<   2015年 01月 ( 18 )   > この月の画像一覧

あまりに無謀な個性派映画館がオープン!(笑)

 この2月上旬に、横浜に、超ユニークな映画館が開館するらしい。
 そのいちいちのフォーマットが、あまりにユニークすぎて、ぶっ飛んでいる(笑)。
★映画とトラットリア 横浜にある小さな映画館 シネマノヴェチェント★
 閉店した映画バー、クリムゾンギャングの跡地を改装したものらしいが、客席数28席
 で、オープンプログラムは、イアン・シャープ「ファイナル・オプション」なる、1980年代の日本未公開イギリス映画。チラシは、いかにも70・80年代B級アクション風にデザインされていて、それはそれで楽しい。リチャード・ウィドマークも出るなんざ、うれしいね。
 しかし同館は、このB級アクションを、なんと一年間も「期間限定」で35ミリ上映するという。
 一日一回の上映で、後は東映Vシネなどをデジタル上映するというが、大丈夫か(笑)。一年持つのか(笑)。
 ナンセ30年前の、無名のB級アクションだぜ。無謀すぎるだろ。
◎追記◎これは当方の誤解らしく、東映Vシネ作品もフィルムで上映するようだ。

★シネマ ノヴェチェント開店まであと10日!★
昨日は「SAS(特殊部隊)人質奪還指令/ファイナル・オプション」の字幕同期上映テストを行いました。
途中で設定の不具合箇所があり、全編通しての字幕付き上映は次回に持ち越しとなりましたが、結果は上々でした。
明日からはオープニングの「東映ビデオ傑作選」で上映する作品を順次フィルムつなぎしながら試写をしていきます。
シネフィルながらまだまだ若いフロアマネージャーとアルバイト嬢は、今回ウチで上映する映画など見たことも聞いたこともないでしょうが、ウチで上映する映画は基本的に必ず見てもらう方針です。
もちろんすべてがすべて面白く感じられることはないでしょうが、面白くなかったのであればなぜ面白くなかったのか自己検証することで自身の映画鑑賞眼を研磨するとともに、たとえわずかでも面白い部分をみつけることで、興味のすそ野を広げることが出来るからです。
ましてや、今回のように、上映作品の監督さんがほぼ全作お越しくださる機会などまず、ないわけですから、思ったことや理解できなかった点など作者にダイレクトに聴ける千載一遇の好機に、常に恵まれていることを認識してほしいと思っています。
しかしながら、スタッフには本当に恵まれました。
当座は私と、メイン映写技師のK嬢を含めたこの4人で頑張っていこうと思います。(引用終わり)

 うーん、無謀というより、お花畑(笑)。
 饅頭屋さんの店員全員が饅頭好きでは、ないと思いますよ。饅頭好きじゃないけど、接客のプロ、運営のプロ、というのも、ありだと思いますよ(笑)。「基本的に必ず見てもらう方針」「たとえわずかでも面白い部分をみつけることで」「自己検証」とか、そんな無理しなくても(笑)。まるで、なんかの新興宗教か新左翼みたい(笑)。
 そもそも東映Vシネを、見たことも聞いたこともない人を、日本ではシネフィルなんて言いませんぜ(笑)。

★シネマ ノヴェチェント開店まであと77日!★
ザ・グリソムギャングを経営していた11年間で多くの配給会社さんとお付き合いさせていただきましたが、中には条件面で折り合いがつかず、お取引出来なかった配給会社さんも何社かありました。
シネマノヴェチェントとして再出発の暁には、そういった会社さんともパイプを作りたいと思っていたのですが、早々とミソがついてしまいました。
過去、お付き合い出来なかった配給会社さんのほとんどはあくまで条件面での折り合いがつかなかっただけで、その摺り寄せさえ出来れば取引出来たはずなのですが、業界11年程度の若輩ものの薄っぺらな経験値ではおよそ推し量れないこともあるのだと某ブラザーズさんが思い知らせてくださいました。
で、今回、あらためてオファーの連絡をいれてみたのですが、プリントの有無以前に、新規開館するのにあいさつ回りもしないのは何事かとまずは一喝。
11年間業界の末席を汚しておりましたが、そんな慣習があるとはつゆ知らず多くの配給会社さんとお付き合いしておりました。
菓子折りの一つも持って頭を下げてくるのが筋だろうと言うことらしいのですが、小売業の経験が長かった当方からすると劇場が小売店とすれば、配給会社は問屋であり、問屋にとって小売店はどんなに小さかろうがお客であるはずです。
小売店が問屋に菓子折りを持って挨拶に行く話など聞いたことがないので(というか、普通はこの逆です)、齢50を過ぎていながらお恥ずかしいお話ですが、本当に驚いてしまいました。
他に興行組合に入っているのかとか、取引相手は徹底的に調査するので時間がかかるのとか、キャパ28席の小屋がウチと何十万、何百万の取引が出来るはずがないとか、こちらがなにか悪いことでもしているかのように捲し立てた挙句、そちらとの取引はご遠慮申し上げると一方的に電話を切られてしまいました。
私は11年間、配給会社さんの請求書を踏み倒したことは一度たりともありませんし、興行組合にも加入しているし、調査したければしていただいて結構ですし、支払いは前金でかまいませんとも答えたにも関わらず、です。
お客なんぞいくらでもいるさと余裕をかませられる、アベノミクスの恩恵に預かっている会社などそうそうありゃしないと思っていましたが、どうやら間違いでした。
邦高洋低の興行界にあってもこういう対応が平然と出来る某ブラザーズは明らかに勝ち組の大会社です。
こういうボヤキを書くのもどうかと思ったのですが、某ブラザーズ配給作品をウチで上映することは永久にないでしょうから、そのご報告も兼ねてということで。(抜粋引用終わり)

