「マスコミ辞令」としての「橋下総理」

 このところ、週刊誌や、月刊誌が、<来るべき橋下総理・橋下内閣>記事を連発している。
 どう考えても、早すぎるだろ。本人たちは、国政への(実際的な)第一歩さえ、踏み出していないというのに。なんだろ、このフライング報道合戦は。
 もちろん、意図的、かつ集団的なフライングには、ちゃんとした理由があるというべきだろう。

 本来なら、今の時期、マスコミは、現在の民主党政権の体たらくを、全力で非難していなければならない。それくらいひどい政権なのだから。
 いや、民主政権への批判なら、ちゃんとしている、とマスコミはいうかもしれないが、自民党政権時代での政権批判は、こんなものじゃ、なかったはずだ。自民政権への批判が<批判の大合唱>だとすれば、今の民主政権の批判は、せいぜい<輪唱>程度だろう。
 なぜマスコミが民主党に甘いかは、考えなくても、わかる。左翼同士のお友達、かつて声をひとつにして<政権交代>を先導したマスコミとしては、民主党批判など<天に唾する行為>そのものだからだ。民主党を批判するなら、その前に、その民主党の政権交代を誘導した報道が、誤報、捏造、でっちあげであったことを、認めなければならない。
 そんなことは、口がクサっても、マスコミには、できまい。ましてや、左翼同士の連帯という面もある。

 月刊V誌は、表紙に大々的に橋下待望論的な見出しをつけ、しかし、本文では、ほとんどの論者が橋下を批判している。まるで香具師の、いんちき口上そのものか。
 月刊B誌は、「橋下への公開質問状」特集。「公開質問状」というのは、公開して質問するんだから、お前には、それに応える義務があるのだ、ということだろう。で、12氏に「公開質問状」を、書かせている。いっぺんに12通もの「公開質問状」を出して、いちいち質問に答えよ、というのだ。馬鹿じゃないのか。「公開質問状」と「お気楽な感想エッセイ」を、混同しすぎているんじゃないのか。

 つまり、マスコミの考えていることは、
1 橋下は、「おれたちの仲間」日教組、労組、君が代・日の丸批判派の、つまり「おれたちマスコミ」の反日勢力の、敵である。
  批判したい。批判したい批判したい批判したい。
2 誌面の一定のページは、政治の話題で埋めるのが、俺たち、天下国家を論じる大マスコミの責務である。しかし、今の民主党政権への批判は、<天に唾する、仲間攻撃である>から、最小に押さえたい。
 だが、政権批判を最小に抑えると、当然誌面に穴が開く。それを埋める話題を、見つけねば。
3 1プラス2の結果が、やたらと目障りな橋下記事で穴を埋めようという結論に、たどり着く。
4 しかし、橋下は、俺たち左翼には理解できないことだが「なぜか」カリスマ的人気がある。
5 橋下批判をあまりにストレートにすれば、売り上げの点が問題だ。
6 そうだ、橋下内閣、橋下総理、実現か、と、持ち上げたフリで、橋下人気に便乗しよう。
7 どうせ、今、持ち上げたって、橋下が、現実に総理になるかならないかなんて、だいぶ先だろう。第一、まだ、公式に、国政への第一歩すら、踏み出してないのだから。
8 それに、次の選挙ヤったら、「おれたちの反日仲間」民主党は、あまり票を取れないだろう。しかし、自民党政権にだけは、戻したくない。自民に戻したくなくても、この民主党の体たらく。なら、民主党に変わって、自民の票数を抑えられる可能性のあるのは、橋下維新の会か。
 とりあえず、今のうちは、橋下を期待するフリでもして(内実は批判したい批判したい批判したい)<反自民票としての、橋下>を、持ち上げておこう。でも、実際は、批判したいんだけどね。じゃあ、見出しで橋下総理実現か?、と持ち上げといて、実際は橋下批判の本文で、ごまかしちゃえ。
9 どうせ、今「持ち上げたって」実際の選挙が迫れば、また、スキャンダルでも、でっちあげよう、ということも、できるからな。

 左翼諸君は<数の暴力>で、世論を誤誘導することは出来ても、なんせ、センスがない。「ハシズム」なる、ハシにもボウにもかからない、センスのない言葉をしきりに使うも、一般人には見向きもされない。
 1、2回使って、だれもぴくんともしなかったら、さっさとひっひめればよいものを、エンエン使い続ける。センスが、ないからねー。

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by mukashinoeiga | 2012-05-14 00:08 | うわごと | Trackback | Comments(0)

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