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市川崑「病院坂の首縊りの家」佐久間良子石坂浩二桜田淳子

 DVDにて。79年、東宝。
 原作横溝正史、監督市川崑、主演石坂浩二の、東宝金田一シリーズ第5作。
 これにてシリーズ最終作の由だが、市川崑は、夢よもう一度と、のちに金田一モノをいくつか作った。これぞプログラム・ピクチャア魂だ。
 ロードショー時既見作だが、今回再見に及んだのは、ひとえに桜田淳子出演のため。
e0178641_1915284.jpg もちろんアイドルの桜田淳子については、当時も承知していたと思うが、いま現在ほど(笑)桜田淳子に思い入れがないため、特に気にしていなかったと思う。
 なぜ、いま現在桜田淳子に思い入れがあるかは、★桜田淳子の謎(笑)★などの駄文に、詳しい(笑)。
 桜田は、石坂、佐久間良子に並ぶ三枚看板の主演格で、一人二役という、アイドル女優としては、おいしい役。
<以下、ネタバレあり>



◎追記◎桜田淳子 「病院坂の首縊りの家」の話題

映画『病院坂の首縊りの家』 予告篇

桜田淳子 - イッツ・オンリー・ア・ペーパームーン(It's Only A Paper


 お話は、横溝ミステリーの常として、過去から現在に至る、旧家の複雑な人間関係が因果になっているから、ページをめくり返して再読確認できる本でこそふさわしいが、映画では困り者。
 DVDでは、繰り返し見返すことは可能だが、今回繰り返し見たのは、桜田淳子の演技。横溝ミステリーの結構など、いくらでも順列入れ替え可能だから、わざわざ見返したりは、しなかった。
 しかし順列入れ替え可能とはいえ、横溝・市川映画では、必ずヴェテランの最大物女優が、犯人と、相場は決まっておる(笑)。
 この佐久間良子が絶美。この年にして清純、しかしほのかなエロスを内包する妖艶、さりげなく、同時に圧倒的なザ・女優。
 佐久間良子、ホントウにすばらしい。
 いま、そこそこの美人女優は、いっぱいいるが、これほどさりげなくも圧倒的なのは、ほとんどいまい。
 チョイ落ちて、夏川結衣、タイプは違うが「ペーパーボーイ 真夏の引力」ニコール・キッドマンくらいか。
 佐久間に比べれば、桜田は、残念ながら、明らかにガチャガチャしすぎた、TVコント番組演技並み、はっきり佐久間とは比較にならない、浮き足立った演技で。
 そもそも桜田淳子には<ミステリアスな、謎めいた美少女>なんて、似合うはずもない。明らかなミスキャストだ。
 おそらく桜田が起用されたのは、血のつながらない兄・あおい輝彦(市川崑「犬神家の一族」が印象的)、ピーター、林ゆたか、らのバンド<アグリー・パイレーツ>のヴォーカルとして歌を歌うシーンから、歌える女優をということで選ばれたのだろう。
 この歌うシーンに、桜田の美質が、やや現れているのが、救い。
 桜田は(時に)美少女だが、その資質はネクストドア・ガール。本作ではミステリアス、でもイロイロ襲われて、悲鳴上げて、動揺して、という演技ばかり。これは、ちょっと、女優としてぽっと出の彼女には、難しすぎるし、しかも、似合わない。
 そして、残念ながら、市川崑には、ミスキャストの女優を修正できる演出力は、おそらく、ない。
 だから、本作における桜田淳子は、最後まで、上ずった声で、似合わないせりふと演技を繰り返すことになる。
 唯一、薬を打たれて意識もうろう、ゆらゆらしながらの、白塗りの高島田花嫁姿の、絶美。白塗りでこれほど美しいとは。
 このシーンの桜田のみ、見る価値があり、そして佐久間良子は全シーンで、すばらしい。

 なお、原作・横溝正史夫妻が、出演して、ちゃんと演技。貴重にして、ニクイ。横溝の「また、紅茶か」には、大笑い。演技のセンスがある。
 横溝家に出入りの女子大生「佐田」妙子役に、中井貴恵。このひとも、よい。佐久間の母・入江たか子も、いいなあ。
◎追記◎金田一探偵の即席助手になる、草刈正雄青年の人懐っこいコミカル演技は、たいへん気持ちがいい。

★日本映画データベース/病院坂の首縊りの家★

桜田淳子 気まぐれビーナス

桜田淳子 山口百恵 渚のシンドバッド

 (架空の相手を)指差すときに、一瞬で口をへの字にしてドヤ顔するのが、桜田淳子の表現力のすごさ。
 他人の曲だから終始ニコニコの百恵、他人の曲でもマジメ顔で歌う淳子、一転して、
 その映像を見て、涙ぐむ百恵、笑い転げる淳子という対比も、面白い。
映画「お引越し」メイキング


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by mukashinoeiga | 2014-04-27 10:40 | 桜田淳子:変貌するアイドル | Trackback | Comments(1)

