女優スタアと割りない仲になる点も同じ。
 もし頭の良い日活プロデューサーがいたら、何らかの撮影の前に、この、わがままを言って転落する若手スタアを描く映画を、裕次郎や旭に参考上映として見せたのではないか(笑)。だとすれば本作自体はさしてヒットしていなかろうが、日活にとっては、値千金映画だったかも(笑)。
 まあもっともそれに主演したのが業界の横紙破りの連太郎だが、そこはそれ、お前に連太郎ほどの腹はくくれるのか、と。
 上の写真でお分かりのように、この時代の男性スタアとしては髪はぼさぼさだが、役作りか、この頭で打ち合わせに現れて、これで行こうということか。
 結局はスタアになった連太郎に捨てられる乙羽信子だが、かわいいけど儚さが皆無な、どっこい生きている女優だけに、より堅実スタアになった山内明に、ちゃっかり乗り換え感が半端ないぞ(笑)。

 舞台となった新日本映画撮影所廻りは、あからさまに日活だが、東亜映画撮影所ロケは、どこかな。

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 なお本作のMovie Walkerキャストには、三国の母に北林谷栄がクレジットされてるが、下絛正巳が三国に「お母さんが上京してきた」と告げるシーンはあるが、頭がカッカしているので完全無視。カットされたのだろう。

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# by mukashinoeiga | 2017-08-30 02:43 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

大庭秀雄「命美わし」三國連太郎笠智衆杉村春子佐田啓二桂木洋子淡島千景坂本武北龍二桜むつ子小沢栄

ウェルメイド人情喜劇。快作なり。
e0178641_202184.jpg 阿佐ヶ谷にて「一役入魂 映画俳優・三國連太郎」特集。51年、松竹大船。ついで見の再見。
 ここでは、前髪パラリの佐田啓二が堪能できる。
 なれない薪割りの肉体労働でフラフラのサタケイ、色男は金と力がなかりけりの典型だが、その薪割り程度でもハチマキ、そのハチマキにも、前髪パラリは、笑わせられる。
 ラストシーン、淡島千景との語らいで、兄・連太郎も、ついに前髪パラリ。おお連太郎、お前もか、と思ったら、次のショットでは前髪きっちり。
 まだイケメン時代の連太郎、サタケイばりの前髪パラリは、お気に召さないらしい。

命美わし (ラピュタ阿佐ヶ谷HPより)
1951年(S26)/松竹大船/白黒/79分 ※16mm
■監督:大庭秀雄/原作:八木隆一郎/脚本:柳井隆雄/撮影:長岡博之/美術:浜田辰雄/音楽:吉沢博
■出演:笠智衆、杉村春子、佐田啓二、桂木洋子、淡島千景、小沢栄、坂本武、北龍二、桜むつ子
自殺のメッカとして知られる有名なお濠。その側で暮らす図書館長一家は、ある晩身投げ寸前の二人の女性を救ったことから、町をあげての騒動に巻きこまれる──。当時の新進スタアを揃えた、大庭秀雄監督によるホームドラマの佳篇。

 戦後の電力事情のせいか、とにかく画面がクラい。大船あたりまでは電力回らなかったのか。フィルムの解像度も低い。しかし面白い。画面は暗いが、映画は明るい(笑)。当時のフィルム事情を反映してか、尺を端折り気味だが、かえってシマリが、出た。
 一家の長男・連太郎は正義ヅラの新聞記者。朝日当たりの支局記者か。今日の視点から見ると、被害者側に寄り添う振りして、被害者をさらに貶めるくずっぷりにしか見えない(笑)。
 弟サタケイに指摘されても、無神経にしらを切り、それは感傷だと切り捨てる。ここで、関係者である弟に、なぜ取材しないのか。
 三国の無能ぶりは、もっとある。
 お堀での自殺が相次ぎ、「一人二人を救っても、根本的解決にはなりませんよ」では、なぜ新聞でキャンペーン記事を、書かない?
 ラスト、市を挙げての自殺者供養、及び自殺者を助け続けた笠智衆の顕彰イヴェントを、三国はなぜ取材しない。
 忖度すれば、朝日新聞的には、犠牲者が減ることより、犠牲者が増えることの方が望ましいという立場か(笑)。

