カテゴリ:テリー石井 恐怖奇形番外地帯( 13 )

石井輝男「実録三億円事件 時効成立」小川真由美岡田裕介金子信雄絵沢萠子田中邦衛

手探り実験作だが野心作にはなれなかった。
 渋谷にて「甦る映画魂 The Legend of石井輝男 十三回忌追悼」特集。75年、東映。
 そもそもの企画の発想は何だろう。時効成立間近とマスコミに大々的に取り上げられ、コイツはいけるという、当時はまだ映画会社にあった、東映なりのジャーナリスティックな(笑)カンなのだろうか。
e0178641_5334490.jpg その企画トークの中で、誰かが犯人のモンタージュ写真を見て、「こいつ社長の息子に似てね?」という冗談から実現化に走り出した、と邪推するが(笑)。
 その冗談に、社長(「ワハハ、面白い、いけっ」)も社長の息子(「え、マジすかっ」)もノリ、つまりそれが東映の当時の勢いというものだろう。いまは、その社長の息子が、社長になり、当時の勢いは全く消え、ヒット作も一年に一本あるかどうかのお寒い会社に。
 しかし監督を誰にするかが、悩みどころ。当時勢いがあった深作や中島が、おそらくベストだが、主演が社長の息子、しかも草食系では、若手としては「勘弁してくださいよ」というところか。これがもし社長の息子が渡瀬恒彦タイプなら若手も乗ったのだろうが。
 しかし今風に言えば草食タイプにしか見えない(今の社長業もまさしくそう)岡田裕介が、本作では肉食系に華麗な転身、演技賞モノの快演なのは、素晴らしい。

実録三億円事件 時効成立(35mm)(89分)公開:1975年 (渋谷シネマヴェーラHPより)
監督:石井輝男
出演:小川真由美、岡田裕介、金子信雄、田中邦衛、絵沢萠子、滝沢双、田島義文、近藤宏、河合絃司、相馬剛三、山田光一
会社の金を横領して競馬につぎ込み首になった西原と情婦の孝子は借金に追われ…。現実に時効が迫るなか、独自に「三億円事件」の真相を追った作品。製作陣による綿密な取材、捜査本部の協力、実際の事件現場でのロケなど、フィクションながら実録ものの様相を呈して話題となった。c東映

 かくて、かねてより実録(笑)犯罪ものに定評のある(笑)テリー石井に監督決定。まあ個人的にはテリー吉田主演で見たかった気がしないでもない。
 しかし、本作の厄介な点は、時効が成立してしまったので、犯人像が全くの未知数というところ(笑)。
 サラリーマン会社の東宝や、お公家さん会社の松竹には全く手も足も出ない領域(笑)。はったりの東映でしかできない企画だ。現実から極端に逸脱してはならないし、しかしその現実は存在しない。これは勢いで突っ走る若手は頭を抱えっ放しの企画だろう。来る注文を「はいはい、いいよいいよ」と淡々とこなすヴェテランにしか、受けられない(笑)。

 と、ここまで映画の内容にほとんど触れずに(笑)長々と書いてきたわけだが。
 そもそも架空の犯人像に養犬業をもってきたのが、あっと驚く。個人的な印象だが、犬のブリーダーというのは、職業人口は圧倒的に少ないはずなのに、なぜか凶悪犯罪発生率は高い気がする。いや、これはあくまで個人的印象で、何の根拠もありませんけど。
 そのブリーダー岡田が、妻・小川真由美や、元お嬢様の小川の知り合い・有閑マダムの絵沢萠子とガンガンセックス。いっけん草食系の岡田裕介が、肉食系に見事転身、やはり時代の勢い、東映の勢い、テリー石井の趣味だろうか。恐ろしや(笑)。
 この女優の趣味の悪さ(笑)も東映で。
 さて犯罪の内容だが。どうしても現実の事件の細部を引きずらなければいけないので、犯人はバイクの雨覆いカヴァーを引きずらざるを得ない。こんな泥臭い犯罪、この一件だけで、東宝なら却下だろう。
 まあミステリとしてはたいしたことはない。いっそ脚本か監督で鈴木則文、もっとぶっ飛んだ「SF」にしても、よかったかもね(笑)。
e0178641_5341755.jpg なお執拗な鬼刑事・金子信雄はグッド。容疑者をガン見しながらの尾行、相手にバレバレなのは、いかにも石井趣味。他の映画でもいくつか見た記憶が。
 ただし、小川真由美が男の金子の尾行から逃げる目的で銭湯に入る石井趣味はいただけない(笑)。おばさんエキストラたちのやっすいヌードに、毎度のことながらげんなり。石井的にはサーヴィスショットのつもりかもしれんが、それサーヴィスじゃないから(笑)。