 うーん、映画界の常識を知らないにもほどがある(笑)。小売にたとえているので、小売業界のたとえで話をしましょう。特にアメリカンメイジャー(日本支社)に顕著ですが、映画業界が没落?したいまでも、典型的大名商売。
 小売でたとえれば、メジャーなデパート、スーパーにしか、品物をおろさない。全国展開していなくても、その地方で有力なデパート、スーパーになら、考えないでもない。街場の、パパママショップ(というのも死語ですが)には、ゼッタイに品物を、出さない、そういうブランド品専門卸が、アメリカンメイジャー(日本支社)なんだと思います。
 28席の小屋なんて、論の外。都内の名画座も、洋画メジャーは新文芸坐くらいでしょう、あとメジャーと取引が出来るのは。あるいはバックに小学館がついている神保町くらい。でもあんまり無理はしない。できない。
 映画に関する弁護士業務を扱っていると伝え聞く弁護士がオーナーの、シネマヴェーラですら、アメリカンメイジャーとは、じか取引は、ないはず。
 アメリカンメイジャー(日本支社)と、その本社とのあいだには、おそらく、膨大な契約書の束が、存在する。なんせアメリカは弁護士と契約書がゼッタイですからね。
 ところが、日本の、特に芸能の世界では、口約束が絶対的。契約書なんて「他人行儀」は、なじまない。「兄弟、俺はいったん口にしたことは死んでも守るぜ」の「兄弟仁義」の、ヤクザな興行世界。
 契約書がゼッタイのアメリカ弁護士システムと、口約束の日本興行界。これをアウフヘーベン(笑)するには、「わかった、日本人よ、日本の興行慣習は、変えられないだろう。それは認めよう。しかし、どんな些細な契約不履行であっても、その不履行が発生したら、すべてお前が、かぶるんだぞ」っと。どんな些細な契約不履行であっても、日本支社が、その攻めを負う。
 こりゃー、コストパフォーマンスから言っても、28席のパパママショップには、売らんでしょうな。手間ばかりかかって、弁護士からいろいろ質問攻めにされて、儲けがないんだもの。 

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by mukashinoeiga | 2015-01-28 22:10 | 業務連絡 | Trackback | Comments(0)

松田定次「鳳城の花嫁」沢島忠「ひばり捕物帖 かんざし小判」

 京橋にて。「日本映画史横断⑤ 東映時代劇の世界」特集。57年、東映京都。松田作品は、助監督沢島忠。
 京橋にて。「日本映画史横断⑤ 東映時代劇の世界」特集。58年、東映京都。沢島作品は、助監督工藤栄一。

鳳城の花嫁(85分・35mm・カラー) <フィルムセンターHPより>
大友柳太朗演じる若さまの花嫁探しを明朗なタッチで描いた、日本初のシネマスコープ(東映スコープ)作品。世間知らずでとぼけた言動をする若さまの役柄が大友の持ち味とよく合い、たくまざるユーモアを生んでいる。松田定次の弟子である監督・松村昌治が、中山文夫名義で脚本を担当。
1957(東映京都)(監)松田定次(脚)中山文夫(撮)川崎新太郎(美)鈴木孝俊(音)深井史郎(出)大友柳太朗、長谷川裕見子、中原ひとみ、志村喬、薄田研二、田崎潤、進藤英太郎、片岡栄二郎、杉狂児、三島雅夫、神田隆、明石潮、加賀邦男、原健策

ひばり捕物帖 かんざし小判 (85分・35mm・カラー) <フィルムセンターHPより>
ひばり扮する姫様が、大名暮らしに飽きて市井の十手取り扱いとなり、財宝をめぐる難事件を小気味良く解決していく痛快娯楽作。時代劇に新風を吹き込んだ沢島監督の第3作。劇中歌は「かんざし小判」、「初恋柳」。
1958(東映京都)(監)沢島忠(原)瀬戸口寅雄(脚)中田竜雄(撮)松井鴻(美)吉村晟(音)髙橋半(出)美空ひばり、東千代之介、里見浩太郎、堺駿二、薄田研二、尾上鯉之助、阿部九州男、沢村宗之助、杉狂児、松風利栄子、円山栄子、若水美子

 
 鳳城の大友柳太朗(相変わらず友に点)は、二十八万石の大名の跡取り息子ながら、自分で嫁を探すため、江戸の市井に、浪人として沈潜す。
 ひばり捕物帖のひばりは、老中・尾上鯉之助の妹姫。姫なのに、なぜか市中の十手預かり・お七に、身をやつす? 東映時代劇お得意の貴種流離譚。
 しがない庶民なんだけど、実は貴なる出自なんだよ、という、いかにも、庶民的な単純なる<スペシャルな存在>願望を、直撃・刺激する。

 
 鳳城の大友柳太朗は、豪快な笑いが好漢な、朴訥快人物を、例によって好演す。この快。
 ひばり捕物帖の東千代之介は、高田安兵衛張りの酔いどれ・喧嘩仲裁人稼業の素浪人を、凡演す。この不快。とにかく、やたらの大声で怒鳴りまわすも不快な、不自然きわまる好漢演技。
 まあ、典型的謹厳実直、面白みも味もないA型人間が、破天荒なB型天然タイプを、ごくごく律儀に演じることの不自然。前にも書いたが、往時の人気が、どこに起因していたのか不思議な、千代之介なのである。

