<   2014年 07月 ( 16 )   > この月の画像一覧

鈴木則文「大奥十八景」新藤恵美あおい輝彦野村真美

 池袋にて。「追悼上映 鬼才 鈴木則文〜下品こそ、この世の花〜」特集。86年、東映。
 まず、下のMovie Walkerキャスト表を、出来れば、見てほしい(笑)。

 
e0178641_2483236.jpg「大奥十八景」★大奥十八景|Movie Walker★
権力と欲望と愛憎の渦巻く女の園を舞台に、唯一人の男、将軍の胤を求めて飛び交う女たちの姿を描く。南原幹雄原作の同名小説の映画化で、脚本は「ザ・サムライ」の志村正浩と同作の鈴木則文の共同執筆。監督は鈴木則文、撮影は「二代目はクリスチャン」の北坂清がそれぞれ担当。

 どうです、ウザイでしょ(笑)。かつ識別不能。
 実際に映画を見ていても、大奥世界を描く関係上、新人美人女優を多量に投入、皆さんたいへん美しい同年代で、しかし逆に言えば、容貌、個性が平均化される美人ばかりなので、しかもお化粧も同じなので、個体識別が、難しく、各エピソードのヒロインたちが、何がなんだか、わからない(笑)。
 お局幹部・新藤恵美とか、古参軍曹格・絵沢萌子あたりなら、個性のメリハリがあって、容易に識別できるのですが(笑)。
 ただし、美人といっても、個性的な顔立ちのはした女役・野村真美(現在もTVドラマで活躍中とか)などは印象的なのだから、平均的美人顔の女優ばかり選んでも駄目、というところで。

 若手女優各位、皆さん惜しげもなくヌードになって、あおい輝彦や勝野洋とのファックに励む。
 そうそう、この遅れてきた東映エロ時代劇では、ほんらい、名和宏や林信一郎あたりの、エロ将軍などの役割を、TVドラマの人気二枚目たち(当時の)あおい輝彦や勝野洋に、やらせた点だ。
 だからか、ことに及んでいる最中も、このふたり、まぢめな二の線を崩せず、どうにも、窮屈だ(笑)。まあ、もともと東映70年代でも、シンネリムッツリ二枚目の吉田輝男なども、いました。
 もはや破天荒な70年代東映エログロ路線の、エグミというか、グロミは、出せるはずもない80年代というところでしょうか。
 しかし青姦レイプの空撮なんていう前代未聞の幕開け、ばかばかしさは健在(笑)。

[Classic] Dolls of the Shogunate's Harem 1986 Part 1 Movie Youtube Full


 TVドラマ「JIN」では、すっかり悪役の中条流堕胎医・勝野洋が、アンチヒーロー的ヒーローに。
 「女のドラマ」のはずが、最後のころは、ちゃっかりチャンバラ大立ち回り。悪役に福本清三ら。
 なお、勝野の手下・ベンガルの濡れ場には、びっくり(笑)。

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by mukashinoeiga | 2014-07-31 04:11 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

西河克己「白鳥」 吉永小百合渡哲也関口宏清水将夫下元勉二木てるみ

 阿佐ヶ谷にて。「昭和の銀幕に輝くヒロイン 第73弾 吉永小百合」モーニング特集。66年、日活。7月26日(土)まで上映中。
 この小百合モーニングも、そうそう朝っぱらから阿佐ヶ谷に駆けつけるわけにも行かず(ナンセ、朝が嫌<ヤ>というくらいですから>笑)松尾昭典「風と樹と空と」野村孝「未成年 続・キューポラのある街」森永健次郎「こんにちわ20才」と、3週見逃し続け(ただし「風と樹と空と」は昔に既見)、本作でやっと、阿佐ヶ谷に。
 以下、ネタバレあり。

e0178641_8581279.jpg白鳥 1966年(S41)/日活/カラー/80分 <ラピュタ阿佐ヶ谷HPより>
■監督:西河克己/原作・脚本:松山善三/撮影:高村倉太郎/美術:佐谷晃能/音楽:林光
■出演:渡哲也、関口宏、清水将夫、新井麗子、下元勉、二木てるみ、夏川静江、久遠利三、榎木兵衛、村上和也
結婚を控えた娘が病気の妹を抱える貧しい青年と出会い、次第に惹かれていく──。吉永小百合が二人の男を愛するという役どころで、清純派からの脱皮を試みた意欲作。それまでのイメージとは全く違う顔をみせる。

 信じられないストーリー(笑)。
 同時に二人の男(婚約者の上品(笑)な関口宏と、ワイルドな渡哲也)を愛してしまったために、自分が許せず?自殺してしまうムスメに、吉永小百合。
 イマドキ(50年前だが)こんな古風なドラマが成立しうるのか、三隅研次「剣」の市川雷蔵同様に不可解といわざるを得ない。
 ただし、吉永の父・清水将夫は、出征中、妻に裏切られ、妻は夫清水の実弟・下元勉と出来てしまい、実は吉永は父の実弟の子。同時に二人の男を愛してしまった娘・小百合に、「やはりお前は母親の不倫な血が流れていたのか」(大意)と、父はののしる。
 そういう「負い目」も、小百合には、あるのだが。
 にしても、同時に二人の男を愛してしまったために、自分が許せず?自殺? やりすぎでは。

 そう感じる理由は、吉永小百合にもある。
 彼女を初期にエキストラ的に(あるいはスクリーン・テスト的に)鈴木清順「すべてが狂ってる」で10秒くらい映して、そのご一切の小百合映画からオミットされた鈴木清順が、小百合とは関係なく、言った迷言、「映画を見てつじつまが合わないと感じるのは、主演俳優のせい」(大意)、つまり主演俳優に圧倒的魅力・説得力があれば、少々のつじつま不足?は、解消されてしまうという迷言だ。
 そういう迷言とはまったく関係なく(笑)吉永小百合には、この不条理をねじ伏せる「俳優力」が、なかった。ちなみに「剣」の不条理を、市川雷蔵は、ねじ伏せた、ように思う。
◎追記◎トいうか、「剣」のあの役を、ねじ伏せ可能な、唯一無二の役者が雷蔵その人だけなので、三島・三隅・雷蔵のコラボこそ、まさに奇跡!
 
