<   2011年 08月 ( 16 )   > この月の画像一覧

平成23年度独立行政法人国立美術館年度計画

 ネットでフィルムセンターを検索していたら、表記のものを見つけた。

<フィルムセンター>
上映会では、所蔵作品を活用して「映画女優 香川京子」等映画人の業績を顕彰す
る企画、無声映画を伴奏や弁士の公演付きで上映する「シネマの冒険 闇と音楽」、外
国映画のコレクションを紹介する「現代フランス映画の肖像」等を開催するとともに、
平成21 年度補正予算による原版素材の整備で再上映が可能となった日本映画を紹介
する「よみがえる日本映画」を3 回にわたり開催する。また、共催企画としては、「第
33 回ぴあフィルムフェスティバル」や「EUフィルムデーズ2011」、「文化庁「工芸
技術記録映画」の特集(仮称)」を開催する。
展覧会では、スチル写真・ポスター・プレス資料等の所蔵コレクションを活用しつ
つ、国民的な映画資料である劇場パンフレットを扱った「映画パンフレットの世界」、
上映企画と連動しつつ、香川京子氏の寄贈による資料を活用した「映画女優 香川京
子」、日本の映画ポスターをグラフィック・アートの視点で取り上げる「にっぽんの
映画ポスター芸術」を実施する。また、22 年度にリニューアルされた常設展を活用
してトーク等の事業を行う。
上映会・展覧会 目標入館者数計:11 万2 千5 百人

 国立ゆえか、目標入館者数を公表しているのも、面白い。東映特集が低いのは、リアルか。
 同日数の吉村と森一生、そう遜色ない目標なのは、森に雷蔵が含まれているせいか。
 なお、(ク)期間中に(ア)などの再映があるため、順送りでずれるようだ。

ア 上映会 目標入館者数計:9 万9 千人
(大ホール)
(ア)「生誕百年 映画監督 吉村公三郎」
期間:平成23 年4 月5 日(火)~5 月1 日(日)(24 日間)
目標入館者数:1 万2 千人
(イ)「よみがえる日本映画vol.2【東映篇】-映画保存のための特別事業費による」
期間:平成23 年5 月3 日(火)~5 月22 日(日)(18 日間)
目標入館者数:4 千人
(ウ)「EUフィルムデーズ2011」
期間:平成23 年5 月27 日(金)~6 月19 日(日)(21 日間)
共催:駐日欧州連合代表部、EU加盟国大使館・文化機関
目標入館者数:8 千人
(エ)「生誕百年 映画監督 森一生」
期間:平成23 年6 月21 日(火)~7 月17 日(日)(24 日間)
目標入館者数:1 万1 千人
(オ)「特集・逝ける映画人を偲んで2009-2010」
期間:平成23 年7 月19 日(火)~9 月4 日(日)(41 日間)
目標入館者数:1 万3 千5 百人
※会期中に『長恨』(1926 年)、『忠次旅日記』(1927 年)デジタル復元版、『小林
富次郎葬儀』(1910 年)の上映会(1 日)を開催する。
(カ)「シネマの冒険 闇と音楽2011」
期間:平成23 年9 月13 日(火)~9 月18 日(日)(6 日間)
目標入館者数:1 千5 百人
(キ)「第33 回PFF ぴあフィルムフェスティバル」
期間:平成23 年9 月20 日(火)~9 月30 日(金)(10 日間)
共催:PFFパートナーズ、公益財団法人ユニジャパン
目標入館者数:5 千人
(ク)「よみがえる日本映画vol.3-映画保存のための特別事業費による」
期間:平成23 年10 月1 日(土)~10 月28 日(金)(24 日間)
目標入館者数:5 千5 百人
(ケ)「映画女優 香川京子」
期間:平成23 年11 月8 日(火)~12 月25 日(日)(42 日間)
目標入館者数:1 万5 千5 百人
(コ)「よみがえる日本映画vol.4-映画保存のための特別事業費による」
期間:平成24 年1 月6 日(金)~2 月5 日(日)(27 日間)
目標入館者数:6 千人
(サ)「現代フランス映画の肖像2 ―ユニフランス寄贈フィルム・コレクションより」
期間:平成24 年2 月7 日(火)~3 月31 日(土)(47 日間)
目標入館者数:9 千5 百人
(小ホール)
(シ)「京橋映画小劇場No.21 映画の教室2011」
期間:平成23 年5 月6 日(金)~5 月22 日(日)(9 日間)
※金、土、日曜日のみ上映
目標入館者数:2 千人
(ス)「京橋映画小劇場No.22 アンコール特集 2010 年度上映作品より」
期間:平成23 年6 月3 日(金)~6 月19 日(日)(9 日間)
※金、土、日曜日のみ上映
目標入館者数:2 千人
(セ)「日本の文化・記録映画選 文化庁「工芸技術記録映画」の特集(仮称)」
期間:平成23 年11 月25 日(金)~平成24 年1 月15 日(日)(21 日間)
※金、土、日曜日のみ上映
共催:文化庁
目標入館者数:3 千5 百人
イ 展覧会 目標入館者数計:1 万3 千5 百人
(ア)「フィルムセンター設立40 周年企画 展示室リニューアル記念 NFC映画展
覧会の15 年1995-2010」
期間:平成23 年4 月5 日(火)~5 月15 日(日)(36 日間)
目標入館者数:2 千人
(イ)「映画パンフレットの世界」
期間:平成23 年5 月27 日(金)~9 月4 日(日)(87 日間)
目標入館者数:3 千5 百人
(ウ)「映画女優 香川京子」
期間:平成23 年9 月13 日(火)~12 月25 日(日)(82 日間)
目標入館者数:4 千人
(エ)「にっぽんの映画ポスター芸術」
期間:平成24 年1 月7 日(土)~3 月31 日(土)(73 日間)
目標入館者数:4 千人