 ひばり捕物帖の薄田研二は、例によっての、特異なマスクを生かした悪役に徹す悪家老。ひばり主演の、歌って踊ってのアチャラカ軽時代劇にあっても、一切動じることなく、不動の冷酷悪役を貫く。ひばりヴァラエティーと、薄田研二悪役演技、水と油のこの二態が、違和感なく融合する。
 ひばりと薄田の、二律背反が、絶妙に交じり合う。絶対的存在感と絶対的存在感が、交わりあうことなく、戯れに、同居する。両雄が相並び立っている。うーん。
 鳳城の薄田研二は、珍しく善玉・大友の爺・家老役。大げさな三角眉、ひたいの真ん中には、枝豆サイズいぼ、というコント仕様ながら、そしてわずかにひょうきん演技を加えつつ、しかしいつものむっつり演技で、若殿大事の忠義者を演ず。すこしは、ずっこけ演技も求められたであろうが、いつもの重厚演技で押し通す。はらはらしながら見ておりましたが(笑)実際は超絶の安定演技。恐れ入りました。悪家老でも、忠義一徹のマジメ家老でも、どちらもグッド。

 ひばり捕物帖のひばりは、やはりやはりひばり、歌って良し、踊って良し、男装も良し、「女装」も良しの、エンターティナーぶり。若衆姿におひい様スタイルに、イナセな十手持ちに、これまたイナセな芸者姿に、どれもよし。
 鳳城の大友柳太朗は、眉目秀麗な若殿も、むさくるしい浪人姿も、どちらも似合い、やはり東映時代劇、貴種流離譚が似合ってナンボのスタアの快。
 鳳城のファニーフェイス中原ひとみも、絶品の愛らしさ。
 ひばり捕物帖の、今回は白柄組ならぬ赤柄組なる、不良旗本暴走グループに、進藤英太郎、神田隆、って、若い不良はいないのか東映は(笑)。

東映城のチャンバラスターよ永遠に

2014/09/04 に公開
片岡千恵蔵・大川橋蔵・大友柳太郎・進藤英太郎

昭和を駆け抜けた101人① 映画界・歌謡界

2014/09/04 に公開
美空ひばり・石原裕次郎・高峰三枝子・鶴田浩二・江利チエミ・水原弘・坂本九・越路吹雪

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by mukashinoeiga | 2015-01-28 01:40 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

小沢茂弘「赤い影法師」

 京橋にて。「日本映画史横断⑤ 東映時代劇の世界」特集。61年、東映京都。あと1回上映。
 深夜、家康の寝所を庭から警護する服部半蔵(近衛十四郎)が、忍び込んだ忍者を撃退、あとを追う。忍者と格闘、胸をむんずとつかむと、やわらかい。
「貴様、女かっ」
 そのまま、押し倒して、のしかかる。
 お子様ファンも多い、東映時代劇としては、異色の展開だ。
 この一回の交合で出来た子が、松方弘樹・・・・ではなくて、もちろん大川橋蔵。
 母忍者・木暮実千代の指導よろしく、立派な若忍者に成長して、実父・服部半蔵に、相対していく忍者合戦だ。
 しかし女忍者・木暮実千代弱すぎ(笑)。斯界有名?忍者服部半蔵に、のしかかられては、駆け出しの女忍者としては、腰から砕けたか(笑)忍者なのにほぼ無抵抗。

e0178641_741956.jpg赤い影法師 (90分・35mm・カラー) <フィルムセンターHPより>
講談で知られる「寛永御前試合」を軸に、忍術と武術が激突するアクション満載の忍者映画。将軍家光の命を狙う忍者若影(大川橋蔵)と、実の父服部半蔵(近衛)が、石田三成の軍資金の隠し場所を記した剣をめぐり攻防を繰り広げる。柴田錬三郎の原作らしく、エロティクな描写も盛りこまれている。
1961(東映京都)(監)小沢茂弘(原)柴田錬三郎(脚)比佐芳武(撮)吉田貞次(美)井川徳道(音)鈴木静一(出)大川橋蔵、木暮実千代、近衛十四郎、平幹二朗、大川恵子、花柳小菊、黒川弥太郎、品川隆二、里見浩太郎、東野英治郎、沢村訥升、山城新伍、大河内伝次郎、大友柳太朗

 かの有名な「寛永御前試合」のサイド・ストーリー、服部半蔵に近衛十四郎、やんちゃ旗本白柄組の暴れん坊・水野十郎左衛門に平幹二朗、なぎなたの使い手遠藤由利に大川恵子(こちらも橋蔵にメロメロで女アスリートの誇りもどこへやら)、春日局に花柳小菊 (この特集、お局様といえば、必ず花柳小菊の感あり(笑)。好きだから、文句はないぞ)、柳生宗矩に大河内傳次郎、徳川家光に沢村訥升、柳生十兵衛に大友柳太朗、柳生新太郎に里見浩太朗、鴨甚三郎に東野英治郎(ギャラの割に出番が少ないせいか、冒頭ナレーションも担当)、菅沼新八郎に山城新伍、いずれも名に覚えのある時代劇オールスタアを、これまた東映時代劇オールスタアが演じる快感!
 これらオールスタアに対抗する母子忍者・橋蔵、木暮実千代。
 美形ゆえ、忍者なのに、ほとんど顔を隠さない橋蔵(笑)。でも、橋蔵なら、許す(笑)。
 大川恵子も、襲い掛かる忍者に抵抗するも、その忍者が顔布を取って、橋蔵の顔が現れると、とたんにメロメロ、ってわかりやすさ(笑)。
母忍者・木暮実千代は、実は石田三成の娘、姫から下忍への転身、しかも敵方徳川の側の服部半蔵に、からだを開く。ぷにぷにの二の腕に、石田三成の隠し埋蔵金の謎絵図を彫り物にされていて、例によっていい加減な、ほとんど意味のない解釈で謎解かれる刺青図なのだが、彫られている場所が場所なので、木暮の腋毛も見える。
 現代の女優さんは、時代劇、さらに言えば昭和30年代以前の役を演じるのに、脇がつるっつるの脇の甘さは何とか、してもらいたいものだが。

