島津保次郎 「隣りの八重ちゃん」

 ユーチューブにて。34年、松竹蒲田。もう何回目の再見か。
 ★杉江敏男「婚約三羽烏」★と、そのオリジナル島津保次郎「婚約三羽烏」を比較していたら、そのついでの本作に、すっかりはまってしまった(笑)。

島津保次郎 - 隣りの八重ちゃん/Yasujiro Shimazu - Our Neighbor, Miss Yae


 極め付きの、島津ならではの、幸福至上主義映画、何てことない幸せのつるべ打ちの大快作
ノー天気な、大日方傳・磯野秋雄の、のんびり兄弟ぶりが、たいへん楽しいので。このふたりの、のんしゃらんが、ほんとうにたのしい。
 ニコニコしている大日方傳、同じくニコニコしている磯野秋雄、ただただそれだけで、幸せ(笑)。
 そして、このふたりの隣の家の八重ちゃん、逢初夢子のおてんばぶり。逢初夢子、超最強のアイドル・ネームだが、この映画の彼女は、まったく名前負けしておりませんね。お転婆なだけではなく、時折、かなりな美人ぶりを垣間見せる。逢初の友人・高杉早苗も、グッド。
 二つの家の母親、飯田蝶子、葛城文子も、相変わらず、グッド。お父さんの、酒飲んでの愚痴も、まったく古びないねえ。
 磯野秋雄が、兄と軽くキャッチボールしている程度で、甲子園にいけるのだから、ああ、本当に、のんびり、ノンシャラン、極まれり。
 せりふのいちいちも、楽しく。脚本・監督の島津、助監督から見た素顔は、頑固・暴力親父の暴君らしいが、その島津が、青春の男女のほのぼのを描いて、80年後のこんにち、いまだ古びていない、遜色ないのは、人間には多面性があるというか。
 いまだ古びていないどころが、こんにちでも、大いに楽しめる。こういうのを、奇跡の傑作だと思う。
 最後の落ちにいたるまでの、些細な幸せの、大いなる幸福感
◎追記◎クレジットの助監督、撮影助手にも、注目。吉村、豊田、木下から、佐藤武にいたるまで。
 山村聡「黒い潮」の助監督、鈴木清順、今村昌平、浦山桐郎に匹敵する、豪華助監督映画?か。もっとも、今に残っていないだけで、当時の島津映画は、常にそうだったのかもしれない。ノー天気に緩みきった(笑)音楽もナイス。

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by mukashinoeiga | 2013-07-06 21:44 | 傑作・快作の森 | Trackback(1) | Comments(0)

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