 強い目ジカラの、明朗な意思、強固な快活さで、人気を得てきた少女スタアが、それだけではやっていけなくなる時期、つまり成長し、ある意味、「大人の事情」を演じなければならない時期に来て、こういう「同時に二人の男を愛する」シチュエーションに直面したときに、その、空っぽなまでの中身が、露呈してしまう。
 フクザツな「大人の事情」を表現する演技力、いや、そのバックグラウンドすらないことが、その演技をすかして、ばれてしまう。
 アイドル女優として「特化」した人気を得た者には、そもそも「バックグラウンド」がないゆえに、アイドルとして人気を博したという部分もある。
 かつて「アイドル女優」は、トイレにも行かないんだ、という「幻想」を振りまいて、人気を博した、という表現が、あった。
「トイレに」すら「行かない」女優が、どうして「大人の事情」を演じうるのか。まず、人生には「汚物」があり、それは避けられないと認めることこそ、「♪大人の階~段」を登る、第一歩では、あるまいか(笑)。
 うろ覚えだが、かつての、つかこうへいの迷言。その役者に信じうる「暗いバックグラウンド」があれば、教室で数学の公式を述べても、観客を感動させうるのだ、と。

 そういう「背景」を感じさせず、しかし大人らしい「女性の柔らか味」を得つつある彼女には、コドモらしい「強い目力」「強い、無垢な意思」の表現が、だんだん似合わなくなって、もはや「彼女は昔の彼女ならず」。
 「汚れちまった悲しみ」を表現するすべも背景もなく、「ただの美人女優」「ただの美人キャンペーンガール」としての「余生」を、消費せざるを得ないだろう。

 渡哲也の、死病が進行しつつある妹に、二木てるみ。顔にもギブスをはめ、寝返りは愚か、顔を天井以外に向けることすら不可能な、寝たきりの病人。
 小百合が贈った、きわめて高価そうな、外国製のオルゴールにすら、目を向けることすら、出来ない。
 もちろん話し相手の兄・渡哲也にも、小百合にも、目を向けることすらできない。
 まあ、こういう難病役は、演じる役者にとって、きわめて「おいしい役」であるという点を差し引いても、吉永小百合は、その演技のレヴェルで、圧倒的に、二木てるみに、負けている。
 「信じうる背景のあるなし」で、小百合は、二木てるみに、圧倒的に、かなわない。そういうことだ。

 その小百合が、渡哲也を追って、結果的にも二木てるみにたどり着くしょっぱな、小百合が通過する、ある私鉄駅前で、学生服の青年がアジ演説。
「憲法改憲と徴兵制につながる小選挙区制導入に反対!」
 イヤー爆笑しましたね(笑)。
 バカの一つ覚え、バカ左翼の一つ覚え、バカ左翼の、現在最新のアジ演説と、50年前のアジ演説が、まったく変化なし(笑)。
 いまは、「憲法改憲と徴兵制につながる集団的自衛権に反対!」ですか(笑)。
 少なくとも、まずバカ左翼諸君は、
「この50年以上、憲法改憲と徴兵制が来るぞ、来るぞ、と無駄な危機をあおってきたのに、実際は、この50年間、憲法改憲と徴兵制は、ありませんでした。少なくとも、この50年間、私たちバカ左翼は、狼少年として、日本国民の皆様を、だまし続けてきた、ペテン師です
 と、半世紀に及ぶ非を認めてから、そののち、「でも、いま、安倍政権になって、ホントウにやばいんです! 今度こそ、憲法改憲と徴兵制が、来るぞ来るぞ」と、百年変わらぬ(笑)アジ演説を、していただきたいもので。
 おそらく、朝日や東京や日刊ゲンダイの、インテリな読者(笑)は、何でこれほど報道されているのに、いまだに大勢のババアは、オレオレ詐欺に引っかかるんだ、と鼻で笑っておられると思いますが、そういうおまえらこそ、この50年間、憲法改「悪」と徴兵制がクルクル詐欺に、だまされ続けでは、あーりませんか、と言いたい(笑)。

 まったくの余談だが、「信じうる背景のあるなし」において、まったくのバックグラウンドを持たない、つまり脳内お花畑の吉永小百合は、いい年こいて、いまだにお花畑左翼少女のまま。
 「汚れちまった悲しみ」を表現するすべも背景もない「ただの美人女優」「ただの美人キャンペーンガール」こそが、ああ、左翼お花畑キャンペーンガールとしての人生に「同調」してしまうのも、ゆえない話ではないということだろうか。

◎追記◎吉永同様の「日活少女スタア」として、あるいは小百合以上の明朗快活さを振りまいていた和泉雅子が、同時に暗く沈んだ文学少女をも体現し、またやんちゃなちゃきちゃきムスメを演じた鈴木清順「悪太郎」シリーズ「刺青一代」、その他の日活映画でもそうだが。小百合と違い「バックグラウンドを感じさせた」しかし同時に「明朗少女アイドル」でもあった和泉雅子の、実質的な女優引退(長い休業?)が、つくづく惜しまれる。
 個人的には、生涯女優の小百合、ルリ子より、雅子、いづみ、礼子のほうに女優としてやってもらいたかったような(笑)。
わが青春の吉永小百合 PART.1(西河克巳インタ映像もあり)


★Movie Walker★に、詳細な作品情報あり。簡単な作品解説、あらすじ紹介(初期情報ゆえ、しばしば実際とは違うが)。

◎おまけ◎吉永小百合~浜田光夫と青春の想い出を語る~ 前篇

吉永小百合~浜田光夫と青春の想い出を語る~ 後篇


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by mukashinoeiga | 2014-07-25 02:23 | 珍品・怪作の谷 | Trackback | Comments(8)

増村保造「最高殊勲夫人」若尾文子川口浩船越英二丹阿彌谷津子

 京橋にて。「映画監督 増村保造」特集。59年、大映東京。
 行きがけの駄賃的再々見。やはり傑作。すばらしい。
 プログラム・ピクチャアの範囲内での、最高のパフォーマンス。
 川口浩、若尾文子ともに最強のチャーミング。

e0178641_21463559.jpg最高殊勲夫人 (95分・35mm・カラー)<フィルムセンターHPより>
三原家と野々宮家には、それぞれ3人の兄弟と姉妹がおり、長男と長女、次男と次女は夫婦である。周囲は当然三男と三女の結婚を期待し…。他愛もない物語を、スピード感いっぱいに描いた喜劇。物語内容より語り方そのもので楽しませる、ジャズのような作品だとの評が残されている。
'59(大映東京)(監)増村保造(原)源氏鷄太(脚)白坂依志夫(撮)村井博(美)下河原友雄(音)塚原晢夫(出)若尾文子、川口浩、船越英二、近藤美惠子、金田一敦子、野口啓二、小林勝彦、北原義郎、丹阿彌谷津子、八潮悠子、宮口精二、潮万太郎、柳澤眞一、滝花久子、東山千栄子