 笠は心優しい男を演じて絶品。ただ小津映画撮影直後なのか、濃厚な小津調演技なのが、やや可笑しい。
e0178641_2023870.jpg この笠の末っ子に、女子高生・小園蓉子。のちに妖艶な女を得意としたが、まだ初々しい。
 かつて一日違いで入水し、助けられた二人が、この縁で知り合い、子も授かる。この夫婦に、磯野秋雄&桜むつ子という(笑)。戦前やんちゃ次男のイメージの磯野と、戦後は妖艶マダムの印象の桜とのカップリングに、戦前戦後松竹ファンのあたくしとしましては、頭クラクラ(笑)。頭といえば、帽子を取って、杉村春子に帽子を振る磯野の頭は少し薄くて、ああ戦前は遠くなりけり。
 このポスターによれば川島雄三「適齢三人娘」のほうがA面扱いだが、キャスト上、本作のほうが、明らかに上だろう。松竹の編成、明らかにヘン。

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# by mukashinoeiga | 2017-08-28 20:02 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

田坂具隆「爆音」小杉勇轟夕起子花柳小菊片山明彦吉田一子

 楽しい田園コメディ。ただしクライマックスが、明らかに過剰に長すぎる(笑)。そういえば小杉勇が自転車で村内を走り回る中盤も長すぎる(笑)。たった90分弱の映画なのに(笑)。
e0178641_7363065.jpg とにかく延々延々の繰り返し描写が多すぎる。田坂具隆下手すぎ(笑)。見ていて閉口。
 阿佐ヶ谷にて。「昭和の銀幕に輝くヒロイン 第86弾 轟夕起子」モーニング特集。39年、日活多摩川。8月23日(水)〜26日(土)/30日(水)〜9月2日(土)上映中。フィルムセンター以来の再見。

 ただし轟夕起子は、大変愛らしい。もと宝塚女優らしく歌も披露。
 いつもクサさマックスの父親役小杉勇も、相変わらず鼻につく、くどい演技だが、なーに珍獣演技と思えば、愛らしい(笑)。

爆音 1939年(S14)/日活多摩川/白黒/84分 ※16mm (ラピュタ阿佐ヶ谷HPより)
■監督:田坂具隆/原作・脚色:伊藤章三/撮影:伊佐山三郎、気賀靖吾、相坂操一/美術:梶芳朗/音楽:中川栄三
■出演:小杉勇、吉田一子、片山明彦、花柳小菊
村民の献金で作られた戦闘機が、お披露目で故郷の上空を飛行する!大喜びの村長は、このニュースを村中に伝えて回るのだった。戦意高揚映画ながら、平和な田舎の善良な人々の姿を、田坂監督がヒューマンに描く。轟夕起子は、上品だがお転婆な一面もある村長の娘を好演。轟の生地の良さが存分に発揮された田園抒情編。

 さて、上記の解説には、おおむね二つの「誤り」があるように思う。
 まず村民の献金で作られた戦闘機というが、映画の中で轟が「あたしたち130万県民が献納した飛行機」という。確かに一小村民たちの献金で飛行機(映画の飛行機はとても戦闘機には見えない民間機仕様と思われるが)は、買えまい。
 ちなみに余談だが、蓮舫の祖母は、個人で帝国海軍に戦闘機二機を献納した富豪、蓮舫の父親も国会で疑惑を追及された政商、の祖母と父親を持つ蓮舫が、台湾に膨大な隠し財産、つまり脱税物件を持っている可能性は、蓋然性としてかなり、高いのでは(笑)。
 冒頭、轟夕起子と花柳小菊の親友二人が乗るバスのボディに土田温泉の字があり、これは岐阜県のことなのか。もっとも土田温泉でググってみれば、この地味な温泉名は、商業的に隠蔽されている模様。

 二つ目の「誤り」は、主観的なものだが、戦意高揚映画というレッテル張り。あるいは国策映画という、意図的なネーミングもある。
 映画は、常にその時代時代のエートスに寄り添った、きわめてジャーナリスティックな存在でもあった。
 時代のトレンドというビッグウェーヴに乗っかった方が、ヒット率は格段に向上する。

 その時代一番二番の人気アイドルを出演させ、その時代の一番な、あるいは二番な、潮流を具現化させ、またネクストバッターサークルにいる次世代人気者ないし事案をピックアップしてきて、その人気の顕現化に努めた。
 という観点から見ると、この映画紹介者の戦意高揚映画というレッテル張りは、無自覚とはいえ、極めて悪質である。
 この時代の一番の社会的トレンドは戦争であろう。
 各家庭でも、一番の話題は、その家族の男子の出征であろう。
 その時代一番の話題をテーマにして、映画をヒットさせるに何の不思議もない、なのにこの時代のみ、なぜヘンなレッテル張りを後付けでするのか。
 戦争を煽りに煽って部数を伸ばした朝日新聞を戦意高揚新聞といってるか。
 植木等らのサラリーマン喜劇を高度成長高揚映画といってるか。
 森田芳光映画、伊丹十三映画のいくつかをバブル高揚映画といってるか。

