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大島の渚に寄せる新波かな

 大島渚監督作品を、フィルムセンターで、ある程度まとめて見たので、過去ログをまとめてみました。

1渚のはいから「人形」

2「帰ってきたヨッパライ」

3「天草四郎時貞」

4「無理心中 日本の夏」

5「夏の妹」

6「白昼の通り魔」

7「小さな冒険旅行」

8「愛と希望の街」

9「明日の太陽」

10「どんと行こうぜ」(脚本)

11「月見草」(脚本)

12「黄色いさくらんぼ」(脚本)


 その他の各作も、過去に見ているのですが。意外と?繊細な快作が多いですね。繊細かつ大胆、面白いことは抜群に面白いのですが、いまいち<切っ先>がにぶい。竹を割った性格でありつつ、同時に、もちをついたような性格(byつかこうへい)である、不思議な二律背反、明確でありつつ曖昧な。
 というわけで、大島渚については、これからも、見ていく予定。

●近日公開予定●
川島あり川島雄三映画の正体
おゲイさん乾杯木下恵介映画の正体
愛と清順の駄目出し鈴木清順映画の正体
彼と彼女と取りマキ~ノたちマキノ雅弘映画の正体
大魔剣三隅研次映画の正体
危険な英夫鈴木英夫映画の正体
ますますムラムラのまんぢ増村保造映画の正体
妄想の器橋本忍映画の正体
Vシネの花道90年代最強伝説三池崇史映画の正体
しぃみず学園清水宏映画の正体
溝口賛歌(けんじぃ)溝口健二映画の正体


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by mukashinoeiga | 2010-06-05 23:04 | 大島の渚に寄せる新波かな | Trackback | Comments(0)

篠田心中岩の下志麻

 「心中天網島(しんじゅうてんのあみしま)」などで知られる、篠田正浩監督作品を、フィルムセンターで、ある程度まとめて見たので、過去ログをまとめてみました。
 篠田作品は、協同する女優・岩下志麻の存在が欠かせなく、というか、むしろ、岩下志麻がいなければ、夫婦でなければ、毎度毎度、凡庸でつまらない映画を撮り続ける篠田が、映画をこれほど撮りえたとは思えません。
 しかし、岩下志麻と篠田正浩の資質は、まるで水と油、俗に言えば、肉食系女優が、草食系監督の映画に、出続けた、という不幸。そういう意味で、心中という言葉を、タイトルに含みました。
 ただし、篠田正浩は、ジャーナリスティックなセンス、プロデューサーとしての嗅覚は、わりと抜群だったりするので、なかなか、マスコミ受けする企画を立てられるのですね。結果としてつまらないにしても、マスコミをにぎわせて、ヒットさせてしまう。そこら辺は、やはり監督としてはぐだぐだながら、企画だけはよい、林海象、ジョージ・ルーカスと共通するものがあり。こういう人たちは、監督業はさっさとあきらめて、プロデュースに徹すれば、かなり快作を乱打できるはずなんだよねえ。残念。
 詳しくは、各作品の感想をごらんいただくとして、面白い篠田映画は、初期作品の数作に、限る。
 というわけで、佳作は、ここでは、下のほうに書いてある初期作に集中しております。

1「美しさと哀しみと」

2「涙を、獅子のたて髪に」

3「卑弥呼」

4「桜の森の満開の下」

5「化石の森」

6「暗殺」

7「あかね雲」

8「沈黙」

9「心中天網島」

10「処刑の島」

11「異聞猿飛佐助」

12「私たちの結婚」

13「三味線とオートバイ」

14「わが恋の旅路」


 なお、1980年代以降の諸作に、関しては、リアルタイムで見ていますが、再見する気も起こらないぐだぐだの映画ばかり。よって、おそらく、もう二度と見ないと思いますので、割斉させていただきます。



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by mukashinoeiga | 2010-06-05 22:59 | 篠田心中岩の下志麻 | Trackback | Comments(4)

