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若松孝二「餌食」

 渋谷にて。「追悼を超えて 若松孝二IN池袋」特集。79年、東映。
 なんだか、若松にしては、案外まとも、小品佳作。ま、若松としては、小品佳作なんて、「ぬるい」ほめ言葉、言われたら、赤面しちゃうだろうが。
 アメリカ帰りの、いにしえ?のロック・ミュージシャン内田裕也が、かつてのバンド・メンバーと再会していく。
 鹿内孝は、上り調子の外タレ・プロモーター・プロダクションの社長。佐々木剛は、きゃぴきゃぴアイドル専門の、レコード会社やり手ディレクター。内田は、「なんだよ、タレントの、天下りか」とうそぶく。
 調子のいいC超青年と知り合い、彼の安アパートに居候を決めこむ。
 実は、この部屋の本当の主は、なにやらいわくありげな老人、多々良純。居候の青年のそのまた居候の裕也、しかも、もう一人居候がいて、家出して、しかも昼間は立派に女子高に通い、夜は安キャバレーでアルバイトという、不思議な少女もいて、実は、裕也、多々良の三人目の居候なのだ。
 若い男女の新人君たちも良くて、不思議にあたたかい?擬似家族。
 まあ、若松としては、日本的小コミューンのつもりだろう。
 しかし、この生暖かい、小世界に安住しているのは、ロックじゃない、ということで、最後は派手なドンパチにいたるロケンローラー裕也。
 80分程度の<遅れて来たプログラム・ピクチャア>としては、言うことない佳作。
 殴り込みの後、青年も老人も死んだ、その怒りのあまり、ビルの屋上から、当時の新風俗・歩行者天国を闊歩する善男善女に向けて、銃を乱射(これまた、当時のアメリカでの新風俗で)。
 つまり、若松孝二ら「この種の」「風俗プログラム・ピクチャア作家」は、その時々の新風俗、新テクニックに、すぐに飛びつき、ある程度の「条件反射的対応」を、いかにとるか、というところに、その骨頂がある。
 若いころ、散々、女をレイプしまくる映画、ゲリラ人殺しの映画を撮っていて、晩年はしたり顔で、反戦映画を、撮る。
 「謝罪と反省」もなく、まるで朝日新聞や。

 「成功した左翼」と、言っていいと思うが、若松や朝日新聞は「成功した左翼」で。
 なぜ、成功したか。その時々の新風俗に乗り、巧みに操り、前時代の発想(若松なら女はレイプしまくり、人は殺し放題、朝日なら、戦前は戦争大翼賛)から、こんにちの発想(若松なら反戦、反原発、朝日なら、反戦、反原発、なんだ結局左翼は、みんな、おんなじ)に、前段の反省もないまま、ギアチェンジしていく、とにかく、生き残りたいがため、タイコモチのように、その時代時代のご主人様の意に沿っていく。
 女をレイプしまくること、人を殺し放題、それが、当時の「新左翼のトレンド」でした。「反体制」だから。「体制」に「ぬくぬくと」守られている女は、レイプして、殺して、男は、そのまま殺して、それこそが「反体制」だ、ざまーミロ、と。
 そして現代の「新左翼のトレンド」は、原発ダメ、沖縄の米軍兵士レイプはだめ、時代によって、様変わり。
 ちょっと前までは、CO2大反対、地球温暖化阻止の一番手・原発を推進していたはずが、いまではCO”発生の源・火力発電大賛成、というお粗末猫の目。

 朝日を、あれは「流行通信」だ、と喝破した御仁がいたが、「成功した左翼」になるためには、ことごとく「時代の新風俗と寝る」ことが肝心だ。
 時代風俗と寝ることを潔しとしない?「成功しない左翼」は、日共(この間の衆議院選挙で1議席減りましたな)など、ジリ貧で。
 福島みずほの社民党は、「時代と安易に、みずてんで、寝る」党ではありますが、あまりにトンチンカンのトンチキなので、問題外のソトで。
 今回の衆議院選挙で、反原発派候補はことごとく、落ちた、といっていい。「反原発」は「時代のうねりだ」というのが誤りであることが、票によって、証明された。反原発は、「国民が共有する」時代トレンドではなくて、あくまでも「左翼が共有する時代トレンド」に過ぎなかったことが、露呈した。
 なお、今回の若松特集では「ゆけゆけ二度目の処女」「処女ゲバゲバ」も見たが、浅薄な「当時の映像テクニック・文法」を、それに対応できうる能力を欠いた若松が撮ったために、ぐだぐだの超凡作に。まるで民主党政権みたいな映画で。