 ちなみに田坂具隆「爆音」で検索すると、

nanashima0122‏
先週『爆音』(1939/田坂具隆)を鑑賞。爆音というタイトルからは想像できない程、のどかな田舎が舞台。村長さんの息子が飛行兵で、村の上空を演習で飛ぶ
というので、村中の人が楽しみに空を見上げる一日。妹の轟夕起子が明るくてお茶目。それが今の目で見ると怖い映画に見えてくる…9:03 - 2012年8月20日(以上引用終わり)

 これなんかも今の時代のエートスに逆に毒されていますな。ただし映画ファンとしては、この件に関して、たぶんnanashima0122とは若干違う気分的違和感があるので、それについては後述する。

 映画は、常にその時代のエートスに寄り添った、きわめてジャーナリスティックな存在でもあった。ちょうどいまのTVが視聴率が取れるからという理由で、安倍首相に全く罪がないのに、連日連月モリカケ問題を煽っているように。
 なのに戦意高揚映画だけが、悪質なレッテルを張られ、このような多少下手な、しかし愛嬌ある田園コメディ映画にさえも、戦意高揚映画扱いされ、製作から約80年後の今日まで非難されている。凡庸な紋切り型のレッテル張りに、ぼくたちは、いつまで付き合わねばならないのか。
 これは戦意高揚映画というレッテルを張られているが、それは後付けの偏見であり、いつの時代にもあった、その時代特有のトレンディドラマなのだ。それ以上でもそれ以下でもない。
 その時代に所与された社会的トレンドに、素直に寄り添う、それはいつの時代にも、あることなのに。

e0178641_738456.jpg 映画の中身に戻ろう。
 冒頭のバス目線の縦方向への移動キャメラ、全編にわたっていささか執拗に繰り返される横移動、その性急さ、あまりにしつこい飛行機描写に、若い監督の映画的発情があからさまであり、チョイと老人には、きついっす(笑)。
 ひょっとして、トーキーの秒24コマ時代になっても、助監督時代の無声映画仕様を引きずって秒16コマとか、そういう感覚?
 あるいはのんびりとすべき田園コメディを撮らざるを得ない、若い意欲的な監督が、ぬるま湯停滞田園ドラマは絶対に撮らない、という意志か。
 とにかく轟夕起子は、田園地帯なのに、まるで都会のモダンガアルのようにテキパキテキパキ歩き、小杉勇は老人役にしてはアッと驚く自転車小川墜落アクション事案を平然とこなし、生ぬるい田園ドラマの規範を破っていく。

 一方中国でも台湾でもインドでもメキシコでも世界中の田園ドラマのお約束として、鳥や豚やアヒルたち家畜のクローズアップ、ないし擬人化の描写も豊かだ。豚がしゃべる最高のギャグもある。
 もっともしゃべるといえば、花柳小菊が独習している謎の言語がフランス語ということにされているが、ちっともフランス語に聞こえない(笑)。

 前に書いた、若干違う気分的違和感とは、クライマックスの延々たるアクロバット飛行だ。
 長すぎる。軍人があんなアクロバット飛行をするか。
 個人的には、村民挙げて期待した、上空通過は、まあ数分あったとしても、意外にあっさり機影は遠くに去り、皆少しがっかり、という描写が、望しかった。
 それをあんなにしつこく華麗なアクロバット飛行。
 小杉勇も、妻吉田一子も、娘たち、轟と、轟の兄(機内の中尉)の許嫁・花柳も、ハラハラドキドキ。
 映画を見ている方も、偽りの墜落の予感満載で。
 この描写は、戦意高揚とは真逆の効果があるのでは。その前の父親の小川墜落自転車の描写と合わせて、あるいは戦意失墜を意図しているのかも。うーん。

