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鈴木則文「恐怖女子高校・女暴力教室」

 池袋にて。「鈴木則文・映画まつり」特集。72年・東映。
 その名も「聖光女子高」で、女だてらにバンを張るのは、スケバン顔の杉本美樹。
 いきなり登場の授業風景(ま、学園モノなんだから、当たり前なんですが)真面目に授業の先生が、ソクブン組常連の由利徹って(笑)。
 一応真面目に授業は終えて(でも生徒たちはみんな勝手に早弁したりおしゃべりしたり、ローターをあそこに当てて遊んだり、誰も先生の話を聞いていず、まるきり無視の先生も、実に淡々と授業)、夜は晩酌しながら、当時ベストセラーの田中角栄「日本列島改造論」を音読していると(笑)、いきなり教え子「王メイ子」(笑)が闖入。
「センセ、明日のテスト自信がないの。でも、百点にしてぇ~」といきなりセーラー服を脱いで、乳を由利徹先生の顔に押し付ける。お約束どおり最初は「チミ、センセイをなんだと・・・・」と拒否していた由利徹も、「ああ、任しときたまえ」と、「王メイ子」の乳にむしゃぶりつく。
 この「王メイ子」を演じるのは、<70年代東映エロチック映画の伊達三郎>とも言うべき、丘ナオミ。
 あの、谷ナオミじゃありませんよ。でも、<谷>にたいして、<丘>とは、それ自体、立派なギャグで。
 <たこ八郎>に対する<いか八郎>か、<舘ひろし>に対する<猫ひろし>か、というくらいだ。
 丘ナオミの、えー、特徴は、女だてらにアタマ丸剃り。色に狂った尼さん役や、変態女にぴったり。この頃の東映のエロチック映画には、ほぼ、いつも、出てくる。というか、東映エロ路線の映画に出る役者は、たいへん限られておりまして、いつ見ても、同じ面子、というとこもありますが。今回、丘ナオミは、女子高生役ということで、さすがに頭の全裸は控えたらしく、でも超短髪の坊主頭(カツラか地毛かは、よく、ワカラナイ)。その超短髪に、二つ、赤いリボンがあるのからして、すでに、ギャグだよね。よく見ると可愛らしい顔の(笑)、丘ナオミの<精一杯女子高生のオシャレ>な赤いリボン、笑える。
 なお、大泉晃も、教師役。どないな高校だんねん。校長には、今回は脱ぎはなしの、松井康子。いや、可愛いのよ、ふくよかな松井康子は(笑)。
 そして杉本美樹のライヴァル・スケバンに、池玲子。って、ふたりとも、いくつや。
 それなりに、ノリノリなスケバン映画は、鈴木ソクブンにあっている。80年代に、「パンツの穴」「伊賀野カバ丸」などなど、JACのアクション・おバカ・ティーンモノで、本領を発揮する、鈴木ソクブンの、前哨戦的快作かと。
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by mukashinoeiga | 2010-05-29 21:34 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

瀬川昌治「正義だ!味方だ!全員集合!!」

 神保町にて。「喜劇映画パラダイス」特集。75年・松竹大船。
 ドリフターズの、お気楽コメディー。
 港・横浜にふらりと立ち寄る、ニヒルな男・・・・実は、チンドン屋・いかりや長介と、仲本工事。地元商店街は、やくざ(伊藤四郎親分)に地上げされている真っ最中。商店街の弱みに付け込んで、タウン誌を立ち上げ、その資金をごっそりいただいて、トンズラしようという。そのタウン誌の目玉は、<最近話題の劇画>にしよう、ということで加藤茶のマンガ「ゴリレンジャー」(もちろんモデルはいかりや)が人気に。といっても、石森章太郎プロダクション協力による、丸っこい絵柄の、どこが劇画なんだか。
 映画自体はたいしたことはないのだが、やはりいかりやのマスクは、素晴らしい。いい顔、いい声、したがって、演技もあなどれない。加藤茶はちびだけど、よく見ると、意外と、イケメンで(笑)。まだ新人の志村けんは、ちょこっと。
 そして、クライマックスになると、サイレント調のドタバタアクションになって、コントみたいなセットでのドタバタが、意外と面白い。結構笑っちまったぜ。やりろうによっては、現代でもコメディは、らくらくと、成立するのだなあ。(記憶による)TV「全員集合」よりも、もっとしつこく、どたばたを重ねていく。
 ヒロイン・榊原るみは、TV「気になる嫁さん」などで、本当に気になる可愛らしさだったが、スクリーンの大画面であらためて見ると、若いのに、なんかおばあちゃん顔で、びっくり。そういう顔立ちなので、彼女に罪?はないのだが、なにか老成した顔で。う~ん。 
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by mukashinoeiga | 2010-05-28 23:41 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