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by mukashinoeiga | 2012-12-30 12:32 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

最近見ている映像

 文字通り、自分が最近ネットで見ている映像の数例、紹介集です。


★選挙日前夜の、これほどの盛り上がりは、マスコミは、一切無視していますね。いささかオーヴァーなほど(笑)林立している日の丸とか、絵的には派手で、いかにもTV栄えする映像なんですが(笑)。まあ、これがTV栄えしては、マスコミの皆さんには、まずいんでしょーね。
 安倍晋三は、国民には、人気がない、とマスコミは皆さんおっしゃいますが、それではなぜ不人気な総裁の党が圧勝したのでしょうか。ま、この秋葉原は、特殊なんでしょうが。


★まあ、タイトルどおりです。長いですが、パート4まで、あります。


★これは、超貴重映像(笑)。最後まで見ることをオススメします。いかに、マスコミが民主党に激アマだったか、丸わかり。池上さんて、こんなトンチキなインチキに加担する人だったんですね(笑)。


★一本一本長いです。パート4まで見ると、5~6時間か。なお、パート1は、開票開始の8時前なので、いかにも奥歯にものが挟まった感じ?
 「日本はアメリカ幕府の外様大名だ」発言には、爆笑しました。

★あと、なにげに、見入ってしまうのは、当ブログの、右端の柱の下のほうにある、ユニクロ提供動画集
季節ごとに、あるいは週ごとに?変わるらしいのですが、映像好きとしては、ついつい見入ってしまうほど、単純に、面白い。なお、この映像をクリックすると、モトのHPに飛んで、大画面で、楽しめます。店舗のディスプレイでも、流しています。

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by mukashinoeiga | 2012-12-25 23:49 | うわごと | Trackback | Comments(0)

若松孝二「聖母観音大菩薩」浅野温子鹿沼えり

 渋谷にて。「追悼を超えて 若松孝二IN池袋」特集。77年、ATG=東宝。
e0178641_0135756.jpg 本作の一番の目玉は、まだまだ十代太りしている、声もときに甲高い、美少女・浅野温子だろうか。さすが、70年代の新人女優だから、すっぽんぽんのヌードを、平然と披露。今のふにゃふにゃしている女優たちとは、明らかに、覚悟が、違うのだ。
 今の時代でいえば、綾瀬はるかとか武井咲が、バンバン脱いでいるようなもの。
 浅野、上、純白真っ白、下、真っ赤なはかまという、巫女さんスタイルが、いい。神社で、巫女さんアルバイトという役柄だが、ちょっと十代太りしていても、きりりとした美少女。

 若狭湾、原発銀座。
 敦賀、美浜、大飯、高浜、もんじゅが軒を連ねるが、映画に映し出されているのは、どこだろうか。
 その原発建屋が見下ろす、若狭湾で、近代的な原発の足元の、貧しい寒村で繰り広げられるドラマ。
 人魚の肉を食べたために、千年死ねない八百比丘尼の、自称生まれ変わり・松田英子が、永遠の命を与えられて、でも隣の芝生は青い、死ねないのは、とってもつらいと、殺してくれ殺してくれ、と呪詛のように言いつつ、醜い老人・殿山泰司、アイヌ青年犯罪者・蟹江敬三、過激派爆弾魔・石橋蓮司、キツネ付きの女ゴゼ・鹿沼えり、中学男子、変態レイプ魔・北上弥太郎と、次々関係を持つ。
 実際、この映画の主要登場人物、浅野温子を除いて、みんな、松田英子と、同衾する。
 歴史と性と政治、原発と地域と、男と女。なかなか、面白い。現代政治に硬直した若松は、ぼんくらだが、歴史にスパンを伸ばした本作は、なかなかグッド。

