堀内真直「正々堂々」伊藤雄之助鳳八千代渡辺文雄千田是也三井弘次トニー谷大泉滉中村是好

クスリともできない喜劇ほど始末に困るものはない(笑)。
 阿佐ヶ谷にて「豊かに実る 松竹文芸映画の秋」特集。59年、松竹大船。
 笑えないながら、いろいろ工夫しているが、全く面白くない(笑)。
 例えば木下恵介「カルメン純情す」ばりに、画面を傾けて撮るのだが、いきなり初めて、ある時点からいきなりやめる、何の戦略も感じられず。
 字幕でも遊んでいるのも、おもしろ―もない。
 そして、最大の欠陥は、それなりに面白い役者がバンバン出てくるのに、クスリがほんの数回のみ(笑)。
 主演の市長・伊藤雄之助は全編顔芸、変顔の連発で、でも無駄に面白くないのね(笑)。

e0178641_11473041.jpg正々堂々 1959年(S34)/松竹大船/白黒/66分 (ラピュタ阿佐ヶ谷HPより)
■監督・脚本:堀内真直/原作:源氏鶏太/脚本:川辺一外/撮影:小原治夫/美術:森田郷平/音楽:木下忠司
■出演:伊藤雄之助、鳳八千代、渡辺文雄、千田是也、三井弘次、トニー谷、大泉滉、中村是好
億万長者の帰郷で、寄付金目当ての歓迎攻めに奔走するたぬき市長、きつね助役、むじな議員たち!市会は上を下への大騒ぎを繰り広げる──。欲の塊・伊藤雄之助市長ほか名バイプレイヤーたちが絶妙の演技を競う、源氏鶏太原作のコメディ篇。

 ある事情から、三井弘次は「あ、そう」を連発するのだが、もちろん昭和天皇の真似なのだが、この連発する科白の管理が、口調の変化もまったく行き届かず、見ているこっちもイラつくほど。
 ぼんやり思ったのは、渡辺文雄&三井弘次の、都会から来たある意味詐欺師コンビが、田舎の人たちをだますコメディというと、木下恵介「花咲く港」だなあ、と。いかにも松竹のお家芸だが、監督の名前が真直ではコメディは無理か(笑)。
 先輩格の川島が撮ったらとも夢想する。
 戦前松竹の好青年磯野秋雄がおっさんメイクで市議の一人とは、いささか感慨深い(笑)。もっとも若いころから老け顔だったが(上記不鮮明な集合写真の後列右端)。
 感想駄文済みの大庭秀雄「稲妻」の、ついで見の本作だったが、ミッキー成瀬「稲妻」のリメイクを見に行ったら、ついで見もある意味リメイクだった(いささか強引な物言いだが)戦後松竹の企画不足とは、これまた牽強付会か。

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# by mukashinoeiga | 2017-12-17 11:48 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

大庭秀雄「稲妻」倍賞千恵子藤田まこと浜木綿子望月優子稲垣美穂子穂積隆信柳沢真一宗方勝巳

真のアイドル女優!倍賞千恵子不満から口はへの字ながら両口角は上がっている(笑)。その愛らしさは、ナチュラルボーン・アイドル(笑)。
 阿佐ヶ谷にて「豊かに実る 松竹文芸映画の秋 」特集。67年、松竹大船。
 陰鬱な52年版ミッキー成瀬版「稲妻」に比べれば、はるかに明朗軽快なプログラムピクチャア、より気軽に楽しめる娯楽編となっている。
 それはいいことなのか。

e0178641_3222265.jpg稲妻 1967年(S42)/松竹/白黒/85分 (ラピュタ阿佐ヶ谷HPより)
■監督:大庭秀雄/原作:林芙美子/脚本:堀江英雄/撮影:長岡博之/美術:芳野尹孝/音楽:真鍋理一郎
■出演:倍賞千恵子、藤田まこと、浜木綿子、望月優子、稲垣美穂子、穂積隆信、柳沢真一、宗方勝巳
四人の子どもの父親がみんな違うという複雑な母子家庭の物語。原作は林芙美子の同名小説で、1952年に成瀬巳喜男監督、高峰秀子主演で映画化されている。今回の松竹版では、家族からの脱出を試みる末娘を倍賞千恵子が好演。