鈴木則文「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」

 池袋にて。「鈴木則文・映画まつり」特集。73年・東映。
 つまりは、東映の大ヒットシリーズ「緋牡丹お竜」の脚本家・鈴木則文が、これをエロ路線で再現しようという試みだ。本家・藤純子ではけっして実現しないような、エロ映画仕様。
 それに、見事に池玲子が、応えた。
 頃は、明治半ば。鹿鳴館の時代。
 風呂に入っている、女博徒・池玲子が襲われる。当然、すっぽんぽんのまま、風呂を飛び出し、大勢の刺客たちを斬る、斬る、斬る。
 お約束どおり、雪ふる庭に、すっぽんぽんで飛び出しての、殺陣ショー。当然、スローモーション撮影で、人を斬るたび、おっぱいぷるるん、太ももむっちむっち、ですわ。ショーですから、すっぽんぽんで、斬り切られ、の体感的ヤバさというものでは、もちろんなく、尋常ならざるシチュでの、豊満な女体のスローモーション映像の躍動を楽しむという。
 ぷるんぷるんの女体、その乱舞、そして、雪の白さ。女剣戟の醍醐味やねえ(笑)。
 これに、池玲子が、ぴたりと、はまる。
 おなじみの悪役は、名和宏、金子信雄、三原葉子の、ソクブン組常連だ(それぞれ、背中にイノシシとシカと蝶の刺青。バカだねぇ)。当時人気のスゥエーデンのポルノ女優クリスティナ・リンドバーグも参戦し、なにげに豪華?な気分を盛り上げる。香具師・鈴木則文の、ハッタリこそ、ほめるべき。
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by mukashinoeiga | 2010-05-27 22:12 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

鈴木則文「温泉スッポン芸者」

 池袋にて。「鈴木則文・映画まつり」特集。72年・東映。
 さきに、三原橋の銀パトで見た、鈴木則文「温泉みみず芸者」池玲子の、セーラー服の妹・杉本美樹が主演に昇格、スッポン芸者になるの巻、まあ、ほとんど同じ話で。
 出てくる面々も、ソクブン組常連で、変わり映えせず。これで、毎度おなじみのお気楽話、と行けば、まあ御の字だが、
いや~長い長い、高々84分の映画が、延々続く。体感上映時間2時間13分くらいか。
 この映画を見ていると、似たような、C調お間抜けギャグ・ポルノでも、山本晋也のスゴさが、しみじみ、わかる(笑)。コメディもポルノも、センスが命、というか。鈴木則文のエロ・コメディを見るなら、山本晋也のエロ・コメディを見る方を、オススメしますね。
 鈴木則文が、その真価を発揮するのは、80年代のティーン向けコメディ「パンツの穴」や「伊賀野カバ丸」などの諸作を、待たなければいけないようだ。根っからの、中坊マインドなのだろう。中坊が、セックス語って、面白いわけないよね。
 非ソクブン組としては、「十三人の刺客」の、絶品バカ殿・菅貫太郎が、珍しく、二枚目の役。まあ、鈴木則文映画でなければ、二枚目役は出来ないだろう。菅貫、よく見れば、結構いい男なのだが、まあ、いかんせん、華がない。
 おなじみ宴会&セックス・シーンの、ゲスト出演が豪華(笑)。
 田中小実昌、団鬼六、漫画家・福地泡介、などが、麗々しく<名前(作家)>とクレジットで登場して、痴態?演技を披露。まあ、数をこなしている、則文組常連・田中小実昌を除いては、学芸会ですけどね。
 笑っちゃうのは、殿山泰司。
 <作家兼俳優>と、クレジット。
 確かに、殿山の快エッセイの数々をぼくは楽しんで、クイクイ読んではいるのだが、エッセイストと、作家は、ちゃうやろ。その辺のアバウトさが、いかにも東映やねえ。もはや、東映とは、そういうアバウトなもの、というのを自己模倣しているかのような、しょうもない脱力ギャグだろ。
●追記●当時「木枯らし紋次郎」シリーズで人気の笹沢佐保も、出演。一応、やくざの組長の役でまあ、ちゃんと「演技」しているのに、<笹沢佐保(作家)>と、クレジット。ドラマなんだか、ヴァラエティーなんだか、立ち位置が不明で。笹沢親分の取り巻き役で、監督の盟友・菅原文太がカメオ出演。
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by mukashinoeiga | 2010-05-25 22:00 | 旧作外国映画感想文 | Trackback | Comments(0)