 なお轟の中学生の弟に、達者な名子役・片山明彦、のちに実父島耕二と轟が再婚したために、轟の実の義理の息子(といういい方もヘンだが)になるのは、また別の話。

e0178641_7375732.jpg昭和モダン好きというブログより(写真も)
 1939(昭和14)年発行の雑誌「映画之友」一月號の雑誌記事より「『爆音』信州ロケを見る」です。手前が小杉勇(1904-1983)さん、その後ろが田坂具隆(1902-1974)さんです。小杉勇さんは石巻商業学校卒業後、日本橋白木屋デパートに就職しますが、1923(大正12)年に日本俳優学校設立とともに入学し、1925(大正14)年に日活京都に入社しスターとなります。戦後は映画監督に転身しました。田坂具隆さんは広島県の生まれ、京都の旧制第三高校を経済的事情のため中退した後、新聞記者を経て1924(大正13)年、日活大将軍撮影所に助監督として入社しました。昭和13(1938)年には「五人の斥候兵」で、昭和14(1939)年には「土と兵隊」でヴェネツィア国際映画祭で連続受賞しました。終戦直前召集された広島で原爆に遭い、その経験が戦後の作品に影響を与えたと言われています。(以上引用終わり)

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# by mukashinoeiga | 2017-08-27 07:38 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(2)

いやあ面白いなあ【未公開版】報道特注 辻元清美議員の天皇侮辱生コン疑惑中核派保母さん左翼の実態暴露‼

裏でつながる反日左翼(笑)。
【未公開版】報道特注 辻元清美議員の天皇侮辱・生コン疑惑、中核派保母さん、左翼の実態暴露‼


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# by mukashinoeiga | 2017-08-25 02:04 | うわごと | Trackback | Comments(0)

村山新治「尼寺博徒」野川由美子伊吹吾郎加藤治子渡辺やよい安部徹渡辺文雄曽我廼家明蝶伴淳三郎

単なるやっつけ仕事の凡庸なプログラムピクチャア。こういうので追悼される加藤治子も、うれしいんだか何だか。
 ただし加藤治子じたいは出番は少ないものの、いつもの、抜群の安定感。
 京橋にて「特集・逝ける映画人を偲んで 2015-2016」。71年、東映東京。

e0178641_0473583.jpg31尼寺博徒(86分・35mm・カラー) (フィルムセンターHPより)
1971(東映東京)(出)加藤治子(慈照)(監)村山新治(脚)大和久守正(撮)中島芳男(美)江野慎一(音)津島利章(出)野川由美子、伊吹吾郎、橘ますみ、後藤ルミ、渡辺やよい、應蘭芳、安部徹、渡辺文雄、曽我廼家明蝶、伴淳三郎
『警視庁物語』シリーズ等で知られる村山新治による女性任侠もの。尼寺に入った元胴師(野川)が、寺を食いつぶそうとするやくざを前に立ち上がる。加藤治子は尼寺の庵主・慈照を演じ、成熟した女性のエロティシズムを垣間見せる。ニュープリントでの上映。(文字変色が追悼対象の方)

 野川由美子は、やくざな父・バンジュン(冒頭の迫力はなかなか)に壺振り師として英才教育を受けて、しかし賭場での修羅の果てに尼さんになる、という無理やりな展開。はじめに尼ありき、どうしてもヒロインは博徒であり、しかも尼さんになるんだ、という説得力ゼロの強引な展開。
 プログラムピクチャア企画の、起承転結強引三題噺(あれもこれもの幕の内弁当)の、行き当たりばったり転倒展開。
 企画を統括する岡田茂も大蔵貢もいないと、こうなるという典型。まあ時代も違うのだろうが、いまの岡田祐介東映社長に、岡田茂の半分の企画力があれば、いまの東映にもヒット作は増えていたかも。まあ詮無い話だ。
 尼寺といえば、定番のレズ描写だが、まったくおざなりだし。一応お決まりの定食ですから具材最低限用意しました、といったレヴェル。

e0178641_0523157.jpg 野川由美子も、その魅力を生かしきれない映画に出ることの不幸。
 この映画自体は東映だが、彼女つながり、あるいは加藤治子つながり(笑)でいえば、もしこの映画を、大映に里帰りのキムタケとともに、鈴木清順が撮っていれば、どれほど奇態な、絢爛豪華な映画になっていたことか、と夢想するが、やはりそれは夢想に過ぎないか(笑)。
 まあ、大映はその種の冒険はしないタチだが、落ち目の70年代大映とはいえ、大映美術=キムタケ=清順のコラボも、一度は、見てみたかった(笑)。
 追悼特集ゆえの、しょせん詮無い老いの繰り言で、ございます。

 男くさいのに、実はおねえと噂の伊吹吾郎と、凛々しい野川由美子のキスシーン。野川が伊吹の後頭部を抱き寄せる完全野川リード、これには、ちょっと笑っちゃいました。

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# by mukashinoeiga | 2017-08-25 00:48 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(2)