 それは主演女優、高峰の陰と、倍賞の明と、の違いなのか。成瀬と、大庭の違いなのか。
 おそらく、大庭は、成瀬的名シーンを、たいてい排除する方向で、脚本を作っていったのだと思う。
 戦前松竹の助監督/監督の成瀬は、おそらく松竹メロドラマメソッドを、体質的に受け入れられない。
 一方成瀬の後輩、大庭は、その松竹メロドラマメソッドを受け入れ、戦後はそれを体現し続けた。

 その真逆な二人が、同じ林芙美子原作で、かくも対象的な、陰鬱明朗を見せた。面白い。

ミッキー成瀬版      大庭秀雄版
清子 高峰秀子      倍賞千恵子
光子 三浦光子      浜木綿子
縫子 村田知英子     稲垣美穂子
嘉助 丸山修       柳沢真一
おせい浦辺粂子      望月優子
龍三植村謙二郎      穂積隆信(竜吉)
綱吉 小沢栄       藤田まこと
田上りつ 中北千枝子   宗方奈美
国宗周三 根上淳     削除
つぼみ 香川京子     削除

e0178641_324545.jpg 重厚なミッキー成瀬キャスティングと、軽快な大庭キャスティング、その演出、何から何まで対照的だ。この「軽さ」は、50年代と60年代の差ななのか。松竹メソッド嫌いの成瀬と、松竹メソッドそのものの大庭の差なのか。
 高峰秀子と倍賞千恵子、三浦光子と浜木綿子、丸山修と柳沢真一、浦辺粂子と望月優子、植村謙二郎と穂積隆信、小沢栄と、藤田まこと、中北千枝子と宗方奈美、いつでも大庭版のほうが明るい。

 割と陰鬱に進む成瀬版の、最後にふと現れる、ほのかな希望、根上淳・香川京子兄妹を、ひそかに無視する明朗大庭も、面白い。まあ当時の松竹に根上香川に対抗しうる若手がいなかったゆえか。

 先週はラピュタに行かなかったので、ワカラナイが、例の休憩中の、柳沢真一録音予告は、この映画だったのかな(笑)。

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# by mukashinoeiga | 2017-12-14 03:24 | 成瀬巳喜男映画の正体成瀬る | Trackback | Comments(1)

フィルムセンターの入場方式が変更されたが それってどうなの

いかにもお役所仕事らしい規制強化の方向だが。

e0178641_03052100.jpg(上映会)『入場整理券』導入のお知らせ(2017.11.24更新) (フィルムセンターHPより)
このたびフィルムセンターでは、上映会各回ごとの『入場整理券』を発券することといたしました。詳しくは下記のとおりです。
■開始日: 2017年10月7日(土)より
■発券場所:1階ロビー
■発券方法:●開館と同時に、当日上映される全ての回の入場整理券を発券します。
※10月7日(土)特別上映会『デルス・ウザーラ』については、11:00amの回は10:00amより、4:00pmの回は11:10amより、発券します。ご注意ください。
※『連合艦隊』振替上映日の10月15日(日)は、10:00am開館です。
※本上映会は終了しました。
●入場整理券は、お一人様各回1枚のみの発券です。
■入場方法:●各回の上映開始時間40分前→30分前*に1階ロビーへ集合してください。
*11月28日(火)より30分前に変更します。
※10月11日(水)より開催の「映画の教室2017 色彩の探求」は各回19:00までに1階ロビーへ集合してください。
●番号順にお呼出しし、入場を開始します。
●番号呼出し時に入場されなかった方の入場整理券は無効となります。
■その他:●入場整理券を紛失された場合、再発行はいたしません。
●入場整理券を紛失された方や無効の入場整理券をお持ちの方は、入場待ちの列最後尾にお並びください。(以上引用終わり)