 そう、まさに、源氏鷄太ライクな、他愛もないラヴコメを、快調に流していく、娯楽映画の王道。
 同年の同監督「氾濫」は、きわめて重厚な大傑作、その同じ年に軽快な本作と、マスマスムラムラ絶好調。

 三原商事の営業部長(社長長男の船越、現社長)と社長秘書・丹阿彌谷津子、続いて現営業部長の二男・北原義郎と、丹阿彌の妹の現社長秘書・近藤美惠子が、ゴールイン。
 となると期待される?のは、船越北原兄弟の末っ子・川口浩と、丹阿彌近藤姉妹の末っ子・若尾文子の、三度目の結婚だ?
 しかし、若い二人は、兄たち姉たちの「二の舞」は踏みたくない・・・・。というところで、すでに、ハッピイなエンドは容易に予想される・・・・という娯楽篇。
 お互いがお互いを決して好きになるまいと、誓い合いつつ、結婚への同調圧力を、共同で拒否していこうと「共同戦線」を張る、まあミイラ取りがミイラの、典型王道で。
 「やんちゃなお坊っちゃん」を演じて日本一の川口浩と、活発な張り切りムスメも最高にマッチするあややの、ベストカップルを得て、マスマスムラムラ絶好調。終映後、多くの拍手あり、さりなん。
 この「やんちゃなお坊っちゃん」最高パフォーマンスの川口が、実業家転進のため、俳優業を廃業したのは、正しかったのか、惜しかったのか、よくわからない。
 若いときだけの輝きであり、年を経ては、その輝きが減するタイプだったのか、否か、若いときの輝きがあまりに素晴らしかったゆえに、それは、わからない。
 この映画の相方であるあややが、若い明朗張り切り娘も良し、妖艶なメロメロ年増オンナも良し、というオールラウンド・プレイヤーなのに対して、やはり川口は「若いとき」限定だったのか。年取った川口浩も見てみたかった気もするが。
 ただ本作の欠点は、大勢が右往左往する多人数コメディで、一言二言のせりふのみの、若手俳優が、これまた多数出てくるのだが、プログラム・ピクチャアの悲しさ、その一言二言のせりふが、ことごとく、稚拙で、ろれつさえ回っていないのね。このパターン、本作にホントに多くて、頻出してくる若手大部屋俳優への統括が、ホントに出来ていない。こんなに顕著な欠陥が、こんなに散見する映画も、珍しい。
 マスムラ、手を抜きすぎ。あるいは、一言二言のみの俳優は、助監督マターだったのか、だとしても助監督への統括が出来ていないことは、増村保造の責任だろう。ここに、プログラム・ピクチャアの欠点が、マスマスムラムラと露呈している。
 あるいはマスムラとしても、あまりに多人数の一言二言俳優を多用せざるを得ない事態に、ずっこけたのか。同年の、やはり多人数が出てくる「氾濫」の、しかし凄腕ばかりの出演者の、絶対的安定感とは、エライ違いだ。

★Movie Walker★および★所蔵映画フィルム検索システム★のタイトル検索で、詳細な作品情報あり。ただし、簡単な作品解説、あらすじ紹介(初期情報ゆえ、しばしば実際とは違うが)は、前者のみ。後者はスタッフ・キャストが超詳細。
 なお、後者では、テレビ・フロア・マネージャー役は、藤巻潤こと藤巻公義。本名か。

◎追記◎最高殊勲夫人(1959) 増村保造監督 冒頭部分


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by mukashinoeiga | 2014-07-24 00:22 | マスマス増村保造ムラムラ | Trackback | Comments(0)

日本の左翼はリベラルではない!

 なんだか、誤解されているのかもしれない。
 日本には、自称リベラルというひとは大勢いるようだが、実は、ほとんど、リベラルじゃあない(笑)と。

大辞林 第三版の解説.リベラル【liberal】( 名 ・形動 )
①自由を重んじるさま。伝統や習慣にとらわれないさま。また,そのような立場の人。「 -な考え方」
②自由主義に基づくさま。自由主義の立場をとるさま。また,そのような人。
穏やかに改革を行おうとするさま。また,そのような立場や人。
デジタル大辞泉の解説.リベラル 【liberal】[形動]
1 政治的に穏健な革新をめざす立場をとるさま。本来は個人の自由を重んじる思想全般の意だが、主に1980年代の米国レーガン政権以降は、保守主義の立場から、逆に個人の財産権などを軽視して福祉を過度に重視する考えとして、革新派を批判的にいう場合が多い。自由主義的。「―な思想」
2 因習などにとらわれないさま。「―な校風」

 末尾に付した橘玲氏の言うように、
(引用)リベラルが退潮したいちばんの理由は、その思想が陳腐化したからではなく、理想の多くが実現してしまったからです。「いまの日本には真の自由や平等はない」というひともいるでしょうが、リベラリズムが成立したのは、権力者に不都合なことを書けば投獄や処刑され、黒人が奴隷として使役され、女性には選挙権も結婚相手を選ぶ自由もなかった時代なのです。

 だから、現代日本で、ほとんどリベラルという立場は、消滅してしまっている、と。
 そうして、民主党、社民党、共産党などの、日本の左翼諸君(笑)。
 実は、「日本の左翼」の定義は、ごくごく簡単。
 しかし、欧米における「左翼」定義とは、大違い。
 「日本の左翼」の定義とは、
「日本の左側」に位置する旧ソ連、中共、北鮮、韓国などを、日本などより、政治的DNA的理想郷とするキチガイたちの、総称である、と。
e0178641_4392085.jpg まあ、日本もその歴史において、相当の失敗を重ねていることは事実であるが、その日本より、旧ソ連、中共、北鮮、韓国などを上位におく発想は、もはや論外であろう。
 日本の左翼、リベラル諸君は、平気で権力者に不都合なことを書けば投獄や処刑される旧ソ連、中共、北鮮、韓国を支持し、チベット人らを民族「浄化」する中国にちやほやし、女性には選挙権も結婚相手を選ぶ自由もゆるさないイスラム諸国をネグレクトし(まあこれは「右」も同じか)、いったいこれのどこがリベラルなのか、と。
 日本を代表する(笑)左翼・民主党有田芳生ヨシフ議員の、芳生ヨシフは、かの旧ソ連の独裁者・民族虐殺者ヨシフ・スターリンに由来する、語るに落ちるとはこのことか。名は体をあらわす。