 柴田錬三郎原作ゆえのエロティシズムを、東映健全時代劇としては、(現在の視点から見て)ほんの少々程度の「隠し味」に使うも、いささか中途半端。そのほとんどを忍者合戦に使い、健全は維持する。
 だが、合戦の合間の、父子対面、かつて押し倒した者、押し倒された者の対面が続き、服部半蔵(近衛)ビミョー。柳生十兵衛・大友柳太朗に、あのいかにも誠実な声で、「半蔵どの、心中お察し申す」 と同情されるや、場内失笑(笑)。
 そういうビミョー感を含みつつ、橋蔵やっぱりヒーロー役者。
 (現在の視点からいわせてもらえば)この若き橋蔵に、お耽美モノの一本も、あってほしかった(笑)。個人的に相手役の一人(笑)には、大友柳太朗を所望(笑)。大友柳太朗、友の字に点とは、いつもながらのことながら、謎だが(笑)。

東映城のチャンバラスターよ永遠に

2014/09/04 に公開
片岡千恵蔵・大川橋蔵・大友柳太郎・進藤英太郎

どっきりカメラ安岡力也若山富三郎山城新伍ヤクザ
.
2014/09/03 に公開
どっきりの名作。亡くなられた方が多数出演。

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by mukashinoeiga | 2015-01-25 13:47 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(2)

本当なのか(笑)イスラム国「日本人」拉致事件

★上野 貴寿 - ISISでの人質となった湯川榛名と後藤健二ですが、マスコミが報道していない違和感を感じていましたが、★
ISISでの人質となった湯川榛名と後藤健二ですが、マスコミが報道していない違和感を感じていましたが、後藤健二の母親の石堂順子の登場でマスコミが隠したかったことの全貌が理解できました。
元々の情報では湯川榛名を救おうと後藤健二が救出作戦を行ったが騙されて拘束という話がニュースに流れた話ですが、当人のブログ記事より、最初に湯川榛名がイスラム国に潜入した時から後藤健二が手引きしていて、湯川榛名のイスラム国潜入のそもそもの黒幕が後藤健二だったので救おうと動いていたことが分かっています。
その後藤健二氏は西早稲田の在日左翼ビル所属の韓国系プロテスタント教会に所属するプロテスタントです。同じビルには九条の会も核マル派もレイシストしばき隊のオフィスもある有名な在日左翼ビルです。
その母親の名前は後藤ではなく石堂です。その母親の記者会見で様々な不都合ワードが飛び出して、さすがのマスコミも父親の職業を漏らした途端に慌ててCMで話を切ってしまいました。
父親は韓国軍のトップだったという発言はさすがに慌ててマスコミはCMを挟みました。その妻と息子の苗字はなぜか違います。朴なのか金なのかわかりませんが、父親は韓国籍男性であり苗字は韓国の苗字のはずです。ところが妻は石堂で息子は後藤です。そう、通名です。
通名が使えるという事は日本国籍を取得していないからです。そして母親は関係のない反原発と地球平和を訴えました。つまりプロ市民なのです。
母親は在日朝鮮人プロ市民、そして父親は元韓国軍エリート、これが湯川榛名を巻き込んでイスラム国で活動していた後藤健二の正体です。母親の登場で疑惑に過ぎなかった事が事実である事が解りました。
邦人救出とマスコミは騒いでいますが、邦人とは「日本国民の国籍を有する者」です。その意味では後藤健二氏は日本国籍を有していません。
イスラム国には後藤健二は韓国籍であり、身代金は民団か韓国に求めるように教えてあげて欲しいものです。日本人でない者が人生の破堤した自殺志願者の湯川榛名を誘ってイスラム国潜入をして、手下の湯川榛名が捕まったので単独救出に動いて自分自身も拘束されたというのがこの事件の真相です。
日本に住んでいるのであれば日本人や日本政府に迷惑をかけない生活をして欲しいものです。後藤健二は日本人ではありません。その事をマスコミは正しく報道すべきです。
自己責任以前に日本人でないものが日本人を装って日本人や日本政府に迷惑をかけている事件なのです。左翼が人道支援の凍結や身代金を払っても救えと発言しているのはお仲間だからです。ISASで捕まっているのは在日左翼活動家なのです。
そして母親の発言ですが、日本人であれば息子が迷惑をおかけして申し訳ございませんと謝罪しますが、逆に健二は優しいはいい子なので救ってほしいと反省を述べませんでした。日本人ではない文化圏の思想を持つ意見です。
本当に左翼は迷惑な存在です。(引用終わり 原文ママ)

 うーん、本当だとすれば、人間って不思議だなあ。
 この母親、今回始めて、嫁と「初めて電話で交信」して、二週間前に、自分の孫が産まれたことを知っていたという。息子にも嫁にも生後二週間目まで、孫が生まれたことを知らされなかった、この「事件」がなければ、まだまだ知ることがなかった、ということだろう。人間って不思議だなあ。
 しかも「電話で交信」って。息子の嫁に、こんな言葉、使うかね、普通。
 また、息子の危機を訴える記者会見で、反原発をことさらに訴えるという不思議ちゃん母(笑)。
 うーん、意外とこの事件は、奥が深い(笑)。
 民主党議員徳永エリや、生活の党(笑)山本太郎や、左翼文化人どもが、この人質事件を早速安倍罵倒に利用し始めた。さすが民主党や生活の党はテロリストのお仲間か。左翼・イスラム国連合VS日本の、様相を呈してきましたね(笑)。
★lib855136.jpg★
 息子の危機に関する会見で、満面の笑顔の母(笑)