曽根中生「㊙極楽紅弁天」

 阿佐ヶ谷にて。「わたしたちの芹明香」特集レイト。73年、日活。4月28日(月)まで上映中。
e0178641_2354836.jpg 芹明香の特集がレイトとはいえ組まれ、平日夜に席はかなり埋まっている。素晴らしい。
 モーニングにはムリでも(笑)この個性派女優特集が、昼番組でも組まれたら、さらに素晴らしい。
◎追記◎2016年11月、渋谷シネマヴェーラが、やってくれました(笑)。

 芹明香という女優は誠に不思議で、ブスだけど、可愛い。
アンニュイなんだけど、なんだか明朗な感もあり。ふてくされた口調が、なんだか、元気?が出てくる。
 やってることはズベ公そのままなんだけど、そしてそれがサマになっているんだけど、妙に聖なるものを感じさせる。汚れた町の、なりは穢れているが、聖なる女、それが芹明香。
 角度によっては、なんだ美人じゃん、と彼女に幻惑されるようになったら(なるのだ、必ず)もう、あなたの心の片隅に、確実に、居座るのだ、芹明香は。

e0178641_231164.jpg㊙極楽紅弁天ニュープリント<ラピュタ阿佐ヶ谷HPより>
1973年(S48)/日活/カラー/70分
■監督:曽根中生/脚本:田中陽造/撮影:森勝/美術:渡辺平八郎/音楽:月見里太一
■出演:片桐夕子、芹明香、薊千露、山本涼、長弘、丹古母鬼馬二、織田俊彦、橘田良江、吉野あい、小森道子
デビューこそ東映だが、芹明香といえば日活ロマンポルノであり、その記念すべき出演第一作。江戸の貧民街で暮らすフーテン娘で、すでに芹らしいアンニュイなセリフ回しは完成形。しかし曽根中生監督いわく「片桐夕子と一緒に、脱ぐのがイヤだとスタジオから逃げて、二人で肩を抱き合って泣いていた」そう。本作のふてぶてしい、芹の自由奔放さからは意外に思える純情な逸話。底辺で暮らす人々の自由なバイタリティに魅了される一作

曽根中生のコメディのなかの悲しみ演出も、快調。音楽の、さまざまな映画音楽(佐藤勝風からフランス映画風まで)を、パスティーシュしたセンスもバツグン、ロマンポルノゆえ、うそ臭いペンネームだが。
 本作の主演は、これまたブス可愛い片桐夕子で、芹はその相棒。
 片桐の役名は、ふーてんお紺。芹明香の名啖呵は、「うちら、江戸のヒッピーや」。
 ゆるい関西弁で江戸もないもんだが、そういう時代劇。で、そういう時代劇には、NHKドラマ「天下御免」71年に習って、平賀源内が出てくるのは、もはやお約束といっていいか。
 日活デヴュー作で、これほど唯一無二の存在感をかもし出し、自由自在に、この貧民窟コメディを、彼女だけが、ほとんどコメディ演技をしていないのに、自然におかしみをかもし出すことに成功している。
 このドタバタのなかで、片桐と芹は当然何度も脱いで、男と抱き合うのだが、まあ、こんな雑な雰囲気で、とうぜん観客は、そんなの見ても、エロい気分には、普通は、ならない。
 片桐夕子のシーンでも、当然、気分は、出ない。ところが、芹明香は、こんな悪条件で、エロ的には完全アウェイな状態で、観客を、エロ気分に、もって行くのだ。
 長屋の誰もが、片桐夕子のニセ幽霊に気づき、腰を抜かすなかで、ただひとり芹明香だけが、純なエロ心のあまり?夕子ユーレイに、気がつかない。汚れた聖女の面目躍如。

 1990年代の日活ポルノAV「女教師6」以来、彼女を見ていないのが、心残りだ。このレイトは、既見作も含め、なるべく通いたいとは、思っている。年寄りにレイトは、ちときついのだが(笑)。
◎追記◎大五郎ヘアのデブ丹古母鬼馬二も、目立っていてよいのだが、死人稼業?の、いつ見ても超ヤセ男・庄司三郎も似合い過ぎ。この人の痩せ過ぎは、異常(笑)。でも、なんだか、いつも味出してんだよなあ。

★(秘)極楽紅弁天|Movie Walker★

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by mukashinoeiga | 2014-04-25 10:16 | 傑作・快作の森 | Trackback | Comments(0)

謎の反日マーク@日刊ゲンダイ

 ちょっと、前に、日刊ゲンダイを読んでいて、気がついた。
 ちなみにぼくは、日刊ゲンダイを、その左翼反日ぶり、左翼特有の無責任な垂れ流し記事の、ブザマお粗末な悪あがきを、爆笑しつつ読むというスタンス。月に数回程度買っております。
 なんだかヘンなマーク?が、載っている。しかも毎日。
 それは、例によって、大げさ羊頭狗肉な見出しが連日踊る第一面。その右下の欄外
 そこに、一辺5ミリ以下程度の、微小な正方形。
 その正方形は、中央の横線で、上下に二分されている。
 その二分された横長(半正方形)の、上部はから。下部の中央に、小さな黒丸。
 と、言葉で説明するとまだろっこしいので、おヒマなカタは、駅の売店で、買うふりをして日刊ゲンダイを束から引き抜いて、確認してください。確認したら、やっぱ、やめたー、という思いをこめて、束に、戻すと(笑)。

