鈴木清順「殺しの烙印」最大の謎(笑)宍戸錠真理アンヌ
つくづく不思議で、日本映画史の謎の一つというべき(笑)は、鈴木清順「殺しの烙印」の前半部分は、ギャビン・ライアルの大傑作小説「深夜プラスワン」(早川文庫)の、まるパクリなのに、いわゆる具流八郎という脚本グループの一人である、キムタケが聞かれても、それ何のこと、とピンと来ていないことだ。
あるいは、ギャビン・ライアル側が訴えれば、多額の賠償金が発生するわけだから、おそらく海千山千のキムタケは、とことんすっとぼけざるを得ないのかもしれない。
「殺しの烙印」を何度も見、「深夜プラスワン」を何度も読んだぼくからすれば、このコラボ(一方的だけれど)は、とってもゴージャスなんだけど、一体パクったのは、誰だ(笑)というのも、知りたい。
早川ミステリにあんまり言及していない清順でないことは、たぶん確かだと思うが、そもそも清順に、この件を誰も聞いていない、というのも不可解。
まあいえることは、清順ファンは「深夜プラスワン」を読むべし、ライアルのファンは「殺しの烙印」を見るべし、とっても楽しいよ、と。
鈴木清順さん慢性閉塞性肺疾患のために亡くなっていた
2017/02/22 に公開
「ツィゴイネルワイゼン」などの作品で知られる映画監督の鈴木清順さんが13日午後、慢性閉塞性肺疾患のため、都内の病院で死去
鈴木清順 TVドキュメンタリー 1
2011/03/19 にアップロード
5,6年前のもの。最初の十数分は録画出来ませんでした。
VHS録画なのでノイズが酷いです。続きあります。
鈴木清順 TVドキュメンタリー 2
Seijun Suzuki interview
An interview with Suzuki Seijun: Director of Tokyo Drifter
太地喜和子と清順は、結構合ったと思うし、あるいは常連になってたかもしれず、つくづく残念なり。
しかし清順、外国からのインタヴューには、率直にこたえてるなー。いつもの韜晦したしゃべり方でないのが、笑える。
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by mukashinoeiga | 2017-02-27 20:53 | 清順の光と影すべって狂ってる | Comments(0)