 また、

 <フィルムセンター>
ア 「生誕百年 映画監督 吉村公三郎」、「生誕百年 映画監督 森一生」、「第33 回ぴあ
フィルムフェスティバル」において、1 日3 回上映を実施する。また、「映画女優 香
川京子」では週末及び祝日に1 日3 回上映を行う。
 
と、すでに、年度前に、回数が決められているゆえもあり、再映特集の回数も3回に出来なかったようだ。ほんとに、お役所仕事。
 ちなみに、

(ア)「生誕100 年 岡本太郎展」
期間:平成23 年3 月8 日(火)~5 月8 日(日)
(57 日間(うち平成23 年度35 日間))
共催:川崎市岡本太郎美術館、NHK、NHKプロモーション
目標入館者数:8 万6 千人(うち平成23 年度5 万1 千6 百人)
(イ)「パウル・クレー展―おわらないアトリエ」
期間:平成23 年5 月31 日(火)~7 月31 日(日)(55 日間)
共催:日本経済新聞社
目標入館者数:14 万1 千人

 <本館>とは、レヴェルが違いますな。ま、当たり前か。
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by mukashinoeiga | 2011-08-31 00:18 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

恐るべき?デッドレースの可能性も

 フィルムセンターは、バカじゃあるまいか。
 この10月に、春の震災で上映休止された二つの特集、「よみがえる日本映画~映画保存のための特別事業費による」特集、「生誕百年 映画監督・吉村公三郎」特集の、再映がある。
 吉村公三郎特集は、個人的に見ている作品が多くどうでもいいが(笑)、いやじっさい名画座で多くかかるものも多い。モンダイは、よみがえる日本映画特集のほう。
 レアもの多数の特集なのに、23番組を28回しか上映しない。ということは、5番組は2回上映ありだが、のこる18番組は、一回のみの上映。
 たぶん休止した回数を律儀に、再映するのだが、震災以降、見に行ける作品も、不安が先に立ち、見に行かなかったケースも、多数あるだろう。それを一回のみの再映。何番組かは、多くの人が来場し、わざわざ京橋くんだりまで出かけて、満席で、見れない人も、また続出ということになりはしまいか。
 一回こっきりの上映なんて、一日こっきりの新文芸坐より、ひどいぞ。
 今回は一日二回上映だが、せめて一日三回上映にすれば、14回上映画が増え、大部分は、2回上映できたものを。
 ほんとに、お役人仕事だよ。
 個人的には、13番組が未見なのだが、いったい何本見れることやら(笑)。せめて、行ったけど、見れないということだけは、避けたい。
 みんな、見に行くなよ(笑)。


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by mukashinoeiga | 2011-08-30 07:29 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

