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大快作「丼池(どぶいけ)」で渋谷に駆けつけよ! 司葉子三益愛子新珠三千代浪花千栄子森光子佐田啓二中村鴈治郎

 あけおめ、ことよろ。
 実態は、あひあひ、よろよろの、当ブログでございます。
 渋谷シネマヴェーラで、1月下旬の二週間「名脇役列伝1 浪花千栄子でございます」特集あり。名作快作注目作目白押しなれど、当ブログでは、比較的無名ながら、
大快作「丼池(どぶいけ)」で渋谷に駆けつけよ! 司葉子三益愛子新珠三千代浪花千栄子森光子佐田啓二中村鴈治郎_e0178641_3285100.jpg久松静児「丼池(どぶいけ)」
 を、絶対のおススメ(笑)。63年、宝塚映画、配給東宝。感想駄文済み。

 そのおススメのあまり、見てはいるが、感想駄文も比較的少ない久松静児を、単独カテゴリにしちまいましたぜ。題して「面白メロドラマ日記:久松静児」とは、いささか芸がないが。
 久松といえば、代表作は「警察日記」でしょうかね。
 比較的地味な職人監督というイメージでしょうが、なんのなんの、実は快作大快作も充実の、プログラムピクチャアの職人で。

 特にこの「丼池(どぶいけ)」は、製作当時よりも、現在の50年後こそ光り輝く、まさにお宝映画。
 大学卒業後すぐに、司葉子は、なんと元同級生の同卒の男子大学生たちを部下にして、社長としていわゆるベンチャー企業を立ち上げ、大阪経済界に乗り出すわけですね。
 で、司に対立するは、海千山千の旧勢力、三益愛子、新珠三千代、浪花千栄子、森光子などなど。
 この女の対決が、すこぶる面白い
 圧倒的エンタメパワー
 これを見たら、久松の代表作は「警察日記」? いやいやとんでもハップン、歩いて十分。「丼池(どぶいけ)」こそ、久松の代表作じゃあ、ございませんか、ってなもんで。

 クールビューティー司葉子としても、陰の魅力が大傑作鈴木英夫「その場所に女ありて」なら、やや陽?の魅力が本作で。

『丼池(35mm)』1963年 (渋谷シネマヴェーラHPより)
監督:久松静児
出演:司葉子、三益愛子、新珠三千代、森光子、佐田啓二、中村鴈治郎
昭和27年、大阪の丼池。老舗問屋の乗っ取りを巡って、女たちの意地と情のバトルが勃発する。大卒論理派金貸し・司葉子と老練の高利貸し・三益愛子、色仕掛けで店を狙う新珠三千代の三つ巴の騙し合いに加え、空売り、買占め、インサイダー等の頭脳戦も手に汗握る面白さ! 浪花千栄子は行商のおばちゃんとして登場し、森光子との軽妙なやり取りで笑いを取る。

 本当に面白い日本映画を見たいなら、「丼池(どぶいけ)」で渋谷に駆けつけよ!、でございますわよ。

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by mukashinoeiga | 2017-01-04 03:28 | 面白メロドラ日記 久松静児 | Comments(0)

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