 つまり、これ白黒印刷だから、黒丸だけど、カラーにしたら、赤丸では、と。
 イメージとしては、半旗になった日の丸をイメージか。そういうマークとしか、考えられない(笑)。
 さすが、中韓、朝日と並ぶ(笑)反日マスゴミらしい、半日=反日らしい、隠しマーク。
 こんなゴミみたいな、隠しマークを連日第一面に印刷して、ひっひっひっと、卑劣かつ卑屈に笑っているのだろう、日本を。

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by mukashinoeiga | 2014-04-24 10:45 | うわごと | Trackback | Comments(0)

蔵原惟繕 「海へ See you」

 DVDにて。88年、東宝。
 原作は、なんと、ジョゼ・ジョバンニ! そのハードボイルドな原作(未読の上での推定)を、和風に甘辛仕立てで脚本化したのは、倉本總。
 パリダカール・ラリーの話なのに、健さんの回想シーンを冬の北海道に設定し、二三見たネット感想では「北海道バカ」と、揶揄されていたのが、可笑しい。
 ハードボイルドの甘辛味付けの脚本を、さらにぐだぐだにしたのが、日活時代こそ映像派の俊英で鳴らしたものの、独立後は、映像派の成れの果ての、ありがちな結末、空虚な、雰囲気重視の、すっからかん映画と化した蔵原惟繕演出。
 思うに、映像派の資質は、小味な映画で生きるのであって、本作やら「南極物語」の「大作」を任せられて生きるものではないと思うのだが、いかが。
 おそらく「映像派」は「骨太なストーリー」が苦手。「骨太」そのものの健さんも、苦手では、ないかい。若くて、軟派な裕次郎映画で売った蔵原が、健さん向きの映画を作れるとは、思えないのだが。

 やはり倉本總が関係した「冬の華」辺りが嚆矢か。東映時代は、あれほど光り輝いていた高倉健映画が、ぐだぐだと空虚化した大作を連発した。
 主として、二流の演出家・降旗康男や、観光絵葉書めいた名所写真しか撮れない二流撮影監督・木村大作らがかかわった、という印象がある、ボンクラ映画の数々。「夜叉」など、見逃しもあるので、しかとは断言できないが(笑)。
 天性の愛嬌、若さゆえの勢い、そして降旗、蔵原などとは比較にもならない、マキノをはじめとした東映の職人監督たちによって、東映時代の高倉健は、光り輝いていたのだ。
 若さゆえの勢い、天性の愛嬌が、加齢によって減じていき、しかも、職人技のてだれ監督も、いない。そういう状態でも、なおかつ、主演映画は、それなりにヒットする。
 からだの動きのキレがまったく表現できないので、アクションはムリ、しかしヒーローであらねば、ならない。
 アクション抜きでヒーロー映画は、どう成立するのか、という戦略抜きで、とりあえず、むっつり寡黙で禁欲的に、男は黙って高倉健、これで行こう、というのが東映主体・降旗路線。

 ところが、本作は、製作・岡田裕も、蔵原も日活出身。健さんには、大勢の友達、仲間がいて、いしだあゆみも、桜田淳子も、健さんに、惚れている。裕次郎映画じゃないんだからさ(笑)。

 アッ、そうそう、なぜ本作を季節はずれにDVDで見たかというと、女優としての桜田淳子を、これまた季節はずれに確認したかったからなのだが(笑)。まあ、そもそも古い映画を主に見ている当方は、常に季節はずれでは、あるのだが。
 しかし、桜田淳子を語る前に、巨大高倉健を語るのが、まず、映画ファンとしての仁義であろう。
 高倉健には、パブリックイメージとして「孤高のヒーロー」というイメージがあると思うが、東映時代の彼は、流れ流れて、親切な親分のいる組に拾われ、外様ながら次第に頭角を現していく、ということで、ほとんどの仁侠映画のストーリーを説明できる印象がある。
 もちろん流れ流れての、部分が、若い彼に似合わないということで、孤児だったガキの時分に、拾われて、と修正されることも多い。
 孤高の一匹狼というよりは、まず、組織の一員であり、その中で仲間がいて、ともだちもいる。そして、親分の娘なんかが、好きになるんだね、健さんを。
 この構造をそのまま、本作の三菱レーシング・チームに当てはめた、一本どっこの走り屋・健さんを、いんちき借金でだまし討ちにして、無理やりチームに引き込む。
「ひでーなー、だましやがって」といいつつ、借金は借金だから、そこは律儀な健さん、いやいや三菱チームに人身売買(笑)されていく。
 ここまでは、いい。たぶん、すごく、いい。
 そして、このレーシング・チームは、そもそも、大して技術もないのに、人気の若手タレントゆえに、主役にすえられた大橋悟郎が主体。
 これも悪くない。
 恩も義理もある親分が死の床から、「健よ、バカな息子だが、あいつのことは、よろしく頼むぜ」
「オヤっさん、任してください。あっしが命にかけて、きっと若を男にしてみせます」
 そのノリの現代版で。頼むのは、三菱重役の池部良というのも、理にかなっている。
 ただ高倉健と大橋悟郎の接点となるエピソードが、まったくないので、この設定は、見殺しにされたも同然。
 また、大橋悟郎のミステイクが、重大な結果になる、なんてエピもなし。偉大なる設定の踏襲が、まったく生かされず。