 なお、昨日の産経新聞のコラム、安本寿久「人間ドラマを描く古事記」によれば、最近「古事記」を題材にした、一人がたり芝居を続けている浅野温子は、
 「古事記を題材にした浅野さんの脚本は現在、17本ある。10年前から舞台を始め、公演は95カ所を数える。多くは神社に奉納する形を取っているので、全国の64社を回ったことになる。」ということだ。
 してみれば、デヴュー作の本作の巫女さん役、結構、結果として、彼女的には、本気の役だったのか。

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by mukashinoeiga | 2012-12-24 01:24 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

本当に悪いのか?小選挙区制度

 小選挙区制度に、批判が、多い。
 郵政選挙で、小泉自民党が大勝利→政権交代選挙で、鳩山民主党が大勝利→今回の選挙で、安倍自民党大勝利。
 くるくる変わる。
しかし、それが政権交代しやすくなるという、本来の導入目的ではなかったのか。
 投票総数は、全体の数割程度(5割未満)なのに、第一党が大勝してしまう。死に票の山、死屍累々。
大勝した党の支持率は、全体的に見れば、少数じゃないか、と。でも、負けた党の支持率は、もっと少ないんですけどね。 しかし、この批判、民主党が大勝したときは、マスコミ連中、あまり問題にしなかった。自民党が、大勝したとたん、この批判の有様である。

 確かに、今回の選挙では、自民党への風は、まったくなかった。風がまったく吹かなかった自民党が、大勝したことが、問題視されたのだろう。
 しかし、民主党への超逆風、いっぺん民主党にやらせてみよう、だめなら元に戻せばいいのだ、ということで前回民主党に風が吹き、大勝、しかし本当に冗談抜きに民主党だけは駄目だった、第三極もマトマラズばらばら、だから<敵の敵は味方>ということで自民党が<漁夫の利>を、得たのだ。
 こんなにくるくる変わっては、継続して安定した政治は不可能だ、と批判者は、言うのだが。
 しかし、政権交代をしやすくするように、小沢一郎たちがホテルの密室で談合協議して出来上がったのが、今の小選挙制度では、ないか。
 くるくる変わっているのは、ある意味、正解なのだ。

 そして、僕は、断言したい(笑)。
 日本人ほど流行に左右される国民はいないと思う。
 あらゆる分野で、客観的に見れば(笑)浅薄な流行が次々と生み出され、淘汰されていく。次から次へと新しい流行、新しい時代のアイドル、新しい寵児が生まれ、そして、消えていく。
 新しいトレンド、新しいアイドル、新しい製品、新しい考えが、次々と支持され、一年たてば、ああ、そういうのが、あったねー、と苦笑交じりに回顧される。
 とにかく、何もかにも、水に流す国民性なのだ。その点でのいい悪いは、あるだろう。しかし、それが現実だ。
 <70年前の被害>を、時に捏造でっち上げしてまでも、こんにち、より増幅して憎悪する中国、韓国、北朝鮮の、その隣国に、広島長崎の原爆被害すら、たった一年たたずに、いや、敗戦翌日にでも、<忘れてしまう>国がある(笑)。
 この淡白さは、同じ同胞のワタクシでさえ、驚嘆に値するものがあるわけで(笑)。

 で、ある、ならば。
 毎年毎年、一年と持たずに変わる総理も、選挙のたびに与党が変わる小選挙区制も、きわめて日本人の好みに合う制度なのだ、という点もなりたつわけで(笑)。いい悪いは別にして、毎年毎年流行が変わり、時代の好むお笑い芸人も毎年代わり、総理も、変わる。
 選挙のたびに与党も変わる。
 きわめて、日本人ごのみな、日本人の民族的気風にあった、ナイスな制度ではないか、小選挙区制
 そして、ぼくははっきり言って嫌いなのだが、比例併用制だ。
 今回の自民党大勝、でも比例での自民投票は減っているではないか、だから、自民党はほんとうは国民から支持されていないのだ、という批判も多い。しかし、多くの投票者は、小選挙区では自民に入れるけど、バランスをとって比例は別の党に、といういかにも日本人好みのバランス感覚の故であって、そこでは、自民党を支持する支持しない、という発想とは、まったく別のバランス感覚が働いているだけなのだ。
 この日本人好みのバランス感覚がなければ、自民党は、もっと勝っていただろう。あるいは、民主党は、もっと負けていただろう。
 だから、次の来年参院選、安倍自民党が下手を打てば、民主党の復活はないだろうが、維新、みんな、未来が、躍進するだろう。
 ますます決められない政治に、なっていく。それだけは、避けたい。