 フィルムセンターの客筋には二種類あった。
 先の上映が終わると、とりあえず一目散に(笑)一階のソファに座り、次回の席順を確保。暇な老人が多い。
 ぼくは近場の八重洲ブックセンターかイナックス?の本屋に行ったり、近場飯とか近場コーヒーだったり。
 とにかく二時間近くあのソファにいる神経が理解できない(笑)。
 で、おそらく事情は知らないが、何らかのトラブルが、二時間ソファ待機組にあったのだろう。それは、よく、ワカラナイ。で、規制が厳しくなった、と。
 で、二時間ソファ待機組にはゆるやかになったとはいえ、どうせそんなに客は来ない番組だから、ぎりぎりに行ってもいいや、というぼくにはかえって拘束時間が増える、という官僚的規制に感じる。
 まあ客足の少ない平日の番組に関しては、実質変わらないだろうが、土日の人気番組に関しては、チョイ厳しくなりそうか。
 いままでは、お役所仕事の割には(のゆえには)管理がゆるゆるなのが、フィルセンのいいところだったのに(笑)。

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# by mukashinoeiga | 2017-12-08 00:33 | うわごと | Trackback | Comments(7)

ネット検索で見つけた「資料庫」なる地味過ぎるデータベースにOLD映画ファンもヒャッハー!

黒沢明「荒姫様」をネット検索していて見つけたのだが、タイトル地味過ぎ(笑)。
 そもそも何に関する資料庫なのかもわからない(笑)。
 ところが目次を見ると、

映画監督によるテレビ監督作品の記録  映画監督による舞台演出の記録
映画監督による文庫解説        東映歌舞伎時代劇データ集
「金曜スペシャル」           「SHOGUN」
「映画監督競作 われらの主役」     日本テレビ サスペンスシリーズの世界
裏日本映画史              マキノ雅広 戦后文献目録抄
『週刊新潮』連載「読切時代小説」掲載リスト 三上於菟吉「雪之丞後日」

など、OLD映画ファンには、ただただため息の連続(笑)。
 まだ全部は見ていないが、例えば「映画監督競作 われらの主役」なんか、テレビ東京、隠し持っているなら、頼むから蔵出ししてくれっ(涙)。

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# by mukashinoeiga | 2017-12-03 19:49 | 業務連絡 | Trackback | Comments(0)

ひどさもひどし朝日新聞クレイジー北朝鮮

日本に世界に迷惑かけるなあ。
♯68 報道特注【朝日新聞大紛糾SP!①】


報道特注【北朝鮮緊急撮って出しSP前編】 米本土攻撃可能なICBM発射!

報道特注【北朝鮮緊急撮って出しSP後編】 米本土攻撃可能なICBM発射!


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# by mukashinoeiga | 2017-12-03 10:38 | うわごと | Trackback | Comments(0)

黒沢明「わが靑春(青春)に悔なし」原節子藤田進大河内傳次郎杉村春子三好榮子河野秋武高堂國典志村喬

時流に乗った四流メロという印象をかつては持っていたが、今回ついで見の何度目かの再見で、それほど悪い映画でもないか、と日和りつつあります(笑)。まあせいぜい三流かな、と(笑)。 
e0178641_650931.jpg 京橋にて「特集・逝ける映画人を偲んで 2015-2016 原節子選集」。46年、東宝。
 感想駄文済みの、つい四年前の島津保次郎「緑の大地」脚本黒沢明)で、乳児のある若夫婦を演じた原節子藤田進が、令嬢大学生を演じるのは、いささか無理があるのだが、まあそこはそれ。

9わが靑春に悔なし(110分・35mm・白黒) (フィルムセンターHPより)
1946(東宝)(出)原節子(八木原幸枝)(監)黑澤明(脚)久板榮二郎(撮)中井朝一(美)北川惠司(音)服部正(出)藤田進、大河内傳次郎、杉村春子、三好榮子、河野秋武、高堂國典、志村喬、深見泰三、清水將夫、田中春男、光一、岬洋二、原緋紗子
占領軍の民主化政策に沿って、戦前の京大滝川事件とゾルゲ事件を題材にした民主主義啓蒙映画。原は八木原教授(大河内)の娘・幸枝を演じる。幸枝は急進的な学生の野毛(藤田)と恋に落ち、彼が獄死した後は彼の老いた両親と共に、スパイの汚名を受けながら農村で働く。従来の日本映画には見られなかった強烈な女性像が話題となった。

 本作は、前半京都青春時代、中盤東京スパイ時代、終盤東北での農民時代と、三部構成のていだが、終盤のみいささか異様で。前半中盤は、いわゆる滝川事件とゾルゲ事件をモデルにしているが、農村時代は、それとは無関係。