予告


【1975年12月10日】 三億円事件時効 名刑事・平塚八兵衛も無念

 なに、この、いまのワイドショーや再現ドラマの祖型というべき、もはやニュースとも言えない自称ニュースは。 
【1975年3月26日】 名刑事・平塚八兵衛退職 3億円事件時効直前の決断
警視庁捜査1課一筋で、帝銀事件や吉展ちゃん誘拐殺人事件など数々の難事件を解決してきた名刑事・平塚八兵衛さんが1975年3月、退職した。3億円事件捜査主任として、公訴時効が成立する9カ月前。犯人逮捕へ執念を燃やしたが、手がかりがないため、自身の退職で事件への関心を高めようと期待しての決断だった。
 
結局、こういうドジ犯罪でも、斬新な手法な犯罪は、ルーティンワークの日本の警察には、対処できないというね。
106 【ドラマ】『刑事一代 ~平塚八兵衛の昭和事件史~』 第1部


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by mukashinoeiga | 2017-07-30 05:35 | テリー石井 恐怖奇形番外地帯 | Trackback | Comments(2)

石井輝男「黒線地帯」天知茂三原葉子細川俊夫三ツ矢歌子

快作スタイリッシュ!
 渋谷にて「甦る映画魂 The Legend of石井輝男 十三回忌追悼」特集。58年、新東宝。
 石井が東映にてエログロが花開く以前、新東宝時代のおしゃれで軽快小粋なサスペンス・ミステリ快作。
 悪役たちの面構えが皆々素晴らしい。男の悪役がいいのは石井の趣味からして当然だが、女の悪役もなかなか。
 とても高校生には見えない三ツ矢歌子もかわいらしい。もっともアメリカ映画の女子高生もこんな感じだから、ハリウッド映画を大いに参照している石井にとってもオーケーだろう。

e0178641_2225453.jpg黒線地帯(デジタル)(81分)公開:1958年 (渋谷シネマヴェーラHPより)
監督:石井輝男
出演:天知茂、三原葉子、細川俊夫、三ツ矢歌子、大友純、吉田昌代、魚住純子、守山竜次、鳴門洋二、宗方祐二、瀬戸麗子、南原洋子、菊川大二郎、矢代京子、鮎川浩、城実穂、浅見比呂志
麻薬で女を縛り売春させている秘密組織を追うトップ屋の町田は、敵の罠にはまり売春婦殺しの容疑者として警察から追われることに。町田は無実を証明するため街を彷徨うが…。天知茂演じる町田のクールさと全編を貫くスピード感がかっこいいシリーズ!c国際放映

 ただ踊り子エキストラたちのプロポーションは、ずんぐりむっくり(笑)。彼女らをカットして、海外の映画祭に出せば、それなりに受けるのでは。
 これまた快演の三原葉子がラスト「これから網走ホテルにしばらく止まってくるわ」、石井暉男の網走愛は東映以前からあったのね(笑)。もっとも三原が網走から帰ってきたら、天知茂はちゃっかり三ツ矢歌子といい感じになっていたりして(笑)。

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by mukashinoeiga | 2017-06-26 22:03 | テリー石井 恐怖奇形番外地帯 | Trackback | Comments(0)