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by mukashinoeiga | 2012-12-22 01:43 | うわごと | Trackback | Comments(0)

帯盛迪彦「ヤングパワー・シリーズ 大学番外地」

 阿佐ヶ谷にて。「教室群像 映画のなかの「学び」の風景」特集。69年、大映東京。
 一浪生・梓英子は、東都大学二次試験受験当日の朝に、たまたま見た新聞で、故郷の父が汚職事件に絡んで、自殺したことを知り、大ショック。
 呆然としたまま電車を大幅に乗り過ごし、やっと大学にたどり着くと、そこでは大勢の東都大学連が「入試阻止」と称し、大デモ。それに阻まれて、受験ならず。
 これまた呆然と町を歩いていると、さらに全学連と機動隊の衝突に、巻き込まれ、警察には全学連一味と間違われ、逮捕されそうになる。いっぽう東都学連の学生側は、彼女を仲間と見て「同志を助けよう」と、彼女をかくまう。
「君、どこの大学?」
「ト、東都大学ヨッ」
「なんだい、俺たちと同じじゃないか!わが同士よ!」
 かくて、彼女は、実質二浪生のまま、学生運動の女闘士となっていく。仲間に身分を偽りつつ、しかしそれゆえに、彼女は、ますます過激に学生運動に、邁進していく。

 つまり、同じ大映東京増村保造「偽大学生」60年と、同工異曲な話。
 おそらくこういうことだ。70年安保が盛り上がりつつあるなか、新作の企画を考える大映スタッフのなかで、そういえば60年安保では「偽大学生」をやったな、よし、あの手で、また、行こう!という、安易なパクリ企画か。
 しかし、その結果、これは隠れた傑作というべきものが、生み出される。
 当時の全学連と機動隊の衝突の実写ドキュメンタリーの多用、そして、フェイク・ドキュメンタリーのドラマ部分が、ほんとに、素晴らしい
 これほどリアルな、学生運動ドラマは、おそらく、初めて、見た。
 映画の主演女優としてはまったくオーラのない梓英子が、こういうドキュメンタリー・タッチの映画では、リアル。東都大学学連の、きわめて怪しげなリーダー・河原崎健三も、グッド。虚勢を張った、だめなインテリを、好演している。おそらく安田講堂攻防をイメージした、東都大学施設陥落の際、「お前は、貴重な学生運動のリーダーだ、俺たち一般学生と一緒に逮捕させるには、もったいない存在だ。俺たちは逮捕されざるを得ないが、お前は、逃げ延びて、他日を期してくれ」といわれ、逡巡しつつ、結局は、落ち延びていく。
 そんな存在ではまったくない俗物なのに。たかが学生運動なのに。まったく青春が似合わない、大人な大映スタッフの、嘲笑が、聞こえてくるようだ。
 しかし、学生運動ドキュメンタリー・ドラマとしては、まったくの傑作。
 下っ端学生として、二三のシーンに、せりふ少ないが、村野武範が、目立つ。
 なお、学生たちが占拠した大学施設に、毛沢東の肖像写真が、堂々と飾られているのに、爆笑。現代の視点から見れば、当時の安保運動の誤りは、明らか。この世代の学生運動経験者たちが、民主党や今の日銀に流れているところを見ても、底が見えている。

 しかし「偽大学生」といい、そのパクリ企画の本作といい、大映が学生運動映画をテーマにすると、なぜ<偽者の大学生>を描くのだろうか。
 学生運動のアイデンティティーが、疑われているということだろうか。その、疑い?は、ある意味正しいことを、菅直人や仙石たちが証明しているのだが(笑)。 