 これはウィキペディアによれば、

本作と同時期に同じ題材の映画「命ある限り」(楠田清監督)が企画されていたため、「新人監督をつぶすつもりか」との労働組合の圧力を受けて、黒澤の意図に反して映画後半の展開を大幅に変更せざるをえなかった。農村シーンに込められた異様な気迫は、この圧力に対する反感があったからと黒澤は述懐している。(以上引用終わり)

e0178641_6504241.jpg 黒沢としては精一杯時流に乗り、左翼的な作品を撮るが、応援してくれるはず?の、共産党組合から、妨害されたのは、いかにもサヨクの好きな内ゲバ状態か(笑)。
 同じ東宝社内で同一企画が二つ同時進行しているのは、まさしく時流に乗っているというしかない。河野秋武、中北千枝子、清水将夫、志村喬と四人も共演者がかぶってすらいる。
 その共産党が、いまでは野党野合連合を画策しているが、これは反安倍の同一テーマの映画を3、4本同時公開するようなもので?共倒れにならないか(笑)。共産変じて共倒の図。

 しかし妨害があって、かえって良かったのでは、ないか。前半中盤の、いささか締まりのないふにゃふにゃドラマ(結局藤田進が何を画策しているのか、全くわからないマクガフィン状態で、出来の悪いヒッチコック仕様)が、最後まで行ってしまったら、この映画、今ほど名を残せなかったかもしれない。最後の、ハラセツ、高堂国典、杉村春子の異様なドラマゆえに、この映画は残ったのではないか(ただしぼくの好みではなく、ぼくには面白くはないが)。
 黒沢のオリジナルな結末はどうだったのだろうか。脚本なりシノプシスは残っていないのか。

 まあ、いずれにせよ、おかげで、令嬢、OL、若妻、獄中の女、農婦と、ハラセツ波乱万丈、イロイロのハラセツを楽しめるわけだが。そして、現代劇の大河内伝次郎は、いつでも絶品!
 学生役の田中春男には爆笑せざるを得ないが、このワンショットだかワンシーンの田中、「黒沢はん、せっかく京都でお撮りになるんでっしゃら、ワイも出して―な」と、衣装部で学生服をちょろまかし、勝手に学生エキストラに交じり、居座って、黒沢も苦笑いしながら、その場で科白を一言口伝え、てなことを想像するが、あながち間違ってはいまい(笑)。

 映画の中で何回も出てくるのは「顧みて悔いのない生活」というフレーズだが、これをタイトルに転用して「わが靑春(青春)に悔なし」とはキャッチ―でパワーあるタイトルになったが、「わが青春に悔なし」と言い切れる奴は、おそらく人類史上皆無だと思う(笑)。ここら辺が、いかにもお花畑な黒沢(笑)。青春というものは常に無駄遣いされるものなのだ。まあそれを言ったら、少年中年老年も変りもないが。
 黒沢は映画「わが靑春に悔なし」に悔なし、と言い切れるのか(笑)。

わが青春に悔なし


★Movie Walker★に、タイトル検索で詳細な作品情報あり。簡単な作品解説、あらすじ紹介(企画書レヴェルの初期情報の孫引きゆえ、しばしば実際とは違うが)。

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# by mukashinoeiga | 2017-12-03 06:53 | 黒沢明 黒い沢ほどよく明か | Trackback | Comments(4)

慰安婦像サンフランシスコ市長が受け入れ この市長が中国系となぜマスゴミは書かないのか

昔の歌が真実を語る(笑)。
e0178641_644742.jpgサンフランシスコ市 慰安婦像正式に受け入れ 共同通信社(以下ネットニュースより)
米国・サンフランシスコ市は、中国系米国人の団体が市内に設置した慰安婦像について22日、市長が受け入れを認める文書に署名。
NHKによると、今月14日にサンフランシスコ市議会が像の寄贈を受け入れる決議案を全会一致で承認。市長は10日以内に拒否権を行使できたが、22日に受け入れを認め、正式に市の所有となったという。
この問題をめぐって、サンフランシスコ市と姉妹都市の提携を結んでいる大阪市が、受け入れを認めないよう呼びかけ、承認された場合「姉妹都市を解消する」と訴えてきており、NHKは反発が予想されると伝えている。