石井輝男「監獄人別帳」渡瀬恒彦佐藤允賀川雪絵清川虹子嵐寛寿郎

いかにも石井流エンタメ。
 渋谷にて「甦る映画魂 The Legend of石井輝男 十三回忌追悼」特集。70年、東映。
 なんでもありの東映で、石井流エンタメはその本領を発揮する。開花する。
 あるいは、魔改造された。
 基本はアクション映画なのに、エロもグロもスカトロ趣味もナンセンスも、さらに泣かせメロもぶち込んで、過剰なまでの、豪華というか盛り過ぎというか、異常な幕の内弁当だ。まだ新東宝時代は、きわめてシンプルな映画を作るモダニストの石井がかくも窯変したのも面白い。
 そして役者も幕の内弁当方式だ。とにかく多種多彩。
e0178641_1522837.jpg 主演はデヴューしたての渡瀬恒彦、まだ少年っぽさを残した美青年風。ド下手な主題歌も兄・渡哲也にクリソツな美声。美声なのに音痴とは残念極まる。 
 渡哲也は老年の現在に至るまで、美青年風の演技を通した。兄との差別化を図ろうとしたのか、渡瀬は、東映時代は狂犬仕様、TV時代は温厚なオジさん化、激変も激変だが、兄との差別化では、一貫している。

監獄人別帳(35mm)公開:1970年 (渋谷シネマヴェーラHPより)
監督:石井輝男
出演:渡瀬恒彦、佐藤允、賀川雪絵、清川虹子、伊吹吾郎、大辻伺郎、蓑和田良太、尾藤イサオ、上田吉二郎、大泉滉、嵐寛寿郎、竜崎一郎、沢彰謙、荒木一郎、内田良平、千葉敏郎、阿波地大輔、沢淑子
地獄の網走刑務所。悪徳警察署長の謀略により投獄された吉岡兄妹は仲間たちと脱獄を図るが…。渡瀬&佐藤、伊吹&尾藤、香川&大辻が繰り広げる“手錠のままの脱獄”。思わず「『八甲田山』かよ!?」と叫びたくなる豪雪過酷ロケとB級テイストがない交ぜになった一作。後半の西部劇ばりの雪山チェイスと、美味しいところを浚っていく八人殺しの鬼寅=アラカンが超カッコいい!c東映

 本作は、よくよく考えると、奇妙な集団主役体制。主役は渡瀬だが、メインストーリーは、佐藤允。そして真のヒーローはアラカン(笑)。これも石井流豪華幕の内ということか。
 後半は渡瀬恒彦&佐藤允、伊吹吾郎&尾藤イサオ、賀川雪絵&大辻伺郎の三組の手錠のままの脱獄になるのだが、石井なら当然四組目として大泉滉&荒木一郎のおかまコンビも加えるべきだろう(笑)。
 そして、相変わらず無駄なエロ(笑)。東映の、石井のエロには、毎度うんざり。沢淑子は毎度面白いが、沢淑子ではエロ的に興奮しない(笑)。
 そしてあいかわらずのウンコネタ。うんざり。こんなんで笑えるバカがいることが信じられない。
 老人力もあげておこう。
 無茶苦茶つおい(笑)アラカン、最強ゴッドマザー清川虹子、便所にはまる不細工ばあさん。
 新人渡哲也のヒーロー性を強調する日活監督陣。
 新人渡瀬恒彦では心もとないので、老若男女のあらゆるアセットをぶち込む東映。東映ってやはり幕の内映画なんだなあ。さすが忠臣蔵オールスタア水戸黄門の会社や。

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by mukashinoeiga | 2017-06-09 01:53 | テリー石井 恐怖奇形番外地帯 | Trackback | Comments(2)

特集に石井暉男を追加しました

テリー石井 恐怖奇形番外地帯というタイトルで当ブログのカテゴリ(特集)に追加しました。
e0178641_93821100.jpg 今日も午後から渋谷シネマヴェーラの上映に行くつもり(笑)。


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by mukashinoeiga | 2017-06-04 09:39 | テリー石井 恐怖奇形番外地帯 | Trackback | Comments(0)

石井輝男「ギャング対ギャング」「怪談昇り竜」

 阿佐ヶ谷と渋谷にて。「OIZUMI 東映現代劇の潮流」特集と「デビュー50周年記念 女優・梶芽衣子」特集。

e0178641_2316217.jpgギャング対ギャング1962年(S37)/東映東京/白黒/88分 <ラピュタ阿佐ヶ谷HPより>
■監督・脚本:石井輝男/撮影:山沢義一/美術:中村修一郎/音楽:菊池俊輔
■出演:鶴田浩二、丹波哲郎、梅宮辰夫、三田佳子、曽根晴美、高英男、亀石征一郎、松尾和子、八代万智子、三井弘次、西村晃、沢彰謙
身代り服役を済ませた男が、義理を忘れたボスに復讐。更にシマを乗っとった昔の仲間を叩くため、奇妙な男女三人の助けを借りて大暴れ──。モダンな感覚で東映アクションに新風を吹き込んだ、石井輝男“ギャングシリーズ”の一篇。