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by mukashinoeiga | 2012-12-22 00:21 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

別れも愉し民主党

 「警官にさよならを言う方法は、いまだ見つかっていない」といったのは、レイモンド・チャンドラー。
  しかし政権与党としての民主党とは、やっとさよなら出来て、この日曜の夜には、日本全国で祝杯があげられていたことと思う。まずは、ご同慶の至り。
 個人的には、ほかの民主党議員が、落選、苦戦したなかで、船橋市の千葉4区で、野田佳彦がゆうゆう楽勝。船橋市民は、ナニ、やっとるんジャー、と憤ってみたが、
 よくよく考えてみれば100人中99人が、往生際が悪い奴らばかりの民主党にあって、ただひとり、往生際のキワキワで、解散総選挙を選択して、今日の民主党敗退の直接原因を作った、野田佳彦への、賛辞が、この楽勝かと思うと、船橋市民は、粋な計らいをしたということだろう(笑)。
 野田佳彦が、もし解散総選挙ではなく、内閣総辞職を選んでいれば、これからも当分民主党内閣が続いていることになる。地獄だろう。
 単に個人的に「うそつき」と呼ばれるのを回避したかっただけでもいい、自称正直の上にバカがつく男、野田佳彦が、そういう選択をしなければ、今現在も、このあとしばらくも民主党が政権を握り続けていたのだ。地獄だろう。
 そういう意味で、民主党政権にトドメをさした、第一功労者こそ、野田佳彦だろう。ありがとう
 地方首長と違って、総理大臣をリコールできない以上、これが、最短の選択肢だった。その意味での、野田佳彦、小選挙区楽勝は、船橋市民からの、野田へのプレゼントだったわけで。まあ、ぼくは投票しませんでしたけどね。ありがとう、野田佳彦、ありがとう、船橋市民。ま、千葉の民団やら日教組のがんばりだったのかも、知れませんがね。

 それにしても、民主党大物議員も気持ちいいくらい、ころころ落選した。
 ルーピー鳩山は、とうとう選挙にも出れずに、引退。間抜けの上にバカがつく男だ。
 表向きの引退理由が、民主党創業者オーナーなのに、自分の主張と反する政策誓約書に署名できず、民主党から、公認をもらえないから、ってドンだけ間抜けな理由なんだ。
 党内政治ですらはじき出される政治音痴が、国政の長、対外外交の責任者だったなんて、おぞましすぎる。同じ党の党員にさえ、友愛されないトンマが、国内外で友愛の精神を説いていたなんて、まさに問題外の外だろう。これぞザ・民主党。
 この馬鹿は「日本列島は日本人だけのものじゃない」と、抜かした。今回は、「民主党は、創業オーナーだけのものじゃないんだった」と思ったことだろう。

 菅直人は、小選挙区で落ちて、ぎりぎり比例で、引っかかった。卑怯の上にバカがつく男だ。
 週刊誌の夫人証言によれば、日曜深夜、菅直人自らが、自宅書斎で比例で生き残れる惜敗率を電卓叩き、「ヨシッ、比例当選だぁー」と、大声を上げたという。なんという、往生際の悪さ。これぞザ・民主党。

 国民の生活が台無しを発展的?解消して、日本見ないの党(嘉田由紀子のスカート)にもぐりこんだ、小沢一郎。
 これは、「野合」というレヴェルではもはやない、政党ロンダリング
 しかも「一兵卒」になるという。小沢が、一味の頭領ではなくて「一兵卒」になる理由は、ただの二点の理由によるだろう。
 