渡辺はま子-桑港のチャイナタウン・オリジナル歌手、日本歌謡曲・カラオケ、中国語の訳文&解說


 中韓は、日本にくしと、外国でも日々反日活動にいそしんでいる(笑)。

シナの夜

「支那の夜」(1938年12月発売) 作詞:西條八十 作曲:竹岡信幸 歌:渡辺はま子

渡邊はま子 - 忘れちゃいやョ (1936)

渡邊はま子 (1910 - 1999)
最上 洋;作詞、 細田義勝 ;作曲 78rpm/ Victor-53633
1936年3月発売。発売から3ヵ月後、政府より発売を禁止する統制指令が下るという騒動になり

とんがらかっちゃ駄目よ 渡辺はま子

2:00からは、昭和12年の映画「淑女は何を忘れたか」の画像です。
地球儀を廻して国名あて遊びをしながら、子供が口ずさんでいます。
桑野通子と佐野周二です。

 忘れちゃいやョが発禁になった、その三か月後、素人娘版とはいえとんがらかっちゃ駄目よを出すとはアグレッシブすぎるだろ(笑)。

「ネエ小唄」騒動[編集] (ウィキペディアHPより)
1936年(昭和11年)、「忘れちゃいやヨ」をレコーディング。作曲者の細田義勝に歌中の「ネエ」の部分の歌い方を何度も指導され、本人は辟易して歌ったが、その直後に早稲田大学野球部の応援歌の発表会に招かれ歌ったところ、観客に大受けしたため、渡辺自身もヒットする予感がしたという。ヒットの兆しが見えた発売から3ヵ月後、政府の内務省から『あたかも娼婦の嬌態を眼前で見るが如き歌唱。エロを満喫させる』とステージでの上演禁止とレコードの発売を禁止する統制指令が下る。
ヒットを惜しんだビクターは、改訂版として「月が鏡であったなら」とタイトルを変更し歌詞の一部分を削除してレコードを発売、大人気を得る。しかし、このヒットによりこの種の曲『ネエ小唄』ブームが起こり、「あゝそれなのに」(美ち奴。のち発売禁止)「ふんなのないわ」(ミス・コロムビア)「憎いわね」などの類似曲を続々と生み出す結果となる。この状況を快く思わなかった軍部が主導になり、日本における流行歌の傾向を意図的に変えることを目的として「国民歌謡」を誕生させるキッカケとなる。渡辺も続いて、「とんがらかっちゃ駄目よ」をヒットさせるが、ビクターの内紛と一連のネエ小唄騒動で、1年間の休業をすることになった。

戦時歌謡メドレー

雨のブルース:淡谷のり子 親恋道中:上原敏 ふるさとの母:松島詩子 満州娘:服部富子
上海ブルース:ディック・ミネ 支那の夜:渡辺はま子 太平洋行進曲:徳山璉
小国英雄の監督デビュー作「ロッパ歌の都へ行く」東宝

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# by mukashinoeiga | 2017-11-28 06:05 | うわごと | Trackback | Comments(2)

島津保次郎「緑の大地」原節子藤田進入江たか子池部良丸山定夫英百合子江川宇礼雄千葉早智子嵯峨善兵汐見洋

山崎豊子のいない山崎映画か。
 京橋にて「特集・逝ける映画人を偲んで 2015-2016 原節子選集」。42年、東宝。
 つまり面白くない。大勢の、立場が違うひとびとが右往左往する群像ドラマは、小市民のこじんまりドラマを得意とした島津保次郎には、荷が勝ちすぎか。あるいは、内弁慶な日本の映画屋さんが、海外ロケの映画を作ると、常に失敗する一例か。

e0178641_54222.jpg6緑の大地(118分・16mm・白黒) (フィルムセンターHPより)
1942(東宝)(出)原節子(上野初枝)(監・原)島津保次郎(脚)山形雄策(撮)三村明(美)戸塚正夫(音)早坂文雄(出)藤田進、入江たか子、丸山定夫、藤間房子、英百合子、里見藍子、江川宇礼雄、千葉早智子、嵯峨善兵、池部良、汐見洋、林千歳
中国・青島に長期ロケを敢行した国策映画。運河建設をめぐり、日本人技師(藤田)やその妻(原)、女教師(入江)、悪徳商人(嵯峨)、反対派の中国青年(池部)たちが衝突するさまを描く。原は、女教師が夫の初恋相手であると知り、友情と嫉妬の間で揺れる妻の役を演じる。