◎箸休め◎タモリ倶楽部 「たまには他の酒でも割りたい ホッピーの浮気相手を探そう!!」

 
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by mukashinoeiga | 2015-01-23 22:56 | うわごと | Trackback | Comments(0)

初めて聞く女優ゴシップが満載

 濃い掲示板だなあ。
★聞きしに勝る美貌。~60年代 1960年代画像掲示板 明和水産★

★1960年代 画像掲示板 明和水産★

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by mukashinoeiga | 2015-01-22 22:54 | 業務連絡 | Trackback | Comments(0)

沢島忠「江戸っ子判官とふり袖小僧」

 京橋にて。「日本映画史横断⑤ 東映時代劇の世界」特集。59年、東映京都。あと1回上映。
 わざわざ小雨のなか出かけていったのに、既見作(笑)。
 しかも、この話、何度か見ているぞ、と原作・小國英雄で探知してみると・・・・。

江戸っ子判官とふり袖小僧(86分・35mm・カラー)
「いれずみ判官」の第15作で千恵蔵とひばりが顔合わせ。遠山金四郎とふり袖小僧が知恵くらべ腕くらべの道中を繰り広げる。沢島忠監督が「わたしのもってるテクニックを全部使いました」と語り、シリーズ最高傑作の呼び声も高い1本。
1959(東映京都)(監)沢島忠(原)小國英雄(脚)鷹沢和善(撮)伊藤武夫(美)吉村晟(音)高橋半(出)片岡千惠藏、喜多川千鶴、雪代敬子、一條由美、花園ひろみ、月形龍之介、加賀邦男、徳大寺伸、片岡栄二郎、沢村宗之助、美空ひばり

 まず、マキノ正博「弥次喜多道中記」 (1938日活)、遠山の金さん・片岡千恵蔵と、ねずみ小僧・杉狂児が、弥次さん喜多さん(おなじみディック・ミネら)ネーム入りの笠を被って、偽装しての珍道中。
 次に、マキノ雅弘・萩原遼「女賊と判官」(1951東映)が、(遠山ではないが)町奉行の息子の金さん・片岡千恵蔵と、怪盗紅燕・宮城千賀子が、駈け落ち者の勝平とお初(高田浩吉と暁テル子)の笠を被って、偽装しての珍道中。
 最初の、千恵蔵がひょっとこの仮面で踊る料亭に、義賊が逃げ込む>人のネーム入り笠を手に入れ偽装旅>千恵蔵が天狗の面で立ち回り>お江戸日本橋で約束した日時に再会し、逮捕
 と、まんま、プロットは、おんなじ、使いまわし。
 今回は、遠山の金さん・片岡千恵蔵と、義賊振袖小僧・美空ひばりが、お夏清十郎ならぬ、新婚旅行中のお夏清太郎(島ひろし・ミス・ワカサ、当時の上方漫才か)ネーム入りの笠を被って、偽装しての珍道中。
 モチロン、通俗劇として、たいへんよく出来たプロットゆえ、どの映画も、抜群の安定感。
 さすが、軽時代劇・マキノの衣鉢を継ぐ沢島忠の、伝統継続の証で。マキノののんしゃらんに対して、沢島のモダンか。
 これが三度目の千恵蔵は手馴れたものだが、本作ともなるとかなりのお年だから、初期の軽快さは、いささか減じておろう。
 対する相手役は、杉狂児、宮城千賀子よりは、断然ひばりちゃんのほうが華があって、楽しい。
 おなじみの男装も良し、粋なお姉さんの「女装」も良し、本当に、目にも耳にも楽しい。いうまでもなく、究極のエンターティナーだ。
 たいへん惜しむらくは、マキノとひばりのコラボは、もっともっともっともっと見たかったなあ。
 時代は下って、健さんをあいだに挟んで、年増・ひばりと、純情娘・藤純子の三角関係メロなんて、ゼッタイいいに決まっている(笑)。
 あるいは、月形黄門をあいだに挟んで(?)女助さん角さんに、ひばり・桜町とか(笑)。
 ああ、ぼくのゴヒイキ桜町も、マキノとは、少ないか、ないか、かあ。ああ、マキノと桜町も、よさそう(笑)。
 マキノ雅弘、監督本数少なすぎだろ(笑)。
◎追記◎ひばりの子分役に花房錦一(香山武彦)。なかなか達者な快演。もっと活躍してもよかったが、ひばりの弟、という名前に押しつぶされたか。
 ところで今回、ひばり亡き後93年に歌手デヴューという、妹・佐藤勢津子という存在をはじめて知って、びっくり。確かに声はクリソツだが、歌にまったくパンチなし。歴史の闇に即消えたのも無理はないが。
Sato Setsuko 佐藤勢津子 - 風街月 - Cover by Tomby.mpg


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by mukashinoeiga | 2015-01-22 01:59 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(2)