 また、悪役も不在。たとえば、ライヴァルチームのトヨタの重役が安倍徹か遠藤辰郎で、健さんの三菱チームにインケンな妨害をかけてくる(笑)なんてこともなし。
 つまり基本設定はいいとこまでいったが、仲間との厚い友情も、敵の存在もなく、だらだらとレース描写が、凡庸かつ低刺激に続く。
 いいとこ取りは、しばしば失敗するのとおりで、日活と東映のハイブリット融合は、1たす1は2にも3にもならず、コンマ以下に収まったというしだいで。
 仲間も敵も恩も義理もない、ナンセだまし討ちの借金のカタだから、健さんなりのモチベーションもない始末。
じゃあ、この映画の核は、どこに(笑)。
 それは、オンナだ、と軟派な蔵原惟繕はいう。

 ということで、出ましたの、ダブルヒロインがいしだあゆみと桜田淳子。
 話を転がすのは車でなくて、オンナでいいのか、高倉健映画で(笑)。
案の定、この映画はぐだぐだの、凡作に転落していく。
 ということで、いしだあゆみと桜田淳子の顛末は、後日に続く(笑)。

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by mukashinoeiga | 2014-04-24 10:11 | 桜田淳子:変貌するアイドル | Trackback | Comments(0)

あの小保方問題への斬新納得な意見

 STAP細胞はあるのか、ないのか、チマタではかまぴすしいが、イヤ、そういうレヴェルを超えて、オーラある女子としての小保方晴子モンダイにまで発展(笑)。週刊ポストなどでは、小林よしのりらの座談会で、科学者としてはともかく、女優としていけるのでは、などという珍論まで。
 しかし、目からウロコな斬新な意見も、ある。個人的にアッと驚いた
以下に概略、ご紹介したい。
------------------------------
 30歳のムーミン好きのお嬢さんみたいな女性。その彼女が世界初の大発見をしちゃったと知り、びっくりしたのもつかの間、なぜ、今、彼女はこういうことになっているのか。
 人のなすことには必ず理由があるはず、それが知りたい、と思いつつ見ていたら、突然、40年も昔に父が言っていたことを思いだしてしまった。
 「君ねぇ、世界的な発見というものは、だいたい偶然の産物なんだ。AとBをうっかり混ぜちゃったら、こうなっちゃってびっくり!というようなことが多い。その結果をどうしてなんだ、とたどって、原因にたどり着くプロセスが研究というものなんだ」
 父は応用化学分野のエンジニアで、研究開発の分野で働いていた。そして、自分の話したいことだけを、相手の興味などおかまいなしにしゃべり続けるような人だった。
偶然にできちゃった、って人は、論理的に説明するのはおおむね不得意なんだ。だから、最初の人っていうのはうまく証明ができないんだ。で、悲劇的な人生を送ることになる人が多い。嘘だと思ったら化学史を調べてみたまえ」
 こうしたらこうなるだろう、みたいな予測の道筋からは新しい発見は難しい。予測がつかなかったからこその新発見なんだし。
 ひらめくのは、たいてい非論理的な人やっぱり、論文なんかを書くのは下手だろうなあ、と思う。 小保方さんがコピペで論文を書き、画像の見栄えを良くすればなんとかなるさ、みたいなことをしたのだとしたら、そんなわけもあったのかも。
 さらに、実験画像の整理もできないタチだったかもしれない。私の知人にも研究者で頭はすこぶるいいが、尋常じゃなく「片付けられない女」もいる。
 人の能力とか才能って、相当に偏っている。満遍なく優秀なんて人はまれなのだ。故に、誰にとっても人生はなかなか困難な道なのだと思う。(ノンフィクション作家 久田恵
★家族がいてもいなくても-MSN産経ニュース★
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 小保方晴子サンが、真に革新的な発見をしたのか、しなかったのか、ぼくには、わからない。
 しかし、真に革新的な発見というのは、おそらく、久田さんのお父君が言うように、なんだかわからないけど、見つけちゃった、ということが多いのだ、というのは、納得する。
 りんごが落ちるのを見て、万有引力を発見するような「手合い」に、官僚的なまでに、ソツのない論文が書けるとは、とても、思えないでは、ありませんか(笑)。そういうことです。
 小保方晴子がそうかどうかはともかく、モンダイは、真に革新的な発見をするヒトと、ソツのない官僚的な論文を書くヒトと、どっちがえらいか、ということですね。両方出来る人こそ、エライ、のでしょうが、そんな「いいとこ取り」のヒトは、おそらく、いない。それが、人間のサガでは、ないですか(笑)。