杉江敏男「サラリーマン忠臣蔵」

 京橋にて。「逝ける映画人を偲んで 2009-2010」特集。60年、東宝。
 美術・村木与四郎、出演者の森繁久弥、小林桂樹、池部良の追悼として上映。
 また、例の、だらだら、グズグズの東宝サラリーマンモノか、と見に行ったら、恐れ入りました、意外な掘り出し物で佳作でした。恐るべし。
 例の忠臣蔵を、現代サラリーマンモノに換骨奪胎、安易な企画じゃないですか。由美かおるら女子たちが、忠臣蔵のパロディをするという安易な企画(あまりにつまらなすぎて、題名失念)も同じ東宝であったことだし。どうせ、ルーティンの、多少色変わりのものだろうと、へらへら見に行ったぼくが、悪かった。
 巨大コンツェルンの、一系列「赤穂産業」社長・浅野卓也社長(池部良)が、系列筆頭メガバンク頭取・吉良(東野英治郎)にいじめられ、対米レセプション会場の東京會舘・松のロビーで、怒りの鉄拳。
 謹慎処分の果てに、外車を飛ばして、交通事故死。吉良が三代目社長として乗り込んで来る。
 その時期、フランスに海外出張だった、大石専務(モリシゲ)が戻ってくると、会社は、吉良派に乗っ取られ、暗黒時代。さて、どうする、というお話。

 まず。東宝サラリーマンもの、特に森繁社長の社長シリーズは、ストーリーはあってなきが如し。へらへらした上位サラリーマンたちの処世術と浮気模様、下位サラリーマンたちの愚痴と恋愛模様、芸者を交えた料亭の宴会と、同業他社との、形ばかりのプロジェクト競争、そして単調な話を転回するつもりの、関西出張、もちろん狙いは、細君の眼を逃れた浮気、と。
 ストーリーはあってなきがごとき、モリシゲ、三木のり平などの宴会芸で場をつなごうという、ま、一種のヴァラエティー・コント。まあ、お気楽に面白いし、つまらないといったら、つまらない。
 ところが、本作は、「忠臣蔵」の換骨奪胎。ちゃんとストーリーがある(笑)。
 いわゆるヴァラエティー番組に、ちゃんと骨を一本通した面白さ。おなじみの忠臣蔵と、おなじみの東宝サラリーマンものの合体。一粒で、三度四度おいしい展開に。これほど、その転回にわくわくした東宝サラリーマンものといえば、「日本一の無責任男」「その場所に女ありて」そして本作のみ、と言っていいかもしれない。

 そして、うーん、と唸るしかない、お見それしましたの、名演の三人。
 系列社長の三船敏郎。反・吉良派の男気の硬派社長を、これでもかと。レセプション会場を、東野罵倒を目指して、ずんずんずんと進むさまには、圧倒的なオーラが全開。黒沢映画以外の三船のこの迫力は、初めて見たかも。いや、この静かな迫力・オーラは、はっきり言って黒沢映画以上。素晴らしい。
 その系列社長・三船の懐刀の、副社長か、専務か、総務部長か(映画では肩書きはっきりせず)志村喬の、冷静な迫力!
 このままでは、三船社長の東野英治郎頭取憎しの激情で、会社はつぶれてしまう、という思いからの、冷静冷徹な裏工作。東野の秘書・山茶花究を介して、東野に賄賂・お世辞攻撃。
 いや、いわゆる料亭で、おべんちゃら使いの山茶花秘書に、一見へこへこしながらの、しかし<租にして野だが卑ではない>を文字通り体現する志村喬の、絶品。その迫力。足元にも、及びません。本来卑屈な役回りなのに、けっして卑屈にならずに、冷徹にことを進める、その絶品。
 そして、その接待を受ける山茶花究秘書。心にもないおべんちゃらを駆使しつつ、自分の漁夫の利はさらりと懐にし、へらへら冷徹にことを進める男。心にもないお世辞の垂れ流し、<絵に描いた卑劣な男>山茶花究に、改めて、惚れ惚れ。いやー、卑劣は卑劣でも、極めれば、それはエンターティンメント。山茶花究、絶の品。
 実際、山茶花究と志村喬、東野英治郎が揃い踏みの、料亭密談シーン、あまりに志村と山茶花の演技がすごすぎて、あー、東野英治郎、柄と味だけの、つまんねー役者だなー、と思ってしまうもの(笑)。
 三船敏郎、志村喬、山茶花究の、ベスト・パフォーマンス。スパシーボ!
 志村の名演は、いわゆる松のロビーのシーンまで続き、そのさりげなさは、本当に素晴らしい。この年の助演男優賞に、そろって入るべき三人だ。だが、こんな、忠臣蔵パロディーのバカ・プログラム・ピクチャアということで、見向きもされない。本当に神業な演技に、思わず東野英治郎が、はみ出してしまうのだ。