千葉泰樹「慶安秘帖」萩原遼「その前夜」

 京橋にて。「映画監督 千葉泰樹Yasuki Chiba Retrospective」特集。52年、東宝。
 阿佐ヶ谷にて。「日本映画の至宝 加東大介 The Great Actor」特集。39年、東宝。
 この二作は共通点がある。
 由井正雪事変や、池田屋騒動を、その周辺の人物の目線で描く。サイドストーリーものといっていいのか、スピンオフものといっていいのか。
 この手法は、作者の遊び心を誘うのか。現在放送中のNHK大河「花燃ゆ」も、<偉人の妹>が主役。もっとも若くしてなくなった吉田松陰では、一年持たないという、なおかつ説教くさくなる、という、非・遊び心ゆえかな(笑)。
 この種の映画の最高傑作は、この二月にラピュタ阿佐ヶ谷で上映される石田民三「花ちりぬ」だろうか。必見。
 京都幕末の尊皇攘夷の志士たちの、活躍を、御茶屋の舞妓たちの目線で、描ききった。志士ら、男たちは、すべて画面オフからの声のみ、姿を見せない。
 だから登場するのは、すべて女性、少女のみで、幕末の騒動を描ききった。
 究極の女性目線の映画だろう。さすが、戦前ただひとりの、ガールズ・ムーヴィー巨匠というべき石田民三ならでは。 
 主役抜きで、時代の脇役たちだけで構成した、この空前絶後の実験性もすばらしいが、さらにすばらしいのは、映画そのものの、コク。カメラのパンニングの素晴らしさに、ただただため息。
 繰り返すが、必見である。
 この傑作に、次の二作が劣るのは、致し方ない。

慶安秘帖 (106分・35mm・白黒) <フィルムセンターHPより>
歌舞伎の「慶安太平記」で知られる、由井正雪や丸橋忠弥らによる幕府転覆未遂事件を背景に、武士としての生き方に迷う青年・假谷三郎(大谷)と彼を愛する娘・小藤(島崎)の葛藤を描く。武士道否定をテーマにした戦後の「新解釈時代劇」の流れを汲む作品の1つで、千葉にとっては戦前の『幡随院長兵衛』(1940)以来の時代劇。
1952(東宝)(監)千葉泰樹(脚)棚田吾郎、吉田二三夫(撮)山田一夫(美)北辰雄(音)飯田信夫(出)大谷友右衞門、島崎雪子、市川段四郎、村田知英子、山村聰、淸川荘司、藤原釜足、小川虎之助、菅井一郎、淸水將夫、鳥羽陽之助、上田吉二郎

 とはいえ、島崎雪子のすばらしさは、どうだ。現代劇でも良し、時代劇でも・・・・若干アイドル的な甘さはあるが、それもよいので。大谷友右衞門というのは、いつ見てもコクがない主演俳優だが、それを補って余りある。
 ただし、千葉ちゃんは悲恋モノは、やはりイマイチ。

「木屋町三條」より その前夜 <ラピュタ阿佐ヶ谷HPより>
1939年(S14)/東宝映画/白黒/86分 ○東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
■監督:萩原遼/原案:山中貞雄/脚本:梶原金八/撮影:河崎喜久三/美術:河東安英/音楽:太田忠
■出演:河原崎長十郎、山田五十鈴、中村翫右衛門、高峰秀子、瀬川菊之丞、千葉早智子、清川玉枝、助高屋助蔵
幕末の京都で起こった新選組の池田屋襲撃事件を、斜向いの旅館・大原屋の人々の視点で描いていく。原案は山中貞雄。脚本には鳴滝組の共同ペンネーム「梶原金八」とクレジットされ、山中の追悼映画として公開された。

 こちらの主役の画伯・河原崎長十郎も、映画的には、面白くない。同じくアイドル女優だった千葉早智子も、島崎と違い、時代劇では勝手が違ったのか、輝かない。高峰秀子は、時代劇でもアイドル性を保っている。
 特集由来の加東大介は、新撰組の、下っ端では偉いほうの役だが、さすが目立っている。
 萩原遼演出は、しまりなく、山中貞雄の比ではない。
 サイドストーリーの、スタイリッシュ性にもかけている。幕末の志士たちに、そこはかとなく左翼臭を漂わせているのが、イタい。

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by mukashinoeiga | 2015-01-20 10:35 | 千葉泰樹 ヤスキ節の愉しさ | Trackback | Comments(0)

千葉泰樹「へそくり社長」「香港の星」「河内フーテン族」他

 京橋にて。「映画監督 千葉泰樹Yasuki Chiba Retrospective」特集。
 今回の千葉ちゃん特集で見たもの、もう時間がたっているし、特に書くべきこともないものを、まとめて処分(笑)。

団地 七つの大罪 (88分・35mm・カラー) <フィルムセンターHPより>
公開当時、サラリーマンの憧れであった団地生活。そこで繰り広げられる七組の夫婦の艶笑ばなしをオムニバス風に綴った作品である。竹中労の「団地七つの大罪」と塩田丸男の「2DK夫人」をベースに長瀬喜伴が脚色。エピソードを分けて、千葉と筧正典が監督にあたっている。
1964(宝塚映画)(監)千葉泰樹、筧正典(原)竹中労、塩田丸男(脚)長瀨喜伴(撮)西垣六郎、梁井潤(美)加藤雅俊(音)松井八郎(出)小林桂樹、高島忠夫、加東大介、三橋達也、司葉子、団令子、浜美枝、草笛光子、益田喜頓、藤木悠、児玉清、北あけみ、八千草薫、船戸順、桜井浩子

 オムニバスものとしては、かなり面白いし、当時としては、エロいシーンも、この手の明るく楽しい東宝映画」としては、満載。益田喜頓が浜美枝と愛欲生活、というのも無茶だが、喜頓の本妻で、新興宗教にのめりこむ千石規子というのがグッド。彼女以外考えられぬキャスティングだ。
ただし、とんがった、エロいシーンは、若い共同監督・筧正典の担当か。