 現代日本で、ほとんどリベラルという立場は、消滅してしまっている、けれど日本の主要なメディア、朝日、毎日、東京、ほぼすべての地方紙・地域紙、の新聞、NHK、民法すべてのTV、教育現場は、まだまだ左翼諸君が、メインとして踏ん張っている。踏ん張らなくても、いいのに(笑)。

 結論。いまの日本左翼諸君には、リベラルが、足りない(笑)。まあ、ほとんど、言いがかりに近い意味不明な結論か(笑)。

(省略した引用)http://www.huffingtonpost.jp/akira-tachibana/post_5535_b_3858261.html★リベラルが"保守反動"になった理由 | 橘玲★
ところで、リベラル勢力はなぜ日本の政治からいなくなってしまったのでしょうか。
リベラルはリベラリズム(自由主義)の略で、その根底にあるのは自由や平等、人権などの近代的な価値に基づいてよりよい社会をつくっていこうとする理想主義です。
リベラルが退潮したいちばんの理由は、その思想が陳腐化したからではなく、理想の多くが実現してしまったからです。「いまの日本には真の自由や平等はない」というひともいるでしょうが、リベラリズムが成立したのは、権力者に不都合なことを書けば投獄や処刑され、黒人が奴隷として使役され、女性には選挙権も結婚相手を選ぶ自由もなかった時代なのです。
とはいえ、「革命」が熱く語られた時代もいまでは遠い過去になってしまいました。"革命の理想"を実現したはずの旧ソ連や文化大革命下の中国の実態が明らかになるにつれて、夢は幻滅に変わってしまったからです。
こうした有為転変を経て、日本のリベラルはいま憲法護持、TPP反対、社会保障制度の「改悪」反対、原発反対を唱えています。こうしてみると、原発を除けば、リベラルの主張はほとんどが現状維持だということがわかります。
→(引用者 その反原発すら、現状一基も稼動していない中での、反原発は「現状維持」以外の何者でもありません)
理想が実現してしまえば、その成果である現在を理想化するしかありません。こうして夢を語れなくなったリベラルが保守反動となり、穏健な保守派が"ネオリベ的改革"を求める奇妙な逆転現象が生じたのです。(※ 『週刊プレイボーイ』2013年8月26日発売号に掲載された記事の転載です)

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by mukashinoeiga | 2014-07-20 06:59 | うわごと | Trackback | Comments(2)

なんと安倍政権の支持率が歴代最高?!

 まずは、次の「社会実情データ図録」なるページに、飛んでいただきたい。

★図録▽歴代内閣の内閣支持率推移★

 なんと現在の第二次安倍政権の支持率こそが、一番の高値安定支持率なのだ!
 いま、現在、滋賀県知事選敗北を受けて、ゲンダイなどは「安部政権崩壊ドミノ」などといっているが、他メディアも支持率低下の大合唱。
 メディアも、(現時点では)第二次安倍政権の高値安定振りを報道しなければ、フェアではないぞえ。
 ただしこのデータは、1957年岸内閣からのもの。
 さらに言えば、ここには載っていない平均支持率を算出すれば、歴代最高長期政権であることも加味して、小泉政権こそ「支持率」ではナンヴァー1かもしれない。にしても、第二次安倍政権が、2位であることは疑いないであろう。
 このグラフを見ていると、民主党三馬鹿政権の、「右肩下がり」は、もはや崖並み。
 一番意外だったのが、田中内閣のほぼ90度の直角下がり。もっと人気は長かったが、ロッキードでけちがついたという印象だったが。ただし、昔ほどグラフの年代刻みのピッチをつめているようで、印象は正確ではないのかも。

 なお、このグラフの下に長文解説あり。
 そのなかで気になったのは、

(引用)小泉政権の比較的安定した高支持率の理由として、図の引用元である林知己夫・櫻庭雅文「数字が明かす日本人の潜在力 」講談社(2002年)は、実施した政策が小粒だったため、大きな失望にも見舞われないで済んだからだとする見解を示している。

↑ 安倍政権は常にチャレンジャーで、実施した政策は、大粒過ぎるものばかりだからなあ(笑)。反発が大きいのも当たり前田のクラッカーだ(死語)。

(引用)政治学者の山口二郎は東京新聞の「本音のコラム」(2013年10月13日)で「だまされたがる人々」という表題で世論調査結果に対してこう不服を述べている。「最近の各紙の世論調査結果を見ると、人々はむしろ積極的に、あるいは諦めからか、為政者にだまされたがっているようである。多数派の人々は、福島第一原発の汚染水が制御不能の状態にあることも、消費増税と経済対策のセットが普通人の雇用や生活の改善につながらないことも、分かっている。つまり、首相が嘘をついていることを知っているのである。しかし、内閣支持率は依然として高止まりしている。民主政治では、為政者が嘘をついたり、国民に害を及ぼす失敗を隠蔽したりすれば、国民の側が為政者をとがめるはずだという前提が存在する。(中略)しかし、肝心の国民が、世の中こんなものだと現状を受け入れていては、(政治や行政の虚偽を批判する)言論は無意味となる。」(カッコ内は引用者の補足)

↑ 根拠不明のプロパガンダ。山口二郎、お前も推奨していた民主党政権があまりにひどすぎたから、という一語に尽きる。たとえ、安倍政権がどんなにひどくても(ぼく自身はそう思わないが)民主党に比べれば、はるかに増し、というのが、現在の国民の「気分」だろう。
 どこぞのマスコミには、現在の安倍政権と、その前の民主党三馬鹿政権の、どちらがいいですか、という世論調査もゼヒしてもらいたいものだが(笑)。

 
(引用)真実を述べても何ら現実を解決する能力がない政権より、嘘を述べても嘘を本当にする見込みのある政権の方がましだという国民の気持ちのあらわれであって、だまされたがっているわけではないし、山口のような言論人が不服を述べるようなことでもない。ましてや、その真実が必ずしも言論人の述べるとおりの真実とは限らないとすればなおさらなのである。言論人が口舌の徒に過ぎない場合も多いのだ。