1 とにかく表に出たくない、ナチュラルボーン黒幕、後ろ暗さ満点の小沢としては、「国民の生活が台無し」党首というのは、ほんとに居心地が悪かったのだろう。新生党でも自由党でも、少数政党の党首、表に出ざるを得ない「党の顔」というのは、居心地が、悪かったはず。
 必ず大政党に合流して、自分は、後ろに回る。
 民主党しかり。その民主党を、自民党に合流して、「大同団結」を画策したのも、しかり。「細川大野合政権」もしかり。
 少数党「新生党」「自由党」では、自分が党首にならざるを得なかった。しかし大政党の民主党、「大同団結」民主=自民党、そして今回の「小同団結」国民の生活が台無し=減税日本=みどりの風=嘉田由紀子の「日本見ないの党」。
 大所帯政党は、大きいので、「担ぐ御輿は軽くてパーがいい」の、「みこし」には、事欠かないわけだ。
 小沢が選びに選んだ(笑)細川、鳩山、嘉田。見事に、軽い。軽すぎる。ただ、あまりに、軽すぎるため、みこしとしては、すぐに、その無能さが、ばれてしまう。
 小沢一郎としては、とにかく軽くて、表紙としてきれい(クリーン)で、という理由だけで、みこしを選ぶから、すぐに、その実力のなさが、ばれてしまう。
 前回の小沢ガールズも、今回も5分と演説できないグラドルを出馬させたり、何のオーラもない嘉田由紀子をいきなり党首にしたり、小沢一郎には、女を見る目も、国会議員を見る目も、ない。軽くて、パーなだけで、選んでいないか。
 むしろ簡単に、小沢の要請に応えて、あたし、国会議員なっちゃオー、なんて尻が軽くて腰の重い女しか選べない、小沢一郎の女性選択眼、議員候補選択眼の決定的つたなさは、何で、誰も、問題にしないのか。お前のことだぞ、日刊ゲンダイ。
 今回も、何人も何人もの「美人過ぎる立候補者」を、記事でフレームアップしたろう。みんな日本見ないの党の、小沢がリクルートした、バカおんなばかりだろう。
 そこへいくと、閑話休題気味だが、稲田朋美をリクルートした安倍晋三は、本当に、えらい。山谷えり子の、紹介も、忘れてはいけない。

2 政治には一切関心がなく、政局のみの、小沢一郎は、やはり政局に対する嗅覚だけは、発達していたのだろう。
 日曜夜の、TV各局の開票速報特番に、負ける側の惨敗政党の党首として、出演しなければ、ならない、これだけは、小沢は、避けたいのだ。
 このままでは日本見ないの党は、負ける、と。では、そのときの、党首は、自分では、あっては、ならない、と。いけにえの羊を用意して、自分は、その災厄を、忌避するのだ、と。
 無論、軽くてパーがいいみこしは、いざというときに、いけにえの羊として、非難を浴びる担当としても、小沢は、用意しているのだ。

 民主党、その政党ロンダリングのはてに生まれた、第二民主党としての日本見ないの党、その大勢の候補者が、落選したことを、まずは、寿ぎたいと思う。

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by mukashinoeiga | 2012-12-20 00:23 | うわごと | Trackback | Comments(0)

川島雄三「花吹く風」

 渋谷にて。「川島雄三「イキ筋」十八選」特集。53年、松竹大船。
 本特集のなかで唯一の未見作? ということで、わーい、未見の川島だあ、と喜びいさんで見に行ったら、喫茶店のウェイター・堺駿二に、既視感(笑)。思い起こせば(笑)結局この映画三度見ている? 確か二度目も、堺駿二で、気がついたはず?(笑)。堺駿二の現代劇は、珍しいのだが、本作でも多用されているにもかかわらず、オーラなし。息子・堺正章には、比べ物にならない。
 つまり、ぼんくらな頭には、あんまり印象に残らない映画ではあるのだが、見れば、見ている間は、楽しいうれしい川島なのだ。
 この時期の松竹で、そこそこ活躍した、オーラのまったくない主演女優・紙京子が主演。この映画は、主演女優が、空気を読まずに、がんがん突出する物語なのだが、そんな役をオーラゼロの女優が、やるのは、つらい。 松竹的には、後のツンデレ女優・岡田茉莉子で、見てみたかったところ。
 しかし、そういう主演ハンデにもかかわらず、川島演出は、快調。小ネタの連発が、快い。
 ただ、大技がないのが、ぼくのぼんくらな記憶に残らなかった(主演女優の残念さを含めて)理由か。男性の、新旧W主演、龍崎一郎、大木実の、それぞれの役柄の、いまいちの残念さ。特に、主演なのに、堂々の悪役ぶりの龍崎は、面白い役柄なのに、いまいちプッシュ足りず。ここをもう一押し、ふた押ししていたら、かなり面白くなったはず。
 大木実の役は、単なる<漁夫の利>で、ヒロインの愛を獲得したに過ぎず、ちから弱い。つまり、<正統的娯楽映画>の本番線を、川島は、徐々に逸脱しているのだ。最後は、ヒロインと大木実が、なんとなくいい関係。しかし、映画の物語的には、それは、いまいち、ちから弱い。
 紙も龍崎も大木も三方一両損。それは、娯楽映画としては、きわめて、まずい。
 しかし、そのまずさのなかで、川島演出は、健闘している。後に、日活、東宝、大映と移っていくなかで、その演出は、より洗練していくことになるだろう。