河内フーテン族 (85分・35mm・カラー) <フィルムセンターHPより>
「悪名」など河内を舞台にした小説で知られる今東光の原作を映画化。20年ぶりに大陸から河内に帰ったやくざ者の風吉(堺)が、たった一人の妹・トヨ(酒井)をはじめとする、周囲の人々のために奮闘する姿を描いた喜劇。1951年創立の宝塚映画は、(1983年の『お吟さま』〔熊井啓監督〕での製作復活を除き)本作をもって劇場用映画製作から撤退した。
1968(東宝=宝塚映画)(監)千葉泰樹(原)今東光(脚)椎名龍治、新井一(撮)西垣六郎(美)近藤司(音)伊福部昭(出)フランキー堺、酒井和歌子、ハナ肇、東郷晴子、曽我廼家明蝶、田中春男、野川由美子、船戸順、石倉英彦、鳳啓助、京唄子

 一番最後の落ちが、フランキーがドラムをたたくって(笑)。こんな、ありきたりギャグは、最初のうちに、済ませとかなきゃ(笑)。はしかとおんなじで(笑)。
 フランキーと東宝と千葉ちゃんのモダン派が、今東光の土着河内モノを手がける違和感。

へそくり社長 (82分・35mm・白黒) <フィルムセンターHPより>
長寿を誇った東宝「社長」シリーズの第1作。浮気好き社長の森繁、ハリキリ秘書の小林桂樹らと並んでこのシリーズに欠かせないのが“宴会部長”三木のり平。森繁とのドジョウすくいは定番となり、「パーッといきましょう」のセリフは一世を風靡した。本作から、千葉は東宝の専属となる。
1956(東宝)(監)千葉泰樹(脚)笠原良三(撮)中井朝一(美)河東安英(音)松井八郎(出)森繁久彌、小林桂樹、上原謙、三木のり平、八千草薫、司葉子、越路吹雪、藤間紫、太刀川洋一、三好榮子、沢村貞子、古川綠波

 このなかでは一番安定感があり、楽しめる、出てくる役者がみんな、よい。特に、例の鼻にかかった声で、男どもをロウラクする絶品の藤間紫。男を転がすなんて朝飯前の見事さ。
 ただし初期だけあって、森繁だけが、後年の闊達さが未完成。

香港の星 STAR of HONG KONG (109分・35mm・カラー) <フィルムセンターHPより>
「香港三部作」の第2作。商社マンの日本人男性(宝田)と日本に留学している中国人医学生(尤敏)との香港、日本、シンガポール、マレーシアをまたいで展開するすれ違いの恋愛の行方を描く。脚本家が替わり、シリアスな背景を持った前作に対し、東宝らしい華やかで現代的なカラーの映画になった。
1962(東宝=キャセイ・オーガニゼーション)(監)千葉泰樹(脚)笠原良三(撮)西垣六郎(美)阿久根巌、費伯夷(音)松井八郎(出)宝田明、尤敏、団令子、草笛光子、王引、林冲、小泉博、藤木悠、田崎潤、加東大介、山村聰、久慈あさみ、沢村貞子

 これはこれで絶品のメロドラマ。特に、フラレ役というか、正確にはフリ役の、団令子の、宝田を振るシーンがよくて、アンパン顔であんまりシリアスな役を振られなかった彼女の可能性が垣間見れる。

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by mukashinoeiga | 2015-01-20 09:22 | 千葉泰樹 ヤスキ節の愉しさ | Trackback | Comments(0)

千葉泰樹「水戸黄門漫遊記」「弥次喜多道中記」

 京橋にて。「映画監督 千葉泰樹Yasuki Chiba Retrospective」特集。
 今回の千葉ちゃん特集で見たもの、もう時間がたっているし、特に書くべきこともないものを、まとめて処分(笑)。
 この手の、ちょいちょいいろんなスタア、タレントが出ている、華やかな時代劇ショー、軽時代劇とも言うべきヴァラエティーは、ちょいと中庸な千葉ちゃんには、ムリ。
 とはいえ、場内からはかなりの笑い声が起こっていたことは、公平に記したい。
 しかし、ぼくには、たとえば、柳家金語楼や三木のり平が女装して出てきたって、面白くも、なんともない。
 女装して、さらに、どんなアチャラカを、やるのか。そこがモンダイなのであり、そこで、いかにエッジの利いたギャグを展開できるか、しかし、千葉ちゃんとしては、大勢出入りの交通整理に終始する。
 終映後、あるお客さんの一言が、これらの諸作を的確に表現していた。
「面白いけど、長いな」
 そう、何の工夫もなく、当時の人気俳優の顔見世が続き、ぼくは、この三作品すべてで、途中幾度も眠った(笑)。
 軽時代劇の四天王、マキノ雅弘、山中貞雄、丸根賛太郎、沢島忠には、遠く及ばず、といったところか。

水戸黄門漫遊記 (95分・35mm・カラー) <フィルムセンターHPより>
千葉の最後の劇場用監督作品。幾度となく映画化された“天下の副将軍”の諸国行脚の物語で、東宝作品らしく、主演の森繁をはじめ多くの喜劇人が出演して画面を賑わせている。撮影中に千葉は心臓発作を起こし、映画製作からは引退、活動の舞台を東宝制作の「青春」シリーズなどテレビに移すことになる。
1969(東宝)(監)千葉泰樹(脚)笠原良三(撮)長谷川清(美)中古智(音)佐藤勝(出)森繁久彌、宝田明、髙島忠夫、池内淳子、三木のり平、萩本欽一、坂上二郎、中村勘九郎、草笛光子、平田昭彦、藤木悠、東郷晴子、赤木春恵、浦辺粂子、獅子てんや、瀬戸わんや(ナレーター)一竜斎貞鳳