 そして、この脚本も絶品(原作・井原康男、脚本・笠原良三)。最初は、東野・吉良頭取VS三船子会社社長の争いを特化しつつ、それが三船の腹心・志村の工作で改善するや、その矛先が池部・浅野子会社社長に転戦するサマの脚本が見事。素晴らしすぎる。

蛇足その1 池部良社長の社長室に、先代社長・河村黎吉の写真額が。ただ一作出た「三等重役」が、いわゆる森繁社長シリーズの嚆矢だった。その恩に報いるギャグ。河村黎吉ファンとしてはうれしい限り。

蛇足その2 なぜか、今では<名優>扱いの児玉清が、徹底的に台詞少なし。もともと、俳優としては、味がない、ほとんど挙動不審状態の胡乱さだったからなあ。藤木悠、江原達怡、八波むと志ら若手同僚らと愚痴る居酒屋風蕎麦屋(店主は金語楼、討ち入り直前の会合の蕎麦屋か)でも、ただひとり、台詞なしだったからなあ。会社をクビ=浪人の堀部安子(お姉ちゃん・中島そのみ)がこの席に酔っ払いつつ乱入すると、席を譲る役目の児玉。ああ、ただ単に席を譲るだけの役だったのか。せめて一言ぐらい台詞、ゆわせてやれよ。東宝、非人情。

蛇足その2 肝心の?討ち入りシークエンスは、後編の「続・サラリーマン忠臣蔵」に引き継がれ。かくて本作は一件落着せず。後半も、見たいぞ、フィルムセンター。


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by mukashinoeiga | 2011-08-29 02:24 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

論外VS問題外 民主代表選の不毛遅滞

 前原セージ千原セージ、ともに関西・京都出身、より残念なのはどっちのセージ?
 いやあ、この<口だけ男>が、なぜ、こんなに人気があるのか。
 ネット界では、朝鮮の犬扱い(笑)のTV局が実施した<首都圏在住の成人500人アンケート>では、50パーの回答者が、前原一択だという。成人、てのが、怪しい、という。なぜ、有権者に、限定しないのか、と。
 顔がいい? 
 前原の顔は、典型的?結婚詐欺師顔だろ。あるいは、ちゃらい口先セールスマン。「消防署のほうから来ました」みたいな。なんか、一人住まいのお年寄りのうちに行って、口先と愛想のいい笑顔で懐に入り込んで、高額な契約を取ってきちゃうような。
 ま、民主党の総理は、<天性のペテン師>鳩山由紀夫、<ペテン師にペテン師呼ばわりされた>菅直人、と続いたから、<三代目>は<結婚詐欺師まがい>が順当なのかもしれんが。
 ま、ほかの奴らは、知名度低いし、このてのアンケートでは、いい悪いの前に、知名度が、知名度だけが、<庶民>の選択基準だから。で、中国には厳しいが、なぜか韓国・北朝鮮には甘い前原は、フジテレビ好みの、いい男、なのかもしれんが。
 で、その<国民的人気>前原が、民主党国会議員だけで選ぶ今回の代表選で、不評(=不票)なのだという。そりゃ、そうだ、同じ党の仲間である連中には、前原の、ぺらい薄っぺらさは、とっくにお見通し。
 しかも<オヤブン>小沢と、<金持ちなのに、パシリ体質>鳩山が、海江田を支持したから。
 小沢のかつての名言?<神輿は軽くてパーがいい>。海江田、菅枝、傀儡海江田、ちょっとでも強いヤツだったら、誰の意見でも丸呑みしそうなヤツ。
 しかし、小沢は、軽くてパーな神輿を担いで、ことごとく失敗してるじゃないか。
 連戦連敗。細川のお殿様以来、<風流・俗人離れのお殿様>細川、<お金持ちの天然ボンボン>鳩山、<一見、さわやか笑顔>菅、と、まるで自分の不細工、屈折した出自、田舎モノ丸出しの小沢の、コンプレックス丸出しの人選となった(菅のみは、小沢が支持したわけではないが)。今回の海江田も<取り柄を、あえて探せば、間抜けそのものの人のよさそうな、都会人的能天気>なのではないか。
 <しょせん黒幕>表には出れない小沢の、コンプレックスそのものが、日本をダメにした。
 しかも、海江田は、小沢が今まで担いだ<軽い神輿>のなかでも、極め付きの軽量級じゃないか。刈る枝。じゃない、軽枝。しかも名前が万里、菅氏、もとい漢詩好みということもあり、どう見ても媚中土下座外交派。
 まあ、泣きの海江田VS泣きのダメガキの、党首討論も、ギャグとしては、面白いかもしれないけどね。ギャグの総理じゃ、国はつぶれるよね。ああ、日本の政治は、つくづく<バナナ共和国>だなあ。