この広告、いくら何でも写真がヘン。「戦争とスポーツ」って、この映画特に戦争映画でもないし、スポーツは同時上映か何かなのか??? それにスポーツは敵性語じゃん(笑)〉

 そんな嫉妬も淡い描写で。日本人なのに中国人に味方する、いわゆる良心派(笑)日本人池部良も、淡彩だし。何から何まで淡彩な濃厚人間ドラマ(笑)。矛盾な筋違い。
 島津保次郎の弟子の、小津安が、中国に長期滞在しながら、キャメラをちらりとも回さなかったのは、おそらく正しい選択だったのだ(笑)。とは言いつつ、そういう珍品も、見たかったのだけれどね。

 はるばる日本から赤ちゃん連れでやってきたハラセツに藤田進は邪険。ここはのほほんと迎えるのが島津じゃないか。
 戦時中ゆえ製作本数減で、何気にオールスタアだが、小悪党専門の嵯峨善兵が、いい味。

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# by mukashinoeiga | 2017-11-28 05:05 | 旧作外国映画感想文 | Trackback | Comments(2)

伏水修「青春の氣流」原節子大日方傳山根壽子黒沢明進藤英太郎藤田進加藤治子英百合子清川玉枝矢口陽子

元祖宮崎アニメ(笑)。民間航空機を設計する技師と、その恋を描く。監督デヴュー前年の黒沢明の脚本だから、あるいは宮崎駿も何らかの参照をしたのかもしれない。
 京橋にて「特集・逝ける映画人を偲んで 2015-2016 原節子選集」。42年、東宝。
 これは時局柄基本的にいわゆる国策映画を作りたかったのだろうが、軍用機の開発を扱うと、当時の日本は軍機密を極端に秘匿していたからNG、それで時節に合わなくても、国産民間機の開発ドラマにせざるを得ない。たぶん東宝も黒沢も国策映画に拒否感があったから、一種のアリバイ作りとしての、なんちゃって国策映画になったのだろうが、そのなんちゃってゆえに、生煮えの映画になったのは、否めない。

e0178641_1284134.jpg5青春の氣流(87分・35mm・白黒) (フィルムセンターHPより)
1942(東宝)(出)原節子(由島槙子)、御舟京子[加藤治子](喫茶店の女)(監)伏水修(原)南川潤(脚)黒澤明(撮)伊藤武夫(美)松山崇(音)服部良一(出)大日方傳、山根壽子、進藤英太郎、中村彰、藤田進、清川莊司、眞木順、英百合子、清川玉枝
新鋭旅客機を設計した若き技師・伊丹(大日方)が、その製造実現に向け突き進む姿を、喫茶店で偶然出会った女性(山根)との恋愛を絡めつつ描くメロドラマ。社内で伊丹を支持する進歩派の専務(進藤)の令嬢に原が扮し、伊丹と添い遂げようと積極的にアプローチする姿が目を引く。ニュープリントによる上映。

 つまりドキュメンタルな航空機開発ドラマを描くのだが、それだけにはあまりに色気に欠けるので、技師大日方傳に二人の人気女優を、からませようという。
 洋風積極系おてんばお嬢様なハラセツ。
 和風消極系ひかえめな質素娘山根壽子。
 この二人のうちどちらを選ぶのか、というドラマは、吉村公三郎「暖流」で佐分利信が洋風高峰三枝子と和風水戸光子のうち、水戸光子を選ぶというものの二番煎じか。
 もちろん時局柄(笑)か、大日向もサブリンも和風を選ぶのだが。
 社長役・進藤英太郎の抜群の安定感。
 この時期、製作本数が減っているので、俳優は余っている。竜崎一郎は、大日方傳にぶつかる役で数秒のみ。 
 大日方傳と山根壽子が待ち合わせる喫茶店のウェイトレス三人娘に、新人の加藤治子と矢口陽子、あとの一人は確認できず。このウェイトレス三人娘がコメディリリーフなのだが、イマイチ不発。やはり黒沢にコメディは無理か。

原節子の代表作ベスト10

著者が語る「原節子の真実」

伝説の女優 原 節子


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# by mukashinoeiga | 2017-11-26 12:09 | 黒沢明 黒い沢ほどよく明か | Trackback | Comments(0)