e0178641_9495673.jpg 鶴田チームが、丹波チームのお宝を奪おうとするが、どちらも悪党同士、全員死亡というお粗末。一応、鶴田、三田らが、主役チームなのだが、どちらも、犯罪者なので、犯罪者チームが得た紙幣は必ず宙に舞う、きわめて倫理的なメジャー映画の法則に従い、全員犯罪の果実を得ることはないお約束な展開。
 ヘンタイ石井輝男の映画にあって、場をさらうのは、やはりヘンタイ顔の高英男
 先行する鶴田チームの車を追う丹波チーム。互いに銃撃しあっている。
丹波「タイヤを狙え」
高「オレは生きたモノしか撃ったことはねぇ」
 先行する鶴田チームは、追い上げる丹波チームの車の、
鶴田「運転してるやつを狙え」
 ビシバシ撃ちこまれるドライヴァーに、せらせ笑うように、
高「お前、狙われてるぜー」

 高英男、一応人気?歌手だったにもかかわらず、そのあまりにユニークな、ヘンタイ変質偏執顔。無表情であっても、他人を上から目線でせせら笑っているように見える、特異な、爬虫類顔というか、宇宙人顔(笑)。
 東映仁侠映画でもヤクザ映画でも、以後の石井映画でも、もっと活躍してほしかったが、やはり本職は歌手ということで、悪役に特化できなかったのか(笑)。うーん、残念。
 なお、三田佳子。その薄い顔は、いかにも悪女な顔でグッド。

e0178641_23192148.jpg『怪談昇り竜(デジタル)』公開:1970年 <渋谷シネマヴェーラHPより>
監督:石井輝男
主演:梶芽衣子、ホキ徳田、佐藤允、高樹蓉子、加藤嘉、大辻伺郎、長弘、砂塚秀夫、大浜詩郎、晴海勇三、桂小かん、水川国也、溝口拳、青木敏夫、土方巽
女親分の明美(梶芽衣子)が敵の組長の妹・藍子の眼を斬った後、次々に子分が怪死。これは、藍子の飼猫の呪いなのか!? フリル・ブラウスにヒゲ面の土方巽、盲目剣士・藍子役のホキ徳田など、怪しい奴らが大暴走。“ザ・キング・オブ・カルト”石井輝男による空前絶後の怪談×任侠ムービー! タランティーノも大驚愕!! ©日活

 まず、上記シネマヴェーラ記述の「フリル・ブラウスにヒゲ面の土方巽」は訂正したい。実際は、女物の着物である。なぜ和服が洋服に「窯変」したのか、きわめて興味深い(笑)。しかし、石井輝男、土方巽のオマヌケな破壊力に、頼りすぎ(笑)。
 この時期、東宝を離れて、各社に流浪する佐藤允が、面白いとは、思えない。なぜ魅力がないのに、各社に多用されるのか。不思議でならない。
 きわめて重要な裏切り者に、大辻伺郎というのも、石井のヘンタイ趣味か。ただ、同じヘンタイ趣味でも、盲目の女侠客にホキ徳田、面白い。なぜ、もっとほかで活躍しなかったのかが、不思議だ。きわめて面白いキャラだ。

 肝心な女親分・梶芽衣子だが。うーん。
 クールな梶に、そもそも反クールな仁侠映画は、合わず。むしろホキ徳田と役柄交換したほうがよかったのでは。
 梶、ホキ、ともに本線たる東映仁侠映画で活躍すべきだったとは思うが、時代は70年代、もう実録ヤクザ映画に突入、つくづく時代と、会社が、違ったのかなあ、と。あまりに固すぎた(笑)梶芽衣子が、東映任侠映画時代のマキノに、預けられていたら・・・・。まあ、勘違いの、ありえないアダシごとでしょうなあ。

 なお、ホキと土方が、たむろする、見世物小屋の通俗性、のちの石井趣味を考えなくても、とてもいんちきで、面白い。
 
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by mukashinoeiga | 2015-08-10 23:21 | テリー石井 恐怖奇形番外地帯 | Trackback | Comments(0)