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by mukashinoeiga | 2014-04-22 23:00 | うわごと | Trackback | Comments(3)

渡邊邦男・毛利正樹「北海の叛乱」

 京橋にて。「日本の初期カラー映画」特集。56年、新東宝。あと1回の上映。なぜか、カンパニー・ロゴがないプリント。
 こ、これは、隠れスタア映画では、なかろうか。
 戦前松竹のスタア上原謙と、戦前東宝スタア藤田<姿三四郎>進のガチンコ主演。
 同僚に戦前主演経験の高田稔、江川宇礼雄、横山運平、小堀誠、戦後主演経験の高島忠夫、舟橋元、江見俊太郎(江見渉)そして悪役ボスが二本柳寛だ。
 まあ、フツーの映画ファンにとってはたいしたことはないのかもしれないが、OLD者のぼくには、きわめてゴージャス(笑)。ちなみに、本社経理部長役(重役会議で、参考招致されて、ビビる、という適役?)で、三原純も、顔を見せている。戦後各社(のぞく松竹)が、戦前松竹の俳優たちを重用していた、その一例。

北海の叛乱(94分・35mm・カラー)<フィルムセンターHPより>
『ハワイ珍道中』以来2年ぶりとなる、新東宝のカラー映画第2作。労資対決で揺れる捕鯨船を舞台に、鯨捕りの名砲手・黒田(藤田)と社長の息子で常務の徹(上原)の友情を描く。武装蜂起して日本脱出を企てる過激な組合員の描写など、世相を貪欲に取り込んだ際物映画でもある。
'56(新東宝)(監)渡邊邦男、毛利正樹(脚)木村千依男(撮)渡邊孝(美)梶由造(音)鈴木靜一(出)上原謙、藤田進、安西郷子、久慈あさみ、久保菜穂子、二本柳寛、髙島忠夫、小笠原弘、舟橋元、髙田稔、横山運平、江川宇礼雄、阿部九州男、小堀誠
◆イーストマンカラー 米イーストマン・コダック社は、1935年に世界初の多層式カラーフィルム「コダクローム」(外型反転)を発表。主に8mmや16mm映画で用いられた。1950年には35mm映画用で内型ネガ・ポジ方式の「イーストマンカラー」を発表し、以後テクニカラーに取って代わりカラー映画市場の中心を占めていく。日本では大映が意欲的に研究・採用し、これに合わせて東洋現像所(現IMAGICA)が1953年、イーストマンカラーの現像処理工場を完成させる。

 フツー、初期カラー映画では、華やかな衣装、ゴージャスな美術、女優メインの華やかなストーリー、などが重視されるとおもうのだが、本作は、なんとも地味な洋捕鯨(北海道沖)を描く異色作。しかも女優は刺身のつま状態の、男祭り。安西郷子、久慈あさみ、久保菜穂子が花を添えるが、ちゃんと存在感を示しうる役は、久慈あさみのみ。
 久慈あさみといえば、宝塚男役出身のサバサバしたオバサン。という印象が強いが、本作の彼女はなかなかセクシー。サバサバ砂漠感が感じられない久慈あさみ、というのも、ぼくには、初めて。新鮮だ。
 なお久保菜穂子は主題歌の一曲「港に独り泣く女」歌手としてもクレジットされているが、実はその曲は流れない。
 おそらく当初予定ではかなり重要な役だった久保菜穂子(★北海の叛乱|Movie Walker★紹介のあらすじは、例によってキネ旬由来の「予定稿」で、実際とは違うストーリーが掲載されている)だが、海洋シーン、その男のドラマの尺が、予定より伸びて、久保菜穂子パートが縮小され、それにともない、彼女パートのシチュを歌う久保菜穂子歌唱が場違いになり、カットされたのだろうか。
 実際、結果的にちょい役になった久保菜穂子の歌が、本作に流れたら、かなりのムリスジになったことだろう。