彌次喜多道中記 (113分・35mm・カラー) <フィルムセンターHPより>
弥次郎兵衛(加東)と喜多八(小林)は、作家の一九先生(徳川)より二十両を渡され、小説の題材として京都に旅することに。道中にオールスターキャストの登場人物を絡め、色恋沙汰と歌をふんだんに盛り込んだ明朗快活な道中喜劇。千葉最初のカラー作品・ワイドスクリーン作品である。
1958(東宝)(監)千葉泰樹(原)十返舎一九(脚)笠原良三(撮)西垣六郎(美)北猛夫(音)古関裕而(出)小林桂樹、加東大介、乙羽信子、池部良、三船敏郎、淡路恵子、雪村いづみ、白川由美、草笛光子、宝田明、德川夢声、柳家金語楼、水谷良重、宮城まり子、三木のり平

弥次㐂多道中双六(118分・35mm・カラー) <フィルムセンターHPより>
『彌次喜多道中記』の続篇で、大井川から京都までの道程を描く。袋井の宿の賭場でスッカラカンになった弥次郎兵衛と喜多八。2人の女房(乙羽、淡路)を気にしつつ、女スリのお笛(草笛)や町娘のお葉(八千草)によろめくが、いつもいいところを薬屋の鶴太郎(鶴田)にもっていかれてしまう。
1958(東宝)(監)千葉泰樹(原)十返舎一九(脚)笠原良三(撮)西垣六郎(美)北猛夫、清水喜代志(音)古関裕而(出)小林桂樹、加東大介、鶴田浩二、草笛光子、八千草薫、乙羽信子、淡路恵子、笠智衆、団令子、德川夢声、三木のり平、有島一郎、横山エンタツ、淸川虹子、柳家金語楼

 この「彌次喜多」「弥次㐂多」の、シリーズものなのに、旧字体不統一は、どうしたものか。
東映だが、同じ年の映画なのに、「桜町弘子」と「櫻町弘子」が混在しているときもある。
 クレジットタイトルを発注したプロデューサーか、実際に書く「書き屋」さんのどちらかの、単なる恣意なのだろうか。まあ、映画全盛期のいい加減さ、というところか。
 十返舎一九役の德川夢声、声はいいね。

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by mukashinoeiga | 2015-01-20 08:44 | 千葉泰樹 ヤスキ節の愉しさ | Trackback | Comments(0)

千葉泰樹「海猫の港」

 京橋にて。「映画監督 千葉泰樹Yasuki Chiba Retrospective」特集。42年、大映東京。
 翌43年には、千葉泰樹「青空交響楽」で令嬢に恋する純情青年を主演する杉狂児が、その前年、老けメイクで、年頃の娘・息子がいる、海沿いの居酒屋の親父役。
 昔の老けメイクなので、フィルム感度が低い戦前白黒フィルムでさえ、バレバレなのだが、これはいったいどういうことなのか。
 まあ、昔は、年頃の娘がいる父親・母親役を三十代前半で演じたり、ということはありがちだったが(たとえば志村喬や飯田蝶子や)。しかし年頃の娘が15、6であれば、かろうじてつじつまは合うが。
 戦後も千葉映画の脇役として多出する杉ゆえ、千葉の杉に対する信頼感ということなのか。しかし、それにしても、ほかに、誰かいなかったのか。
 というのも・・・・。

海猫の港 (93分・35mm・白黒) <フィルムセンターHPより>
『白い壁畫』の後、千葉は大映に移り、マルセル・パニョルの戯曲「マリウス」を翻案した本作を撮る。唐津港の近くで七代続く居酒屋「碇屋」を営む父親と3人の子供を中心に、彼らと近隣の人々の暮らしが、日清戦争から台湾割譲そして日露関係の緊張へと向かう時代の変化をまじえながら淡々と描かれる。
1942(大映東京)(監)千葉泰樹(脚)吉田二三夫、石田吉男(撮)長井信一(美)仲美喜雄(音)杉山長谷雄(出)杉狂兒、瀧口新太郎、見明凡太朗、姫美谷接子、中野正野、藤村昌子、五十川靜江、吉谷久雄、齋藤紫香

 というのも・・・・。
 しみじみ人生・ホームドラマとしては、杉狂児は軽すぎ。凡庸な軽演劇というか、凡庸なスラップスティック演技というか、そういうのを、チョチョチョッとやった後に、しみじみオヤジの演技をされても(笑)。
 同じことは千葉ちゃん演出にも当てはまる。おそらく千葉ちゃんには、しみじみドラマは、徹底的に資質外。だから杉狂児を「しみじみドラマ」の主人公に「あえて」起用したのだろうし、さらに彼に、あえて「程よいアチャラカ」演技を、させる。
 かくてドラマは、なんとも折り合いのつかない、ばらばらな、コント風ドラマ、というか、ドラマ風コントというか。
 ここに、千葉ちゃんドラマの特質が、現れてくる。
 コメディ寄りの通俗ドラマ。決して悲劇は、にあわない。
 逆に、はまれば、コメディ寄りの快作ドラマが、輩出する。

 なお、本作でも、地味な女優が、彼の娘とかを演じていて、本当に大映は、戦前戦後を通じて、地味な、女優オーラのない、若い娘たちを起用するなーと。
 なぜなんだろうか。

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by mukashinoeiga | 2015-01-19 00:04 | Trackback | Comments(0)