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by mukashinoeiga | 2012-12-16 23:22 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

明日、安倍晋三が船橋に来るらしい

 今日の夜、仕事帰りに、船橋駅前を通ったら、野太い声の演説が、聞こえてきた。南口のFACEの2階駅通路を歩いていたので、姿は、見えない。声だけ。
 「武部勤です。はるばる北海道から、九時間かけて、藤田みきおの応援に来ました」。
 武部勤かあ。わざわざ駅前ロータリーに下りて、ご尊顔を拝すまでもないか。見下ろしても、聴衆は少ない。
 しかし、「明日の土曜の4時半には、安部総裁が船橋に、来ます」。
 うーん。野田佳彦を落とすには、安倍投入、前日では、遅すぎないか。
 現職のダメ総理を、落選させることができるのは、船橋市民のみに、与えられた権利である。これを、行使しないで、どうするのか。
 同じく田中真紀子を、落選させることができるのは、新潟五区の市民のみに、与えられた権利である。これを、行使しないで、どうするのか。
 同じく菅直人を、落選させることができるのは、東京十八区の市民のみに、与えられた権利である。これを、行使しないで、どうするのか。


 今、各種事前調査では、野田佳彦は、安定的に小選挙区で勝つという。
 うーん、船橋市民、国で唯一の権利をもっているノダ。
 現職のダメ総理を、落選させることができるのは、船橋市民のみに、与えられた権利である。この権利を、行使しないで、どうするのか。

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by mukashinoeiga | 2012-12-14 22:27 | うわごと | Trackback | Comments(0)

今回の選挙投票で一番してはいけないこと

 日本人は、なぜか、バランス感覚が発達している。
 日常生活においては、大変穏やかな社会を維持できる鍵のひとつであるのだが。
 しかし「政治的主張」にも、バランス感覚を導入するのが、困ったところ。
 たとえば、「小選挙区は自民に入れるが、比例はバランスをとって、自民以外に投票する」とか、
「あんまり自民党に勝たせすぎても、バランスが取れないので、他党に入れるよ」とか、
「マスコミ各社の選挙情勢調査は、自民党過半数ばっかりじゃないの。じゃ、俺が投票行かなくても、大丈夫だよね」
「マスコミ各社の選挙情勢調査は、自民党過半数ばっかりじゃないの。じゃ、俺、他党に入れるわ。バランスも、とらないとね」 
 そういう人たちは、
 選挙終了後、自民党がマスコミ調査ほどは、勝っていなくて、わらわらとした少数党がそれなりに得票したケースになって、
政局がぐちゃぐちゃになって、何にも決められない政治になった場合、(今回、その可能性は、かなり、高い)
「政治家は、けっきょく、政策よりも、政局ばっかり」
「なんにも、前に進まない政治なんか、いらない」
なんて、一切、言っちゃいけないよ。

 だって、各党バランス良く投票して、多党乱立、政局ばかりの政治なし、決められない政治は、あなた方が、作った/作るのだから。
 選挙投票でバランス感覚は百害あって一益なし。
 今回のように、政党があまりに乱立した選挙の場合、有権者が、まずすべきことは、政党の整理である。
 政治家たちが整理できない結果、わらわらと政党乱立の結果を、招いた。
ならば、まず、われわれ有権者が、整理すべきではないのか。
 「決められない政治」は、「大政党」民主党ですら、そうだった。であるならば、小党乱立なら、何をかいわんや。
 有権者は、政党を、まず整理して、話をわかりやすくすべきである。
 話がわかりやすくなってからでないと、「決められない政治」「政局ばかり」は、まず、解決しないと思うのだ。