蛇足その1 先の菅内閣不信任案提出の頃は、マスコミが報道する被災地の声は、こんな非常時になんでこんな政局だけ、と批判の声ばかり。ところが今回の代表選については、この、こんな非常時に政局だけ、という声の報道が少ない。もちろん現総理が退陣表明したゆえ、絶対必要な手続きだから、ということもあるが。ようは、マスコミは自民党のアクションだから批判し、民主党のイヴェントなら拒否しない、左翼ダブルスタンダードなのかな、と。

蛇足その2 ばんそうこう大臣は批判しても、外国人献金総理・大臣は批判しない。体調不良総理は批判しても、公共の場での号泣大臣は批判しない。これまた、マスコミのダブスタは、あからさま。
 自民党の料亭政治は批判しても、小沢の居酒屋政治は、批判しない。麻生のバー通いがあれだけ批判されて、居酒屋だからいいというわけじゃないだろ。
 小沢一郎。報道されている動向は、日中の釣りか、夜の小沢一味の居酒屋言行録だけじゃないか。

蛇足その3 自民党時代のTV報道では、自民党中心の政局報道のあとに、必ず、各野党党首の批判コメントが連なっていた。毎度、社民党みずほの、ずっこけコメントに、爆笑しておりました。
 ところが、民主党政権になると、<野党党首コメント>は、激減か、ゼロ。これは、明らかに自民党憎しの、左翼TV局の恣意的対応で。
 民主主義を<標榜>する民主党政権になってからこそ、少数党の意見が、世間に流れなくなっている。これは、はっきり、明らかなことなんですね。
 <野党的立場のリベラル>が、民主主義、言論の自由を、いかに主張しようと、彼らがいざ政権を握ると、とたんに民主主義も、言論の自由も抹殺する。それは、世界中の左翼政権の最大公約数。そのことを、<リベラル諸君>も、そろそろ、わかってこないのかな。
 左翼が、民主主義を殺す、ということを。
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by mukashinoeiga | 2011-08-28 23:29 | うわごと | Trackback | Comments(0)

生きてゐる中生

>生きていた!曽根中生監督
>26日、大分県で開催中の第36回湯布院映画祭で、死亡説や行方不明説が飛び交っていた伝説の映画監督・曽根中生がおよそ20数年ぶりに公の場に姿を現し、謎のベールに包まれていた空白の期間を激白した。
 曽根監督といえば、『天使のはらわた 赤い教室』『新宿乱れ街 いくまで待って』『嗚呼!!花の応援団』『博多っ子純情』など1970年代、80年代の日本映画界で数々の傑作を生み出してきた伝説の映画監督。しかし、多額の負債を抱えた80年代後半にプッツリと消息を絶ってしまって以来、映画業界でその行方を知るものはいなかった。そんな曽根監督が20数年ぶりに公の場に登場、報道陣の前で会見を行うことになった。
 映画関係者の間でも「借金が返せずにヤクザに殺された」「北九州で敵対するヤクザ組織の親分になった」「ダンプ(タクシー説もあり)の運転手をやっていた」など、まことしやかなうわさが次々と飛び交い、いわば都市伝説化。その辺の真相を直撃してみると「東京にいたころ、借金でよくヤクザに呼び出されていた。その様子を見ていた人がそういううわさを流したのかもしれないですね」と返答。さらに運転手説も「だいたい僕は運転が下手くそですから」と一笑に付していた。

 うーむ、そうか、そうか。よかったよかった。
 いかに都市伝説が当てにならないか、ですね(笑)。
 これは、早速「映画化」決定でしょう(笑)。
 脚本は、盟友・田中陽三。主演・奥田英二。プロデュースは、荒戸源次郎。となると、鈴木清順、寺島しのぶ、大楠道代などの出演は必須か。日活、早速企画化しては?(笑)
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by mukashinoeiga | 2011-08-27 22:38 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

