石原慎太郎「暴言」はなぜ非難されないか

 東京都知事・石原慎太郎が、4選出馬するかしないか、マスゴミがかまびすしい。
 出るか、出ないか。産経から日刊ゲンダイまで、話題のタネ。
 結局は、出馬しなさそうか。あるいは、国政に返り咲く色気もあるのか。
 石原は、いい悪いの前に、ネタ的に人気があって売れるから、マスコミは、言いたい放題。
 みんな、石原慎太郎が、肯定する向きにも、全否定したい向きにも、その一挙一動が気になってしょうがないんだよなあ。菅直人の百倍千倍万倍は人気(にんき=ひとけ)あるんだろう。
 なぜ、みんな、石原に、注目するのか。
 答えは、簡単。でも、誰も、言わないけどね。
 石原慎太郎は、1950年代にマスコミ・デヴューして、いろいろ経緯はありまして、2010年代のこんにちまで、一貫して<マスコミの寵児> で、あり続けたのだ。いい意味でも、悪い意味でも、ほぼ60年間もの長きに渡って、マスコミに話題を提供してきた、文化アイドルなのだ。
 こんな人、ほかにいないよ。15分だけ、あるいは、一週間だけ、ワンクールだけ、一年だけ、マスコミをにぎわす人はいても、1950年代から2010年代まで、第一線の、マスコミアイドルなんだよ。
 繰り返すが、ほかにいないよ。比較すべきは、昭和天皇、今上天皇、美智子さんの、ご一家か。それくらいのレヴェル。
 障子を破るペニスで?芥川賞、人気作家として、小説、映画脚本、引っ張りだこ。その後は、政治家にも。
 戦後風俗史の中でも、特筆すべきもののひとつである<太陽族>の、創始者、というか、代表者というか。その実態の数量的な多寡はともかく、世間的な影響たるや、かなりの比ではないか。
 とにもかくにも<慎太郎刈り>という、ヘアスタイルに、個人名が、ついた。<裕次郎刈り>なんて言葉は、もちろんないよ。ヘアスタイル、ファッション・スタイルに、個人名が付き、それがある程度残っているなんて、ほかにそうそうあるものではない。
 そういう一時代の寵児、社会現象の代表者、時代潮流のゴッドファーザー、ポップ・アイコンでありつつ、慎太郎のすごいのは、その時代が過ぎても、半世紀以上、メディアの注目の的であり続けたのだ。日本メディア史上数少ない<多発屋>。
 ここで、東京都民が、バカだからあまり気がついていないことを、言うと。
 東京都は、世界でも、まれな、奇跡的な<文化都市>(笑)なのだ。
 青島、石原と、二代続けて、首長に、映画監督経験者、映画主演経験者、が、なっているのだ。
 映画監督というのは、世界のどこの国でも、数は極めて、少ない。
 さらに、メジャー映画会社の映画主演者、というのも、すごく、少ない(ま、青島は、ちょっと、違うけどね)。
 この二つを同時に、兼ね得た者というのも、さらにさらに、少ない。そして、そこから、政治家になるものも、さらにさらに少ない。イーストウッドか、せいぜいレーガンか、くらいか。あと、インドにもいたか。
 これは、すごい、ことなのよ(笑)。世界の都市で、どこにも、ないのよ。二代続けて、だから。
 世界随一の文化都市東京(笑)。
 ま、その政治の質や、映画の質は、この際、置いておくが(笑)。
 とすれば、今度、石原が4選出馬しないとして、おそらく雨後のたけのこのように出てくる、泡沫候補は、明らかに、物足りないだろう。共産・小池なんて、この注目選挙で名を売って、当然のように落選して、次の国政選挙で返り咲こうという売名行為である事は、火を見るより明らか。  
 青島、石原に続く三代目文科系映画系(笑)都知事としては、はるかに小粒ながら、映画主演経験者としては、地方出身ながら、東京愛に満ちた、タモリくらいか(笑)。ブラ都知事。そのまんま東は、自分が都知事になることを考える前に、ビートたけしを、押し立てるべきだ。映画的には、そのまんまは、柳ユーレイにさえ、遠く、及ばないのだから(笑)。でも、ビートたけしは、都知事の前に、足立区議から修行、だな。
 さて、石原ジュニアによれば、4選出馬は、ないという。石原ジュニアは、この報道を否定している、というのも、読んだが。石原本人も、出るとも出ないとも言わない。
 ぼくが、前にかんがえたのは、石原不出馬の憶測>民主党国会議員が議席を捨てて出馬>石原出馬で、国会の議席もふい、というせこい作戦だが(笑)。ま、ここまで来たら、1議席2議席なんて、どうでも、いいわな。
 石原は、4選出馬か、国政復帰か、引退か。
 3選時に「最後のご奉公」といった手前、ルーピー鳩山のような、みっともないまねは、しまい。しかし、やーめた、前言撤回、といっても、お坊ちゃん系天然で、あーみんなも許すかも。
 キャラ的には、弟・裕次郎には及ばないものの、<やんちゃなガキ大将>という、大衆好みのイメージを持つ、数少ないキャラなのだ。<やんちゃなガキ大将>キャラというのは、いそうでいて、なかなか、いない、好漢キャラ。戦後メディアにおける<やんちゃなガキ大将>、裕次郎、勝新、ハマコー、シンタロー、たけし、それくらいか。勝新、ハマコーは、臭みがあり、たけしは交通事故後、やんちゃさが、いたいたしい。となると、現役の<やんちゃなガキ大将>キャラは、慎太郎だけ?
 と、長くなったので、タイトルのことについては、また後日。

◎追記◎関連記事
★続・石原慎太郎「暴言」はなぜ非難されないか・その理由★
★続々・石原慎太郎「暴言」はなぜ非難されないか・その理由★
★石原慎太郎VS安倍晋三★
[PR]

by mukashinoeiga | 2011-03-04 09:52 | うわごと | Trackback(1) | Comments(0)

トラックバックURL : http://mukasieiga.exblog.jp/tb/14362101
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Tracked from 新・今、そこにある映画 at 2013-05-21 11:43
タイトル : 橋下「慰安婦妄言」と、飯島氏訪朝
 橋下「慰安婦妄言」と、飯島氏訪朝。ともに韓国が非難していることから見ると(笑)おおむねにおいて、正しいことなんだと、わかる(笑)。  しかし、今回の橋下発言、おおむね「正論」だからといって、それが「邪論」渦巻く外国、国内反日メディア、左翼諸君にそのまま、受け入れられるかは、別問題だった。  何の戦略も工夫もないまま、思いつきでぺらぺらしゃべって(ただしぶら下がり取材で、例によって朝日新聞記者の「誘導尋問」に引っかかったものだとは、容易に推測できる)、特定外国、メディア、左翼諸君から、...... more
名前
URL
削除用パスワード