石井輝男「緋ぢりめん博徒」

 池袋にて。「追悼 菅原文太 永遠(とわ)に輝け一番星」特集。
 同館の健さん特集は、平日でも満席感があったが、文太は、少ないなあ。新文芸坐も、追悼に味をしめて(という言い方はお下劣だが)この4~5月にも、健さん追悼第3弾を企画した。健さん好きとしては、文句は、ない(笑)。

 上を読めばわかるとおり、文太には、健さんほどの思い入れは、ない。今回の2本立ても、文太目当てではなく、それぞれのヒロイン目当てで、見に行った。まあ、文太も、この二作では、ヒロインのつけたし、従者だからね。

「緋ぢりめん博徒」 <今日の名画座HPより>
解説 | “ポスト藤”としてデビューした中村英子主演第一回作品。明治中期の関東を舞台に、やくざの世界に身をおく五人の女侠の赤裸々な生き方を軸に、義理と人情の波間にただよう女の哀しさとエロティシズムを描く。脚本は『極道罷り通る』の高田宏治、監督は『怪談昇り竜』の石井輝男、撮影は『女番長ゲリラ』の赤塚滋がそれぞれ担当。
ストーリー | 浦和・新川一家に対する一宿一飯の義理から、東京砂町の榎屋一家の親分三右衛門を斬った美貌の女博徒、鬼百合のお勝が、五年間の刑を終えて出所したのは明治十五年の秋であった。お勝は、服役中に知りあった、流山の江戸幸組の娘お秀を訪ねる途中、金町の帝釈天一家の賭場へ立ち寄った。ところがお勝に一目惚れした帝釈天牛五郎は、イカサマ賽をつかってお...続きを読む(1972/東映/86分)

 “ポスト藤”中村英子に、主役オーラなし。まあ、美人なんだろうけど、単にととのっているだけで、何のフックもない。典型的美人なだけじゃダメなのよ女優。正直、魅力のない主演の映画を見続けるのは、ちと苦痛。
 彼女の兄貴分・土田早苗も、美人なんだろうけど、昔から顔が苦手(笑)。理由はないけど、なんだか彼女の顔は、ちょっとした臭みがあって、それがぼくのセンサーをワル刺激する。
 ちなみに、東映映画を見ていると、子分から「叔父貴」と藤純子が呼ばれたり、本作の土田早苗も、中村英子から「アニキ」と呼ばれたりする。女子も進出したけれど、別に女子トイレを新設するまでもなく、男子トイレをそのまま使えよ、という発想か。
 ここら辺に無理がある。大勢の男衆を、バッタバッタと斬り倒す腕力が女子にあるという不自然は、映画的と思えば、無理はないが、実際にそれを演じる中村英子や土田早苗の、華奢さは、いかんとも隠しがたい。
 本作の悪役・小池朝雄(石井映画の常連、今回もねちねちとヘンタイ道を体現(笑))は、中村英子に、「もともと女は男のおもちゃ」と、嘯く。
 文太は、ちゃっちゃと、中村英子を抱く。というか犯し気味(笑)。ここが健さんの禁欲とは違うところ。
 押し倒されれば、押し倒されるのに、なぜ、大勢の立ち回りでは、大の男をバッタバッタと? そこをネグっているなら、単なるファンタジーだが。まあ、もっとも、映画は、すべからずファンタジーか。

 ヒロインを助ける女侠客・松平純子はレズの男役みたいなおなべ系。
 ただ、唯一気になるのは、女座頭市・藤浩子。この藤純子の一字をもらった、と思しき彼女は、絶えず口角を上げて、微笑しつつ、男たちを、バッタバッタ。この彼女を、ヒロインにしたほうが、ほんとは、よかったんじゃないの(笑)。この映画では、藤浩子イチオシだなあ。
 また池玲子は、脱ぎ要員(ほかの女優は脱がないので)として、巨乳を、さらす。ちらりとも見せないほかの女優のなかでも異色。そして、ほほ下同じ衣装の女優たちの中で、彼女だけが、芸者、明治期西洋ドレスと、カラフルにコスプレする。グッド。

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by mukashinoeiga | 2015-03-24 21:56 | テリー石井 恐怖奇形番外地帯 | Trackback | Comments(2)