井沢雅彦「恋と十手と巾着切」

 京橋にて。「逝ける映画人を偲んで 2009-2010」特集。63年、東映京都。
 出演者の山城新伍千原しのぶの追悼として上映。
 広瀬五郎「恋と十手と巾着切」1932年、新興映画の、リメイク。オリジナル脚本・山中貞雄を、原作として、野上竜雄が脚色。
 いかにも、才人・山中が、さらさらっと書いた、小コメデイの佳作。と、思うのだが、66分の本作でも、もったりとして、長すぎる。
 いやいや、おそらく、当時の東映の新人と思われる井沢雅彦の、演出は悪くない。
 お江戸日本橋の前から、移動に移動を重ねて、さまざまな江戸の人々の歩くさまを連ねて連ねて、江戸の街の全景を俯瞰する冒頭シークエンスは、おそらくTV「JIN-仁-」より、いい。いかにも新人らしい(たぶん)はつらつさがある。おそらく、東映では、こういう新人らしい初々しさは、あまり受け入れられなかったんだろうなあ。
 たぶん、小ネタの連続小コメディである本作は、もっと、さくさくちゃらちゃらと軽快にやるべきだったのだ(今から、の目で、言うと)。各ショットが、何秒かずつ長かったと思う。だから、66分でも、長いのだ。
 また、主演の山城新伍が、二枚目半でありつつ、古い二枚目のもったりを引きずっているため、より体感時間が長くなる。
 千原しのぶの、おきゃんかつセクシーな感じは、いつものことながら、いいんだけどね。スーパー・エロティック。ああ、千原しのぶの魅力というのは、時間を無化する。いつの時代であっても、千原しのぶはいいのだ。東映お姫様女優にあって、千原しのぶと桜町弘子は、チョト違う。いや、そもそも、このふたりは、いわゆる東映お姫様女優では、なかったか。
 元の映画は、年代を考えると、しかも新興だし、たぶん、サイレントなのだと思う。そのサイレントで、才人・山中が書いた脚本、たぶん、さくさくと瞬発力ある快作だったのだと思う(おそらく残ってはいまい)。しかし、その、幸福なサイレントの魅力を、本作は伝ええたか。
 魅力的な映画でありつつ、残念さが付きまとうのは、リメイクの不幸か。しかも、サイレントをトーキーにすることの、不幸。サイレントは、サイレントで、すでに完成していたのに。


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by mukashinoeiga | 2011-08-25 00:28 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

高校野球か

 ほら、よくあるでしょ。大負けチームが、9回裏2アウトの段階で、万年補欠を打席に送る、って<思い出作り>の、試合起用。
 今の民主党の総理候補の有象無象がそれだよ。
 このままだと、次の選挙で、民主党は、大敗確実。民主党議員が総理になる、最後のチャンス。ここで、出なきゃ、と。
 監督が、ベンチ・ウォーマーたちに眼をやる。
「残念ながら、あと一打席だけだ。もう、あとは、ない。出たいやつ、いるか」
前原「監督ッ、これが最後のチャンスっす。へらへらっ」
監督「前原、へらへらするなっ」
前原「えっ? へらへらっまえへらっ」
監督「もういい。野田、お前はっ」
野田「もう、二度とッ甲子園にこられないんスから!」
馬渕「オレが、打ちたいッス」
鹿野「とにかく、出たいッス」
監督「お前ら、ヒット打てるのかっ」
海江田「ヒット打てないかも知んないんですけどぉ、とにかく、オレ、出たいっス(涙)」
樽床「いや、オレ、ヒット、打てる自信ないっす。でも、ここで出なきゃ、もう、出れないッすよね?」
小沢鋭仁「いやあ、みんな、オレたち、打てないよなっ、ヒット。ここに、ヒット、打てるやつ、いないだろ、はっきりいって。でも、出たい出たい。な、そうだろ、みんな」
全員「おうっ!!」
 ヒットを打つこと(国家・国民に資すること)などまったく考えずに、補欠レヴェルの奴らが、ただただ自分の思い出作り(「これが、オレが、総理になる、最後のチャンス??」)と、思っている手合いばかり、に感じられれるのは、まったく不幸なことだ。
 で、この監督ていうのが(笑)。刑事被告人・小沢一郎。さらに日本国民にとって、不幸な。国益より、党益、党益より私益、モチロンこの私益の中に、岩手益は、はいってないヨン、という小沢。
 小沢は冷徹に考えている。
 モチロン、こいつらは、ヒットを、打てない。
 ここで、俺たちの甲子園(日本国)は、終わる。それは、かまわない。
 オレの身分は、中国様に保証されているからな。国民の税金を流用した不動産も、あるし。
 で、より、情けなく日本国を終わらせるには。そう、考えている。それが、民主党。
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by mukashinoeiga | 2011-08-22 22:46 | うわごと | Trackback | Comments(0)

