本当に「自粛」なのか

 東日本大震災を受けて、全国各地で、ちょうどこれから盛りとなるはずの「さくら祭り」や、市民マラソン、地域の祭り、各種イヴェントが、かなりの数、中止が発表されている。
 これから、ますます、増えるだろう。
 これを伝えるマスコミは、祭りを楽しむフンイキではない、という「自粛」という扱い。
 たしかに、日本人の同調圧力、被災されている方々の心情を思うと、うんぬんかんぬん・・・・という思いは、強い。しかし、本当に「自粛」か。
 いや、自粛で「も」あるのだが、本当の理由は、別にあると思えてならない。
 第一の理由は、計画節電。
 最近は安定してきて、「終日見送り」が連日続くが、いつ、この安定が破れるか、予測不能だ。
 仮に何月何日に大規模な人出が予想されるイヴェントを開くとして、その前日夕方に、この地域は明日、計画停電です、といわれても、対策の建てようが、ない。
 電気がなければ、安定した運営、警備等の管理が出来ない。
 それを受けて、イヴェント中止を決めても、前日の夜の決定では、市民に対する周知徹底は不可能だ。
 イヴェント当日。設営は完璧に出来ている。しかし中止。
 事情を知らない大勢の群衆が、会場にやってくる。しかし中止。
 さまざまなトラブルが予想され、さらに、
実際には停電は実行されないこともある。しかし中止。
 設営する側も、運営する側も、警備する側も、これほど、むなしいことは、ない。
 第二の理由は、これも収まってきたが、余震。
 大勢の群集が狭い地域に密集しているときに、大地震が、起きたら、と、主催者、警備陣は、考えると、頭を抱えざるをえないだろう。
 パニックに陥った大群衆が、右往左往するのだ。
 ここで、主催者、警備陣、彼らの頭をよぎるのが、「花火大会で、大勢の人が歩道橋に乗ったために、落下した事件」だ。この惨劇は、主催者や、警備した警察が、予想しえた危険を回避しえなかったため、ということで、裁判に、なった。
 これはこれで、正しいこと考えであり、マスコミも支持したが、これが今回の、角を矯めて牛を殺す事態に結びつく。
 イヴェント最中に停電したら、大地震があったら、責任をもてるもてないのレヴェルではなく、主催者側、警備側の責任者は、起訴されるかもしれないのだ。
 主に行政側の、役人たちが、そんなもの、ビビルのは当然ではないか。
 「中止します」のペーパーを一枚、マスコミにリリースすれば、仕事も大幅に減るし、責任なんて取らなくてもいい。悩み解決。
 こんなちゃらいやり方、いかにも行政側の、お得意の手口では、ないか。
 不特定多数が、狭い地域に密集する、イヴェントは、これからも、どんどん、中止されていくはずだ。

 マラソンなどのイヴェントは、中止になる。偕楽園の梅祭りも、梅咲き誇るなか、閉園された。
しかし、咲き誇る桜の開花は、止められない。夜桜のライトアップも中止されるが、偕楽園の梅は壁に閉ざされていようと、そこかしこに咲く桜は、だいじょうぶ。酒宴などしなくても、地味に、桜は楽しめる。
 ライトアップはきれいだが、厚化粧の感もあって、桜本来の秘めやかさには、似つかわしくない面もあった。
 今年は、桜の素顔を、楽しもうと、思う。
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by mukashinoeiga | 2011-04-03 07:09 | うわごと | Trackback | Comments(0)

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