石井輝男「網走番外地」「同・望郷篇」

 池袋にて。「さらば健さん! 銀幕に刻んだ男の生き様 追悼 高倉健 第二部・東映編」特集。両作とも65年、東映。
 モチロン、いまさら言うまでもなく、ぼくはヒーロー役者・高倉健が大好きだ。
 本特集でこれから上映される、たとえばマキノ雅弘「侠骨一代」をはじめとして、繰り返し繰り返し、見ている。
 特にマキノ、高倉健、藤純子の、絶対の、奇跡の黄金トリオの諸作など、ぼくにとっては猫にマタタビ状態だ(笑)
 日本侠客伝シリーズ、いいですなあ。昭和残侠伝シリーズ、最強ですぜ。高倉健のすごいところ(笑)は、持ちネタと言うべき人気シリーズに「日本」と「昭和」という、ある意味最強ワードをクレジットしている唯一無二のスタアである点か。こんな人は、ほかには、絶対に、いない。
 しかし、マキノも、藤純子も同伴しなくなった70年代後半以降、つまり東映専属を解消してのち、高倉健は迷走に迷走を続け、この40年間、凡作駄作の山を築き上げてきた。この間、高倉健は、かつての、あれほど光り輝いていたオーラを、一度として発することは、なかった。とは、言い過ぎかもしれない、確かに「瞬間的」にはかつてのオーラは発したが、だからといって作品全体を光り輝かせてはいなかったように思う。
 
 というのが、ぼくの高倉健イメージなのだが、なぜか高倉健のもうひとつの人気シリーズ「網走番外地」は、実は、一本も、見たことがないのだ(笑)。これで、健さんファンといえるのか(笑)。
 「網走番外地」は、ぼくにとっては、健さん番外地だったのだ、とつまらない駄洒落を言っていたら、今回、シリーズ第一作と、「当シリーズの中で傑作の声が高い一本。必見!」(新文芸坐のチラシの解説)の、ぼく的絶好の組み合わせの2本立て。ということで、見てまいりました。

石井輝男「網走番外地」
 うーん、なんだろな、これ(笑)。
 面白いといえば、面白い。つまらないといえば、つまらない。
 つまり、東映プログラムピクチャアの水準作で、可もなく不可もなし。映画の勢いと高倉健の魅力で、ヒットはしただろうが、所詮は小ヒットの類か。
 遅れてきた高倉健フォロワーの視点で見れば、この映画は、天性のヒーロー役者・高倉健の魅力を、ことごとく相殺しているように思う。
 まず、刑務所の囚人たる高倉健は、看守などの「お上」には、絶対に、逆らえない立場。
 次に、新入り囚人が、自己紹介をする場面で、なんと、健さんは、一言のセリフすらなしの、エキストラ状態。
 さらに「手錠のままの脱獄」(本作は明らかに、そのパクリ)も、南原宏治に、ひきずられっぱなし。
 つまり、健さん、この映画では、常に受け身の立場。
 受け身に次ぐ受け身では、ヒーロー役者としての、自己決定権は、まったくなし。
 健さん、形無しで、かれ独特の魅力を、まったく発揮できないシチュエーションばかり。まさに「網走番外地」というよりは、健さん番外地というべき映画では、ないか。

 健さんを、手錠につながれているゆえに、無理やり脱獄させるのが、南原宏治。極寒の荒野ゆえ、ムクツケキ男ふたりが、ごしごしからだを「愛撫」して「抱き合い」からだを暖め合うシーンが、石井輝男のゲイティストを思わせる。
 なお二年後、鈴木清順「殺しの烙印」で再度、南原宏治はライヴァル宍戸錠と、敵同士の同棲生活を演じ、清順ないし誰かは絶対に本作を見ていただろうキャスティングだったような?