 そして本作の見所は、二本柳寛ら共産党党員の過激な反日行為だろう。通常の組合活動に飽き足らず(帰朝した上原謙常務の労使宥和政策により、組合の存在が弱体化のゆえ)、最新新造捕鯨船をのっとりシージャック、船・船員もろとものソ連行きを強行。
 自衛隊の再軍備を反対しつつ、自らは暴力革命を実行するダブルスタンダード。この、共産党ら、左翼の夜郎自大ぶりは、いまも変わらず。
 日本の左翼は、この70年間、日本の再軍備反対、もうすぐ戦争できる国になる、といい続けてきたが、現にこの70年間戦争は、起きていない。
 この70年間の狼少年ぶりを、まず「反省」し「謝罪」してから、その上で改めて今後の「反戦活動」をするべきではないのか。
 結果的に、お前らの70年間の主張、ないし扇動は、壮大な狼少年に、過ぎなかった、この点を、自覚して、まず、「謝罪」していただきたい、と思う。
 そして、凶悪犯人が左翼共産党という設定だからといって、本作を「際物映画」と斬って捨てるフィルムセンターの無自覚よ。
 「世相を貪欲に取り込んだ際物映画」だってぇ(笑)。そんなの、B・C級アクション映画の、ほぼすべてに、あてはまるといえば、当てはまるだろうに、なぜ、本作に限って「際物」と。
 これが、犯人が「右翼」なら、フィルムセンターのバカも、わざわざ「際物」と、上から目線で、バカにしないだろう。
 よくある左翼メディアの定番ダブスタ、保守派デモを「右翼団体」といい、いっぽう左翼のデモは「市民団体」「市民派」と僭称するのに似ている。犯人が左翼共産党、けしからん、「際物」映画だ、と、貶めにかかる。
 平気で、無意識に、ダブスタをしてるねー、フィルムセンター。

 なお、かなり真っ当に自衛隊を弁護する上原謙。さすが、さわやかな凛々しさを演じて日本一だった、戦前二枚目の面影。グッド。
 まあ、この「さわやかな凛々しさ」も、フィルムセンターのバカにかかれば「際物」なのでしょうねー。

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by mukashinoeiga | 2014-04-20 14:15 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(2)

爆笑!ネコがヘリコプターに成仏(笑)

 ネットをあさっていたら、偶然見つけた。
 死んだ愛?猫を剥製化して、おそらくヘリウムとか入れて、半猫半機械化のラジコンヘリに。
 以下の画像が、ほんとに衝撃可愛らしく、かつ大爆笑。
★死んだ愛猫をフライングキャットマシンとして弔うアート - GIGAZINE★

 いっぽう、こちらの動画は、まぢめに飛んでいるので、あまり笑えず。まずは、この動画より先に、前記爆笑スチールのほうを見てほしい。
test flight 1 X-mode Sept 02 2012

なお、誤解を避けるために一言(笑)。当ブログは、タイトルのヴィジュアルでもわかるとおりの、猫好きです。ガメラならぬネコラ。

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by mukashinoeiga | 2014-04-20 12:07 | うわごと | Trackback | Comments(0)

船橋名物ふなっしーの次はマスクロイドか(笑)

 例によって?夜のチマタをふらふらと千鳥足でよろめき歩行していたワタクシのミミに、どこからか妙なる調べ・・・・。ついに酒毒が回って、幻聴か(ま、それは大げさ)と、ふらふらと、JR船橋と京成船橋間をつなぐ駅前回廊を、登っていくと。
 数十人の聴衆に囲まれた、路上ライヴのギター弾き。なかなか、聴かせる。
 哀愁と、華やかさの入り混じった、いい感じの快演で。生で聞くと、癖になるおいしさ。
 イロイロネットをあさってみると、津田沼、戸塚、錦糸町、ニューヨークと、あちこちに出没しているようだ。
 なにも船橋限定というわけではないが、このひと月ほどに3度、遭遇した。船橋で飲むのは、この間4・5度だろうから、かなりの確率で遭遇していることになる。
 マスクロイド氏(本人も関西弁のトークのたびに、必ず言い訳している、奇妙な芸名)の、最近のお気に入りのひとつが、船橋駅前なのだろうか。

 二度目に遭遇したときは、途中、ふたり組みの警官が演奏中の彼に近寄り、
「すいません、近所から苦情の電話があったものですから・・・・」と、それでもソフトな申し訳なさそうな口調で、マスクロイドは、早速撤収した。なんとも無粋なご近所さん。
 こういうことは、やはり、慣れているらしく、その直前には「(通行の邪魔になって)警察から苦情がありますので、皆さん、もっと、寄って下さい」と、アナウンス。
 ところが、昨夜、三度目の遭遇をした際は、駅前回廊を降りて、なんと駅前交番のすぐ横数メートルの、船橋駅前路上ライヴのメッカ(笑)にて、演奏中に出くわした。
 おそらく、警察とは、何らかの折り合いがつけられたものか。
 新聞地方版で見たが、船橋市が、今後路上ライヴの公認活性化を図る、ということの一環なのだろう。
 演奏が終わり、マスクロイド氏は、チラシの配布を一人ひとりに始めた。その前に、次は駅前回廊に移り、ライヴを再開すると、告げている。
 こういうシチュになると、聴衆はそそくさと散り散りなるパターン(ナンセ帰宅客でごった返すターミナル駅だからね)なのに、コアなファン、初めて見聴いて魅せられた聴衆と思われる十数人は、チラシを受け取り、人々の塊は、減る様子も、ない。
 ええい、ついでだ、次の演奏を聴くべく、駅ビルのスーパーで缶ビールを買って、戻ると、まだ、チラシを配っている。
 しょうがなく、駅ビルのトイレを拝借、戻ると、まだ、チラシを配っている(笑)。
 しょうがなく、駅前から逆に戻って、居酒屋で呑み直し。煮込みと、ポン酢豚という、きわめて偏ったつまみで、30分ほど呑んで、駅前回廊(ペデストリアンデッキなる和製英語は、いかにもE電並みの醜態)に、戻る
と、最後の一曲を始めるところであった。
もちろん、酔いどれなダメなおじさんは、ちょいとぬるくなった缶ビールを飲みつつ、堪能いたしましたとさ。