小田基義「極楽大一座・アチャラカ誕生」

 神保町にて。「喜劇映画パラダイス」特集。56年・東宝。
 柳家金語楼座長の、ドサ回り田舎歌舞伎の一座が、一座解散の危機に、やけくそで、やったことのない<西洋劇>に、チャレンジ。エノケンが、愛する人に「メリーさん、メリーさん」と呼びかける、エノケン自身の舞台の代表作「最後の伝令」を、映画で再現する、という趣向。
 女形役者・三木のり平が、西洋劇なのに、なよなよと登場して、地面に横すわり、女すわりで、笑わせる。金語楼も、なれない西洋人役に四苦八苦。
 やはり女形のトニー谷が、楽屋用のぞろっぺいな浴衣を着て、いきなり上演中に登場。くわえタバコで舞台上の雪(に、擬した、無数の白い紙片)を、ほうきでかき集め始める。「なんだよ?」というエノケンに、「降らせる、雪が、たんなくなったのヨぉ」
 これまで、映画で見た、エノケンの、トニー谷の、のり平の、ぼく的ベスト・パフォーマンス。
 この三人は、映画では、イマイチ、その面白さが伝わらないタイプのヴォードビリアンで、舞台の再現という、この映画の形が、いいほうに生きたのだと思う。
 紅一点は、エノケン一座伝説のコメディアンヌ・旭輝子。はじめて見ました。なかなか達者で。
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by mukashinoeiga | 2010-05-24 21:26 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

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 と、いうのに、酔っ払いつつ、ネットを徘徊していたら、見つけたので、酒の勢いで、貼り付けてみました。
 <日本映画>という、カテゴリーです。
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by mukashinoeiga | 2010-05-24 21:22 | 業務連絡 | Trackback | Comments(0)