石井輝男「網走番外地 望郷篇」
 終映時に、数人の客が拍手。まあ、健さんに対して贈られたと、信じたい。それほどの凡作。
 なーにが「当シリーズの中で傑作の声が高い一本。必見!」だか。
 これだから、人様の評価は、あてにならない(笑)。ま、自戒も含めてですが。
 おそらく本作の「評価が高い」一番の理由は、黒人とのハーフの子役を使った「泣かせ」にあるのだろう。本当に日本人は、子役に弱いなあ。
 しかしマキノの健さんでガン泣きするぼくには、全然泣けず。正統派の人情モノが、石井演出は、まったく下手すぎて、失笑する程度だ。
 郷里の長崎に帰ってみれば、幼なじみの桜町弘子は、中谷一郎の妻。母が眠る寺で再会した健さん・桜町は、寺の門にいたずら書きされた、かつての相合傘マーク(ふたりの名入り)を前にする。
 こんな情緒纏綿なシーン、マキノなら涙涙の展開になるだろうが、石井演出は、何の感情も乱さない。
石井映画が、だんだんカルトのほうに行ったのも、納得の不出来ぶりで。
 しかし桜町、息が長い女優さん。50年代の東映時代劇、60年代の仁侠映画、どちらでも活躍、しかも90年代の三池Vシネでも、姐さん役で。

網走番外地(予告編)

網走番外地 望郷篇(予告編)

高倉健「網走番外地」全10作ダイジェスト (24分42秒)

殺しの烙印─BRNDED TO KILL ,STYLE TO KILL─ 予告篇


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by mukashinoeiga | 2015-02-19 16:17 | テリー石井 恐怖奇形番外地帯 | Trackback | Comments(2)

石井輝男「リングの王者 栄光の世界」

 京橋にて。「よみがえる日本映画vol.3 新東宝篇-映画保存のための特別事業費による」特集。57年、新東宝。本特集で、あと1回上映。
 のしあがる新人ボクサー・宇津井健の、挫折と栄光を描く。
 そのボクシング・シーンの熱闘、編集、カッティングの妙。素晴らしい。新人・石井輝男の第一回監督作だが、緊迫感あふれるボクシング・シーンの演出・編集の素晴らしさ。間然とすることはない、というのは、こういうことを言うのか。
 ふつう、邦画が俳優がボクシング・シーンを演じると、ある時代までは、かなりお間抜けな状況になりえたのだが、本作の宇津井健、主要なライヴァル・細川俊夫については、そういう齟齬が、見られない。
 素晴らしい。特に、細川俊夫、文科系へなへな男、卑劣漢、陰険陰謀ヤロウ、セクハラ色敵、の役が多いのだが、こういうスポーツマンタイプは、初めて、見た。いいんだよね。
 宇津井と、足が悪い小学生の妹の交流の描写も、成瀬巳喜男助監督の石井らしいところで。
 恋人役に池内淳子。若いのに、ちょっと、おばさん顔か。その、魚市場の食堂の給仕同僚に、大部屋扱いの新人・田原知佐子(原知佐子の本名)。かわいい。
 なお、同じ大部屋扱いの天知茂、またまた認識できず(笑)。

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by mukashinoeiga | 2012-01-21 00:48 | テリー石井 恐怖奇形番外地帯 | Trackback | Comments(0)

石井輝男「霧と影」

 阿佐ヶ谷にて。「現代文学栄華館-昭和の流行作家たち」特集。61年、ニュー東映東京。
 面白い。石井輝男は、初期から、すばらしい映画センスでかっ飛ばす。
明日12/20まで上映中。おすすめの軽快作。
 新聞記者・丹波哲郎。旧友の学校教師が謎の死を遂げたことから、北陸・金沢の地に、やってくる。実は旧友だけのことではなく、その旧友に、妻として取られちゃった、かつて片思いのひと・鳳八千代が、不幸になる事態に、胸を痛める。
 過失の事故と片付けられた旧友の死、その真相を探る。協力するのは、地元通信員の青年・梅宮辰夫だ。精悍な若手・丹波、まだまださわやか青年の梅宮、ともに好感度は高い。
 崖から海に落ちて、死体となる。その後TV2時間ドラマにまで、引き継がれる、日本型ミステリ・ドラマの王道。
 山間の僻地に残る、本家と分家の「北陸」の旧家。土蔵に精神病の息子が閉じ込められる。息子の嫁と睦み会う義父。横溝的因習旧家ドラマと、のちの石井輝男「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」をも、思わせるイメージの乱舞にニヤリ。証拠のひとつに、線香花火の小箱があるなど、思わずニヤリ。
 ちなみに、この北陸の因習を描く映画の原作は、もちろん水上勉だ。
 しかし、東京で売られた花火小箱が、メーカー、販売店を経て、<たった一人の購買者>が、突き止められるとは、当時であっても、無理ではないか(笑)。
 小味なモダン・ジャズの、繊細な挿入(何でも屋の木下忠司)も、好ましい。
 ときおりの静謐な描写に、清水宏、成瀬巳喜男の助監督だった石井らしさ、というのはほめすぎか。
 坂と路地の隘路での、追っかけ追跡。現実の路地を、カスバの迷路に見立てた、ロケーションの追跡行に、石井のカスバ志向が伺える。追っかけの攻守の、巧手の興趣、わくわくするよね。
 石井輝男、ヘンタイ外道な映画だけでなく、こんな小味なサスペンスも、素晴らしい。