↑ 民主党政権は真実を隠蔽しつつ何ら現実を解決する能力がない政権であり、この表記が民主党政権を意味しているのだとしたら、まったくおかしい記述。またこの青字は安倍政権を指しているのか?
 この記述者の表現は、あまりに稚拙といわざるを得ない。しょせんグラフバカ、統計バカか(笑)。妄言多謝。

(引用) 2013年12月6日に特定秘密法案が参院で可決され、法律が成立した。与党の数的優勢に頼った国会通過への批判は強く(図録j015)、6日(金)~ 8日(日)に行われた調査結果にもこれが反映された。なお図の値の低下幅からは自民党への批判というより安倍政権に対する失望という側面が強かったことがうかがえる。そして、暮れも迫った12月26日、安倍晋三首相は靖国神社に参拝した。中韓ばかりでなく米国などその他諸外国からも東アジアの関係悪化を憂う声が挙がったが、1月11日(土)~13日(月)の世論調査の内閣支持率はむしろ回復している。

↑ 青字については、以下を参照されたい。
(引用) ★安倍外交、東南アジアで高い評価 日越比に強い対中脅威認識 米調査★
2014.7.15 09:17 [外交] - MSN産経ニュース
 【ワシントン=青木伸行】東南アジア諸国、とりわけ中国と対立するフィリピン、ベトナムが日本と安倍晋三首相の外交政策を高く評価する一方、中国と周辺国との領有権争いは武力衝突に発展すると懸念していることが、14日に発表された米調査機関ピュー・リサーチ・センターの世論調査結果で明らかになった。
 安倍首相に対する評価は(1)ベトナム65%(2)日本58%(3)マレーシア57%(4)バングラデシュ56%(5)フィリピン55%-などで、米国でも49%対照的に中国、韓国は、それぞれ15%、5%と批判的だった。
 一方、中国に対する脅威認識はベトナム(74%)、日本(68%)、フィリピン(58%)などで高い。
 また、中国との領有権争いが武力衝突に発展すると懸念している国は、(1)フィリピン93%(2)日本85%(3)ベトナム84%(4)韓国83%(5)インド72%-の順で、米国は67%、中国でも62%だった。

↑ 日本意外に(笑)高いな。
 韓国(笑)。そんなに対中国の懸念が高くて、よくアレだけの「朝貢」首脳会談が出来るな(笑)。まあ、李朝期には、せいぜい課長クラスしか、朝鮮には来なくて、それでも叩頭外交をしていたのに、イマじゃ、大中国の国家元首様が、わざわざ訪れてくださる、歴史始まって以来の快事だから仕方ないか(笑)。

(引用) 2014年4月からは消費税が値上げされた。また、4月11日には原発ゼロという自民党公約に反する原子力をベース電源とするエネルギー基本計画が閣議決定された。しかし、4月11日(金)~13日(日)を調査期間とする4月の内閣支持率はむしろ3月より上昇した。集団的自衛権を容認する解釈改憲や武器輸出三原則の見直しを含めて、安部内閣の個別政策には批判が強いのに対して内閣支持率が5割以上を維持している理由がなんだろうとする記事を掲載する新聞もあらわれたが、結局、個別には気に入らなくとも他に頼れる政治家がいないという結論以外にはないようだ(東京新聞2014年4月15日)

↑ そんなの、最初からわかりきっているのに、東京新聞は、ほかの「理由」を探したのか(笑)。
◎追記◎よく見たら、例外的に高支持率でやめた、細川バカ殿というのも、あった。熊本県知事も、日本国総理も、任期途中でやめたバカ殿だった。何の意味もない「盲腸」政権で。

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by mukashinoeiga | 2014-07-15 13:45 | うわごと | Trackback | Comments(0)

西村潔「東京大地震マグニチュード8.1」

 渋谷にて。<チバちゃん祭り!Sonny Chiba A Go Go!!>特集。80年、東宝映像、NTV。16mm上映。
 たった1回のみTV放映されて、そのまま「死蔵」されているドラマが、16mmプリント(アメリカではTVドラマは35ミリで撮影されていたが、万事に貧しい日本では16ミリで撮影されていた時期が、かつてあった)が倉庫に残っていたため、今回上映された。
 まあ、戦時中などの例外はあるが、「何でも残している東宝」(蓮実重彦)らしいっちゃらしい。
 この種の「死蔵」ドラマの、より多くの「発掘」上映が、期待される。

東京大地震M8.1(東京大地震マグニチュード8.1)<テレビドラマデータベースHPより>
地震大国日本の宿命的課題をとらえ地震の持つ巨大破壊力と、都市の2次災害を描く。スピードカメラによるリアルな特撮シーンが印象に残った。
キー局 NTV 放送曜日 木 放送期間 1980/04/17
放送時間 21:02-22:54 放送回数 1 回 連続/単発 連続
番組名 木曜ゴールデンドラマ
主な出演 千葉 真一、竹下 景子、柴  俊夫、岡田 英次、中島ゆたか、赤塚 真人、木内みどり、江木 俊夫、織田あきら、穂積 隆信、葦原 邦子、川口 節子
主な脚本 下飯坂菊馬、笠原 和夫
主な演出 (監督・西村  潔)(特技監督・川北 紘一(川北 絋一))
局系列 NNN  制作会社 東宝映像、NTV  音楽 笹地 正徳

 要するに、突然の首都大震災に巻き込まれた人々が右往左往する「人間ドラマ」と、TVドラマらしからぬクオリティーの特撮によるデザスター描写で、見せる。
 いわゆる2時間ドラマで、この種の予算をかけた特撮モノは、珍しいと思うが、当時ネコも杓子もの、パニック映画全盛の名残だろうか。

1 首都高の高架橋が崩れ、走行中の自動車が次々落下していくシーンは、なかなか。阪神淡路大震災で、実際に橋げたが崩れるサマを知っている我々にも、きわめて切迫感を持って、迫る。

2 おそらく撮影規模的にはムリなので、実際の映像はなく、せりふのみで語られるのは、自衛隊機の柴俊夫パイロットに向け発信される「池袋のサンシャイン屋上に多くの避難民がいます。空中からの救助を」。東日本大震災で、よく報告された例だ。
 しかし日本のTVドラマで、実際の民間施設の実名が出るのは、珍しい。