松林宗恵「新・狐と狸」

 神保町にて。「喜劇映画パラダイス」特集。62年・宝塚映画・配給東宝。
 森繁・伴淳・加東大介・フランキーが詐欺師に扮し、地方をドサ回りして、大いにガセネタを売りつける詐欺師コメディー「狐と狸」の第2弾。前作が面白かったので、この「新」を見たら、前作をさらに上回る出来。
 冒頭クレジットに<日本喜劇人協会結成記念映画>の角書き。だからか、出演者が、なにげに豪華。
 前期の四人のほかに、金語楼、藤田まこと、南都雄二(お若い方は知らんだろうが、ミヤコ蝶々の相方兼元旦那ですな)、アチャコ、のり平、トニー谷、南利明、由利徹、八波むと志、茶川一郎、有島一郎、左ト全、中村是好、若水ヤエ子、非・芸人系喜劇俳優では、三井弘次、浪花千栄子、沢村いき雄、飯田蝶子、遠藤辰雄、それに、お笑い芸人から出発して<非情>な性格俳優に登りつめた(笑)山茶花究。ああ、そのほかに、織田政雄も出てたような気もするが、気のせいか。
 きれいどころとして団令子、池内淳子、北川町子、浜美枝、三原葉子(笑)、おまけに中北千枝子も出てるぞ。
 池内淳子は、いつ見ても、いいなあ。団令子も、よく見ると(笑)、なにげにいい。
 しかしこれら喜劇人・喜劇俳優総覧?映画のなかで、一番面白かったのが、加東大介!
 さまざまなシチュのなかで、小刻みに演技を変え、手を変え、品を変えの、だまし屋を、絶妙に演じる。雨に濡れると縮む、安物の洋服・和服を、口先三寸で田舎者に売りつける、その演技の数々。いいなあ。
 特に前作「狐と狸」の名詐欺師・森繁が引退して、ストリップ小屋のオーナー兼せんべいなど菓子の売り子兼進行アナ兼ストリップ合間のコメディアン兼花形ストリッパー三原葉子のだんな兼その他雑用係に、落ちぶれてしまい、いえ、詐欺師からですけどね、いささか生彩を欠く隙間に、喜劇人協会記念映画で、一番面白いとは・・・・。
 本作はオール四国ロケ。今話題の桂浜・坂本竜馬像から、はりまや橋から、オール四国の名所をスナップ的に紹介する映画で、最後はもちろん阿波踊り。四国4県の<県画>としても、ご推奨。
 なお、あまりに大勢が出ているため、まだまだ若手の八波むと志は、ほとんど見せ場のない、留置所の看守役。ただ、彼が登場したとたん、前列のご婦人が、あっと、一声。若くして交通事故で亡くなった、お笑い系としては当時は数少ないイケメン系、お笑い界のジェームズ・ディーン、赤木圭一郎として、女性に人気が、あったのだろうか。あの、やんちゃさは、女性受けするかも。ううむ。
 ぼく的には、松林宗恵映画で、一番の面白さ。
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by mukashinoeiga | 2010-05-23 22:39 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

鈴木則文「エロ将軍と二十一人の愛妾」

 池袋にて。「鈴木則文・映画まつり」特集。72年・東映。
e0178641_2384073.png 越後の貧農のせがれ・角助(林真一郎)が、江戸に上京、十一代徳川家将軍にうり二つゆえ、将軍の身代わり・影武者として、大奥で愛妾たちとウハウハ、という艶笑モノ。
 当時の人気宰相・田中角栄を揶揄したものであることは、いうまでもない。演ずる林真一郎は、顔にもガタイにも厚みのある、古いタイプの二枚目で、なかなか好演する。
 おかしいのは、将軍不調の体裁をつくろうため、角助を替え玉にして、世間を欺く、ワル老中・田沼意次役の、安倍徹の顔が、今からすると、どうしても、同じワル・小沢一郎にしか見えないところか。クチをへの字にした、顔のワル筋肉まで、クリソツ。小沢一郎、伝統的なワル顔だったのね。
 とにかく、出てくる女優は、みんな、脱ぐ。全員、脱ぐ。角助の幼馴染・渡辺やよいみたいな、清純派も、脱ぐ。
 ずらりと居並ぶ、大奥の女たちも、全て、脱ぐ。もっとも、エキストラ女優の顔は、眉毛が薄い、目付きにケンのある、スケバン顔が多いのは、この時期の東映らしいところで。
 京都から将軍に降嫁してきた、宮家の娘が、「さすが、品のある」といわれるのが、どう見ても、お品のないお顔の杉本美樹、というキャスティングは、ギャグか。もちろん、やんごとない杉本美樹も、脱ぐ。
 女ねずみ小僧・池玲子が、楽しい。
 則文組レギュラーの珍演も楽しい。
 由利徹が中国からの使節・毛沢山(もうたくさん)、同じく岡八郎が珍万高(ちんまんこう)。「パンタ」なる、白黒の珍獣(小人二人がパンダの着ぐるみ)を、献上する。この珍獣、特技はバター犬、三原葉子(これまた則文組)をアヘアへさせる。バター犬的珍獣役に、小人を当てる、エグさと安直さが、いかにも、東映ですねん。
 則文組にかかせない、田中小実昌も、前将軍に扮し、これまた当時話題の「恍惚の人」を珍演する。
 なお、大名行列、大広間に居並ぶ武士たち、のショットになると、画調が古めかしくなるのは、全盛期東映時代劇のストック・フィルムを流用しているため。低予算エロ映画も、大規模なエキストラ・ショットを得ることが出来るわけだ。