森崎東「喜劇 男は愛嬌」

 神保町にて。「喜劇映画パラダイス」特集。70年・松竹大船。
 ああ、やっぱり、森崎東は、いいなあ。
 とにかく、やはり、渥美清の、声・歌・しゃべり・表情・その言動の全てを見ているだけで、映画の快楽。あの、いい声で歌うし、しゃべるし、動くし。晩年の、寅さん専門役者になっちゃった渥美清ではなくて、とにかく生きのいい渥美清だけで、もう、感動してしまう。渥美清生搾り、一番搾り。
 そして、ヒロイン・倍賞美津子。これまた、生きがよくて、ぴちぴちしている。ここ十数年、もうずいぶん長い間、倍賞美津子は、なにか、干からびたような、疲れたような、生きの悪い演技しか見ていない気がするが、その原点は、こんなピッチピッチ、躍動という言葉そのものの存在だったのだ。ほかに例を見ないような、素晴らしい、はつらつさ。
 桁外れな渥美清の、弟は、地味~な、寺尾聰。父親譲りの、ザ・素朴な青年を好演。ほんとにかわいい。
 顔のアップになると、まゆ毛とまゆ毛のあいだ、鼻の上に、うっすらとまゆ毛のあと。つまり、寺尾聰のまゆ毛は、ほんらい太く一本につながっているのだ。後年、その気配を、露とも感じないのは、メイクか、脱毛処理か。
 倍賞の父に、浜村純。とにかく迷惑かけっぱなしの渥美を、「この疫病神が!」、と。しかし、渥美も指摘するとおり、目玉ひん剥き、顔の筋、首の筋立てまくりの、すさまじい形相の浜村純のほうが、立派に疫病神の顔。ああ、この顔も、また、素晴らしい。
 コミカルな二枚目風の財津一郎、頭をさっと振って、髪をなびかせる、二枚目風のギャグ、何度も何度も、しつこいくらい繰り返す。場内の女性たちに、受けてるなあ。いいぞいいぞ。やはり、八波むと志といい、お笑い芸人も、二枚目系が、女性には、受けるのか。
 ひっじょーに、さみしいーっ。これも、毎度のキメながら、笑わせる。
 なお、神保町シアター作成の、詳細配役表が、この映画の場合は、明らかにずさん。
 まず、簡略な配役表示のはずの特集チラシに載っている、浜村純・左とん平も、載っていない。さらに、宍戸錠、田中邦衛、という、わりと重要なキャスティングすら、載っていない。
 特に、宍戸は、日活時代の他社出演というのは、珍しいと思う。まあ、ゲバゲバ人気?による、他社出演かと思うが、コメディ映画の宍戸錠は、まあ大根だよね。鈴木清順映画以上に、居心地が悪そう(笑)。
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by mukashinoeiga | 2010-06-03 23:05 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

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 大島、篠田のヌーヴェルヴァーグ系が強いですね。 
 ところで、ぼくの認識によれば、アクセス数>ユニークユーザー数、なのだと思いますが、
5月30日は、アクセス数22なのに、ユニークユーザー数は46、こんなのありなの。
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by mukashinoeiga | 2010-06-02 23:56 | 業務連絡 | Trackback | Comments(0)

鈴木則文「恐怖女子高校・暴行リンチ教室」

 池袋にて。「鈴木則文・映画まつり」特集。73年・東映。
 前作・鈴木則文「恐怖女子高校・女暴力教室」との最大の違いは、白の夏服セーラー服が黒の冬服になったことだろうか。それ以外はキャスト的にもお話的にも、ほぼ同じ。若干のマイナー・チェンジはあるが。
 冒頭、名古屋のヤンキーばかりを集めた女子高の、化学実験室で、セーラー服が縛られて、裸にひん剥かれる。取り囲むのは同じ黒の制服の「風紀委員会」たち。腕に「風紀委員」の腕章。顔には風邪用のマスクを全員している。真っ赤な、レザー的風合いのマスクで、さすが東映、風紀委員・イコール・スケバン風味。
 ここで「風紀委員」たちが、裸にひん剥いた「元風紀委員」に、盛んに「ボックスを検査してやる」という。最初は?だったが、ううむ、そうか、「ボックス」ってのは、いわゆる女性器のことなのね。
 う~ん。ハードボイルドないいようではありませんか。さすが、スケ番。思わず、カッケー、と。
 ところが、次には、「ボックス」と、「ミルク・ボタン」に電極をつなぎリンチ・・・・。
 え、「ミルク・ボタン」?
 え、可愛らしすぎるぞ、その語感。
 やってることは、電極つなぎの、通電の、リンチで、結局、そこから逃げて、追い詰められて、彼女は、死んでしまう。
 かくて、妹分(舎弟ならぬ舎妹)の謎の死の真相を探るべく、横浜のスケ番・杉本美樹が、新幹線のただ乗り(笑)で、名古屋に乗り込む・・・・。もちろんライヴァルのスケ番・池玲子も、彼女と片をつけるため、バイクに乗って、追いかけてくるのだ!
 これに、この学校の理事長にして、衆議院議員、その名も佐藤茂(金子信雄)の手下の悪徳を種にゆすりをする、ブラック・ジャーナリスト渡瀬恒彦なども絡み、学校の教頭(次期校長)が、凶悪顔の東映悪役キャラ、おなじみ今井健二! しかも役名は石原センタロー! 後の、「フライ、ダディ、フライ」にも、悪徳政治家の役名がイシハラで、東映は、好きだよねー、石原を悪役にするのが。
 最後はいかにも70年代らしい学園闘争風に、封鎖された校門を間に、機動隊と女子高生側の投石・放水大合戦。
 かっこよく決めた、ニヒルな渡瀬恒彦が、ブザマにスッ転んで、ストップ・モーション。
 ソクブン映画の、ヒヒオヤジ専門役、金子信雄、若い女といたすとき、必ず、豚のように鼻を鳴らす。
 教師には、ソクブン組常連・田中小実昌だし。ハゲ頭に脂汗たらたらと、教師らしからぬ痴態で。
 全ての権威を笑う、ソクブン映画ならでは。
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by mukashinoeiga | 2010-06-01 22:54 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)