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by mukashinoeiga | 2011-12-20 00:44 | テリー石井 恐怖奇形番外地帯 | Trackback | Comments(0)

石井輝男「女王蜂と大学の龍」


 渋谷にて。「石井輝男・怒涛の30本勝負!!」特集。60年、新東宝。
 石井輝男「異常性愛記録 ハレンチ」の同時上映、再見モノか、と危惧したが、幸い初見作。
 しかし、ぺらっぺらの、おそらく一般販売用のデジタル素材を流用したもので、画質はべたべたっと、つぶれている。同じ建物にシアターTHUTAYAがあるが、まさか渋谷ツタヤから借りてきたものか。
 冒頭いきなり、「三国人たちが、戦勝国を装い、日本人の土地を次々、暴力的に簒奪していった」という、大きな説明字幕。それをなぞる映像が、続く。無蓋トラックに大勢の三国人チンピラが棒や武器を手に、乗っている、鈴木清順「けんかえれじい」ライクな、絵が快調。
 この「三国人連盟」が、いまだったら駅前「商店街」というのか、当時の呼称「マーケット」を、のっとろうとする。ただ「マーケット」は、戦後の仮説店舗であり、掘っ立て小屋や、屋台に毛が生えたようなもの。後ろには、オールド・クラシック?な、任侠モノ、アラカン親分の組が、仕切っている。その一人娘で、代を継ぐのが、女王蜂こと、三原葉子だ。
 しかし、ここで「三国人」と称される連中の、日本語のなまり、顔かたち、風采が、なぜか、中国系のようだ。
 なぜ?
 だって、戦後、焼け野原の日本、駅前の一等地を無法勝手に占拠して、地主の男性は出征してかえらず不在、残った家族は暴力および法律には、とんと、疎い。そこで、どんどん「三国人」は、駅前の土地を、勝手に我が物にして・・・・いま、全国の駅前に、どこでも大規模中華料理屋、ありますか。あるのは、パチンコ屋でしょ。
 当時は、今と違って「三国人」という言葉は、平気で使われていた。平気で使われていて、しかしなぜか、この映画でも、その実態は、中華系に偽装されていた。う~ん、一貫して、偽装が、お得意なのねー。
 ま、それはさておき、何よりも喧嘩が大好きな、特攻崩れの大学の龍こと、若き吉田輝雄が、この騒動に自ら巻き込まれ、当然、気の強い三原葉子姉さんとは、会うといつもけんかばかり、という全ての結末がお見通しの明朗編。
 「異常性愛記録 ハレンチ」のあとに見ると、吉田輝雄が、身をくねらせてオネエ言葉、もちろんギャグで言っているのだが、妙に怪しい(笑)。
 三国人の下回りを勤める、日本人ヤクザのボス(おお、近衛敏明)が、中年ぶとりの、妙に憎めないやつで、吉田輝雄に締め上げられて、すわ、殺されるか、というときに、
 吉田「殺してやりてぇとこだが、今後二度といたしません、と詫び状書け」
 おお、詫び状くらいなら何枚でも、吉田の言いなりの悪党が、また、おかしい。
 若き日の吉田輝雄が、可愛い暴れ者で。三原葉子が、胸をさらしでまいての、喧嘩御輿乗りも、面白く。アラカンも、すごく強い。ノーマルな中に、石井輝男らしいアブのかおりを、(いま、見ているからだが)そこはかとなく感じさせる、平常運転の明朗編だ。
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by mukashinoeiga | 2010-09-05 09:08 | テリー石井 恐怖奇形番外地帯 | Trackback | Comments(0)