ココロおだやかな(笑)夏

 最近、あんまり、名画座に行かないなあ。
 見た映画ばっかりで、あまり見たい未見作もなし。
 神保町も池袋も、夏のお決まり、戦争映画特集。渋谷にいたっては、ナチス映画特集という、そこまでやるか(笑)の。そうまでしても、夏は戦争映画回顧、という凡庸な伝統を守りたいのか(笑)。
 京橋の逝ける映画人特集も、ありきたりの映画ばかりで、見たいものなし。去年あたりまでのこの特集では、え、これ、知らないぞ、というのがいくつかあったと思うが。選択のミスか、そういう時代なのか。よくわからん。このあとの「生誕100年 吉村公三郎」特集も、今年何度もやったものが繰り返し上映される。こんなに同じものを何回もやるくらいなら、春の震災で上映が減ったレア物をなぜやらない。
 このあとの阿佐ヶ谷「夫婦百景」神保町「女流作家」の各特集も、あまりにお決まりのチョイス。 
 かつての三軒茶屋「アムス西武」の、あまりにナイスな、こちらの思いもつかないところからの、特集選択、作品選択が、懐かしすぎる。
 おかげで、何にも見たい映画がないときのよりどころ?ギンレイホールなんかにも、何年ぶりかに、行っちまったぜ。
 名画座よ、秋や冬には、あっと驚く特集、見せてくれい。
●追記●上で、フィルムセンターも何回も同じものを・・・・と、愚痴ったのは、春の震災で上映休止になったものの再映でした。勘違いで、すみません。


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by mukashinoeiga | 2011-08-22 00:05 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

市川崑「果てしなき情熱」

 DVDにて。49年、新東宝=新世紀、配給新東宝。
 フィルムセンターで見たものの再見作。新作DVDとして、最近リリースされた。
 服部良一の戦後ヒット・メロディーを大フィーチャー。笠置シズ子、服部富子が歌&演技、山口淑子、淡谷のり子が歌手として出演。
 「湖畔の宿」「夜のプラットフォーム」「セコハン娘」などの、戦後服部メロディーを<作曲した男>に、堀雄二。しかし、堀雄二が、服部良一の役かというと、そうでもない。
 この男、かなり破滅的人物。オレが作曲した曲は、オレのものだと、レコード会社に曲を売っておきながら、いざその曲がヒットすると、キャバレー・シンガーに、その曲は俺だけの曲だ、歌うなー!と、暴れまわる、かなりな御仁で。妄想と粗暴の人。
 しかし、その妄想の実態が、ヨクワカラナイ。脚本・和田夏十の、低レヴェルな<芸術家幻想>ゆえか。
 市川崑は、こういう<芸術家幻想>とは徹底的に無縁な<モダンな職人さん>だから、堀雄二の<暴飲・横暴・苦悩・暴発な芸術家ぶり>が、表層的ハレンチにとどまり、こちらの身にしみてこないのも、致し方ない。
 もっとも、現代の法律論からいえば、キャバレー側は、演奏楽曲の著作権料を払っていないはず、つまり作曲家の「歌うなー!」の心から叫びは、今日的な著作権法的な意味では、正しいことに転倒してしまっているが、まあ、閑話休題な話だろう。
 キャバレー側も、堀雄二に適時、酒類を提供しているようだから、そこはそれでチャラになっているのだろうか。
 堀の妄想の一端は、映画では、信州の湖畔で出会った、麗人(にしては、オバン臭い顔の折原啓子)への、一方的片思いにある、ということになっていて、堀の、逢う事さえままならない女性(何しろ名前も、住所も知らない)への想いが、次々曲を作る動機になっているわけ。その、彼女への妄執が、曲になると、「湖畔の宿」「夜のプラットフォーム」と、これまた次々とヒットしてしまい、<自分だけの想い>が<大衆の愛唱歌>に変成して汚されてしまう!、その怒りが、彼を無茶な行動に駆り立てているのだ!
 和田夏十/市川崑の、<流行歌>存在の<読み替え>が、そもそも無茶なのだ。<流行歌>というのは、もう、ずぶずぶの<俗情との結託>なのであって、そこに作家個人の<私情>は、関係ないのだ。
 おまけに、この夏崑コンビは、おそらく意図的に、作曲家が、作詞(私情の吐露)も担当しているという、誤解を貫き通す。
 もうどうしようもない超根暗野郎として描写されている堀雄二=服部良一のドラマに、たぶん苦笑しつつ、音楽監督として付き合う、服部良一の度量!
 しかし、こんな映画でも、すばらしいのは、<モダンな職人さん>市川崑の、モダンな映像。キャメラ移動、ミニチュア適時使用、光と影の演出の素晴らしさ。ドラマ部分はダメだが、映像のしゃれた展開には、ニヤニヤするばかり。快だなあ。撮影は、小原譲治、やはり。
 もともと歌手の、笠置シズ子、服部富子(服部良一の実妹にして「鴛鴦歌合戦」お富ちゃん)の演技も楽しい。特にお富ちゃんの、アダルトかつダークな役柄には、目を見張る。
 あの「鴛鴦歌合戦」のお富ちゃんも、幾星霜、いろいろ苦労したんだねえ。
 月丘千秋が、姉・月丘夢路にはない<地味娘キャラ>をこれでもか、と。根暗な地味娘を、ウザいまでにねちねちと(笑)堀雄二にまとわりつく。この、ずぶずぶのメロドラマ部分が、<モダンな職人さん>にはどうにも、しまらない。でも、ずぶずぶどろどろのメロこそ、一般大衆は望んでいるんだから、市川クン、娯楽映画をこれからもやっていくんだから、男と女のメロドラマから逃げたらあかんよ、えー、市川クンよお。とでも、プロデューサーあたりから、ねじ込まれたんだろーナー、とお察しする。お察しするが、市川クンには、やはりメロは手に余るようで。
 その月丘千秋に、さらにまとわりつくのが、オーヴァーアクトの江見渉。この人、いつ見ても、いいよね。この生きたアニメキャラみたいな江見渉演技こそ、市川崑の好むところか。
●追記●よく、考えてみると、市川崑の後年作「犬神家の一族」など<横溝=金田一>シリーズでも、かなり不思議な犯人の<犯行動機>も、右から左へ流して、さくさく進めて行った。<ゲージツ家の苦悩>も<犯人の怨念>も、さくさくと流していく。それが<モダンな職人さん>市川崑の崑たるゆえんか。思えば、アニメ職人から出発して、<人間的苦悩>からは、徹底して距離を置いた、真なる<モダンな職人さん>こそ市川崑か。


