神山征二郎「三たびの海峡」

 池袋にて。「渾身の役者魂 名優・三国連太郎を偲ぶ」特集。95年、アルゴ・ピクチャーズ。
 日本統治下(もちろん殖民地下では、ない)朝鮮から、北九州の炭鉱に「連れてこられて」過酷な労働を強制された、「朝鮮系日本人青年たち」の物語。
 なぜ、いま、ここで、「連れてこられて」などというあいまいな言葉を、使ったかというと、今回ネットで参照した「ヤフー映画」でも、「映画コム」でも、あらすじ紹介に「日本に強制連行された朝鮮人男性」という嘘八百を書いているからである。
 嘘書いたらイカンよ、ヤフー、映画コム。
 たしかに、造船所で働かせる、といいながら、より過酷で人気のない炭鉱夫に、した。給料や、食事のピンハネは、した。日本人鉱夫が、嫌がっていかないような劣悪な労働下に、置いた。募集要項は、いんちきであった。
 しかし、彼らは、まず、当時は、朝鮮人男性ではなく、曲がりなりにも、日本国臣民で、あった。そして、「内地」(日本国本土)で働くものはいないか、という募集があり、貧しい半島で職にあぶれた若者たち(本映画の主人公のような、二男坊、三男坊が)がより条件のいい「内地」で働くことを希望し、大勢の若者たちが「応募」した。
 結果、たいへん不幸な詐欺にあったのだが、それでもこれは「強制連行」では、ない。「応募」して、「選考」され、内地で働くことは当時大変な人気があり、募集人員を何倍も上回る応募があり、なかには当然おとされた者がいる、これのどこが「強制連行」なのであろうか。いわゆる「女子挺身隊」を「従軍慰安婦」と「意図的誤解」をするのと同じ論法であり、要するに左翼の嘘八百である。
 過酷な炭鉱労働を、造船所での仕事と偽ったのも、当時軍国主義華やかなりし日本および朝鮮で、軍艦を作る造船所の仕事は、人気の花形産業だったからだ。そう、当時の主人公たち「朝鮮人男性」は、人気の花形軍需産業にあこがれて、日本渡航を望んだのである。
 結果としてはいんちきで、だまされはしたが、自ら望んだ内地渡航の、どこが、「強制連行」なのであろうか。
 まあ、たとえば、適切なたとえではないかもしれないが(笑)オレオレ詐欺でだまされた老婦人のお金は、「強盗」にあったのだろうか。自ら、差し出した金では、ないか。まあ、このたとえは、まったく適切では、ありませんでしたな(笑)。

 いわゆる「良心的日本人」(笑)が作った「良心的」(笑)左翼映画は、作品そのものの感想にたどり着くまで、「映画の、そもそもの出自のでたらめぶり」を、指摘しなければ始まらない。疲れる(笑)。
 さて、「日本に強制連行された朝鮮人男性」実はこれは嘘でホントウは「人気の花形軍需産業にあこがれて、日本渡航を望んだ朝鮮系日本人青年たち(ただし二級市民扱いされた)」主人公・李鐘浩(新人、老年時代を三国連太郎)、永島敏行、有薗芳記、趙方豪らは、内地で、過酷な労働を強いられ、これに逆らうと虐待、拷問、そして殺されたものもいる。
 これら「朝鮮系日本人」を演じた若手俳優たちは、おそらく在日、韓国人、日本人、通名日本人の俳優たちの混成チームだと思うが、映画では、朝鮮人同士が私的に会話するシーンでも、ハングル二割、日本語八割の感じ。
 もちろん炭鉱の仕事上では、「国語励行」という標語が張られていたので日本語強制ではあるのだが。在日朝鮮人部落の樹木希林との会話でも、日本語メイン。これこそ、どんな世界の僻地でも英語が話されるハリウッド・メイジャー映画や、絶海の孤島の南洋の土人も日本語を話す、東宝怪獣映画同様の映画の帝国主義そのものでは、ありませんか。
 左翼が帝国主義映画を作って、どうする(笑)。あ。もともと帝国主義か、左翼は(笑)。
 ということで、映画の感想駄文そのものになかなか到達せぬまま、続きは後日(笑)。
◎追記◎★感想駄文続き★

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by mukashinoeiga | 2013-08-10 23:24 | 旧作日本映画感想文 | Trackback | Comments(0)

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