 日活ロマンポルノが、超低予算で、四畳半世界の物語や、半径数百メートルの青春や情事を描くとすると、東映エロチック路線は、そういう<隠微な密室劇>を、描く方向には、行かない。
 大人数の出演者、何十人ものエキストラたちがいっせいに脱ぐ、豪奢?さ。もっとも、ぼくは、スケバン女優が、集団脱衣しても、何にも、カンジないのだが。アレにエロを感じるのが、東映の感性か。
 東映お得意の裸の羅列、この<裸列>が、あればあるほど、エロスの隠微さは消えていく、と思うのだが、東映、好きだよねー、裸の羅列が。
 ぼくが知る限りでは、前の鈴木則文「聖獣学園」の、共同脚本の、関本郁夫の佳作「処女監禁」のみが、半径数百メートルの青春や情事を描いた、東映映画だった。もっとほかにもあるかもしれないが、ぼくの見た限りでは。
 そして、東映エロ映画には、必ず、グロかナンセンスのどちらかが、つき物。時には、グロとナンセンス、両方、つく。必ず、つく。例外は、これまた、「処女監禁」か。
 そして、東映のグロと、ナンセンスは、ぼくの好みとは、あまり波長が合わない。東映のエロも、エロに感じないのだから、もう、エロは捨てて、東映エロチック路線を見ることに、なるわけで。
 東映の想定するエロ対象、こちらのほうが、より一般的なのか。う~ん、よくわからない。
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by mukashinoeiga | 2010-05-23 07:40 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

鈴木則文「聖獣学園」

 池袋にて。「鈴木則文・映画まつり」特集。74年・東映。
 多岐川裕美伝説のデヴュー作。彼女をはじめ、とにかく女優が脱ぐ脱ぐ。とにかく、今の女優とは覚悟がまったく違う女優魂。もっとも、多岐川以外は、おおむね、東映の二線級、三線級の女優たちだが。
 荒地に立つ古い、大きな西洋館。キリスト教の修道女養成?学校だ。ここの特徴は、ミサでも洗礼式でも、とにかく修道女は素っ裸。なにか規則に反すると、お仕置きとして、素っ裸で、神の前で、鞭打ちされたり、しばき倒されたり。
 修道女同士のレズあり、リンチあり、持ち物検査あり、密告あり、学園モノ・プラス女囚モノ、というかんじ。
 悪の司祭は、ぼうぼうの蓬髪、あごは髭で埋まり、と、おそらく製作意図としては、イエス・キリストの似姿としてのサタンを描くつもりだったのだろうが、何せ演じるのが丸顔の渡辺文雄ゆえ、キリストというよりは、麻原ショーコーなおもむき。
 まあ、いずれにしても、天下のキリスト教も、邪教、カルト扱いだが、非教徒にとっては、当たり前のこと。新文芸坐のチラシに「ヨーロッパでは即上映禁止」とあるが、キリスト教も、女が脱ぐ口実、女をいたぶる口実扱いではねー。
 もっとも、今なら、カルト系、ファンタスティック系の映画祭や、単館レイトショーに出せば、あちらでもウケルのでは。
 過激な反対運動もあるだろうけどね。
 後年、しっとりねっとり系の人気女優になる多岐川裕美も、本作では、すっきりすっぱりと、いさぎよく脱ぎまくる。山内えみ子、渡辺やよいも、脱ぎまくって、ぼくはどちらかというと、こちらのほうが好み(笑)。
 鈴木則文映画は、しかし、あくまでも、東映エロチック娯楽路線の範囲内。石井輝男のような、過剰さは、ない。そこら辺が、生ぬるくもあり。
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by mukashinoeiga | 2010-05-22 00:53 | 珍品・怪作の谷 | Trackback | Comments(0)

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 よっぽど、過疎なカテゴリーなのかな(笑)。

右の柱の下のほうの、「ご案内」にも貼り付けました。
「ご案内」の一番下に、例によって、見えにくい、うす~い色で(笑)。
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by mukashinoeiga | 2010-05-16 22:40 | 業務連絡 | Trackback | Comments(0)