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by mukashinoeiga | 2011-08-18 00:15 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

二代目ドリーム寅さん?

 阪本順治「大鹿村騒動記」(脚本・荒井晴彦、<今、そこにある映画>に感想駄文あり)を見たら、この面子で「寅さん」行けるんではないか、と。オドロキの発見。そもそも、根暗な映画ばかりの、監督・脚本コンビなのに、ずぶずぶのプログラム・ピクチャア・コメディがイケルなんて、新発見(笑)。
 というわけで、「大鹿村騒動記」つながりの「寅さん」ヴァージョン。

モダン寅さん 原田芳雄
さくら    梶芽衣子
おいちゃん  岸部一徳(むっつり路線の岸部ではなく、当然コメディ路線の岸部で)
おばちゃん  大楠道代(元祖・純情愛情異常に過剰) 
博      沢田研二
満男     瑛太
御前様    三国連太郎(笠智衆亡き後は、この人しか考えられない)
源公     佐藤蛾次郎(「反逆のメロディー」以来40年ぶりの原田との共演か)
マドンナ   松たか子
マドンナ恋人 佐藤浩市
タコ社長   でんでん
ぽんしゅう  石橋蓮司

 うわ、これ何十年前かの、若き日の彼ら版「寅さん」見てみたいぞ。
 「大鹿村騒動記」と「寅さん」の親近性が、これでも、証明されますな。
 ついでに、民主党版「寅さん」(笑)。

寅さん    菅直人(共通点は顔のほくろ>笑)
さくら     辻元清美
おいちゃん 小沢一郎
おばちゃん  田中真紀子 
博       岡田克也
満男     原口一博
御前様    渡部恒三   
源公     鳩山由紀夫
マドンナ   レンホウ
マドンナ恋人 細野豪志
タコ社長   河村たかし(元だけど)
ぽんしゅう  孫正義

 うッわ、見たくねー(笑)     


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by mukashinoeiga | 2011-08-15 21:07 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)