3 逆に、東京湾岸の首都を舞台にしながら、せりふの中にすら、津波のツの字もないのが、気になる。
 もちろん、制作側が津波を意識したとしても、水めぐりの特撮は、きわめて難しいし、限られた予算内に合わなかっただろうが、それ以上に「津波」は、目に入っていなかったのか。
 そういえば、過去の首都直撃型震災といえば、関東大震災だが、関東大震災関係の情報・記事には、例によって、例の「プロ被害者」の人たちの被害主張ゆえ、捏造も疑われる「朝鮮人虐殺」はよく出てくるが、津波関係の情報は、さっぱり目にした覚えがないような。

4 空き地に設けられた被災者避難所、そこへ自衛隊輸送ヘリが救援物資を届ける。ところが我も我もの群集が押し寄せ、留めに入った柴俊夫パイロット、殴る蹴るの暴行を受け、なんと死亡してしまう! 新婚の新妻を残して。
 ぼくたちが知っている東日本大震災では、困っている被災者たちは、より困っている奥地に、そのおにぎり持って行って下さいね、という方々が、いたという。
 それと比べても、なんというニンピニンなんだ東京都民は(笑)。助けに来た自衛隊員をブッ殺すとは(笑)。犬畜生にも劣るぞ(笑)。
 まあ、そうシュミレーションしたのは、当時も反日左翼が支配していたメディアである、東宝映像およびNTVなんですがね。

5 主人公の政治家秘書・千葉真一は、たまたま、立ち寄った銀座の旅行斡旋会社で、被災。ところが、なぜか、旅行者支店長・穂積隆信、その日に、恋人に振られたことから、辞職しようとするヒロイン・竹下景子ともに、千葉ちゃんに、頼りっぱなしの、異常さ。
 待ち合わせていた中島ゆたか(与党重鎮政治家・岡田英次の、タカビー(死語)な娘)と、会うために旅行社を離脱、それは当然の行為だと思うが、戻るよ、といいながらなかなか帰ってこない(それは震災で歩行すら困難な状況では、むしろ当たり前)のを、「やっぱり、戻ってこない、裏切られた」と嘆く穂積ら、なぜ、そんなに、ちょっとした知り合いに頼り切って、ちょっとでも自力で脱出しようともせず、べんべんと、千葉を待ち続けるのか(笑)。イヤ、待ち続けるだけではなく、戻ってこないのを、まるで火病のように、筋違いに恨み続けるのか。
 このへんの描写が、あまりにも不自然。
 まるでこれは、かの「プロ被害者」民族のようでもあり(笑)。かの国なら、リアリティーある描写なのかもしれないが、日本の首都での描写としては、どうなんだ、と。やはり、当時も反日左翼が支配していたメディアである、東宝映像およびNTVならではか。

6 大勢の被災者が詰め寄る、当時だからトリアージという概念ははっきりしていなかったながら、大勢の被災民が取り残される中、重症患者をメインに輸送ヘリに収容しつつある時に、タカビーな与党重鎮政治家のお嬢様・中島ゆたかは、かすり傷で、自衛隊へりの現場担当者に直接交渉、らくらくとヘリに乗る。
 あたしは有力大臣のムスメよっ、の一言で、押しかける群集を前にして、上官に一切の指示を仰ぐでもなく、あっさりオーケーする自衛官。さすがに、オカシクないか、この「描写」。
 
7 最近の自衛隊協力映画では、詳細な部隊名まで明記されて、その各所属部隊名が連記されているが、本ドラマでは、自衛隊の強力サポートがありながら、自衛隊のジの字すら、一切クレジットに、なし。
「存在すれど、表記なし」に、メディアの反日左翼ぶりがうかがえる。
 イヤ、これは過去の話ではなく、つい最近の民主党政権下での、自衛隊蔑視の数々も、記憶に新しい。

8 被災者緊急避難所で、千葉真一は上司お嬢様・中島ゆたかに奇跡的に再会し、竹下景子は、元カレ・織田あきらに奇跡的に再会し、千葉ちゃんは高校後輩・柴俊夫に奇跡的に再会し、その後その死を看取る。
 いかに、メロドラマの鉄則、ある人物とある人物は、実は裏でつながっている、に忠実とはいえ、脚本家、こんなに奇跡的再会が多発するなんて、お前、馬鹿にしていないかメロドラマを(笑)。

指揮官たちの決断~東日本大震災と自衛隊~


JAPAN - The Earthquake - 15 Minutes Live-Cam

 しかし、人々は、なぜ、この非常時にも、「記録」したがるのであろうか。ただし、おそらく、というか、このほとんどは、「より切迫感がなかった」首都圏中心なのだろう。ホントの「被災地ど真ん中」では「記録」する余裕さえなかった。といいつつ、それでも記録はそれているのだが。
 今後作られる震災・パニック映画では、こうした携帯媒体で、状況を記録する多数の人々、というものを必ず描写しなければならず(すでに犯罪映画の犯行場面シーンではデフォルト)しかし、それは、同時にパニック映画としては、かなりお間抜けなショットになることだろう。
 誰もが携帯媒体を持つ時代は、都市型パニック映画を殺すかもしれない。ちょうど携帯電話の出現が、ほとんどのすれ違いメロドラマを「抹殺」したように。
◎追記◎下記、匿名さんのコメントで御指摘ありました。いくつか間違いがあるようです。くわしくは下記匿名さんコメントを御参照。

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by mukashinoeiga | 2014-07-13 23:42 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(2)

深作欣二「宇宙からのメッセージ」

 渋谷にて。<チバちゃん祭り!Sonny Chiba A Go Go!!>特集。78年、東映。
 正式タイトルは「宇宙からのメッセージ MESSAGE from SPACE」。
 同時上映ゆえの再見(ロードショー時以来)、思ってたより、まとも(笑)だった。
 レイア姫キャリー・フィッシャーの役回りの、志穂美悦子が絶美
 ああ、彼女こそは、東映城お姫様女優ラスト・クイーンだったのだな、と納得する。
 黒沢明「隠し砦の三悪人」をパクったジョージ・ルーカス「スターウォーズ」を、さらにパクった本作が、東映お子様時代劇に「回帰」するのは、至極当たり前で。
 しかも「スターウォーズ」だけでなく「七人の侍」味、というより、あからさまに「里見八犬伝」味も加味してーの、王道過ぎるほどの娯楽時代劇。
 本作の「SF考証」(って、どういう意味? 宇宙科学考証なら、まだしも)野田昌宏(共同脚本にも参加)の、「SF考証」とは、「ちゃんとSF映画と、見える映画にする」って、役回りか。東映やフカキンは「SFに名を借りた東映時代劇」を作る気満々なのに(笑)。
 ひゃらーりひゃらりこ、の東映お子様時代劇なんだから、これをSF映画だと思って、突っ込みどころ満載というのも、愚か。ただし、フカキンは、正統派東映お子様時代劇には、まったく批判的だろうから、ギャグやにぎやかし的逸脱に走るわけだが。