Guitarist virtuoso playing in a Tokyo park (MASKROID)


MASKROID in NewYork "Canaria ja neno"


Baressa - MASKROID [Original Music Video]


ホットライン錦糸町店予選ライブ8/19 マスクロイド 2


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by mukashinoeiga | 2014-04-17 09:53 | うわごと | Trackback | Comments(3)

戦前松竹映画の楽しみ

 フィルムセンターの★「よみがえる日本映画-映画保存のための特別事業費によるvol.7松竹篇」特集★では、1作をのぞいて、今回、見ることが出来た。
 唯一見れなかったのは、

男の償ひ 前篇/後篇(計140分)<フィルムセンターHPより>
戦前の松竹でメロドラマ作家として一時代を築いた野村浩将監督による、吉屋信子の同名小説の映画化。若き考古学者の伊狩滋(佐分利)は、幼馴染の瑠璃子(桑野)と恋仲だったが、彼女の実家は資産家との縁談が持ち上がった瑠璃子を滋から引き離そうとする。滋はそれが許せず、彼を見初めた伊豆の温泉旅館の一人娘・寿美(田中)の婿になる。温泉旅館まで金の無心に来た滋の兄・猛(河村)の件をきっかけに、滋と寿美の夫婦関係は破綻する。その後、寿美とその家族には次々に不幸が降りかかる。こうしたメロドラマ大作を経て、翌年に大ヒットシリーズ『愛染かつら』(1938-39)が生まれる。
男の償ひ 前篇 (73分・35mm・白黒)
'37(松竹大船)(監)野村浩將(原)吉屋信子(脚)野田高梧(撮)高橋通夫(美)浜田辰雄(音)万城目正(出)田中絹代、武田秀郎、吉川満子、夏川大二郎、佐分利信、河村黎吉、飯田蝶子、桑野通子、水島亮太郎、岡村文子、岩田祐吉、葛城文子、大山健二、東山光子
男の償ひ 後篇 (67分・35mm・白黒)
'37(松竹大船)(監)野村浩將(原)吉屋信子(脚)野田高梧(撮)高橋通夫(美)浜田辰雄(音)万城目正(出)田中絹代、武田秀郎、吉川満子、夏川大二郎、佐分利信、河村黎吉、桑野通子、大山健二、葛城文子、東山光子、久原良子、小島和子、磯野秋雄、水戸光子

 なのだが、これは既見作だった。しかも、今特集で唯一上映時間が変則的に30分早くて、勘違いして、再見することが出来なかった。ぼくがボンクラでなければ、フィルムセンターのつい近くにいたので、見ようと思えば、見れたことになる。まあ、つまり、ぼくの脳内お花畑では(笑)全作制覇(笑)していたも同然(笑)ということだ・・・・。
 しかし、これは、ぼくのフィルムセンター通い数十年?でも、おそらく、初めて。
 たいていは、いくつかの未見作の見逃しがあった。休みが取れなかったり、合わなかったり。
 ぼく的には、初めての体験。
 ということで、これを勝手に寿ぎ?戦前松竹映画について、まとまった感想を。
 まず、ぼくの戦前松竹体験の中で、これまで視野に入っていなかった俳優たちが、今回フィーチャーされていたのが、新鮮。
 ヒロイン女優でいえば、三宅邦子
 準主演俳優としての、高倉彰、三原純。かなり、出ているのが、新発見。しかし、このふたり、先行する松竹三羽烏は愚か、徳大寺伸突貫小僧(笑)にも、及ばない個性の弱さ。

 三宅邦子がこれほどヒロインしていたとは、正直驚き。ただし、ヒロイン女優としては、まったく魅力に欠け、好みでは、ない。年をとって、脇役に回ってこそ、三宅邦子の真価は、発揮できた。
 むしろ、中年になってからの、彼女を主演にした、よろめきメロドラマを、見てみたかった、とも思う(笑)。
 中年の人妻の、三宅邦子が、これまた中年になった佐分利信や上原謙や森雅之に懸想されて、もだえる、というのなら、値千金を払っても、見たいと思う(笑)。
 その際の三宅の夫には、つぶらな瞳の(笑)笠智衆で。
 一部常連の間で注目された槇芙佐子は、消える女優には消えるだけの理由があった、と言うしか、ないオーラのなさ。注目したのは女性たちのようだから、オンナ受けは、いい、のかもしれないが、主演女優オーラ絶無。
 むしろ森川まさみのほうが印象が残る。消えてしまった女優だが、藤原か祢子も印象的。