伏水修「東京の女性」原節子立松晃江波和子水上怜子

原節子絶対の魅力。映画も戦前モダン都市東京の魅力がたっぷり!
 京橋にて「特集・逝ける映画人を偲んで 2015-2016 原節子選集」。39年、東宝東京。
 まだ若く顔の左右の表情が違い、いろいろな顔が楽しめる。テキパキ歩くと、うすい服越しに軽く胸がゆさゆさ揺れるのは、戦前日本人女優としては珍しい。ハラセツだけか。
 戦前日本人女優としては珍しいのは、明確で明朗な強い意志を持ち、目的に向かって邁進する女性を、はつらつと、不自然でなく体現する、その強靭さか。ハラセツの強度よ、その美貌よ。
 戦前モダン都市東京を滑走する、時に挫折する、東京モダンガアル・ハラセツの魅力よ!

e0178641_19135458.jpg4東京の女性(82分・35mm・白黒) (フィルムセンターHPより)
1939(東宝東京)(出)原節子(君塚節子)(監)伏水修(原)丹羽文雄(脚)松崎與志人(撮)唐澤弘光(美)安倍輝明(音)服部良一(出)立松晃、江波和子、水上怜子、藤輪欣司、水町庸子、水上怜子、外松良一、鳥羽陽之助、深見泰三、如月寛多
丹羽文雄の同名小説を映画化。生活能力のない父に代わって一家を支えるため、節子(原)は自動車会社のタイピストから“セールスマン”へと転身し、次々と成功を収める。能動的で溌剌とし、男性社会を脅かしさえする女性を演じた原は、当時の映画評で「東宝入社以来おそらく最も生彩のある演技」と高く評価された。ニュープリントによる上映。

 借金まみれのクズな父に3000円で妾に売り飛ばされようというハラセツは、タイピストから、車のセールスマンに、チャレンジ。セクハラの嵐にもめげず我を通し、男勝りな性格と美貌で、トップセールスマンに。
 この強気の戦前キャリアウーマンに、当時19歳のハラセツ、貫禄的には二十代半ばな感じ。
 一方ハラセツの妹に、設定19歳の江波和子。こちらは男に甘えて、服や何やらプレゼントしてもらい、ドライブもおねだりする、天然な憎めない女の媚びを生かして、いわば楽して稼ぐタイプ。
 この江波和子が、爬虫類顔ながら、キュート。たえず体をふはふは動かして、自然の少女の愛くるしさ。
e0178641_19142435.jpg この江波和子が、のちに江波杏子の母となる。より爬虫類顔が強化された杏子がなぜ女優として一定の人気があったのか、ぼくには不明で。
 こういういい方は、いささか趣味が悪いが、女性として、和子はオーケーで、杏子は対象外。典型的に上から目線ですが(笑)。杏子、ハラセツ以上に、怖すぎ。和子は、堅気の娘さんを普通に演じられるが、杏子は堅気の娘さんは、絶対ムリ。そういう違い。
 この二人の相手役・立松晃は、東宝入社第1回の典型的美男子。絵に画いた二枚目だが、あまり活躍していないようなのは、やはりイケメンなだけじゃダメなのよの典型か。
 この彼がハラセツと外食、ご飯を口にほおばり、その直後の科白が、もごもご。飯食いドラマが頻繁な日本の役者は、ご飯を口に入れた直後もクリアなセリフ回しを要求される。そこがダメだったのか(笑)。

 モダン都市東京(ハラセツ両親の古い価値観を内包しつつ)の、モダンガアル原節子&江波和子姉妹のはつらつが快。よって下の英題は、複数形でよかったかも、と思う。

Woman in Tokyo (1939)


節子の唄 二葉あき子

蓄音機で聴く昭和の流行歌。昭和14年12月新譜。東宝映画「東京の女性」当選主題歌。

 ハラセツの役名は、君塚節子。ということはハラセツのテーマソングか。ところが、この曲、いたるところでBGMとして流れるが、歌唱曲そのものは、ハラセツと関係ない、立松晃と江波和子のドライヴシーンにのみ流れたというのは、単なる勘違いか。うーん。って、当選主題歌って、なに?

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# by mukashinoeiga | 2017-11-24 19:14 | 旧作外国映画感想文 | Trackback | Comments(4)