 カラテ映画などの志穂美悦ちゃんは、どうしても「アクションが出来る女優としては美人なほう」と、見がちだが、本作でもほどほどのアクションもありつつ、基本的には「お姫様」。
 そうして、西洋風お姫様ファッションに身を包み、どうしても庇護される役回りという立ち位置にいる彼女は、なかなか、イヤ、かなりの美人、共演するアメリカ人お嬢様とは、女優オーラも違う。まあ、ピンクのリップグロスにだまされているのかも(笑)。
 ああ、志穂美悦ちゃんの本格的東映時代劇お姫様が、見たかった、と強く思う。
 成田三樹夫、ナイス。その母・天本英世には何の違和感もないのに、佐藤允には違和感、なぜ、と思ったら、そういう落ちか。
 特撮は、以下のユーチューブ画像の小ささでは、あまり気にならないが、ミニチュア操演部分はともかく、デジタル特撮になると、とたんに画面が粗い、ヴィデオ画質になるのは、ちょっと、イタい。
 ただ、帆船型宇宙船とか、合体するスペースシップという、日本的意匠は魅力的。
 荒涼とした荒地のロケ先も見事だが、これは時代劇、TV特撮ヒーローモノの、東映お手の物の既存アセットか。
 ハンソロ的役回りというか、山城新吾的というべきか、チバちゃんは、案外活躍はなし。
 真田広之もガキ顔で、イマイチ、決まらず。

【劇場版】宇宙からのメッセージ[公式]

 アップ主が東映という「公式」ユーチューブなんて、はじめて見た(笑)。

★Movie Walker★タイトル検索で、詳細な作品情報あり。
 ホントウに詳細で、珍しく助手クラスまで明記。特撮部分の照明が日活のヴェテラン大西美津男なのは、びっくり。

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by mukashinoeiga | 2014-07-13 14:25 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

原田治夫「おーい中村くん」

 神保町にて。「にっぽん男優列伝~大映篇 キラリと光る優男たち」特集。58年、大映東京。
 自身も、「バーなかむら」のバーテン役で出演する、若原一郎の当時のヒット曲をフィーチャーした中篇。
 前半の脚本は、大変に素晴らしい。
 ところが、後半のお話はぐだぐだの、いい加減。この落差。
「おーい中村くん」という呼びかけソングにふさわしい?出落ち的な映画。

おーい中村くん <神保町シアターHPより>
S33('58)/大映東京/白黒/シネスコ/43分 *16mm上映
■監督:原田治夫■原案:橋本光夫■脚本:須崎勝弥■撮影:宗川信夫■音楽:大久保徳二郎■美術:佐藤忠夫■出演:川崎敬三、船越英二、柴田吾郎(田宮二郎)、近藤美恵子、若松和子、毛利郁子、潮万太郎
若原一郎の同名ヒット曲を基にしたサラリーマン歌謡映画。純情で不器用な中村君(川崎)は、やり手の新人・中村(柴田、後の田宮)に負けじと仕事に恋に奮闘する。川崎のとぼけた味が活きた軽喜劇で、若き田宮も好助演。船越も思わぬ形で顔を出す。

 純情どじっ子・川崎敬三が、電車通勤で見かける美人に恋。川崎が車内でスリに狙われているのを、目ざとく察し、川崎に注意する。この美人が、あとで婦人警官であることが明らかになり、これがその伏線であることがわかる。
 再度、交差点で出会った二人、川崎がおもわず手を差し出すと、その手に彼女が、老婆の手をつながせる。
 彼女を目の前にして、老婆を邪険には扱えず、仕方なくよちよち歩きの老婆の、横断歩道横断をアシストせざるを得ない。やっと横断させ、戻ってみると、彼女は、もういない。
 ここら辺の呼吸が、演出とも、可笑しくて、ナイス。
 職場の家電会社に出勤すると、同姓の中村君が、転勤して隣の席。
 この彼が、主人公とは正反対のプレイボーイ・柴田吾郎時代の田宮二郎。この対比、おたおたする川崎、万事調子がいい田宮が、グッド。
 この快調な出だしが、中篇なのにとたんに尻つぼみ。凡庸なコメディになり、後半は笑えず。
 とにかくヒット曲と、その歌手を出して、一本でっち上げようか、という拙速品。
 ひとつには、万事お調子モノの田宮君が、潮万太郎部長のお気に入り秘書に手を出したことに、部長が激怒、田宮を大阪支社に左遷させるという、映画的(笑)にも大暴挙(笑)。コンビモノなのに、片方が一時的に画面から消える。最後は、無理やり戻ってくるが、純情一筋の川崎君だけでは、コメディは持たず、面白みにかける。
 サブキャラなのに、しかもたった43分なのに、本社へ転勤→大阪に左遷→本社に復帰、って主人公より忙しい仕事ぶり(笑)、これじゃあ主人公が、かすむだけだろう。
 何しろ、のちに人気の点でも川崎を追い抜いた田宮でもあり。
 最後は自分が左遷された潮万太郎、公認の新部長(船越英二)もやはり中村姓、が落ちともいえない落ちだが、それなら最初から潮万太郎部長を中村姓にすれば、もっと面白くなったのではないかな。

 ヒロインの婦人警官自体のエピソードも、つまらない。演じる近藤美恵子自体も、二線級女優の味気なさ。美人は美人だが、取り付く島がないほど個性がなく、とてもヒロインの柄ではない。江波杏子もそうだが、ヤマフジ、京マチ、あやや、野添以外の大映女優は、大部分が、地味で味気がない、明らかにタマ不足というか、女優選択の趣味が悪いというか。
 戦前松竹に変わり、戦後女優王国・東宝の、二、三線女優たちのほうが、はるかに女優オーラありで。女優の層が薄い新東宝、大映が、真っ先につぶれたのは、ゆえなしとしない。

若原一郎 おーい中村君 1976

★Movie Walker★タイトル検索で、詳細な作品情報あり。
 ただし、「おーい中村君」がタイトル。こちらが正式か。

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by mukashinoeiga | 2014-07-13 11:37 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