 そして、水戸光子は、「映画史的イメージ」では、吉村公三郎「暖流」伝説、というのがありまして、戦前青年たちが「君は三枝子派か?光子派か?」と、人気を二分して、彼女らのどちらかを憧れとし胸に抱きつつ、戦場に散っていった、という。
 この「暖流」伝説が、まったくのデタラメ、でっち上げであった、というのが、暴露された特集でもあった(笑)。
 水戸光子は、「暖流」の楚々とした、控えめな庶民派女優としてより、むしろ、やんちゃなスクリューボール・コメディのヒロイン女優としてのほうが、ダンゼン、柄に合って、魅力的。素晴らしい。
 日本のキャサリン・ヘップバーンになれたものを、真逆の清純派オードリー・ヘップバーンと「誤読」したことが、日本映画、および水戸光子の、不幸とも、言える。
 
 そしてこの特集を見るまでもなく、不動の絶対的安定感、サブリンこと佐分利信、上原謙、佐野周二、ヒロイン女優としての絶対、桑野通子(いつもながら作品数は少ない)、高峰三枝子、グッド。
 高杉早苗も、よかった。
 あいもかわらずの、れいきっつぁん、こと河村黎吉、ああ、惚れ惚れ(笑)。坂本武、ヒモリンこと日守新一もグッド。どこかの名画座で、河村黎吉、坂本武、日守新一で松竹三羽トンビの、特集を、やらないか(笑)。
 ああ、そうなると、斎藤達雄が、漏れちゃうなあ(笑)。そりゃあ、やだなあ。
今回、悪役もカッコいい(笑)笠智衆も含めれば、五人か。うーん、何か、いい語呂は、ないか。 
 
 今回、改めてフに落ちた(笑)のは、戦前松竹に母親役女優は何人もいるが、その絶対のエース(笑)葛城文子は、かなりの高確率で、判断を誤り、その結果、松竹メロが転がっていくのだなあ、と。
 というわけで、常連俳優を語っていくだけで(しかも、その詳細は、書き切れないので、省略している)戦前松竹映画は語れてしまう。
 作品「論」にまで、及ばないのが、贅沢な悩みで。
◎追記◎やはり、オヤジトリオの河村黎吉、坂本武、斎藤達雄が松竹三羽トンビで、ちょっとムリ筋だが、徳大寺伸、日守新一、笠智衆が、新・松竹三羽烏? いやいや(笑)。

★松竹-Wikipedia★

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by mukashinoeiga | 2014-04-13 11:39 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(4)

バカか「憲法9条をノーベル平和賞に」

 いかにもうれしそうに報道している今夜の報道ステーションで知ったのだが。
 恐るべし「脳内お花畑」の「ノー天気」。

 戦争の放棄を定めた憲法9条をノーベル平和賞に推した「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会(事務局・神奈川県相模原市)に、ノルウェー・オスロのノーベル委員会から推薦を受理したとの連絡があり、正式に候補になったことがわかった。
 連絡はメールで9日夜、実行委に届いた。「ノーベル委員会は2014年ノーベル平和賞の申し込みを受け付けました。今年は278の候補が登録されました。受賞者は10月10日に発表される予定です」との内容だ。
 事務局の岡田えり子さん(53)は「受理されてうれしい。受賞者は個人か団体となっているが、受賞者を日本国民としたことを委員会は受け入れてくれた。これで日本国民一人一人が受賞候補者になった」と話した。
★「憲法9条をノーベル平和賞に」推薦受理 実行委に連絡 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース★

 岡田えり子がどういうバカか知らないが、一個人風情がなぜ「日本国民」を「代表」すると言う「越権行為」を、どの「日本国民」に「許可を得て」申請したのか。
無礼者。
 この岡田えり子の馬鹿げた「越権行為」を、一「日本国民」として、反対する。
なにが「これで日本国民一人一人が受賞候補者になった」だ。
 だれか、反対署名を組織してくれるなら、「脳内お花畑」の「ノー天気」に「ノー」を、表明したい。いや、他人頼りなのは、情けないが(笑)。
◎追記◎この岡田えり子のたわごとには、むしろ護憲派リベラルこそ、反対すべきでは
 なんせ、「国民の合意」もなしに、「選挙の洗礼」も受けずに、一個人(一団体)が、「日本国民」代表を「僭称」して「対外発信」しているのですから。
 民主主義の敵ではありませんか(笑)。この岡田えり子を、看過するなら、まさしく護憲派リベラルの名折れ、じゃあありませんか(笑)。
 岡田えり子をゆるしたら、いろんな輩が勝手に「日本国民」を「代表」して、「対外発信」しても、もう、非難できないはずですよ。たとえば、憲法9条をイグノーベル賞に推薦するような(笑)。

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by mukashinoeiga | 2014-04-11 22:43 | うわごと | Trackback | Comments(9)