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by mukashinoeiga | 2012-12-13 22:20 | うわごと | Trackback | Comments(0)

川島雄三「女は二度生まれる」

 渋谷にて。「川島雄三「イキ筋」十八選」特集。59年、大映。
 やっぱり、何度見ても、うめえなあ。
 川島雄三「花吹く風」を見るため、その同時上映の本作も、何度目かの再見。
 この日は、池袋で「若松孝二」特集を見て、そのあと渋谷で「川島雄三」特集を見る予定だったのだが、生来のオオボケ者で、池袋に行くはずが、なぜか渋谷に着いてしまった(笑)。
しかも、「川島」特集の初回の時間に間に、会わない。仕方なく、そのまま池袋に行き「若松」特集。この2本「ゆけゆけ二度目の処女」「処女ゲバゲバ」を見て、再度渋谷に行き、「女は二度生まれる」「花吹く風」2本立て。ネムタイ演出の若松映画2本では、うつらうつらと、船をこぎつつ、見たのに、同じ日の、川島2本は、、ばっちり一睡もせずに、見ました。
 当然のことながら、演出力、演出センスは、川島と若松では、比べ物にならないことを、改めて確認した。
 やっぱり、何度見ても、うめえなあ。

 不見転芸者・若尾文子は、初対面の、建築家・山村聡や、すし職人・フランキー堺やらと、ベッドインならぬ、即布団インの、みずてんぶり。あまり素性も知らない「パパさん」山茶花究とは、半年にわたる愛人関係。
 するりするりと、あらゆる人間関係、セックス関係をすり抜けていく、遊魚・若尾。
 芸者置屋の近所・靖国神社や、その近くの遺族会館で、アルバイトの好青年大学生・藤巻潤には、ほのかな憧れ。
 なんとなく堅実なかたぎ生活をともに出来そうなフランキーには、積極的チャレンジ。超モーレツな、モーションやでー、さすが、若尾。
 「パパさん」山茶花とは、享楽的な、売り物買い物のビジネス。
 「お父さん」山村聡の二号になり、しかし、
 17才の工員少年・高見国一(グッド)とは、家族がいない身の弟欲しさか、ついついほだされて親身にするも、「男と仲良くなる方法」をほかに知らないがゆえに、少年へも、肉体関係へと、滑り込む。
 こういう、女のドラマを、川島は、緊密な、ユーモアとテンポあふれる、トントントンと流れるような快調な演出で、堂の入った、小気味いい演出ぶり。素晴らしい。
 こんな濃密なドラマが、たったの99分。たぶん、絶対に、100分は切ろうと思ったのかもしれない。松竹、日活、東宝、東京映画と、渡り歩いた川島も、案外、大映の水が、あったのだろうか。
 他社に比べ、緊密なドラマを維持すべく、あるいはがちがちのコスト・パフォーマンス志向ゆえに、ランニングタイム圧縮を旨とする大映に対し、時に冗長なドラマが、緩みをもたらす川島演出(それも、また、川島らしい、楽しさなのだが)が、意外?と大映イズムに合わせていた、合っていた、ようだ。
 <いつもの川島組>は、フランキーと、山茶花究、せいぜい山村聡くらいか。そこに、若尾文子をはじめとして、藤巻、潮万太郎、などの大映プロパーの実力派役者が加わり、ほんとに惚れ惚れする演技アンサンブル。成瀬「流れる」の杉村春子役に当たる、お茶っぴき中年芸者・倉田マユミも、グッド。
 どのシーンも、見ていて、ため息が出るような、素晴らしさ。
 ラストのあいまいさも、思い惑うことの多い大人には、納得の、微妙感。
 ちなみに、50年前の靖国神社のロケもたっぷり。今とそんなに変わらないのが、やはり神社で。うれしい。

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by mukashinoeiga | 2012-12-12 23:32 | 傑作・快作の森 | Trackback | Comments(0)