桜田淳子に関するエトセトラ

 当ブログの特集のひとつ<桜田淳子:変貌するアイドル>の記事「桜田淳子の謎(笑)」の修復作業をしていたら(なぜか当ブログに載ると(笑)次々に削除されるユーチューブ画像の、再アップ画像の、再掲載。ホントに、再アップするかたがたの努力と執念(笑)と愛には、頭が下がります)、またまた桜田淳子にはまってしまいまして、どうせいずれは削除されるとわかっていても(笑)載せてしまうのです。
 黙って、見ている分には、削除も伸びるというのに。
 特に、最後に収められた桜田淳子歌唱イン・ザ・ムード替え歌は、楽しい。

1980 夕暮れはラブソング

桜田淳子さんのドラマ / 玉ねぎむいたら (昭和56年)

石立鉄男、コミカル三枚目とシリアス二枚目の、ブレンド、間違えてないか(笑)。
 桜田淳子も、生真面目なせいか、演出家が駄目なせいか、本来もっとコミカルであるべきドラマの、筋を間違えている。

二人の江波恵子・それぞれの文章 / 吉永小百合・桜田淳子

 こうして、続けて聞いてみると、はっきりわかる。
 吉永小百合は、女優。当時最強の。
 桜田淳子は、エンターティナー。はっきり、女優とは違う資質だが、それが桜田淳子。
桜田淳子メドレー

野口五郎、キャンディーズ、桜田淳子 ほか OPメドレー (1976)

安倍律子「年下の男の子」がいい! 桜田淳子「なみだ船」の表情! プロの歌手が、全然タイプでない歌を歌うことの快楽!

桜田淳子、ちあきなおみ、野口五郎 ほか OPメドレー (1977)

 千昌夫(笑)。
桜田淳子、中森明菜、菊池桃子 ほか OPメドレー (1986)

花の中三トリオメドレーと桜田淳子のおしゃべりwith森昌子と山口百恵

「草原の輝き」歌唱・山口百恵というのが、信じられない&超貴重!?
 つねに、画像と歌唱をずらしていく編集が、キッチュかつ、中三トリオの愛にあふれている。素晴らしい。
 桜田淳子歌唱イン・ザ・ムード替え歌も快調なり。

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by mukashinoeiga | 2014-07-13 01:23 | 桜田淳子:変貌するアイドル | Trackback | Comments(2)

野村芳太郎「最後の切札」

渋谷にて。「野村芳太郎監督特集」。60年、松竹。
 同時上映ゆえの再見ながら、やはり大快作
 主役は、本来は正統派二枚目ながら、常に悪賢いことを考えてる小悪党男をやらせても、似合ってしまう佐田啓二。これがグッド。
 野村芳太郎は、自作「張込み」 (感想駄文済み)の成功体験ゆえか、オレのサスペンスには、だらだら汗をかいている盛夏が、似合うのだとばかり、佐田も桑野みゆきも、額に水玉が盛大に。
 ただし、悪役の加藤嘉、柳永二郎らは、決して汗をかかない印象で。

 この映画、上記以外にも、新興宗教超熱狂信者・三井弘次とか、ヤク中信者・浜村純とか、常にウロンな新興宗教経理・殿山泰司とか、さながら日本映画脇役辞典のような趣き。この映画のすごいところは、その脇役俳優たち全員に見せ場を用意しているところ。
 みんな、うまい具合に当てはめたキャラを好演。ただし、最後に出てくる人夫コンビ、西村晃、小池朝雄が、佐田啓二を「おじさん、おじさん」と。
 明らかに年上そうな西村が佐田を「おじさん」呼ばわりはいかがなものか。年下の小池だって、その顔つき、佐田より若い印象がなく、完全なミスキャスト。このふたり以外は、完璧だったのに。
 どうしても、のむよし?版日本映画脇役辞典完成?の為に、この二人を出したかったとしか、思えない(笑)。
 なお、話の中心の新興宗教の女教祖、教団内を練り歩くだけの30秒程度の出演、もちろんせりふもアップもなし、はノンクレジット?の沢村貞子だろうか。だと思うが、ならば沢村貞子史上最短の出演か。

 原作はあるが、脚色・橋本忍も、橋本節全開の人間模様右往左往の快調サスペンス。
なお、ここで言う橋本節とは、フツウ推理で捜査するところを、妄想で捜査する超暴投サスペンス。
 たとえば野村芳太郎「砂の器」クライマックス、四季とりどりの日本の風景のなか、巡礼する祖父・孫コンビ、その姿で涙を誘うわけだが、それは、孫・加藤剛の演奏中の回想なのか、刑事・丹波哲郎の捜査会議中の妄想なのか、しかと判別しがたいところがある。
 多くの観客は加藤の回想と「信じて」涙涙の展開となるわけだが、橋本メソッドで言えば、これは丹波の妄想以外の何者でもない。
 暴走役者・小林桂樹の妄想推理の元、展開する森谷司郎「首」「白と黒」も同様。なお「首」といえば、被害者の遺体を調べるため、墓を暴く同様のシーンが本作にもあり。
もちのろん、かの名作とされる黒沢明「羅生門」でも、妄想証言者(モリマの霊呼び寄せイタコ本間千代子という、超妄想の極致)の、裁判劇という、妄想な展開だ。

◎追記◎上記・本間千代子は、本間文子。ホンマの間違いでした。
◎さらなる追記◎上記・野村芳太郎「砂の器」~巡礼する祖父・孫コンビは、父子の勘違い・誤記でした。なんというボンクラミス。下記コメント欄でktoy3さんから、ご指摘受けました。ありがとうございました。

 その妄想の「捜査」は橋本忍「幻の湖」で、頂点に達し、自爆した(笑)。
 なお、本作の「カキン」は、クラブ歌手・桑野みゆきの、少女趣味な、部分。ここに、松竹メロの甘さが、出た。
 もしこれが大映なら、桑野パートの少女趣味は、数十秒で粉砕され、「お花畑」は身もふたもなく否定されただろう。そこだけが、甘い(笑)。

↓この映画系ブログは、今回検索でたどり着いたのだが、二三の記事を読んだら、なかなか素晴らしい。オススメ。
★kikisrandomthoughs「kiki的徒然草」/最後の切札★

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by mukashinoeiga | 2014-07-11 21:00 | 傑作・快作の森 | Trackback | Comments(2)